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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:ドイツ映画
≪恋人を助ける為にただひたすら走る≫
斬新な見せ方で話題を呼んだ作品ですね。 ベルリン。運び屋の恋人マニからローラの所へ電話がかかる。大金を無くしてしまい「12時までにお金を作らないと殺される、助けてくれ!」と懇願する彼の叫びを聞いてローラはお金を工面する為に家を出る。タイムリミット20分。 真っ赤な髪のローラがひたすらベルリンの街中を走ります。 恋人を助ける為にただ、ただ走ります。まるで「走れメロス」みたいです。 その姿はカッコイイ! テンポが良くてミュージックビデオを観ているかのような感覚にさせられます。 三つのストーリーはいろんな結末が用意されていて、「もしもあの時…」という世界なので。いろんな可能性がある事を示唆していて、それによって人生が全く変わったものになるというところはありがちな映画ではあるのですが、時間軸をループさせてわずか80分の間にテンポ良くローラが疾走する中ですれ違う人々の人生を説明したところが上手く出来ています。 ただ、三つ目のストーリーはいささか興醒め、という感じでしたが。 テクノミュージックとアニメ、そして実写を上手く合体させて赤毛のローラってところが又視覚的にゲームっぽい感覚で受けたのかもしれませんね。 父親の恋人役の女性の顔がどうも苦手。ガタイのいいニューハーフにしか思えなくて… LORA RENNT 1998年 ドイツ 監督/脚本:トム・ティクヴァ 出演:フランカ・ポンテ、モーリッツ・ブライブトロイ、ハーバート・ナップ、ハイノ・フェルヒ、ニナ・ペトリ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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