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テーマ:おすすめ映画(4068)
カテゴリ:香港映画
≪たまには曲がる方向を変えてみたら?≫ 金城武のラブストーリー、久しぶりに観てみる事にしました。元は絵本だそうです。 台湾、台北。無名のヴァイオリニスト(金城)と売れない翻訳家(ジジ)はひょんな事から知り合うが、実はこの2人お互い探し求めていた初恋の相手だったと分かる。しかしお互いの電話番号を書いて交換したものの慌てて別れ、おまけにその電話番号が雨に濡れて見えなくなってしまう。又もお互いの事を良く知らないまま離れ離れになってしまった2人。だが彼らは壁一枚を挟んで建てられたアパートの隣同士だったのだ。しかし片方は左に曲がる癖があり、片方は右に曲がる癖がある為一度も顔を合わすことがなかった。 すぐ近くにいるのにいつもすれ違ってばかりいる、というよくあるにはあるストーリーですが、2人ともほとんど同じような行動をとっているところがおかしいです。でもこれを延々と見せられるとちょっと飽きてしまいますが。 もうちょっとで逢えるのになかなか逢えない、じらされてちょっとイライラしてしまいそうですがこういうじれったい話は結構楽しめます。 お互いを想う別の相手が出てきて、その人たちのキャラがもう濃い、濃い。ちょっとウザッタイですしオーバーです。長くあの状態をみるとうんざりしますが、あちらの映画ではよく見かけるキャラですからそこは仕方ないですね。 ラストシーンにはビックリ、笑ってしまいます。信念岩をも通す、山をも動かす、と言う事でしょうか。 2人が出会いそうで出会わない事よりも、最初の方はジジのドジぶりの方にどちらかと言えば苛々させられますが、ボケーッとした彼女が段々魅力的な女性に思えてきて必死に金城の姿を求めるところは可愛らしいです。 金城武も恋に悩む様がなかなかステキです。金城ファンだったら観て損はないでしょう。 これも携帯があったならこういうすれ違いはないだろうと言う話ですが、携帯社会でなかった頃の方が想像豊かなストーリーがたくさん出来てた気がします。今だと「携帯で連絡とって」の一言で済まされますからね。 気楽に楽しめる作品でした。 TURN LEFT TURN RIGHT 2003年 香港/シンガポール 監督:ジョニー・トー、ワイ・カーファイ 脚本:ワイ・カーファイ 原作:ジミー・リャオ 出演:金城武、ジジ・リョン、エドムンド・チェン、テリー・クワン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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