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テーマ:旅のあれこれ(10281)
カテゴリ:旅綴り・・・フィジー
今回の旅では素敵な出会いがたくさんありました。
フィジーに到着した時から意気投合した3人の仲間。ステイ先のホストとその家族、親戚。 そして、1度だけの出会いですが忘れられないのが、町中で出会った親切な人たち。 ディワリー(昨日の日記参照)の祭日、インド系のお家にステイしている友人を訪ねた時のこと 路線バスを待っていたとき、一人のフィジアンの女性に声をかけられました。 バスが来るまでのおしゃべり~と思い、話すこと15分。 なんでも彼女はマナ島(フィジーの離島)でリゾートの仕事をしていたそうですが その宿泊施設は金持ち向けのかなりプライベートな場所で、毎日仕事があるわけではなく 知り合いの紹介で他のホテルに就職したそうです。 フィジーではこの手の観光の職種は人気があり、安定しているらしく その分ひがみ、やっかみの対象にもなるそうです。 新しい職場では、もともとの従業員からあることないこと、根も葉もない噂をたてられてて かげのいじめにあい、結局は精神的にいたたまれなくなって辞めたそうです。 新しい仕事を紹介してもらえるかもしれないと・・・・・ 親戚のお家を訪ねた帰りにバス停で出会った訳です。 フィジーのリゾート場での裏事情を垣間見るようで、同情的な気持ちになり 慰めて、これからきっといいことあるよ~ みたいなことしか言えませんでした。 しかし・・路線バスはいっこうに来ず・・・ おかしいな~と思い、彼女に「バス来ないね?」と尋ねたところ~ 「今日は祭日だから、路線バスはないわよ!」との返答。 えっ!!! がぁぁ~ん!!! しかしすぐに彼女が「だから私たちはミニバスで近いところまで一緒に行けるよ!」と・・・ 「げっ、ミニバスかぁ・・・」 と私の心の声。 ----ちなみに、フィジーのミニバスって?---- 白いワゴン車、手をあげればバス停で泊まってくれますが、現地の人しか乗っていないこと が多いので、手をあげるのに結構勇気がいります。 しかも最近はミニバスを装った白タクというボッタクリなタクシーも出没しているとのことで・・ 地元の人は、路線バス、このミニバス、乗り合いタクシーなどを上手に利用しています。 彼女と一緒なら平気か・・と思い、ミニバスに乗り目的地まで~ ちなみにこのミニバスは空港方面行きだったため、私は友人宅への分かれ道で降りました。 気になった料金ですが・・車の中で彼女が教えてくれました。 「だいたい、町中を走る位の距離だと50セント(日本円で30円くらい) だから、降りるときにそれだけ渡せばいいんだよ・・」と! えっ!そんなに安いのか! 路線バスがだいたい同じくらいの距離で学生だと70セント。 (私たちが学校の帰りなどに路線バスに乗ると学割してくれました。) 一般で80~85セントくらいのようです。 路線バスも・・窓際に座るとディーゼルの煙で結構辛いです。しかも窓は開けっ放し。 私のステイ先から学校までは徒歩で行けたので路線バスに乗る機会も限られましたが 友人は通学に路線バスを利用していたため、喉をやられてしまい かなり辛そうでした。 降りるときに窓際に沿って引いてある1本の紐を引っ張って音鳴らす!みたいな~ 結構原始的な降り方要求されます。でも、バス停じゃないところで降ろしてくれたりもします。(笑) 彼女にお礼をいい、運転手に50セントを渡してバスを降りました。降り際に会えて嬉しかったと告げ 携帯ストラップとして自分が利用していた水晶玉みたいなやつ(お茶についてた販促品)を 「良い仕事に恵まれますように!」という言葉とともに、渡しました。 とても喜んでくれていました。(すいません、こんなものしか持っていなかったので) そして、そこから歩こうと決めて歩いていたら・・・ 背後から「どこ行きたいの~?」という声。しかも日本語! 見ると体格の良いフィジアンの男性。 「日本人ですか? どこまで行くの?」と・・またまた日本語。 ちょっとビビリながらも・・・大通りだしと思い地図を見せると・・(ここからは英語) 彼いわく「ここからだと歩いて25分から30分かかりますよ~」と・・ ガビーン!!!! 地図には5分と書いてあるのにぃ・・ どうやら車で5分ということだったらしい(推測) 彼いわく「その5分というのは、フィジアンタイムね~(おおざっぱ ということ)」と やや笑いながら・・・追い討ち。 彼は、ヴィクターさん。離島でスポーツインストラクターの仕事をしているそうです。 海のスポーツなら何でもござれ!だそうで、日本語も話せるのは日本人の観光客も 多いから、教えてもらったりしながら覚えたようです。 