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2012.03.18
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カテゴリ:フランス映画

2008年。イラク国籍でクルド難民の17歳の少年ビラルは、恋人ミナが住むロンドンに行く為フランスのカレにやって来る。同じくイギリス渡航を望む同郷の友人とトラックに乗り込んでの密航を図るが失敗。ビラルは英仏の間に横たわるドーバー海峡を泳いで渡る決心をし、市民プールに行きクロールの指導を受けようとする。


とても切ない映画でした。
フランスでは近年、移民、難民に対して以前と比べ厳しい措置が取られているというニュースを耳にしますが、それがまざまざと見せ付けられる思いでした。
ビラルは、恋人に会いたくて何ヶ月もかけてフランスまでイラクから歩いて来ました。そして更に、何十キロも泳いで渡ろうと言うのです。この一途さに心打たれます。

一方水泳のコーチ、シモンは、元はメダルを取るような名選手でしたが、今は市民プールでコーチ業。妻とは別居していて離婚調停中だけどまだ未練たっぷり。妻は難民の支援団体に属している為、最初は妻の気を引く為にビラルを助けます。しかし、ビラルと接しているうちにシモンの気持ちに変化が訪れます。

名声のあった元水泳選手が、難民少年のひたむきさに自分の心も変化していき、その間に大きな友情を育んでいくとても良い映画でした。でも、心がちょっと沈みました。
難民、移民問題は今の日本ではあまりピンと来ないのが実情でしょう。この映画も、フランス人の立場で観るか、難民の立場で観るかでも違ってくると思います。しかし、「クルド人」と言うだけでスーパーにも入れない、毛嫌いされる、と言う様子を見ていると、心が痛いのです。

きれい事では済まされないけれど、人を人として扱わないような世の中ってとてもむなしくなるし、原題にはいろいろと考えさせられます。


WELCOME
2009年
フランス

監督:フィリップ・リオレ
脚本:フィリップ・リオレ、エマニュエル・クールコル、オリフィエ・アダム
出演:ヴァンサン・ランドン、フィラ・エヴェルディ、オドレイ・ダナ、デリヤ・エヴェルディ  他




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Last updated  2012.03.18 12:03:12
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ETCマンツーマン英会話@ Re:『マイ・レフトフット』(05/09) 『マイ・レフトフット』を調べていてこち…
hoshiochi@ Re:☆君を想って海をゆく☆(03/18) はじめまして、こんばんは。私もこの映画…
Maria@ 残念ですけれど… まだまだ未読の映画レヴュー…少しずつ読め…
伊場拓也@ Re:Somewhere in time!(03/24) 同じ思いかも?考え所ですかね。
こぶたのベイブウ@ Re:Somewhere in time!(03/24) リラさんのブログ、今まで楽しく読んでい…

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