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自然のリズムとともに ゆったりと・・・☆

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2013.08.12
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(2)治療のはじまり

 治療のはじまり

~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ 

  ※連載・・・以前のものは、こちらです
   (いちばん下から、古いもの順になっています。
   お手数ですが、スクロールしてお読みください)

~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~



M先生の診察の翌朝から、さっそく、基礎体温をつけはじめる。

元々、朝起きるのが苦手だった私は、

朝起きてすぐ、動く前に、体温をはかるという、

その習慣が定着するまで、かなり時間がかかった。



そして、次の週からは、いよいよホルモン治療もスタート。

はじめての筋肉注射。

「普通の注射より、ちょっと痛いかもしれません。」と

看護婦さんが教えてくれたけど、やっぱり痛かった。



それよりなにより、その当時、かなり痩せていた私は、

ホルモン注射を受けたあとの、何だかくらくらするような、

体が重くなるような、その感覚がきつかった。

(※ホルモン注射を受けても問題ない方もいらっしゃるし、

  反応は人それぞれ・・・あくまで私の場合です。)



でもこれを続ければ、生理がくるのだから。

それが今の私に必要なのだから。

当時、良くも悪くもがまん強かった私は、

そう自分に言い聞かせて、治療を続けていった。



ところが、4回,5回と重ねてゆくうち、ふと、このまま

この治療を続けてゆくことが、なんだか体によくないような、

これ以上続けたくないような、そんな感覚が強くなってきた。

気持ち的にも、もう無理・・・と感じてきた。



とはいっても、「今の私には、必要な治療」ということは、

じゅうじゅう分かっていたので、それを先生に伝えることは、

ものすごく勇気がいったけれど・・・

自分のその感覚に正直に、

思い切ってM先生に自分の気持ちを打ち明けてみた。



するとM先生、静かに私の気持ちを聞いてくださったあと、

「時間はとてもかかるけれど、漢方薬による治療もありますよ」

と、教えてくださった。

先生のやわらかな対応に、ものすごくほっとした瞬間だった。



小さい頃から薬があんまり好きじゃなかった私だったけれど、

「漢方薬なら、いいかも!」と思えた。

先生が、漢方薬についての説明を、とても丁寧にしてくださった。

「最初、慣れるまでは苦く感じて大変かもしれませんが、

続けてのんでいると、体を温める作用があるから、

体質改善になるんですよ」と。

しばらく時間はかかるけれど、副作用はないし、

体質が無理なく自然に変化してゆくことによって、自然に生理が

来るようになる、という先生の説明に、私のこころがぱっと明るくなった。

時間はかかるとしても、こっちのほうが断然いいし、私に合ってる!

そう思った私はすぐに、「漢方薬でお願いします!」と先生にお伝えした。



ホルモン治療を、漢方薬による治療に変えて、からだはもちろん、

私の気持ちがものすごーく楽になったのだった。



ちょうどそんな頃、M先生が開業をされ、

当時通っていた市立病院から、遠く離れた場所へと移動されて・・・

通院時間は往復2時間と、ずいぶん長くなることになった。

でも私は、少しも迷わなかった。

どんなときでも、おだやかに対応してくださるM先生のお人柄に

心底、信頼をよせていた私は、M先生の治療院へと通うことに決める。

電車よりは通院時間が短縮されるからと、父が毎回、

車で送り迎えをしてくれたのも、本当にありがたかった。



M先生の治療院は、ピンクを基調にした、とても心落ち着く治療院だった。

そしていつも、ゆっくりと時間をかけて、ていねいにお話を聞いてくださった。

そして、卵巣や子宮の状態を調べる超音波検査も、ときおり行われた。

「診察台」にあがっての検査。

ショーツを脱いで、診察台にあがり、両足をひらいたまま、

先生がいらっしゃるのを少しの間、待つ・・・

産婦人科の検査としては、ごく日常的な検査だと思うが、

思春期の私にとっては、何度回を重ねてもちょっぴり緊張する瞬間だった。



そして、先生が検査用の棒のようなものを、

私の膣内にすーーっと入れてゆく。

とても細い棒なのだけど、繊細な部分に入ってゆく感覚は、

何度やっても違和感があって痛かった。

そんな治療も、いつも優しく配慮してくださる先生と

看護婦さんたちのおかげで、無理なく続けることができたのだと思う。

いつもほんとうにさりげない、気配りすら感じさせない自然な声かけで、

ほんとうに心底安心して、治療を受けることができたのだから。



そして、M先生が必ずしてくださったのが「触診」だった。

機械でもその都度、子宮の様子は確認できるのだけど、

必ずそのあとベッドに横になって、先生自らが触診にて、

ていねいに子宮のあたりを、そしておなかまわりを見てくださった。

その当時、学校のこと、友達のことなどで、色々悩みもあった私は、

自分でも知らず知らず、ストレスがたまっていたのかもしれない。

先生はそんな私に、、「ちょっとこのあたりが固くなっているね。

なにかストレスがたまっているのかな。疲れているのかな。」

事情を根ほり葉ほり聞くこともなく、いつもそっと、

そんな風に言ってくださった。



先生は、何も言わなくても、私のこと全部わかってくれているんだな・・・

M先生の手のあたたかな感触に、やさしい言葉かけに、

ほっと気持ちがゆるんで、涙がじんわり出ることも、しばしばだった。



生理が来なくなった理由のひとつに、急激に痩せた、

というのもあるのだけど、そんな私に、

母が少しでも太れるようにと懸命になって、食事のたびに、

「もうちょっと。もう一口でもいいから、食べなさい」と

言ってくれていたことも、正直プレッシャーになっていた。



そんなこと、一言も話していないというのに、

M先生にはすべてお見通しだったのか・・・

「体重を増やそうと、無理して食べようとしなくても、大丈夫ですよ。

たとえば、チーズとか、少しでもカロリーの高いものを食べてみたら、

いいと思いますよ。」いつもそんな風に、私の気持ちに寄り添って、

アドバイスをしてくださったM先生だった。



ちょっぴり痛い検査がありつつも、それでもM先生の治療室に行くことは、

一回として嫌だと思ったことがなかった。

むしろM先生に会えること、話を聞いてもらえること、

触れてもらえることが楽しみだったのは、

そんなM先生の自然な配慮から、だったのだと思う。



とても繊細で多感であった思春期の治療において、

M先生に出逢えたことは、

私にとってほんとうに幸運なできことであったのだと思う。




(続く)




☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆


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Last updated  2013.08.15 07:15:51
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