懐かしい職場が国営放送で流れる
とことん見聞録小学5年のTV教材の第11回日本の工業を支える職人とあった。初めて務めた富士重工の金型製作現場の職人が特集された。紹介されたのは、私の担当する工程の次になる仕上げ加工の段階。担当していたのは、チラッとしか出ない三次元加工の分野。しかし懐かしい雰囲気が甦りました。そして出演された方も懐かしいぃぃぃー歳取っちゃって・・・。この分野にカメラが入るのは初めてではないでしょうか???量産体制に入る前の金型は、シークレット部門でマル秘でしたからねぇぇぇ。当時の記憶では、まだ三次元加工は確立されてなくて石膏のモデルをトレースするという機械を操作してましたが、半年もしないうちに数値データーに変わり大変な思いで勉強し直した記憶が甦ります。数学は嫌いではなかったが三角関数なんざぁー社会に必要ないと・・・。初めて務めて慌てて教科書送ってもらって勉強し直した。あぁぁー社会にでてからも勉強なんだと感じた初めての職場でした。数値制御の基本は、学生時代に二次元だけ。三次元は、驚きだった。産業の最先端の自動車業界は、次々と新しい試みがあってまだどこも扱っていなかったウレタンバンパーの自社開発もそのひとつ。今では樹脂バンパーは普通ですが、この技術は大変な苦労があった。当時はまだニッサンの下請けのような仕事も多くて当時ワーゲンやら輸出用ダットサンなどにも関わった。厳しいチェックのわりに荒っぽい図面で当時大変でした。肝心のところに数字が入ってないってしょっちゅう。その度に関数電卓叩いて計算式作って・・・。当時のメンバーとも数人今も年賀状の交流があるが、年賀状ネタですね。