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2013年05月31日
テーマ：がん治療最先端(20)
カテゴリ：代替医療
では早速読んでみましょう。 《２５》 がん患者のQOLが「芸術療法」で改善！ 大野智 （おおの・さとし） これは、厚生労働省研究班の調査によって判明した、がん患者さんの補完代替医療の利用率です。 補完代替医療とは、病院でおこなわれる手術・抗癌剤治療・放射線治療以外に、患者さん個人の判断でおこなっているさまざまな施術や療法の総称です。 具体的には、健康食品・サプリメント、鍼灸、カイロプラクティック、アロマセラピーなどがあります。 ただ、残念なことに、これらの補完代替医療は、がん患者さんに本当に効くのかどうか、臨床試験で検証されたものは余り多くありません。 しかし、最近、クリエイティブ・アーツ・セラピーの効果について検証した結果が報告されました。 クリエイティブ・アーツ・セラピー（創造的芸術療法）とは、音楽療法、ダンス/ムーブメント療法、芸術療法などを含む、表現活動を意図的に用いる治療法の総称です。 では、早速、論文の内容をみてみましょう。 研究の方法は、メタアナリシス（Meta-analysis）と呼ばれるものです。 これは、過去に報告されたランダム化比較試験のデータを集積・統合して、より高い見地から分析をおこなう研究手法（あるいは統計解析方法）です。 複数のランダム化比較試験の取りまとめデータと理解していただければと思います。 なお、ランダム化比較試験について詳しく知りたい方は過去のコラムを参照して下さい。 論文の著者らは、メタアナリシスをおこなうために複数の学術データベースから、８０編の論文をピックアップし、条件を満たしている２７編を厳選しています。 ２７編の論文で評価されている患者の合計人数は、１５７６名にものぼります。 そして、評価項目は、次の５つです。 「不安」「うつ」「痛み」「倦怠感（だるさ）」「生活の質（Quality of Life: QOL）」です。 いずれも、多くのがん患者さんが、療養生活において直面する問題点かと思います。 なお、評価は、クリエイティブ・アーツ・セラピーをおこなった直後の時点と、その後しばらく経過した後の時点でおこなっています。 それでは、結果です。 続きは以下で。 http://apital.asahi.com/article/kiku/2013052100006.html 執筆者、大野さんのブログ がんの補完代替医療を科学する！ http://ohno777.blog82.fc2.com/ ★お知らせ★ [乳癌は早期発見も早期治療もいらない]の過去記事をアップしています。 こちら↓をぜひ訪れてくださいまし。 癌治療に抗ガン剤も放射線も手術もいらない 人気ブログランキングへ どちらか↑ ↓1つでもクリックしてくださると、とっても嬉しゅうございます。 にほんブログ村 医療情報 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2013年05月31日 18時53分01秒
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