日々是好日

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• （医院）毛ジラミ・・・その後。

  毛ジラミの患者さんが再び来た。「先生に言われたシャンプーを使ったけど、治らない」とのこと。そんなことってあるのかなぁ、と思っていたら・・・診察室での先生との会話を聞いて納得。先生「治らないって？」患者「シャンプーをしたんですけど、かゆみが治らないんですよ。」先生「ちゃんと使ったのに？」患者「はい。毛を剃るといいって聞いたので、（下の）毛を全部剃りました。それからシャンプーしたんですけど。」先生「えっ？　ちょっと見せてみて。」患者「はい。」先生「・・・これはねぇ。かみそり負けだよ。」患者「？」先生「かみそり負けしたところに、シャンプーをつけたから皮膚炎になっちゃったんだね。」患者「えっ。」先生「じゃあ今度は皮膚炎の塗り薬出しておくから、ちゃんと塗ってね。」患者「はい。」そうなんです。かゆかったのは、毛ジラミが治らなかったせいじゃなくて、かみそり負けにシャンプーをつけたせいで皮膚炎になってしまっていたんです。気の毒に・・・。【今日の独り言】明日のクリスマス会は、一人一品持ち寄りだ！　何も用意してなくて、これからどうしよう・・・。

  2003.12.15

• （私事）おかみさんに気に入られ・・・。

  昨夜は少々早い忘年会。メンバーは主婦ばかり６人。長男の保育園時代の役員だ。役員時代から懇親会を何度も持つほどに、お酒とおしゃべりが大好きな面々だったが、４年経った今、懇親会も限られたメンバーだけだが続いている。今回は私の自宅から徒歩３～４分の所にある、最近できた串焼き屋さんが会場だった。近いのに初めてその暖簾をくぐった。席は入り口近くの個室。（お店の人の休憩所のはずだったらしい）個室ということで、周りに気兼ねなく騒げたのがありがたかった。他愛もない会話、つきないおしゃべりと笑い声。子どもの話あり、学校の話あり、浮気話あり、果てはシモネタもあり。何でもありなのが、このメンバーだ。顔色をうかがったり、気を使ったりすることなく、思うままにしゃべれる気楽な空間。このメンバーと飲むひとときが、私にとってはとても幸せに感じられる。４時間半ほど居座り、各々４～８杯ほどのチューハイを飲んだ。頻繁な注文で、カウンターと個室をいったりきたりと大忙しの“おかみさん”。でも帰りがけに「楽しいお客さんで、嬉しかったわ。今日のお客さんの中では一番気を使わないで、こちらもおしゃべりさせてもらって。いいお仲間で羨ましいですね。」と言ってくれた。事前情報では１０時ラストオーダーと聞いていたが、私たちが店を出たのは１１時４０分のことだった。「こんな遅くまでスミマセン」というと、「いえいえ、朝までいてもらいたいぐらい。」とおかみさん。なんだか嬉しいなぁ。板場にいたおじさんも出てきて、見送ってくれた。楽しい友達と、いい気分で過ごすことができた。ありがとう、おかみさん！

  2003.12.06

• （独り言）

  【今日の独り言】朝７時半にグランド集合。９時試合開始。・・・寒いよなぁ。

  2003.12.05

• （医院）バイアグラの飲み方。

  バイアグラという薬があります。（ご存知ないかたは調べてみてね。）これは「いざ！」と事に臨むときに飲む薬ですが、とんでもない間違いをしている患者さんがいました。７０代半ば男性Ｔさん。前回の受診時に「あっち」の元気がない、ということでバイアグラを処方してもらっていました。そして１ヶ月たち、今日また受診されました。患者さんには受付で「具合はいかがですか？」と、何か特別に症状が変化したりしていなかったかどうかを尋ねることになっている。なのでいつも通りＴさんにも尋ねた。すると、Ｔさんは６日分ほどの日付が書かれた紙を１枚差し出した。「前回バイアグラをもらったけど、２４時間以内には続けて飲んではいけないというので、飲んだ日付を書いておいた」とのこと。「１１／１２（朝）　　１１／１３（昼）　　１１／１５（朝）　　１１／１７（朝）　　１１／１９（朝）　　１１／２１（昼）」ひぇ～！失礼だけれど、このお年で、しかも朝とか昼とか・・・。こんな赤裸々なメモをもらって良いのだろうか？Ｔさんは「初めは１日半ぐらいで飲んでいたけれど、面倒なので１日おきにしてしまった。」とおっしゃる。「これを飲むと、なんだかムズムズしたよ。」とも。？？？？？何かがヘンだ。先生には私の疑問をそのまま伝えておいた。すると・・・。先生「Ｔさん、この回数“やった”ってことかい？」Ｔさん「は？」先生「この薬はね、やるときに飲む薬だよ。」Ｔさん「えっ？」先生「このパンフレットをもう一度よく読んどいてよ。」Ｔさんは診察後に、いつもの前立腺の薬をもらってお会計をし、そのときに「ＥＤっていうのはそういうことかい。よくわからなかったよ。もうあの薬はもらわなくていいよ。恥ずかしいなぁ。」と、照れくさそうにつぶやいていた。でも、飲んだのが６錠だけでよかった。もっとたくさん処方されていて、毎日のんでいたら、一体どんな副作用が出ていたことか・・・。飲み方や注意点などは先生も説明し、パンフレットも渡していたはずなのだが、Ｔさんはよく理解できていなかったらしい。「わかっただろう」とか「わかったつもり」とかいうことの恐ろしさを実感するできごとだった。【今日の独り言】明日は飲み会。明後日はピアノ教室のクリスマス会。明々後日はサッカーの試合。・・・こうして家は荒れていく。（涙）

