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テーマ:おすすめ映画(4068)
カテゴリ:フランス映画
≪二兎を追うもの一兎をも得ず・・・なのでしょうか≫
マヌーは飛行クラブのインストラクター。レーシングカーのエンジン開発に専念するローランとは兄弟のように仲が良かった。ある日2人の元へ若き女性アーティストのレティシアがやって来て、3人は助け合いながらお互いの夢を追っていたが上手くいかない。そこへアフリカの海底に財宝が眠ることを知った彼らはコンゴへと旅立つが… 自分の夢を実現する為にそれぞれが一生懸命なのですが、凱旋門をセスナ機でくぐりぬけようだとか、たったひとりでレーシングカーの開発をするだとか、何をやっているんだこの人たち?と思うようなちょっと変わった人たちです。 いつまでも夢を追い続ける子供のように無邪気な人たち、ということでしょうか。 コンゴの海で戯れる3人は本当に子供のよう。 ただ男2人に女1人、海、太陽、舟、おまけにアラン・ドロンというと思い出すのが『太陽がいっぱい』。あんな事になるのではないかと途中ハラハラしながら観たところもありますが、意外な結末に驚いてしまいます。 夢をいつまでも諦められない、だからお金の為にではなく、夢の実現の為の最低必要なお金の為にコンゴへ向かった彼らでしたが、思わぬ方向へと事は進んで行きます。 飛行機、車、舟、海、スキューバーダイビング、財宝、要塞の島、とくれば冒険心は煽られます。 前半から中盤までの次は何が待っているのかと思うようなアイテムが次々に出てきて、彼らと共に冒険気分に浸っていたので、ラストはどうしようもないやるせなさが残ります。 でも、この時代空気感が何とも言えない郷愁を駆り立てるような気分に浸れる作品なんですよね。 ラストのマヌーとローランのお互いを思いやる友情に切なさと感動が。 LES AVENTURIERS 1967年 フランス 監督:ロベール・アンリコ 脚色:ロベール・アンリコ、ピエール・ペルグリ、ジョゼ・ジョバンニ 原作:ジョゼ・ジョバンニ 出演:アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカス、セルジュ・レジアニ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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