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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:まあまあかな?系の映画
2月最初のDiscasでレンタルした映画。
レビューのリクエストも頂いたので、真剣に見ました~ 「記憶の棘」 2004年 アメリカ 監督 ジョナサン・グレイザー 出演 ニコール・キッドマン、キャメロン・ブライト他 あらすじ ↓ 10年前に愛する夫を亡くし、傷もやっと癒え、 再婚を決めたアナの元へ、自分は死んだ夫(ショーン) だと名乗る10歳の少年が現れる・・・・ 感想 ↓ なんとも映画全編にわたって、無機質な描写。 高級なマンションの冷たい壁のように、 登場人物たちが、皆冷ややかに映る。 冷ややかだが、とりあえず静かな水面に波を かき立てるかの様に現れるのが、10歳の少年。 落ち着いた面持ち、少年らしからぬ視線で アナの心をかき乱す。 フィアンセのジョセフが取り乱し、 こども相手に我を忘れて、お尻ペンペン♪ ライバル心を煽るような表情、態度、 たいしたもんだ!!将来有望な子役っぷり。 しかし、お話本編も無機質で曖昧。 解釈は1つではないような~ 以下ネタバレ反転表示 ↓ 単純に考えると、少年は クララ(アン・ヘッシュ)が隠したアナの手紙を 読んでいるうちにアナへの恋心を抱き、 ショーンになりきるんですが・・・ これだとあんまりにも単純すぎて、面白くない。 個人的には、少年は本当に生まれ変わりであり、 善の部分だけ残し(赤子は清い=Birth) 生まれ変わったため、クララ(アン・ヘッシュ) との不倫関係を知り、記憶の棘に痛めつけられる~ 「アナを愛しているからショーンではない」と 生まれ変わったショーンは言うことが違います。 ショーンへの成りきり演技だとしたら、 恥ずかしげもなく、風呂には入れんだろ~ 10才よ!!10才!! お母ちゃんには、「今日から母親じゃない!」とか 言ってのけるし・・・ クララの謎解きっぽい登場で、ちょっと安っぽくなって しまったのは、残念。 アン・ヘッシュ自体、なんか安っぽかったぞ~ いずれにせよ、少年の出現によりアナが思い出させられて しまった、愛する人への想い。 「記憶の棘」がこの先もアナを痛めつけるのは 間違いなさそう・・・ もう少し捻れば、もっと良い映画になったような 気がするのですが・・・ 少年が見事な演技だっただけに、ちょっと残念。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.05 01:43:31
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