  2003.12.04

• （カウンセリング）真剣勝負。

  今日は、メンバーの一人が「カウンセラー役」をやり、同じくメンバーであり最近離婚したＮさんとのカウンセリングを見せてもらった。カウンセリング講座のたびに、これまでのいきさつを聞いていたので、正式に離婚した彼女の顔はすがすがしく見えた。・・・のは始めだけだった。離婚の原因を作ったのは夫。「この家ではもうやっていけない」と離婚を切り出したのも夫。それなのに、失業中で経済力ゼロの夫ではなく、慰謝料や子どもの養育費は夫の両親から支払ってもらうことになった。しかも、離婚にまつわる様々な手続きは、妻であるＮさんが一人でするはめになった。「原因を作ったのも、離婚を切り出したのも夫本人なのに、まるで他人事のようだ」とＮさんは嘆く。そして疲れ果てていた。カウンセリングを見せてもらったあとに、メンバーは一人一人感想を述べた。クライアントのＮさんの思いをどう受け止めたか。カウンセラー役の人の聞き方はどうであったか。それぞれが思い思いに発言する。この発言がまさに「真剣勝負」である。自分の心の底から出てきた言葉でなければ、まるで意味をなさないのである。体裁をつくろったり、世間一般論など並べ立てようものなら、先生からもメンバーからも冷ややかな空気が送られてくる。本当に、心の中で思うこと、心で受け止めたことを、そのままに素直な言葉で語らないとならない。なかなか精神力を要する時間だ。ただ、終わってみると疲労感よりも、むしろ、心を開いて語り合えたときのような温かさを感じられる。ここちよい気持ちのよさだ。〈今日の独り言〉「自分の写真を提出」と簡単に言われるが、これが一番難しい。自分らしい写真とは？　そんなものあるのだろうか。

  2003.12.02

• （医院）最近の流行？

  毛ジラミ。なんだかこのごろ多い。３日前には３０代の男性。今日も３０代の男性。そういえば先週も二人いたっけ。もしかしたら元をたどれば同じ人に行き着いたりして。毛ジラミ。もちろん性行為感染症だ。ものすごく“かゆい”らしい。会計の計算のためにカルテを見て、“毛ジラミ”と書いてあると、なんだか、私までかゆくなる。（今日の独り言）いつの間にか娘は重い。おぶって階段を上がったら息が切れた。

  2003.11.28

• （医院）マジ？　それとも、イタズラ？

  電話の向こうで延々と同じ事を繰り返し言うのは５６歳の男性。なんでも、他の病院で「尿の出が悪い」ということで受診したところ、検査や処置のときにとても恥ずかしい思いをしたという。診察台に四つん這いにさせられ、尿道に管を入れられたり（導尿といい、尿が出ない患者さんにする処置）、肛門に指をつっこまれたり（前立腺が肥大しているかどうかをみるための触診）した。それも、まわりには２０歳そこそこと思われる看護婦さんが４～５人取り囲み、やれ「尿道が狭い」だの「尿道が曲がっている」だのと口々に良いながらジロジロと眺めていた、と。この年になっても、こんな恥ずかしい目にあうのはツライ。そこの医院ではどんな検査をしているのか、と。その男性は２０分以上の長きにわたり、同じ事を繰り返し、延々と話をされていた。検査というのは、人によって病気によって違うので、どんな検査とはお答えできない。診察に来てもらって、先生の判断で検査や処置・手術などが行われるので・・・と答えた。それでもまだ話し足りないらしく、尿道に管を入れるときには、皮をめくって亀頭部分を露出させられた・・・など、話は続く。最後には、実は包茎でもあるのでその手術もできるのか、とか、そこの医院に勤めている看護婦さんの年はいくつぐらいか、など。話を聞いているうちに、セクハラを受けているような気分になっていく。いったいこの人は何なんだ？始めは検査や処置に対する不満、その病院のやり方に対する不満を、同業者であるウチでぶちまけているのか、と思っていた。でも時間がたつにつれ、単なる性的なイタズラ電話なのかとさえ思えてきた。診察時間などを伝えて電話を切ったが、なんとも後味の悪い、嫌な気持ちになってしまった。・・・ツカレタ。〈今日の独り言〉シクラメン、先月買ったのは間違いだったか。クリスマスまでに枯れそうだ・・・。トホホ。

