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テーマ:TVで観た映画(3917)
カテゴリ:幸せ シリーズ
皆様の父親のイメージってどんなんでしょ?
私は24歳の頃に父親を亡くしているので、明確な父親像というものがありません。 しかも、我が父は酔っ払いで、幼少の頃から苦労させられました。 飲むと気が大きくなり、他人に騙されることも何度もあり、酔っ払いの娘という恥ずかしい 想いをしたことも度々。嫌な記憶も数え切れないほどあります。 それと、酔っ払って物を投げるので、末っ子で逃げ遅れた私は・・湯のみ(でっかいやつ)の 直撃を2、3度受け負傷したこともあります。 星一徹のごとく、ちゃぶ台返し(これ、ほんとです)で、塩辛を頭からかぶったこともあります。 一徹のように、熱い思いがあるわけではなく、切れた酔っ払い なだけです。 さんざん周りに迷惑をかけたのち、肝硬変でお陀仏・・アル中の定めというか・・ 苦労続きの母親を見続けたので、亡くなったときは正直ほっとしました。 なので、この映画はそんな幼少の頃の消したい記憶を、思い出しながら見たせいもあり ジ~ンと心に染みました。 この映画のように大成する方は稀なのかもしれませんが、子どもに対する 強い愛があるからこそ、辛いときも乗り越えられる。 そして、乗り越えた後は~ 笑いながら語り合える共通のストーリーがあるって 素晴らしいことですね。 素直な気持ちで見てください。大成してもしなくても、この父親のような愛情を あなたもきっと受けたことがあるはず・・・ 私も、釣りに行ったり、お寿司をたらふく食べさせてもらったり~ お利口さんだと褒められたり~と 飲兵衛な親ながらも、心に残るシーンもあります。 でも、正直・・・好きか嫌いか?と聞かれれば嫌いです。 嫌いであることが、父親への供養だと思っています。 前置きが長くなりましたが、心を温かくしてくれる映画でした。 幸せのちからというより、父性愛のパワーを強く感じました。 イタリア監督ということでちょい、泣かせ路線?と心配もしましたが、 全体的に地味に、くどくなく、まとまっています。 実話ということですが、こういう実話も時には良いかもしれません。 こどもにとっての幸せって、幸も不幸も分かち合える何かだと思えました。 「幸せのちから」 2006年 アメリカ 監督 ガブリエレ・ムッチーノ 出演 ウィル・スミスほか あらすじ ↓ ホームレスから億万長者となり、アメリカンドリームを実現させた実在の人物、 クリス・ガードナーの半生を基に描いた感動作。 骨密度を測る新型医療機器のセールスマンとして生計を立てるクリス(ウィル・スミス)は、 大儲けを見込んで買い取った機器を思うように売ることができず、家賃や税金を払えない 状態に陥ってしまう。妻のリンダにも去られた彼は、証券会社の正社員を目指して 養成コースを受講しようとするが…… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.04.17 01:10:31
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