520756 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ある日どこかで

ある日どこかで

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

2007.03.09
XML
カテゴリ:フランス映画
≪愛する人を失った女性の再生物語≫



元プリマドンナのミリアムは、同じバレエダンサーの夫に去られ痛手を負い、息子のセルジュと一緒に前夫との想い出の地ヴェネチアを訪れていた。そこで出逢った贋作画家のピエールと恋に落ち、又元気を取り戻したと思った矢先、海での事故でピエールとセルジュを失ってしまう。絶望の彼女は、セルジュが命を落とす間際まで撮影していたビデオカメラを手に彼の夢だった旅を始める。



クロード・ルルーシュ監督、音楽フランシス・レイの名コンビの作品です。

最初の方から断片的で一瞬よくわからなかったのですが、次第にそれが繋がっていき、ラストは大きな一つのストーリーとなる。この監督らしい映画ではあります。
悲しみのどん底にあるミリアムの心情を丁寧に描き、過去と現在とを交差させながら、もう一組のカップルと徐々に接点を見出していきます。


会話でよく出てくるのが「偶然と必然」と言う言葉。原題の意味もそうなのですが、偶然のようでいて実はそれは起こるべくして起こった、とか会うべくして会った、という事で、これは何となく仏教的、東洋的思想なのかと思っていましたが、そうでもないのでしょうか。「こういう偶然は実は必然だから彼女と僕は縁がある」的な考え方。実は私も以前そういう風に思っていた事がありました。ところが、私の場合ですが、良い事にはそういう考えが出来たのに、悪い事だとそうは思えなかったのですよね。ここに出てくるマルクという人物も、相手が美人だったから無理やりそうこじつけたんじゃないか、なんて気もします。

個人的にはラストの部分はしらけました。まあ、あれがなければ彼女の完全なる再生物語にはならなかったのかもしれませんが、ちょっとファンタジックかな。ファンタジーは決して嫌いではないのですが、前半との兼ね合いからどうもラストが甘すぎる感は否めませんでした。
「おかえり~!」の部分で終わっていれば…もっと感動したかも。


HASARDS OU COINCIDENCES / CHANCE OR COINCIDENCE
1998年
フランス/カナダ
監督/脚本:クロード・ルルーシュ
音楽:フランシス・レイ
出演:アレッサンドラ・マルティネス、ピエール・アルディティ、マルク・オローニュ


DVD





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.03.09 15:38:54
コメント(2) | コメントを書く
[フランス映画] カテゴリの最新記事


Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Archives

・2024.11
・2024.10
・2024.09
・2024.08
・2024.07

Favorite Blog

Cayos Wonderland cayo414さん
E KOMO MAI!☆nanaku… ナナクリさん
明日に架ける橋。 ほしの部屋さん
ADELA AVENUE chelsea2426さん
HYDE☆アニメ♪ミュー… ぶんちゃん7937さん
こぶたのベイブウ映… こぶたのベイブウさん
repulsion* repulsion*さん

Category

Freepage List

Comments

ETCマンツーマン英会話@ Re:『マイ・レフトフット』(05/09) 『マイ・レフトフット』を調べていてこち…
hoshiochi@ Re:☆君を想って海をゆく☆(03/18) はじめまして、こんばんは。私もこの映画…
Maria@ 残念ですけれど… まだまだ未読の映画レヴュー…少しずつ読め…
伊場拓也@ Re:Somewhere in time!(03/24) 同じ思いかも?考え所ですかね。
こぶたのベイブウ@ Re:Somewhere in time!(03/24) リラさんのブログ、今まで楽しく読んでい…

© Rakuten Group, Inc.
X