  2003.11.26

• （医院）同僚？　兄弟？

  職場の同僚だという二人の男性が、コンディロームの疑いということで来院した。なんでも、２ヶ月前に関係のあった女性（同一人物）から「コンディロームと診断された」と連絡があったらしい。診察の結果、男性は二人ともコンディロームの症状はなかった様子。先生からコンディロームについての説明を聞き、「あと２ヶ月ぐらいは様子をみて」と言われて帰っていった。・・・とまあここまでは、いつものウチの医院の風景。けれども問題なのは、そのうちのひとりが知り合いであるということだ。なんと、娘の同級生の父親なのだ。幸いなことに、この男性と私とは直接には面識がない。母親のほうはよく知っているが、父親のほうは保育園の行事で何度かみかけた程度。直接話をしたことはない。それにしても・・・。園の行事に積極的に参加する「良いパパ」というイメージだったのだが・・・。トホホ。うちの医院になんて来なくていいのに！『今日の独り言』スイートポテト○○パン、というのが目について購入。何故だろう、スイートポテト、という言葉につい反応してしまう。

  2003.11.25

• （カウンセリング）身近な人

  身近な人、例えば、親兄弟などの家族・友人。そういう人を相手にカウンセリングすることは難しいといわれている。なぜなら、カウンセラーである自分と、クライエントである相手との間には、それまでに培ってきた関係が存在しているから。これまでに交わしてきた会話の数々、いろいろとぶつかってきた問題。そのときにとってきた自分自身の態度。そういうことが、普通にカウンセリングするときには邪魔になってしまうのだ。私自身、カウンセリングを始めてから、本当にカウンセリングしたい相手というのは、自分の父親であるということにずっと気づいている。父と妹はとても仲が悪い。もう何年も口をきいていない。その関係を改善するためには、父親のカウンセリングが必要だと常々思っているからである。でも、できない。何度か試みたことはあるのだが、できなかった。これまでに私が父に対してとってきた態度や、父に対する思いや気持ちが、「相手の気持ちを感じ受け止める」という基本部分に悪影響を及ぼしてしまうのだ。しかも、父が妹のことを悪く言う事に対しても、妹のこともわかるだけに、父の気持ちをそのままに受け止めることができないのだ。・・・やはり難しい。そして今、私はもう一人むずかしいクライエントを抱えてしまっている。クライエント、と言ってしまってよいかどうか・・・。友人とは言えないかも知れないが、身近な人に対して、カウンセリング的関わりをしているのだ。これもやはり難しい。これまでに交わしてきた会話では、私は私なりの意見を述べてきていた。でも、今その人にとって必要なのは、「ふつうの友人」ではなくて「カウンセラー」なのだ。いろいろなストレスから体にまで変調を来してしまっている上に、自身でもいうように「鬱」の状態が時々ある。更年期にはまだ早い年齢なだけに、これはカウンセリングが必要な状態だと思われるのだ。でも、やはりこれも難しい。ここしばらく更新を滞っていた理由も、その人にある。カウンセラーのプロではない私にとって、その人とカウンセリング的に関わることは、精神的なエネルギーをたくさん使う。一日のうちに、その人のことを考えている時間がとても多い。・・・そんな時間を日々過ごしているうちに、気がついたらこんなにも更新が滞ってしまっていたらしい。自分自身が安定していなくて、どうやってカウンセリングをしようというのか・・・。困ったことだ。

  2003.11.23

• （医院）“おたふく風邪”の後遺症。

  ３０代半ばの男性。精液検査を希望して来院。「昨年“おたふく風邪”にかかり、そのとき睾丸が腫れていた。おたふく風邪によって不妊になると聞いたので、精液検査をしてほしい。」おたふく風邪による睾丸炎が不妊の原因になることは、わりとよく知られている。友人の弟も２０歳の頃おたふく風邪にかかり、睾丸炎になりかかり、睾丸を氷水で冷やし続けていた、という話を聞いたことがある。彼は大丈夫だっただろうか。精液検査希望のこの男性、聞けば子どもが３人いるという。・・・それなら今更不妊を心配することもないのではないだろうか？結婚前とか、まだ子どもがいない夫婦とかいうのなら、深刻になるのも無理はないと思う。だがこの男性の場合には、わざわざ調べなくても良いように思う。別に４人目を望んでいるという風でもない。それなら何故？医院のスタッフは首をかしげていたが、やがて皆が同じ考えに行き着いた。「パイプカットと同じ効果をねらっている？」精液が妊娠能力のないものとわかれば、避妊は必要ないわけだ。なるほど・・・。そう言う場合は、おたふく風邪になってラッキー、というものだろうか。う～ん。（今日の独り言）「咳止め薬は便秘になりやすいので気をつけてください」の一言が忘れられなくて、薬を飲まずに我慢しようと思ってしまう。

