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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:フランス映画
結婚式当日、教会の玄関から祝福され出てきた夫婦。しかし、夫は突然射殺されてしまう。夫の指から指輪を抜き取った新婦は、復讐を誓い・・・ 夫を殺されたジュリーはそれから5年後ある男の元へ向い、そこから復讐劇が始まります。 どうやって犯人達を探し出したのかとか、その辺の説明は一切無しなので細かい所をつつけばツッコミどころはあるのですが、それでも最初はジュリーが殺人を犯す理由を説明していないので、彼女の目的を探りながら見入ってしまいました。その辺りの構成が上手い。 ジュリー役のジャンヌ・モロー。元々口角が下がり気味で普通にしていてもちょっと不機嫌そうに見える彼女ですが、ここでは夫を殺された憎しみを、その冷徹な表情を持って、いろんな手口で男達を殺して行き復讐の鬼と化すところが恐ろしく、又それが面白味さを増させています。 女好きの男達が魅力的なジュリーに惹かれることでこの復讐も成して行く訳ですが、この役はこの頃のジャンヌ・モローには少し年齢がいってるかなァ。もっと若い頃なら図星のキャスティングだと思うのですが。その部分がちょっと気になるところではありました。 ラストの方、何でわざわざ葬儀に・・・と思っていたら、なるほど!ラストまでしっかり観ないといけません。 原作がきっと面白いのでしょう。 LA MARIEE ETAIT EN NOIR / THE BRIDE WORE BLACK 1968年 フランス/イタリア 監督:フランソワ・トリュフォー 脚本:フランソワ・トリュフォー、ジャン=ルイ・リシャール 原作:コーネル・ウールリッチ 出演:ジャンヌ・モロー、ジャン=クロード・ブリアリ、ミシェル・ブーケ、ダニエル・ブーランジェ、クロード・リーシュ、ミシェル・ロンズデール、シャルル・デネール 他 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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