思いのままに

[読書] カテゴリの記事

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• 夜のピクニック

  あっと言う間に読んでしまいました。本屋大賞の受賞作品で、映画化されている、恩田陸の作品。 なんと、物語の中心となる”歩行祭”は、作者の母校の行事。さすがに、”歩行祭（夜を徹して、８０キロを歩き通すという）”に対する思い入れは、主人公が作者の気持ちを代弁しているようで。率直に言ってよかったです。が、自分を振り返ると、羨ましい高校生活の話です。そう、まさに”青春小説” 個人的には、主人公である、甲田貴子と西脇融は、当然高校生とは思えないしっかりとした若者ですが、その友達が、さらにいいキャラで、よかったです。特に、融の親友の戸田忍の言葉がよかった。雑音だっておまえを作ってるんだよ。ノイズにしか聞こえないだろうけどノイズが聞こえるって今だけだから。あとから巻き戻して聞こうと思っても聞こえない。あの時聞いておけばよかったって後悔する日が来る。 本当は、今、高校生である次女に読んでほしい本です。ただし、次女は読まないと思うので、長女（いつも本を借りているので）に貸しました。 長女の感想が楽しみです。ちなみに第1回の本屋大賞は”博士の愛した数学”第2回が”夜のピクニック”第3回が”東京タワー”だそうです。ちなみに、映画を見たくなったオヤジでした。 

  Jan 18, 2007

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• リリーフランキー”東京タワー”

  読み終わりました。感想は、はっきり言って複雑です。このオヤジと同じ年代（おそらく３歳下）である、リリーさんの気持ちは痛いほど分かる。生活した場所が違う（カミさんは九州なので言葉は妙に親近感がある）けど、同じ時代の人間として、共感できる部分がある、始めての小説でした。（自分よりも）若い人や年上の人は、どんな感想なんでしょう？リリーさんと同じように、自分の親が死ぬのが、恐ろしい時がありました。でも、結婚して子供ができた今。そして、しょうがなく両親と同居している自分は。。。。子供の立場。親の立場。微妙です。それはそうと、読む場所は、通勤時の電車の中だったので、後半は、感情を抑えるのに苦労しました。いい小説でした。時間があれば、もう一度、読み返してみたい本です。連続ドラマや映画があるようですが、どうなんでしょうネ。あ！そういえば、先日放映されたドラマは、今週末あたりに見ようと思っています。（無事にテープが残っていれば）それにしても、オカンは当たり前として、オトン！よかったなぁ。なんか九州男児って感じ。（小説の最後の方のオトンの話が本来のオトンだ！）なぜか、小指の爪の長さだけで、カミさんのオヤジさんと、オトンがダブってしまう、のんべのオヤジでした。

  Dec 14, 2006

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• キミは他人に鼻毛が出ていますよと言えるか

  おもしろい！理屈なしで笑える本でした。雑誌で連載されていたらしいが、オヤジにとっては始めて読む内容です。作者は"北尾トロ"このトロさんの考えが、この小心者のオヤジと同じ。しかし、トロさんとオヤジの大きな違いは、実際に実行するか！これに尽きる。（小心者のオヤジには、絶対できないこと）まぁ、実行した事をレポートしているので、商売と言ってしまえばそれまでなのだが。。。。なんか、読んだあとの感想を誰かに語りたくてしょうがない。この本の命題は、「中年男が長年、出さずにいた勇気を出す」小心者のオヤジなんか、山ほどある。ちなみに、小見出しを記述すると、・電車で知らないオヤジに話しかけ飲みに誘う・ＧＷのお台場で孤独な男たちと人生を語り合う・子供と遊びたいと思うのは犯罪だろうか・電車でマナーを守らぬ乗客を叱り飛ばす・激マズ蕎麦屋で味の悪さを指摘する・知人に貸した２千円の返済をセマる・「鼻毛がでてますよ」と面と向かって言えるか・ＪＲＡの封印付の札束をモノにする・人前で自作の詩を朗読する・「４２歳フリーライター」の値打ちを就職試験に問う・好きだと言えなかったあの女性に２３年の時を越えて告白する・母親に恋愛時代の話を聞きに行く・クラス一丸でさんざんイジメた担任教師に謝罪する全般的にすべて共感できる内容だけど、”就職試験に問う”は、少し複雑。オヤジにとって、他人事とは思えない内容で、忙しい今の仕事を継続しなくてはならない現実を思い知らされました。ざっと挙げても、思い出してニヤニヤしてしまう。だれか、読んでいませんか？ 