  2003.10.23

• （カウンセリング）気持ちに沿う、ということ。

  例えば、嫁姑問題に悩む嫁がクライエントの場合。嫁は、これまで姑にずっと（心が）傷つけられてきたことを、あれこれと並べる。そういうとき、カウンセラーはどんな心持ちでいればよいのだろうか。「クライエントの気持ちに沿っていく。」これがカウンセリングの原則であり、基本である。たから、カウンセラーは、嫁のつらい気持ちを受け止め、まるで我がことのように、体験したかのように、同じようにそのつらい気持ちになって話を聞かせてもらう。しかし、ここからが難しい。カウンセラーは、クライエントのつらい気持ちには沿うけれども、姑が悪いという判断はしてはならないのだ。気持ちに沿いながらも、「とらわれのない心」でいなければならないのだ。クライエントの話している内容（ことがら）の善悪を判断してはならない。そのような自分の判断は、カウンセリングにとって無駄であるどころか、カウンセリングをまるで意味のないものにしてしまうのである。姑が良いとも悪いとも、嫁が良いとも悪いとも、どちらとも判断することのない、何にもとらわれない心のままで話を聞き続けなければならないのだ。カウンセラーが、ただひたすらに「とらわれのない心」で、ただひたすらに「クライエントの気持ちに沿い続ける」。これが出来ている場合にのみ、クライエントは自ら答えを見つけてしまうのだ。答えはクライエントの中にある。カウンセラーが答えを差し出す、あるいは、答えに導くのではない。カウンセラーがただひたすらに話を聞くことで、クライエントは自分の力で答えを見つけるのだ。そして、クライエントは自分自身で答えをみつけることができる存在である、ということをカウンセラーは心から信じているのだ。・・・なるほど。今関わっているＴさんの問題（子どもの不登校）を考える上でとても重要なことを、今日は教わった気がする。（今日の独り言）スーパーで買ったなすの「おやき」は、おいしくなかった。ガッカリ。

  2003.10.21

• （医院）ボケるということ。

  うちの医院は高齢者の患者さんが多い。高齢者受給者証を持つ７０歳以上の患者さんが５割を越えている。その中には、この夏に９８歳のお誕生日を迎えられたかたもいる。そのかたは、杖無しでスタスタと歩き、耳もしっかりよく聞こえ、お話も達者。家族の付き添いで医院に来るが、付き添いなど必要ないほどだ。その反対に、まだ７０歳前半だというのに、ボケてしまった患者さんもいる。７０代のＭさん。もともとは写真が趣味の、少々理屈っぽい患者さんだった。近くの公園を写したという写真を、昔の様子を話して聞かせてくれながら手渡してもらったこともある。そのＭさんの異変に私たちが気づいたのは３ヶ月前のこと。３ヶ月前、いつも行っているトイレの場所がわからなくて、院内をうろうろしていた。２ヶ月前、いつもは一人で来院するのだが、奥様が付き添ってやってきた。一人での外出はムズカシイと、ご家族が判断してのことだろう。１ヶ月前、「妻が毎晩見知らぬ男を寝床に引き入れる」と不穏なことを言って困ると、家族からの電話。介護認定のための書類を作ってほしいと、家族から要請された。数日前、突然パニック状態に陥ったため病院（精神科）に入院した、と家族から電話。目の前で、瞬く間に変化していく患者さん。年齢とともにボケるのは仕方ないとは思いつつも、あまりの急激な変化を知り、なんともやるせない。その後どうしているのだろうか。（今日の独り言）数日前から咳がひどくてたまらない。あきらめてこれから医者に行こう。トホホ。

