仕事
今日は、授業が3時に終わりその後はゆっくりと過ごせました。なぜ3時に終わったかと言うと、11月2、3日はメキシコのお盆のような感じで、研究所、大学とも基本的には休みなんです。それなのに、僕らは『日本カリキュラム』で動いているので、授業がある。しかも、11月3日は文化の日のはずなのに、授業があるんです。だから、担当教官が今日は早めに終わろうと。最近みんなの疲労もピークにきているようなのでちょうどよいかと思いました。さて、今日の夕食はその先生を交えての食事になりました。和食を食べたいとのリクエストにお答えするためにも「肉じゃが」を作りました。いつもながら、おいしく出来ましたぁ。みんなでそれを食べて、今日はなんとデザートもありましたヾ(●⌒∇⌒●)ノ わーいそれが、pan de mueruto(死者の日のパン)というもので、お盆の日にしか食べないというパンでした。宿舎の職員の方のご好意で頂いたものだったのですが、いやぁ本当においしいパンでした。すごくやわらかくて、また、みんなで集まって、その宿舎の方も集まって一緒に食べたこともおいしさをました要因かなぁとも思いましたが。本当においしかったですねぇ。みんなでのデザートタイムが終わった後、ようやく先生による授業が始まりました。(通常カリキュラムで終了しなかった部分をみんなの共通部屋でお話してくださるように頼んだんです(〃'∇'〃)ゝエヘヘこういうことが出来るのも、こっちの集団生活の特権のような気がしています)でも、開始直後から「先生の今までの経験の話が聞きたいです」という提案に始まり、ごろっと方向がキャリアの話や就職の話に入っていっていきました。こういう話も好きなので、楽しく聞いていたのですが、何しろ教官のキャリアが面白くて、今まで滞在した国49カ国JICA,FAOの職員とし働いた後、鳥取大学にお見えになったとの事でした。( ̄∇ ̄;)ハッハッハすごいですよねぇ。でも、お話を聞いてると、そんなにがつがつ真面目という感じの方ではないんです。確かに、博士卒業までに4本の論文を書いたとの事で実績は残されているのですが、先生のお話の中で、『良い加減』に生きようという言葉がありました。たとえば研究職に就きたいからといつまでも大学に固執するのではなくて、民間に入って、それから大学に戻ってくると言う方法もある。(先生の経歴のひとつですが)また、JICAでのお仕事が長かったので、JICA事情についてもお話いただいてJICAに大学卒で入ってくる人の3年後までの退職率が30%を超えているそうです。理由は、海外での仕事がしたかったのに、東京のJICAでの事務職に絶えられなくなってという物が一番多いらしいです。ここから、先生が仰るには大卒でスグに海外に行けるような甘い汁はないよ。と。みんな使いっぱしりのような期間を経て、海外での仕事が手に入る。これは、どこでも同じでしょうと。ここで、僕が、専門が行かせる仕事もあるのでは?的な質問をしたらそれは、君が専門と思っている分野があるだけで、誰しもが認める専門分野なのかなぁ?自分で思ってるだけであって、集団からしてみれば何も変わらないよ。と。結構グサーっと来てしまいました。そうなんですよねぇ。自分で思っているだけであって、誰から認められているわけではない。他にも、大卒と院卒は何が違うのか?や海外での危険な経験など。面白話満載で夜10時ぐらいまで楽しんでいました。ヤッパリ、経験者の言葉は重みがあるし、素直に受け止めつつ、自分なりに考えて生きたいと思います。