|
テーマ:おすすめ映画(4068)
カテゴリ:フランス映画
≪音楽は閉じていた子供たちの心を開いてくれた≫
公開時に観たいと思っていてとうとう観れなかった映画です。 1949年フランスの片田舎に“池の底”と呼ばれる学校があった。そこには親のない子や素行に問題のある子、家庭の事情などで寄宿舎生活を送っている男の子達がいた。そこへ舎監として音楽教師のマチューが赴任してくる。荒れ放題の学校、容赦なく体罰をする校長、子供たちから嫌がらせを受けながらも、本来の子供らしさ、純粋な気持ちを取り戻して欲しいとマチューは合唱団を作る事を決める。歌を歌うことで少しづつ子供たちは喜びを見出してくる。 問題児と言われる子供たちが意地悪な校長から体罰を受けながら送る日々。でもある音楽教師の出現で子供たちに変化が表れる。ありがちなストーリーですが、ここの子供たちは中高生ではなく、中には中学生らしき年頃の子も見受けられますがそのほとんどが小学生の年頃だという事。親が恋しくてたまらない時期に別れて暮らしている中、校長が何かあれば体罰をするという行為には見ていられません。 そこへ叱る事よりも、まず愛情を持って接してくれる先生が現れる。歌うことを知らなかった子供たちに歌う事、音楽の楽しさを教えてくれる。あまりにすんなりと合唱団での練習をする子たちにちょっと戸惑いを覚えたのも事実ですが、それだけ歌うことを知らなかったという事なのでしょうか。 それにしても先日の『いまを生きる』にしろこれにしろ、良い先生と言うのはどうして最後は辞めなくてはいけなくなるのでしょう。これが悔しくてたまりませんが。 ここでマチューが去る時の紙ひこうきのシーンも感動でした。恋にも破れ、学校もクビになり、あれがなければマチューは救われませんでした。 その後他の子供たちはどうなったのでしょうか。モランジュが世界的な指揮者になって、自分の道を切り開いてくれた先生の名前を忘れていたのはショックでした。彼がいなければ今のモランジュはなかった筈ですが。モランジュのお母さんはマチュー先生への感謝の気持ちを忘れずにいる事を彼に教えなかったのでしょうか。それだけが残念でした。 あの美しい歌声を聴かせてくれたモランジュ役の子は実際に歌っていて、合唱団のメンバーだそうです。顔も声も天使のようでした。 私はペピノ役の子に惹かれっ放しで愛おしくてたまりませんでしたから、マチューが寄宿舎を出て行く時彼が取った行動には素直に「良かった」という思いです。 コーラスの曲も素晴らしかったです。耳について離れません。 LES CHORISTES 2004年 フランス 監督:クリストフ・バラティエ 脚本:クリストフ・バラティエ、フィリップ・ロペス=キュヴァル 音楽:ブリュノ・クーレ、クリストフ・バラティエ 出演:ジェラール・ジューニョ、フランソワ・ベルレアン、ジャン・バティスト・モニエ、マリー・ビュネル、ジャック・ベラン 合唱:サン・マルク少年少女合唱団 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.19 14:42:14
コメント(0) | コメントを書く
[フランス映画] カテゴリの最新記事
|
|