  2003.10.20

• 19日の日記

  土曜日と日曜日は「家族の日」と思っています。なので更新はお休みです。また明日～！

  2003.10.19

• （医院）美人看護婦とおじいちゃん。

  ウチの先生が一番お気に入りなのは美人看護婦のＹさん。旦那様は脳外科医。大学付属小学校に通うお嬢さんがひとり。Ｙさんは女の目から見てもとてもキレイだ。美人だというだけでなく、性格も極めてよい。よく気がつき、気が利く。おかげで一緒に仕事をしていると、とてもやりやすいのだ。その看護婦さんを気に入っているのは、先生だけではない。常連患者のおじいちゃんたちにとっても、Ｙさんはアイドル的存在なのだ。あるおじいちゃんは、担当がＹさんの時には必ず「今日は血圧を測ってくれ」と要求する。高血圧で受診している患者さんではないので、血圧測定は必ずしも必要とは言えない。ではなぜ？理由は簡単なことだった。看護婦さんが血圧を測るときには、必ず手首で脈をみる。そう。Ｙさんに触れてもらいたいだけだったのだ。そして血圧を測ってもらったおじいちゃんは、ご満悦で診察室から出てくる。なんだかカワイイ。さて、昨日のつづき。夜に何度もトイレに起きるために睡眠不足になってしまう場合にはどうしたらよいか・・・という話。このごろ先生はこうした患者さんに２つの対処方法をとる。まず一つ目は、夕方からは水分の摂取を控える、という方法。飲んだ水分が尿として排出されるわけなので、夕方からは余分に水分はとらないで、作られる尿を減らそうとする試みだ。もう一つは、夕方早めに利尿剤を飲む、という方法。血圧を下げる薬など、尿を作らせる働きのある薬を夕方早めの時間（５時ごろなど）に飲んでもらう。すると、いつもなら就寝してから作られる尿を、薬の効果で就寝前に作らせ、寝る前に排出させてしまおうとする試みだ。昨日の話のおばあちゃんには、始めの方法を勧めていたようだ。ゆっくり眠れるようになるとよいなぁ。今日の独り言。・・・昨日、楽しみにしてたはずのドラマを見逃した。がっかり。

  2003.10.17

• （医院の事）睡眠薬のせい？

  ７０代の女性患者さんのこと。夜中に何度もトイレに行くので睡眠不足になってしまい、内科で睡眠薬を出してもらった。すると、ぐっすりと朝まで熟睡できるようになった。ところが・・・朝起きると必ずパンツが濡れている、という。どうやら“おねしょ”をしてしまうらしい。本人は熟睡しているので、おしっこをしたいという気持ちは全くなかったらしい。朝起きたときに下着が濡れていて気づくらしい。それが毎晩続くので困る。この“おねしょ”をなんとかしてほしい。そう言うのである。いくつか検査をしたあと、先生は患者さんにこう言った。「睡眠薬を飲んでいるので夜中に熟睡してしまって、尿意を感じないのでしょう。“おねしょ”が困るというのなら、睡眠薬をやめたほうが良いでしょう。」患者さんはポカンとした顔をして「先生、おねしょの薬は出してもらえないのですか？」と聞く。先生は「夜中に尿意があったときにトイレに行けば、おねしょはしなくて済みますよ。」と答えた。お年寄りに多いのだが、体が活動している昼間には尿があまり作られなくて、体を休める睡眠中に尿が作られる、ということがある。この患者さんもそのタイプなのだろうと思われる。だから夜になるとたくさん尿が作られて、結果として何度もトイレに起きなければならなくなるのだ。トイレに起きなければならないのに、睡眠薬のせいで熟睡してしまっているから“おねしょ”してしまう訳である。だから、先生が言ったように、睡眠薬をやめて夜中にトイレに起きれば、おねしょは治るのだ。作られた尿は排出しなければならない。膀胱の中に溜まっていっぱいになってしまったら、後は出すしかない。だからおねしょしては困るのなら、起きてトイレに行くしかないのだ。でもそうなると、この患者さんはまた睡眠不足になってしまうかもしれない。それはどうしたら？・・・明日につづく・・・

  2003.10.16

• 気がつけば・・・。

  随分長い間、更新をサボッてしまいました。きっかけはネットウイルス。その後、なんとなく不調のパソコン。あとは・・・？？？？理由もなく、ただなんとなく。それが本音です。こんなに長い間の停滞中に、それでも見に来てくれた方々に感謝です。また始めます。どうぞヨロシクお願いします。

  2003.10.15

• 12日の日記

  しばらく停滞しています。気持ちを新たにして再開したいと思っています。またよろしくお願いします。〈終〉

  2003.09.12

• 19日の日記

  もうすぐ新学期。この辺りの小中学校は、あさって２１日が二学期の始まりだ。だから、テレビで「まだ間に合う、夏休みの家族旅行」なんていう特集を見ると、は？　と思う。９月１日までには、まだあと二回も土日がある、と気付いて子どもと一緒に羨ましく思ってしまった。この夏休みは、土日のたびにサッカーの試合があったので、家族でゆっくりすごすことがなかった。あと二回も土日があれば…と、そう思えた。けれど、あと二週間も子どもたちを義母にあずけて仕事に行くのは肩身が狭いなあ。うーん。そう考えると、長すぎない夏休みでよかったのかも。…身勝手な私である。〈終〉

  2003.08.19

• 17日の日記

  命がきらめいている。どの子の顔も一生懸命だ。雨でずぶ濡れなのに誰もつらいなんて言わない。必死で相手にくらいつく。それでも奪われるゴール。「負けるはずがない」と歯をくいしばっている。試合終了を告げるホイッスルが、無情にも鳴りひびく。溢れ出す大粒の涙。こんなにもくやしがるのは、初めて見たかもしれない。でも、その涙は私の心に、爽やかな感動を運んでくれた。ありがとう、みんな。今日、みんなと同じ場所で、同じ時間をすごせて良かった。本当にありがとう。〈終〉

