低タール低ニコチン含有タバコの喫煙者は禁煙が困難
愛煙家の方には、耳障りな話で恐縮ですが・・・(^^”私は、34歳の時、このままの生活を続けていると40歳で病気になると思い禁煙しました。今では、禁煙してよかったと思っています。家族も喜んでくれましたし・・・今は1箱300円位ですか?二日に1箱で1ヶ月4500円に火をつけて燃やしているのですね。年間だと54000円になります。10年間だと54万円です。私の場合のコツは、「禁煙してます」ではなく、「タバコはやめました」といい続けることでした。前職時に小田原JTにお勤めの患者さんから内部事情をお聞きしたことがあります。「ライトタバコが売れるほど、タバコ産業は儲かります。なぜなら葉の量を減らせますし、禁煙率しにくくなりますからね。」と・・・ライトタバコ愛煙家は、会社のいいカモということですね。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 「低タール低ニコチン含有タバコの喫煙者は禁煙が困難」 これらの喫煙者では禁煙成功率が50%低い 【6月29日】低タールかつ低ニコチンタバコ(「軽い」タバコ)を喫煙すると、実際には禁煙がより困難となる可能性がある。 新規の研究によると、「軽い」タバコの喫煙者は、標準タバコの喫煙者に比べ、禁煙成功率が50%以上低いという。 「喫煙者は低タール低ニコチン含有タバコを吸うことで健康リスクの低減を期待しているが、この研究結果では、この行為により禁煙率が有意に低下するため、まったく逆効果であることが示唆されている。さらに、年齢を重ねるほど、禁煙の可能性は一層減少していく」と研究者のピッツバーグ大学医学部内科助教授Hilary D. Tindle, MD, MPHはニュースリリースで述べている。Tindle博士はハーバード大学公衆衛生大学院(ボストン)在籍中に本研究を実施した。「軽い」タバコが喫煙者を誤った方向に導く可能性本研究は『American Journal of Public Health』オンライン版に掲載されている。研究者らは、2000年に米国で実施された現喫煙者および禁煙者(喫煙歴のある人)12,000例以上を対象とする調査結果を分析した。 3分の1以上の被験者は、喫煙に伴う心疾患および肺癌のリスク上昇等の健康リスクを低減するために「軽い」タバコを吸った、と回答した。「軽い」タバコを喫煙する人の大半は女性、高学歴、白人であった。また、「軽い」タバコの喫煙歴のある喫煙者は、こうしたタバコの喫煙歴がまったくない喫煙者に比べて、禁煙成功率が54%低かったことも示された。 こうした効果は年齢とともに大きくなり、健康リスクを抑えるために「軽い」タバコを吸っていた65歳以上の成人では、標準タバコのみを喫煙していた人に比べて、禁煙率が76%低かった。 「軽い」タバコを吸っている3000万名以上の米国人は、健康リスクが軽減されるという誤った印象をもっているため、今回の知見は特に気がかりなものである、と研究者らは述べている。こういった喫煙者では、実際のところ、禁煙よりもむしろ喫煙の継続によって健康リスクが高められているのである。 「米国をはじめ世界各国において喫煙は死亡および身体障害の非常に大きな原因であるため、『軽い』タバコの喫煙が健康リスクの軽減に不利に作用する可能性およびその後の禁煙への潜在的な影響について、正確な情報を喫煙者に提供することが非常に重要と考えている」とTindle博士は述べている。 Tindle, H. American Journal of Public Health, June 29, 2006 online edition; vol 96. News release, University of Pittsburgh School of Medicine. (C) 2006 WebMD Inc. All rights reserved