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テーマ:TVで観た映画(3917)
カテゴリ:まあまあかな?系の映画
ふぅ~ やっと通常の映画鑑賞リズムに戻りつつあります。
「リトル・チルドレン」 2006年 アメリカ 監督 トッド・フィールド 出演 ケイト・ウィンスレット、パトリック・ウィルソンほか あらすじ ↓ トム・ペロッタ原作のベストセラー小説を映画化した、ひねりの効いたヒューマンドラマ。 郊外の住宅地で夫と娘と暮らすサラ(ケイト・ウィンスレット)は、その生活にうんざりしていた。 ある日、彼女は主婦たちの憧れの的であるトッド(パトリック・ウィルソン)と話をする 機会を得る。主夫である彼とサラは意気投合し、お互いの子どもを連れて会うように なるが・・・ 感想 ↓ 見終わって調べるまで、アメリカ映画だとは思いませんでした。 イギリス映画の雰囲気があります。ケイトが主演だったからでしょうか? 子どもを持つ親にとっては、とても恐ろしい映画でした。 現実に性的倒錯者が近所に住んでいたら、恐ろしすぎます。 楽しいはずの公園遊びやプール遊びも、一歩間違えれば悲劇に・・ この映画の中の登場人物は、それぞれ問題を抱えています。 満たされない夫婦生活故、熱い感情を他の男性に求めてしまう主人公や司法試験、 主夫としての生活に追われて本来の目的を見失っている男性。 自分の過去の過ちがトラウマになり、自分より弱いもの(性犯罪者)を 執拗に追い込む元警察官。 さまざまな人が、色々な問題を抱えているけれど、根底にあるのは 映画の中で主人公が「ヴォバリー夫人」の小説の感想を述べたときに語った 「渇望」だったのだと思えました。 それぞれの抱える渇望が、交差していきます。 そしてその「渇望」が冷めた瞬間・・ 現実に帰る瞬間・・こんな風に予期せぬ出来事で、火照った体が・・ すっ~と冷めるんだろうな・・ とやや寒気を感じながらも実感できました。 痛くもあり、恐ろしくもあり現実に起こりうる世界を垣間見れた映画でした。 なかなか面白かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.08.31 19:07:32
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