ドクハラ?
ドクターハラスメントという言葉がある。ハラスメントまではいかなくても、医者の言葉で多かれ少なかれ傷ついたことのある人といううのは案外たくさんいるのかもしれない。きょう包茎の手術をうけた人も、うちの先生によれば「医者のひとことがトラウマになっている」とのこと。その患者さんは、そもそもは奥様との性行為がうまくいかないことでの相談にきた人だった。先生が話を聞いてみたところ、ある病院でみてもらったときに、「そのままでは子供ができないよ」と医者に包茎を指摘されたのだとか。うちの先生が言うには、「尿がでるなら精液もでるのだから、それが原因で子供ができないとは考えにくい」ということだった。ところが本人は病院で言われたことが忘れられず、ついには奥様との性交渉ができなくなってしまったのだそうだ。できないのをできるようにするために、EDの治療薬がほしいとの訴えだったのだが、若いことと包茎が心因になっていることから、薬を飲んでもらうよりもまずは包茎手術をすすめたようだった。手術がトラウマをも治してくれるとよいなと思う。