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カテゴリ:医院でのこと
今日は中学二年生(13才)の男の子が患者として来た。
母親に付き添われて来た。 訴えは、ペニスのあたりが痛がゆい感じがする、というもの。 検尿後に先生が診察をした。 すると・・・。 「これはいわゆる性病っていうヤツだね。心当たりはあるよね。」 「はい。」 「キミの場合は、尿道炎だから薬を飲めば治るけどね。コワイのは治らないヤツだよ。肝炎とか、エイズとか。聞いたことあるでしょ。」 「はい。」 「女の人と性行為をすれば、病気になることもあるんだよね。知ってるよね。治る病気なら治せばいいけど、もし治らない病気になったらどうするのかな。ちゃんと考えて行動しなきゃダメだよね。」 「はい。」 診察室には母親と一緒に入った少年。 母親も女性との性行為があったことは知っていたとかで、その時にもだいぶ叱ったらしい。 診察室から出てきて母親は「先生の言うとおりだよ。」と息子に声をかけていた。 それにしても、まだまだ子どものようなあどけない顔をした少年。 中学生にも性病があると聞いてはいたが・・・。 自分のこと。命のこと。人を愛するということ。そして性のこと。 まだ十分に知識も考え方も備わっていないだろうに、カラダだけは大人になってしまう。 あげくの病気。 これをきっかけに、この少年が考えてくれれば良いのだけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.10.08 15:14:23
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