  Nov 30, 2006

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  すべての雲は銀の・・・”村山由佳”－続編

  読み終わりました。やっぱり、とてもいい小説でした。解説で、”青春小説”ってありました。まさしく、恋愛小説でもなく、青春小説でした。普通は、この後はどうなるんだろう？って気になりますがきっと祐介は祐介らしく、生きていくのだろう！そう納得できる話です。それにしても、登場人物の園主・瞳子・健太・桜　。。。。なんで、みんないきいきしているのだろう？きっと、これが作者の力なのかもこうなったら、もっと村山由佳の本を読んでみたい！「娘！！貸してくれ！！」  

  Nov 23, 2006

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  すべての雲は銀の・・・”村山由佳”

  例によって娘推薦の本です。（いつも娘の本かよ）（たまには、自分で買って読め）実はまだ途中なんですが、（だったら、読み終わってからにしろ）でも、話の内容にハマッテます。恋に破れた青年が、癒すために、信州にアルバイトひのき風呂の宿”かむなび”を舞台にしたそこで働く人たちを中心としたストーリ。「天使の卵」の逆バージョンっぽくのだけど、普通の恋愛小説とは違う。”かむなび”の園主をはじめとする人達の人柄、自分もそこで働きたくなるような話です。（じゃ、今の仕事止めて行っちまえ）話の最後はどうなるかわからないけど、この本を読んでいる時は、幸せな気分になれます。（じゃ、一生読んでろ）読むのが楽しみです。（だったら、ブログ書いてないで読め！）

  Nov 18, 2006

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  さおだけ屋はなぜ潰れないのか

  気になっていた本だったので、いつか読もうと思っていたのですが、やっと、買って読みました。本の内容のように、結構”さおだけや”は、町中を走っていますが、１０年以上前に１回買っただけで、他に買っている人を見たことがなかった。こんな商売、儲かるの？でも、この本を読んだおかげで、謎が解けました。この本は、会計学の本ですが、わかりやすい内容で、よかったです。これから就職する人など、若い人にお勧めの本です。お金の価値の考え方が変わるかもしれません。私のようなオヤジには、遅すぎる？？？

  Nov 12, 2006

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• 天使の卵

  娘に借りて読みました。が、なんと、既に１回読んでいて、２回目でした。最近、映画が公開され、話題になっているので、読んでみたんですが、途中から（もしかしたら、はじめから？）読んだ事があるような内容だなぁって感じていました。最初に読んだ時は、こんな終わり方で、すっきりしなかったけど、今回は、続編「天使の梯子」があると知っているので、納得。映画の予告を見ましたが、あまり、ピンとこない出演者のように感じるのは、オヤジだけ？？【追記】ＴＶで放映された「天使の梯子」やっと、今日見ました。結局”歩太”と”夏姫”はどうなるの本もこんな感じになるのかなぁ。（少し、読む気がなくなってしまった）

  Oct 29, 2006

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• 東京タワー

  例によって、娘から借りて、江國香織さんの東京タワーを読みました。思っていた内容とは違っていたので、ちょっと驚きましたが、そういえば、映画の東京タワーも話題になっていたっけ。”若い男性が年上の女性にあこがれる”素晴らしい事です。オヤジが年上の女性にあこがれるとぞっとします。そういう意味では、現実的な話なんだろうけど、個人的には、中途半端な形で終わってしまい、ちょっと残念でした。映画もそうなのかなぁ。

