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心の病とともに・・　野いばら姫の日記

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2010年06月09日

イカロス

(2)

カテゴリ：読み聞かせ・読書指導

　６年生のアスペ王子のクラスで読み聞かせをしてきました。

　ギリシャ神話のイカロスのお話。先月、種子島から打ち上げられた金星探査機器に「イカロス」と名前が付けられているそうです。（うーん、安易だ。）

「知ってる人～」にアスペ王子も含め何人か手があがりました。

「教科書に載ってま～す。」と誰かから声が上がりました。
　げ、アスペ王子は知らないと言ったぞ～。

　あわてた先生がさがしてきた音楽の教科書に載っていたのは、「勇気一つを友にして」でした。子供のころ、NHKのみんなのうたでやってましたね。知ってましたので、ついでにアカペラで歌ってきました。

勇気一つを友にして　　　片岡輝：作詞　越部信義：作曲　

むかしギリシャの　イカロスは
ろうで固めた　鳥の羽根
両手に持って　飛び立った
雲より高く　まだ遠く
勇気一つを友にして

おかはぐんぐん　遠ざかり
下に広がる　青い海
両手の羽根を　はばたかせ
太陽目指し　飛んでいく
勇気一つを友にして

赤く燃えたつ　太陽に
ろうで固めた　鳥の羽根
みるみるとけて　まい散った
つばさうばわれ　イカロスは
墜ちて生命を　失った

だけどぼくらは　イカロスの
鉄の勇気を　受けついで
明日へ向かい　飛び立った
ぼくらは強く　生きて行く
勇気一つを友にして

勇気一つを友にして

　今回の話のみそは、このうたのイメージのイカロス「かっこいい～！」と、実際のイカロスに語られている教訓「父の言いつけを守らない少年の愚かさと、科学万能主義で息子を失った男の愚かさ。」との差にあるのですが、そこまでやると押し付けがましいので、「神話・伝説にはいろいろな伝わり方がありますので、同じ題名でも読んでみると意外と違う解釈で面白いんですよ。」と終わりました。

　次は、何を読もうかな～。７月は新暦のお盆にあたるので、地獄の話でもしてみようかな？　ということで、「蜘蛛の糸」にしようと思っています。

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