  2003.08.17

• 16日の日記

  今日もサッカーの試合だった。試合のとき、ケイタイはとても役に立つ。移動中に迷子になっても、ケイタイさえあればなんとかなる。今日は同じ学年の子が上のチームにかりだされていたので、お互いにもう一方の試合の様子をしりたくて、ケイタイメールが活躍した。（電話だと、試合の応援の邪魔になる場合があるので。）それほど必要だと思っていなかったケイタイだが、サッカーのときには必需品である。あ、この日記が書けるのもケイタイのおかげだった。（笑）〈終〉

  2003.08.16

• 15日の日記

  コンピュータウィルスのことが問題になっているため、我が家はネット接続禁止令が出された。（夫から）マイクロソフトから何らかの対策が示されりまで、自衛策というわけだ。またもや更新が滞りそうな予感が…。〈終〉

  2003.08.15

• お盆の習慣。

  今日はお盆の入り。この辺りでは、お墓に参ってご先祖様の霊を「おんぶして」家に連れてくるのだそうだ。職場の人も、「帰ったら墓掃除して、盆棚を作って・・・あー、忙しい」といいながら、昼に帰って行った。幸いなことに（？）我が家では特別なお盆の習慣がない。長男の嫁である私としたら、婚家のお盆が楽なのは、とてもありがたい。よそのお嫁さん達は、お客様（親戚？）を迎えるための準備やら、職場の人のように墓掃除＆盆棚作りに忙しい。この辺りの習慣では、まんじゅうを天ぷらにした「天ぷらまんじゅう」なるものを、盆棚に供えなければならないらしい。そのために、この暑いさなか、しかも昼間に天ぷらを揚げている・・・らしい。東京の実家でも、お盆らしい習慣はそれほど大したものではなかった。仏壇をきれいにし、花や供物を供え、心をこめてお参りする。父方のお墓が埼玉にあり、その寺ではお盆の施書（せがき）があるため、決められた日に寺の本堂に檀家がみな集まり、お経を聞き、お話を聞いた。その程度。婚家は、もともと富山の人なので、この辺とは習慣が違うらしい。義母はこの辺りの習慣をよく知らないし、かといってここで富山流にやるのもムズカシイらしい。というわけで、なんとなくうやむやになっている。仏壇とお墓に参るぐらいで、おしまい。子どもの頃、お盆にいとこや親戚が集まるという友達の家を「うらやましい」と思った。なんだか賑やかで、楽しそう。そう思ったからだ。けれど「嫁」という立場になった現在、お盆に親戚が集まらない婚家に助かっている。家事の苦手なわたしが、お客様をもてなす・・・。考えただけでも苦痛だ。決して親戚に会いたくないわけではない。でも、もてなしが苦手なのだ。みんな忙しいお盆を過ごしているのかなぁ。

  2003.08.13

• それは理想？

  大学の試験は７月末で終わっていました。その後は息子のサッカーに心身ともに振り回される日々でした。・・・と、更新をさぼった言い訳をしてます。おとといの日曜日もサッカーの試合でした。試合数が少なく間が多かったので、付き添いの母同士の会話がはずみました。その中で、私が言ったことを「それは、理想の保護者像だね。でも、なかなかそういう人はいないよ。」と言われました。私が言ったことというのは・・・自分の子どもがサッカーをやっているから、母である私がこうして試合についてきている。でも、今となっては、息子が試合に出て活躍するかどうかということよりも、ウチのチームがどれだけ頑張れるかに関心がある。一人一人の成長を見ると、とても嬉しい。チームとして向上していくのは、気持ちいい。そんなことでした。「それは理想」と言ったのは、自身も高校で女子バレーのコーチをしている人。コーチをしているときと、自分の息子のサッカーを見に来るときでは、気持ちが全然違う、と。その人の息子は、学年の中でも新しく入団したほうになる。でも、体格も良く、運動神経も良いので、入ったときからレギュラーだ。それに反してウチの息子は、同じ学年の中では所属してからの時間が５番以内に入る、いわば古株。にもかかわらず、万年ベンチ。その違いなのかもしれない。私は期間が長いからこそ、悟りに似た気持ちになっているかもしれない。夫もよく言う。なんで自分の子どもが出ないのに、そんなに一生懸命になれるのか、と。レギュラーでもないのに、熱心に試合に通う気が知れない、と。そんなもの？息子の仲間達は、一人一人みんなかわいい。もちろん息子が一番かわいいに決まっているが、他の同級生よりもサッカーの仲間のほうがずっとかわいい。一人一人の個性もステキと思う。試合の合間に彼らと雑談するのは、とても楽しい。母親と息子の友達、そういう気持ちよりも、ほんのひとときだが同じ仲間になれたような気持ちになれる。だからこそ、一人一人の成長は嬉しいし、チームとして向上し、勝ち進んでいくことは楽しい。それは理想なのだろうか。息子が試合に出られなくても、たまに試合に出られて活躍できなくても、そのことを強く息子に言ったり、激しく激励したりしない私。だからこそ息子は万年ベンチなのだろうか？他の母達のように、「もっとガンバレ。もっと活躍しろ。そのためにはもっと練習しろ。」と強く言わないといけないのだろうか。そうでないと息子は頑張らないのだろうか？仲間と一緒にサッカーをしていると楽しい。試合に勝つと嬉しい。そんな息子を眺めているだけの母親は、ダメな母親なのだろうか？困ったなぁ。

