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2008.01.25
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テーマ:たわごと(26898)
ぷー先日の日記で、プチっと切れた瞬間のお話を
 しましたが・・
 
 よくよく考えてみると、幼少時より現在にいたるまで、
 感情を抑えられずに暴走したこと数知れず。

 これは、なにかの因果か~ 
 などと思いを廻らすこと数時間。
 
 そして一つの懐かしきシーンが見事に甦った
 夕飯どき。

 そう、それは、鍋を見た瞬間に・・・

 一富士 二鷹 三なすび改め
  旗一無事 二高 三なすび旗

 Nobubuの亡き母方の出身地は、ズウズウー弁が人間味を
 深いテイストにしてくれる東北地方。

 幼少のNobubuは、年に数回、ラーメン好きの
 両親の食べ歩きにつきあわされ、深い理由もなく
 ラーメンが食べたいという理由のみで、度々
 東北自動車道をかっ飛ばし、
 母の実家方面へ連れていかれた。

 どうせいくならお泊りで・・という感覚の両親、
 祖父母宅へお泊りすること幾たび。

 祖母はそれなりの農家の出身で、
 結婚してからは、流れ者のじいちゃんの影響で
 貧乏だったらしいが、独身の頃は
 別段ひもじい生活をしていなかったタイプ
 のようであった。

 なので、昔の人の割には祖父に比べて
 かなりワガママだったように思う。

 子ども相手に平気で喧嘩を売ったり買ったり
 する性質。

 まだ一桁の年齢の私のチョッカイに平気で
 乗ってきたような人だ。

 そして気は若く、祖母の口癖といえば
 「○○(男性芸能人)知ってるけ~おメエ!
  まんず、綺麗だぁ・・・」
 (かなり怪しい東北弁、記憶曖昧のため、お許しを)
 
 結局、ものすごい喧嘩もするが、一番の話相手が
 私なのである。 

 ばあちゃんの作る田舎料理は絶品だった。
 子ども心に、親が大好きな近所の行列の出来そう?
 なガラスープの蕎麦屋のラーメンより
 私は、ばあちゃんの作る「茄子の味噌炒め」が
 大好物だった。

 あの味は、何年かけても再現できない。
 母親も上手だったが、ばあちゃんの味には及ばなかった。

 母親の弟が、じいちゃんとばあちゃんと同居していた。
 おじさんは、これまたかなり個性的な人だった。
 
 正直に言うと、人の良い酔っ払い。
 酔っ払ってお金を配ってしまうため、
 いつも金がないような人物。
 優しくて人間的にとても良い人なのだが
 酔っ払い気質が災いして、女房子どもに逃げられた
 悲しき過去を持つ叔父。
 
 そして、とある昼食時、あの事件は起こった・・・
 
 ばあちゃんが秘伝の茄子の味噌炒めを
 作り終え、食卓に鍋ごと乗せたときだった。
 
 もしかしたら今思うと、身体に悪いかもしれない
 金色っぽい鍋・・現在はあんまり見ないけれど、
 その怪しい鍋が、ばあちゃんのマイ鍋だった。

 食卓に置かれた鍋を一瞥した叔父がつぶやいた。
 「今日のは、出来が悪い!」と・・・・ 

 きっと、酒ですっからかんにお金を飛ばして
 しまい、ご機嫌が斜めだったのだろう。

 その叔父の言葉を聞いたばあちゃんが、切れた。
 そして、間髪入れずに叫んだ。

 「だったら、食うな~」と・・・
 
 爆弾次の瞬間、金色の鍋は2メートル先の流しまで飛んだ~
  ♪~~ BGM/ 円ひろし 飛んで飛んで~~♪ 

 切れたばあちゃん、鍋を投げ飛ばしたのである。

 空を舞った鍋は、流しのへこみに見事にすっぽりと
 収まったのであった。

 ハニカミ王子も真っ青な、歯抜けバアの見事な
 ホール・イン・ワン!


 一無事 二高 三なすび
 
 その後、母親が急いで流しにかけより、鍋を両手に
 戻り、険悪なばあちゃんと叔父の横で、
 何事もなかったかのように、呟いた。

「さあ、食べよう!」と・・・・


-実話です- The End-
 
 





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最終更新日  2008.01.26 10:29:24
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