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カテゴリ:医院でのこと
メンタルケアを担当させてもらっている患者さんの、今日は通院日でした。
二週間ぶりに会いましたが、思ったよりお元気そうで何より。 栄養状態の悪化から低血糖発作が出て、先月末には救急車で大学病院に行ったとか。 足がパンパンにむくんでいるのも心配。 今日はお話しながら、40分ぐらいずっと足をさすっていました。 「そうしてもらうと、すーっと楽になる感じがする」と言ってもらえたのが嬉しくて。 担当した始めの頃は、お互いに「何を話せばいいのだろう?」という気持ちでのスタートだった。 仕事の話や、家族の話など、過去の話がほとんどだったっけ。 でも5回を越えた今、患者さんに笑顔が見られるようになった。 「お元気そうで嬉しいです」と私が言えば、にこにこ。 付き添って来られた奥様が「ここに来て、みなさんの顔を見るのが楽しみなようですよ。」とおっしゃってくださる。 なんとも嬉しいお言葉だ。 特別に何ということもなく、毎日どんなことをして過ごしているかとか、お孫さんの話とか、相変わらずの過去の話とか・・・話の内容は特別なものではない。 でも始終にこにこと笑顔でいらっしゃるのが嬉しい。 奥様に強い言葉で諭されて、「わかってるよ、そんなこと」と言いながらもにこにこ。 その笑顔が見たくて、私はここにいるのだなと思う。 「二週間後にまたお待ちしてますね」とお約束して、車が見えなくなるまで手を振り続けた。 ・・・あと何回、こんな幸せな時間がもらえるだろうか。 今一瞬。今日このとき。この時間にお話しできて、笑顔がいただけたことを喜びと思う。 感謝したい気持ちになる。 ありがとうKさん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.09.06 15:48:36
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