  2003.08.12

• 27日の日記

  今日から大学の試験が始まった。まずは２科目。一つは大丈夫だったと思うが、もうは一つは心配だ。今回は４科目なのだが、全部合格しないと卒業できない。まさかたった一つのために、半年も卒業がのびるのか？今となっては祈るしかない。神様～！！〈終〉

  2003.07.27

• コンジロームという病気。

  名前は聞いたことがあるでしょうか。尖形コンディローマとか、コンディローム、コンジロームなどと表現されます。ウチの先生にいわせると「ペニスに生えるキノコ」だそうです。キノコが、見えているものをとっても、その胞子がある限りまた出てくるのと同じなのだそうです。コンジロームは立派な性病です。その治療は、液体窒素でひとつひとつ焼く、という方法をとります。一度では取りきれないで、何度かに分けて取ったりします。取り終えたと思っても、少しするとまた出てきて、再び通院しなければならないこともあります。・・・なぜ今日はこの話題か、って？コンジロームで何度も来る患者さんがいますが、もうすっかり顔を覚えてしまいました。受付に来るなり「今日は焼く日ですか？」と尋ねたら、「どうしてわかるの？」と言いたそうな、驚いた顔をしてました。その顔を急に思い出したので、この話題になったのです。ただそれだけ。つまらない理由でゴメンナサイ。

  2003.07.23

• 二日酔い・・・。

  久しぶりに「二日酔い」なんていうナサケナイ状態になってしまった。金曜日に職場の暑気払いがあって、帰宅したのは日付が変わった夜中の１時半。今までで一番遅い帰宅かもしれない。（注：結婚後）夫は仕事の都合で夜中にならないと帰宅しないことはわかっていた。子どもたちは義母の家にお泊まり。そう。時間の制約がなかった。そのせいで、タガがはずれてしまっていたんだろうと思う。量としたらそれほど飲んでいなかったと思う。だけどワインがいけなかった。このごろワインを飲むと、予想以上に酔うということに気づいていたはずなのに・・・。「一日遅れのバースデー祝いということで！」と、ワインをボトルで注文してくれた人がいたので、飲まないわけにはいかなくなってしまった。（言い訳）あー・・・あのワインを飲まなければ。３次会であのカクテルを飲まなければ。後悔しても遅い。土曜日の朝、息子をサッカーの練習に送るはずだった。でも７時半に目覚ましが鳴り、立ち上がったら地球が回っていた。とんでもない。これじゃあモロに飲酒運転だ。「なんだ？　二日酔いになるほど飲むなよな。」と白い目の夫に、息子を送ってもらった。息子は練習場で出会ったサッカー母に「お母さんは？」と聞かれ、「二日酔い」と正直に答えていたらしい。トホホ。迎えに行ったときに「二日酔いだって？」と言われ、「試合の日じゃなくてよかったね」と慰められた。ナサケナイ。自分をちゃんと把握して、翌日に響かないような飲み方をしないと！反省。

  2003.07.22

• なぜ？

  ある患者さんが診察室で質問していました。「どうして肝炎なんですか？」その患者さんはクラミジア性の尿道炎と診断され、その際にいつものように「尿道炎は薬で治るが、その裏の病気のほうが怖い」と先生に諭されていました。「裏の病気って何ですか？」「まあ、良く聞くところでは『エイズ』とか『肝炎』とかだけどね。」「エイズはともかく、肝炎がどうして感染するんですか？　尿道炎ならわかるけど、どうして肝臓に？」患者さんは、性行為によって肝臓が冒されるというのが理解できないようだった。性行為によってどうして肝臓が関係するのか？泌尿器に病気がうつるのならわかるが、どうして肝臓なのか？それがわからないようだった。たしかに医療関係者じゃない人にとって、性行為と肝炎の結びつきというのは理解しがたいことなのだろう。・・・と思ってから考え込んだ。私はちゃんと理解しているのだろうか。わかっているつもりだけれども、きちんと説明できるのだろうか。あやふやな記憶を確かなものにしてから、またここに「性行為と肝炎の結びつき」を書き込もうと思う。

