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カテゴリ:保健室の一日
もういいだろう、と思いつつも、まだ書きたい、書いちゃう『ノロウィルス』。そんなにスキだったのか、私…。誰も読まなくてもいいんだもーん。後で自分で読み返すからいいんだもーん。というわけで、今日も書いちゃう『ノロウィルス』。
これ!いま一押し(!?)な消毒薬。二酸化塩素ガス溶存液という塩素系の新しい消毒剤です。といっても、まだ消毒薬としては認可がおりていないということで、消毒補助剤としてしか販売できないのだそうです。 ノロウィルスにも有効!かつ、人体への安全性が高い!ということで今養護教諭会では話題の一品です。(うちの地区だけ?)ラッパのマークの大幸薬品、エライ。 そう、エッちゃんが吐いたときに『チャーンス!』とココロ秘かに思った新兵器とは、これなのです。正確に言うと、二つのうちの一つ。 ノロウィルスに有効な消毒薬は今まで次亜塩素酸(つまりハイターなどの塩素系漂白剤)と言われていたのですが、次亜塩素酸はトリハロメタンの発生が問題視されつつあったのです。クレベリンSは次亜塩素酸に比べてトリハロメタン発生が抑えられ、人体に安全かつ消毒能力は高いというのがセールスポイント。使用方法は、付属のスプレーノズルをつけてしゅっしゅっと霧吹くだけ、という手軽さ。濃度の希釈も不要なので、素人さんにもすぐ使える点がgoodだと思います。 これ、まだ使ったことがない人が多いと思うので、使用感を。 まず開けると、ハイターやピューラックスほど強くはないけど、やはり独特の塩素臭はあります。若干の漂白力があるということですが、嘔吐した生徒の靴裏、足下、自分が着用していたウールのスカートにもかけちゃったのですが、脱色はありませんでした。ヨカッタ…。 効果については、目に見えるものではないので何とも言えないのですが、少なくとも、エッちゃんの嘔吐後、二次感染は起こしていないと思います。(まぁでも、従来通り次亜塩素酸湿布もしたからなー。) これ、何がいいって、素人さんがすぐ使える、ということだと思います。安全精が高いのも有り難いけど、学校現場としては、一般の先生方が吐物処理をしなければいけないので、その際さっと使えるというのは大きなメリット。使い方は、 1.吐物そのものにまんべんなくスプレー。 2.吐物をかたづける。※ 3.片づけた後にスプレー。 ※マスク・手袋着用。手袋はなければビニールなどを手にかぶせて代用。 吐物はビニールに入れて、処理にはペーパー、捨てられるタオルを用いて 全てビニールに入れて捨てる。 実際に学校現場で嘔吐があると、養護教諭は嘔吐した生徒の対応をメインにしつつ、片づけの指揮をとらなければなりません。私はもともと、『嘔吐お片づけセット』を用意してあるのですが、これにクレベリンSが加わると、処理がぐっと簡単になるのです。 最大の問題は、コスト。例えばスプレーして効果があると色がかわるとかしてくれればよいのですが、効果は目に見えない。私はうっかり、エッちゃんが吐いた時に一本使っちゃったんですよね(^-^;) すぐに2本追加購入し、『嘔吐お片づけセット』に入れてあります。ハイコストでも、学校現場では使うだけのメリットがあると考えます。 勿論、ノロウィルス以外の消毒にも使えるので、小さいお子さんやお年寄りがいらっしゃる家庭は一本もっていてもよいのではないかと思います。でもこれ、不思議と普通のドラッグストアでは見ないんですよねー。 楽天市場さんでみる限り、ケンコーコムさんが一番お安いと思います。 大幸薬品さんのHPにも「クレベリンはケンコーコムでもご購入いただけます」と書いてあるし(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.01.03 14:44:55
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