|
テーマ:おすすめ映画(4068)
カテゴリ:フランス映画
≪蝶探しの旅が老人と少女の友情を育む≫
またまた大好きな老人と子供の話です。 8歳の少女エルザは母親と二人暮らし。でもママはいつも仕事や遊びに忙しくエルザは一人ぼっち。同じアパートに住む老人ジュリアンも奥さんを早くに亡くし、息子までも亡くしてやはり孤独な生活を送っている。 ある日蝶収集家のジュリアンは幻の蝶「イザベル」の情報を聞き出発する。しかしその車にエルザが潜り込んでいた。アパートに電話をしても母親と連絡が取れず、仕方なくその旅にエルザを連れて行くことにしたジュリアンだったが。 頑固なジュリアンおしゃまなエルザが一緒に旅をするうちに次第に打ち解けていき、お互いに愛情を得ていくこれもまあお決まりのパターンと言えばそうなのだが。 「子供だからって容赦はしない」と言うジュリアンに対して、「子供の扱い方を知らないのね」というエルザが一枚上。携帯電話やお弁当のおかずに対してもエルザの知識や芝居が勝っているため、偉そうにしていながらもどこか間が抜けているジュリアンだが、ラストはやっぱり長年生きてきたこの老人の説得力を感じる。 もちろん母親に絶対に何とかして連絡を取る方法がない筈もなく、そこらへんが突っ込みどころではあるけれど、美しい自然と二人の緊張感がありながらもほのぼのとした会話に、頑なな老人と愛に餓えた少女の友情が芽生える様子がなんとも言えずいい。 LE PAPILLON 2002年 フランス 監督/脚本:フィリップ・ミュイル 出演:ミシェル・セロー、クレール・ブアニッシュ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[フランス映画] カテゴリの最新記事
|
|