カテゴリ:家作り
約11年使ったキッチンの水栓を自分で取り替えました。 ハンドシャワーのホースから少し水漏れがあったKVKの「KM828JGIJ」をやめ、TOTOの「TKS05305J」にしました。 購入・交換する前に両者の施工説明書をネットからダウンロードして、脱着方法を確認しています。 キッチンの水栓を交換する際は、一条工務店オリジナルの水切り棚が邪魔なので、一時的に外します。 バーにぶら下げているだけなので、簡単に外せます。 一条工務店オリジナルの水切り棚は、磁石が着かない錆びにくいステンレス製ですが、表面に軽く錆が出ます。 一方、水受けの金属トレイは磁石が着く錆びやすいステンレスです。 100円ショップで売っている日本製「金属用サビとり」剤で磨けば、新品のように綺麗にはなりますが、面倒くさいです。 一条工務店が標準品として選んだKVKのシングルレバー混合水栓「KM828JGIJ」もこれで見納めです。 まず、給水管やホースを外すため、引き出しを外して、シンク下に潜り込む必要があります。 上面施工が売りの水栓でも、脱着時には、下に潜り込まないといけません。 素人が自分で交換する場合には、特殊な水道工事用工具が要らないのは大きいと思いますが。 KVKは、止水栓に付けたジョイントとブレードホースをクイックファスナーで接続する方式ですので、素手で外せます。 ただし、TOTOとはジョイントが異なるので、ジョイントを外すための工具(スパナ)は必要です。 KVKのホース用カプラーは、水色のスライダー部分を引き下げるだけで簡単に外せます。 接続するときも、カチッと音がするまで押し込むだけなので、楽です。 TOTOのホースは、差し込んだ後に、横から留め輪を差し込む方式なので、面倒です。 上面施工の水栓の場合、給水管やホースを外したら、水栓の根元にあるネジを1つ外すだけで、引き抜けるようになります。 水栓を引き抜く際、何かが引っかかり引き抜けません。 仕方がないので、上面施工アダプターごと取り外すことにしました。 2本の長いボルトで固定されているだけなので、対辺4mmの六角棒レンチを使って外します。 TOTOの水栓に付属している六角棒レンチも同じサイズです。 上面施工アダプターを固定しているボルトの先端には、引き抜き防止金具が付いています。 そのため、最後は手では回らなくなるので、六角棒レンチを使って、力ずくで抜き取りました。 (外れた金具はそのまま落下します) 水栓を取り外して、周囲に固着していた汚れを掃除したところです。 開けられていた穴の径は37mmでした。 取付径は、KVKの「KM828JGIJ」が37mm±1mmで、TOTOの「TKS05305J」が37mm±2mmでした。 補強板の厚みは10mmくらいです。 もし濡れていたら、取り付ける前にドライヤーなどを使って完全に乾かす必要があります。 止水栓に取り付けるジョイント(ソケット)を比較してみました。 左側がKVK「KM828JGIJ」付属のジョイント、右側がTOTO「TKS05305J」付属のソケットです。 使用した工具です。 大きい自在スパナ(モンキーレンチ)が2本あればいいのですが、我が家には1本しかありません。 KVK「KM828JGIJ」付属のジョイントは、三栄水栓の「R354」と自在スパナを使って取り外しました。 TOTO「TKS05305J」付属のソケットは、19mmのレンチと自在スパナを使って取り付けました。 レンチ1本だけで済まそうとすると、止水栓側に負担がかかったり、トルク不足による水漏れの原因になります。 TOTO「TKS05305J」付属の上面施工用アダプターです。 注意書きが巻き付けられおり、内容は施工説明書に書かれていることとほぼ同じです。 唯一「座金の紛失に注意」だけは施工説明書に書かれていないことから、座金の紛失が多いのでしょう。 私もボルトを1本引き抜いてしまい、座金(ワッシャー)を落としかけました。 上面施工用アダプターを固定する位置を調整するのですが、少しでもカウンターの天面が見えたらダメです。 上面施工用アダプターが固定できれば、水栓本体を差し込んで取り付けます。 水栓本体の取付は、施工説明書をよく読まないと、うまく入りません。 ちなみに、給水ホースと給湯ホース先端にある袋ナットは、紙をかぶせて保護されています。 そのままだと、通しにくいので、紙を外すのですが、中に青いパッキンがあるので、紙と一緒に捨てないよう、注意します。 給水ホースと給湯ホース、シャワーホースを取り付けたら、ほぼ取付完了です。 シャワーホースを収納すると手前側に膨らむのですが、引き出しに押されて、左の湯側止水栓に引っかかってしまいます。 付属のホースカバーを取り付けます。 浄水器水栓への分岐水栓が干渉するため、規定より3センチ上に取り付けざるを得ませんでした。 しかし、これでシャワーホースが引き出しに押されたり、止水栓に引っかかることはなくなります。 水と湯の止水栓を開けて水出し確認します。 試しに水量を最大にしても、シャワーの水跳ねがほとんどありませんでした。 1分あたり7リットル(約4秒で500ml)の水量になるように調整します。 それでもシャワーの勢いが強いです。 黄色いステッカーは業者向けのもので、取付後は必ず吐水口とフィルターの掃除をするように書いてあります。 掃除が終わったら、黄色いステッカーを剥がして取付完了です。 通販で買って自分で交換すると、本体代だけでなく、工事費(1万円くらい)も節約できます。 作業時間としては、取り外しが30分、取付が30分くらいで済みました。 初心者で、準備や後片付けを加えても、2時間は超えないと思います。 処分費用がかかると嫌なので、取り外した水栓の廃棄方法についても調べています。 横浜市の場合、自分で取り外した水栓は「小さな金属類」のゴミとして無料で出せます。 (横浜市の「ごみと資源物の出し方一覧表 さ行」より) ・品目:蛇口・水栓(自分で取り外したもののみ) ・出し方:小さな金属類 ・出し方のポイント等:請負工事に伴い取り外したものは業者に処分を依頼する。 (関連記事) 10年以上使った流し台用水栓の買い替えを検討 ビルトイン浄水器が水漏れしたので元止め水栓に交換 [このnoahnoah研究所のブログ記事をGoogleで検索] → noahnoah研究所に戻る → noahnoah研究所掲示板(^o^)に行く → 伊藤@横浜へ直接メールを送る → 伊藤@横浜のROOMへ行く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.04.20 21:59:52
コメント(0) | コメントを書く
[家作り] カテゴリの最新記事
|