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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:アメリカ映画
久しぶりのタランティーノ作品を鑑賞。 ナチス占領下のフランス。ユダヤハンターの異名を取る冷血な男ハンス・ランダ大佐によって、家族を殺され唯一人逃げ延びた少女ショシャナは、現在はパリで映画館主をしながら復讐の時を待っていた。同時期、ユダヤ系アメリカ人を中心とした連合軍の極秘部隊イングロリアス・バスターズ(名誉なき野郎ども)が、ナチスを次々と残虐な殺し方でドイツ軍を震え上がらせていた。 タランティーノの荒唐無稽な戦争映画であり、コメディ、復讐ものでもある娯楽映画。冒頭などは音楽などもマカロニウェスタン色が濃かったりもする。 相変わらずの無駄話も盛り込まれ、ちょっと目を覆いたくなるような暴力シーンはタランティーノ色満載だが、章に区切ってあるし、その章ごとにしっかりとしたストーリーになっているので最後まで飽きることなく観れました。 何と言っても、ナチスのランダ大佐役、クリストフ・ヴァルツが最高。無表情で容赦なくユダヤ人を殺害する冷酷さをものの見事に演じていて、震え上がるほど。ブラッド・ピットが主演のように扱われていたけど、明らかにヴァルツに食われてます。 アメリカの戦争ものには珍しく、英語の他ドイツ語やフランス語も話されているのも良いです。最初の農場や酒場でのシーンは実にスリリングだし、最後の上映会のところまでのそれぞれの思いを交錯させながら盛り上げていくのも上手い。 もちろん事実とは違うけど、そんな事関係なく楽しめるエンターテーメントムーヴィーでした。 INGLOURIOUS BASTERS 2009年 アメリカ 監督/脚本:クエンティン・タランティーノ 出演:ブラッド・ピット、クリストフ・ヴァルツ、メラニー・ロラン、ミヒャエル・ファスベンダー、イーライ・ロス、ダニエル・ブリュール、ダイアン・クルーガー 他 【送料無料】イングロリアス・バスターズ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.12.17 14:59:22
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