魚の骨
オヤジは連日の残業と徹夜で体が疲れきっていた。そんな時から激しいセキが続くようになった。カゼの前兆か。痛むのどをかばうように、のど飴を口にしていた。数日後、熱が出て2日間寝込んでいた。熱は引いたけど相変わらずセキは止まらず、のど飴は離さない日が続いていた。ある日、のどに違和感を感じた。敏感なオヤジは、昼間食べた、魚の骨がのどに刺さったと悟った。ごはんを丸呑みする勇気のないオヤジは、吐きそうになりながら、セキをして、魚の骨を取ろうと努力するが、出てくるのは、涙だけ。。。。。。仕事が忙しく、医者にも行けない、オヤジ。そんなある日曜日、家族の買い物に付き合っていると、日曜日にも関わらず、病院がやっていた。のどが気になって仕方ないオヤジは、早速病院に電話。「のどに魚の骨が刺さったみたいなんですけど、診てくれますか?」「どうぞ、いらしてください」ほっとして、オヤジは病院へのどを見てもらうが、骨は見つからない。「では、胃カメラで、診てみましょう」のどに麻酔して、急遽、胃カメラ結果、「骨はありませんネ。そのかわり、大きなポリープがあります。」写真を見せてもらい、納得。結局、魚の骨ではなく、ポリープが原因で、違和感があったらしい。ジャンジャン