休日のこの日、離島から自宅まで帰るところで、自宅は山の麓の素敵な場所らしいです。 方向が同じだから、待ち合わせ場所まで一緒に歩いて行って道を教えてあげるよ! みたいな感じになり、お言葉に甘えておしゃべりしながら25分ほど歩きました。 色々とおしゃべりしました。英語の勉強にもなりとっても楽しかったひと時でした。 「数日前にSouth sea island に行ったよ~」と行ったら 「駄目駄目、あそこより自分の働いている島はもっと良い!」と・・島自慢もありましたが~ (笑) さすがインストラクター、歩くの早くて追いつくのが大変です。暑いし・・ でも、途中何度も日本語で「大丈夫ですか?Nobuさん?」と聞いてくれて 気配りもあるとってもナイスな方でした。 日本の歌も知ってるよ!ということで、じゃ、歌ってよ~と言ったら最初嫌がっていたのですが・・・ 15分ほど歩いたあたりで、いきなり歌いだしました。(笑) 「海は広いな~大きいな~」って。さすが海男!!! その歌のチョイスいいですね~ 最後まできちんと日本語で歌ってくれました。 途中一緒に歌ったりして。 彼もまた教えてくれました。 「空港から私のステイ先くらいの距離だと、タクシーで5ドル、ミニバスで50セント。 それ以上の金額を要求されたらおかしいから、それはきちんと覚えておいてね」と。 きっと、ぼられる旅行者(特に日本人)が多いのを知っているのかな? そうこうしているうちに長いようで短かったウォーキングの時間は終わり、 目的地の待ち合わせ場所まで着きました。 フィジーって、観光地を除く場所では野犬がやたらと多いです。 多くの生徒が噛まれています。私のステイ先の辺りにも多くの野犬がいました。 最初、かなり恐ろしかったです。寄ってきていきなり飛びつかれたりしますから~ 弱みを見せるとパクッとやられます。そのうち追い払うコツを覚えますが、時折凶暴なのも いて、油断できません。この日も住宅地に近いこともあり、野犬は多かったです。 なので、ヴィクターさんがいてくれて本当に助かりました。 ヴィクターさんは、遠回りをしてくれたようで友人との待ち合わせ場所のスーパー前まで 送ってくれました。 別れ際、本当に助かった~という気持ちが強かったので 「どうやって感謝したらいいの、ほんと助かった!」みたいなことを言ったら 「いいよ、いいよ~会えて良かった!」と返答。 固い握手をして別れました。大男のビッグスマイルとともに・・ 「この日、二人の親切なフィジアンに出会えなければ・・・私は友人宅へは行けなかった だろうと心底思います。異国の地で親切にしてくれたこの人たちとの出会いは きっと一生忘れられないと思います。 この人たちのおかげで、この日以来・・・私はすっかりミニバス乗りのコツを覚えました。 友人宅からの帰り道も、もちろんミニバス! 必ず「これミニバスだよね?」と確認して、降り際には料金は聞かず50セントだけ渡す。 みたいな~ そうそう、帰りの空港までのタクシーもきちんと5ドルだけ払いましたよ。 (私のホストは車を持っていないので、ホスト宅前で涙のお別れ~でした。) あっ、でも運転手が良い感じ(ホストが呼んでくれた地元の人がいつも使っている タクシーだからだろうと推測)だったので、チップとして1ドル渡しましたけど~(笑) たまたま私の場合は親切な方に出会うことができましたが、タウンでは多くの日本人の 生徒がスリ、強盗まがいの泥棒の被害にあったり、怪しい離島ツアーの代理店にだまされたり ホストにお金盗まれたり・・と様々なことが起きています。 この話の数日後、友人二人が港まで行ったとき、乗り合いタクシーを利用したそうですが 乗るときは二人で1ドルと運転手が言ったのにも関わらず、同乗のフィジアンの女性が下りた後 目的地に着いたら「20ドル」と言われたそうです。一人の子はかなり英語も話せるので 「二人で1ドルって言ったでしょ・・」と突っ込んだら・・ そんなこと言ったかな~?的に遠くを見て、無視状態。 交渉の末、どうにか8ドルで妥協したそうです。運転手、なかなか譲らなかったそうです。 良い面と悪い面、旅にはつきものですが~ 色々な意味で本当に為になった今回の旅でした。 フィジーだけでなく他の国へ行くときは、やはり今一度気をひきしめて その土地に適した服装で、注意をしながらも異国の地を楽しめるようにしなければいけないですね。 特に日本人は狙われますから・・・・ 長くなってしまいましたが、ここまで読んでもらってありがとうございます! ふぅ・・明日は本当にラストにしますので、よろしくね!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.09.09 09:36:41
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