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2019.11.13
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1996年製TOYOTAタウンエースノアのワイヤレスドアロックリモコン(キーレスエントリー)「ベーシックタイプ」です。
当時はディーラーオプションしかなく、キー一体型の「キータイプ」か、キーホルダー型の「ベーシックタイプ」でした。
(参考:リモコンキー

キータイプは受信機込み16,000円で、ベーシックタイプを追加すると+3,500円でした。
一方、ベーシックタイプは受信機込みで14,000円、キータイプを追加すると+5,500円です。
つまり、受信機は10,500円だったわけです。

ボタンを押さない限り、開錠も施錠もできないので、今流行りのリレーアタックは効きません。

1日10回使用したときの電池寿命は、キータイプが2年、ベーシックタイプが3年です。
キータイプは何度か電池交換しています。

(関連記事)ワイヤレスドアロックリモコン(キーレスエントリー)の電池を交換

しかし、ベーシックタイプは電池交換ができず、「使い捨て」とされていました。
先日、ついにベーシックタイプの電池が切れてしまったため、ダメ元で電池交換を試みました。


リモコンのケースには、ネジや隙間などは無いので、精密ドライバーを使って、こじ開けました。


ベーシックタイプの中身は、基板と柔らかい樹脂カバーだけです。


基板の裏ではPanasonic製のコイン形リチウム電池「CR1632」が端子にスポット溶接されていました。
今では滅多に見かけなくなった MADE IN JAPAN のコイン電池です。
ちなみに、「1632」はサイズを示しており、直径16mm x 厚さ3.2mmという意味です。


CR1632は溶接されているだけでなく、基板に樹脂ボンドらしきもので接着されていました。


カッターナイフで基板から電池を剥がしつつ、端子にスポット溶接されている電池を取り外そうとしました。
すると、勢い余って、下側の電池端子ごとコイン形リチウム電池が外れてしまいました。


電池から端子を剥がし、ハンダ付けしようとしたら、半田ごてが見つかりません。
仕方がないので、適当に押し込んで、そのまま使うことにしました。


両面テープで適当に電池の下側を固定しました。
なお、新しい電池は100円ショップで買った三菱のインドネシア製CR1632です。


さらに電池の上から絶縁テープで固定して、動作確認すると問題なく使えましたので、元のケースに収めて電池交換完了です。
110円で使い捨てのリモコンキーが再使用・延命できました。
使えなくなったからと、リモコンキーを不用意に捨てると、使われる恐れがありますので、注意しましょう。

それから、次回電池を交換するときまでに、家のどこかにある半田ごてを見つけたいと思います。






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Last updated  2019.11.13 01:21:53
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