  Oct 17, 2006

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• ＦＩＮＥ ＤＡＹ

  娘から借りた本多好孝のFINE DAYを読みました。自分の趣味から言うと、自主的に読む本ではないのですが、何気なく読んでみると、不思議な世界が広がります。４編の短編小説ですが、通勤時の読書には、いい感じです。どれもよかったのですが、娘のお勧めは”シェード”オヤジは”眠りのための暖かな場所”です。なんか、非現実的な話に引き込まれてしまいそうです。娘のお勧めの”シェード”もいい話。どの話も、その後が気になります。

  Oct 5, 2006

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  みんなのうみ

  ＴＵＢＥが歌っている「みんなのうみ」がＮＫＨの”みんなのうた”で放映されています。（７月のうたなので、とうとう見る機会がなかった。）歌の内容は、言うまでもなく、なかむらみつる（３２６）さんの絵がとてもいいらしい。（娘の話）見る事ができないので、楽天ブックスより、絵本「みんなのうみ」を取り寄せた。ほんとうに、絵がすばらしい。この絵をバックにＴＵＢＥの「みんなのうみ」が流れる映像を見てみたかった！！この絵本、幼稚園の子供達に人気だそうで、子供達が、それぞれの想像を膨らませて、楽しんでいるらしい。でも、絵本を見ると、本当に夢が膨らむ気がする。ちょっと、高い（￥１４００）けど、ポイントだから、って考えていたけど、実際にお金を払っても、ステキな絵本です。

  Jul 31, 2006

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• バッテリー　１～４

  気になっていたバッテリー（文庫版）を１～４を読みました。児童文学って事知らなかったんだけど、前から読んでみたいと思っていたので、ガマンしていました。いゃ～、良かったです。今どきの中高生にぜひ読んで欲しい本です。内容は、あまりにも有名な本なんので省略しますが、個人的には、文庫書き下ろしの二編「樹下の少年」と「空を仰いで」が特別によかったです。主人公”巧”を中心にした、中学一年生の物語ですが、巧の弟の青波の「樹下の少年」巧の祖父である洋三の「空を仰いで」”巧と豪”を取り巻く物語のなかで、別のスポットを当てたこのニ編！早く、続きが読みたくなる本です。早速、娘に勧めました。

  Jun 16, 2006

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  男たちの大和

  戦争が終わって僕らは生まれた♪世代の我々はさらば地球よ　旅立つ船は宇宙戦艦　ヤマトを見て育った世代やっとの思いで買ったプラモの戦艦大和！（せっかく時間かかって作ったのに、弟に壊された）　あの大和がこんな悲惨な運命だったなんて知らなかった。軍事機密で、極秘で作られていたとは。。。戦争の悲惨さを改めて実感させられた本でした。本当は映画が見たかったんだけど忙しくて気が付いたら公開が終わってしまいしょうがなく本にしたのだけど、結果的には、活字の方がいいみたい。娘が見たらしいがやはり映画だけあって時の流れに従ってゆくらしいが　本の場合は、たくさんの人の体験談形式で進んでいく。結構迫力があり、改めて戦争のおろかさと、犠牲になった数多くの人達とその家族の思い、それにも増して、生還できた数少ない達の理不尽な世間の辛さを感じ、改めて、戦争について考えさせられた話だった。結構、歴史ものが好きなんだけど、昭和初期というとても身近な時代のせいか、生々しい感じがし、まだ戦争の傷を負っている人達がいると思うと。。。。改めて、この歌の意味を考える。「戦争を知らない子供たち」北山修作詞・杉田二郎作曲戦争が終わって　僕等は生れた戦争を知らずに　僕等は育ったおとなになって　歩き始める平和の歌を　くちずさみながら僕等の名前を　覚えてほしい戦争を知らない　子供たちさ若すぎるからと　許されないなら髪の毛が長いと　許されないなら今の私に　残っているのは涙をこらえて　歌うことだけさ僕等の名前を　覚えてほしい戦争を知らない　子供たちさ青空が好きで　花びらが好きでいつでも笑顔の　すてきな人なら誰でも一緒に　歩いてゆこうよきれいな夕日が　輝く小道を僕等の名前を　覚えてほしい戦争を知らない　子供たちさ戦争を知らない　子供たちさ結局、本もよかったけど、どっか近くで上映してないかなぁ。

  May 11, 2006

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