  2003.07.15

• そんなトコ焼いて、どうするの？

  先日ある患者さんが、「ペニスが腫れた」という訴えで来院した。そういう訴えの人は珍しくはないのだけど、その患者さんの場合は原因が珍しいものだった。「腫れる」というと、何かの感染で腫れたと考えるのがふつうである。しかし、その患者さんは「日焼けサロンで焼いた」のが原因だった。そういえば確かに、よく日焼けした褐色の肌の若者だった。日焼けサロンで焼くときに、パンツもぬいで全裸で焼いたらしい。そういうもの？せっかく焼いたのに、全裸になったときに一部分だけが白いというのは格好悪いのだろうか。お尻はともかく、前側（ペニス）のようなデリケートな部分には、そんな無理な刺激は与えない方が良いのでは？　と思ったが、日焼けサロンに通う人にとっては、ごく当たり前のことなのだろうか。先生は「そんなトコ焼いて、どうするの？　何か良いことがあるの？」と、患者さんに質問していた。私も同感である。

  2003.07.07

• 杏。

  結婚して今の街に住むことが決まったとき、「自分の家を持ったら絶対に杏の木を植えよう」と思いました。その話を姑にしたのを覚えてくれていたらしくて、姑が杏の花見に行ったときに小さな苗木を１本買ってきてくれました。当時はまだアパート暮らしだったので、しばらく姑の家に預かってもらっていました。そして２年後。やっと家が建ったので、杏の木は我が家に引っ越してきました。それから早くも８年目。毎年ぐんぐん大きくなって、きれいなピンク色の花がたくさん咲くようになり、実もたわわに実りました。毎日窓から娘が眺めては、「ほら、あんなにオレンジ色になってる。早く取ろうよ。」と催促します。そしてついに今日、重い腰を上げて「あんず狩り」を実行しました。なるべく娘に届くところは取らせよう・・・と思っていたのですが、開始早々に毛足の長い“毛虫”を２匹も発見。これはマズイと、予定変更。私がゴム手袋をはめて枝を切り、毛虫がいないことを確認して、できるだけ葉を切り取って、娘の前に広げた新聞紙に載せてやりました。娘は座り込んで「これはオレンジ色。こっちは少し青いの。これはいっぱい青いの。」と、３種類に分けながら袋に入れていました。途中で、サッカーの練習から帰宅した息子が参加して、二人で喜んで杏の選定にいそしんでいました。午前中２時間もかけたのに、我が家の杏の実はまだ半分も残っています。たぶん毛虫を怖れるあまりに、とっても慎重に枝を切っている私のせいなのでしょう。また明日も杏狩りです。それにしても、取った杏をどうしましょう。ジャムにしても、杏酒にしても、まだまだありそう。明日以後は、使い道に頭を悩ませそうです。

  2003.07.05

• ありがとうございます。

  このページを読んでくださるかた。ここの掲示板に書き込みしてくださるかた。いつもどうもありがとうございます。おかげで、４００００アクセスを突破することができました。ときどき更新が停滞することもありましたが、なんとか続けてこれました。３日坊主が得意な私なのに、１年以上も続いているなんて驚きです。それはみんな、ここで得られた大切なつながりのおかげだと思います。顔が見えないネットの世界。いろんな問題や犯罪すらおこってしまうネットの世界。でも、ここのおかげでステキな人にたくさん出会えました。嬉しいなぁと心から思います。これからも「私」らしく頑張っていきたいなぁと思います。なるべく無理しない、作らない「私」で。これからも、どうぞヨロシクお願いします。

  2003.07.03

• 性病のこと

  もしも「性病」と診断されたら、どんな気持ちになるでしょうか？患者さんに「病名を教えてほしい」と尋ねられ、「クラミジア性尿道炎です」と（先生の指示で）答えたところ、「それは性病ですか？」と聞かれました。えーっと・・・。淋菌性尿道炎やクラミジア性尿道炎が、性病の代表的なものであることは周知のことかと思ってました。でも、意外と知らない人も多いのかな。もしも性病になったら・・・やはり「困った。恥ずかしい。」という気持ちになるものでしょうか。それとも「薬を飲めば治るんだから、たいしたことはない」と思うのでしょうか。性病にかかって一番困ることはなんでしょう？外聞？　人に知られたら困る、ということ？自分のつらい症状？浮気したことがバレるのがこわい？それらもモチロン困るでしょうね。でも、一番心配なのは「命にかかわるかもしれない」ということ。淋病もクラミジアも薬で治ります。なかには時間がかかる重症な場合もありますが、いつかは治るでしょう。でも、その影にほかの病気が潜んでいる可能性もあるのです。実はそれが怖いのですよ。潜んでいるものの中で知名度の高いものといえば、「ウィルス性肝炎」「エイズ」です。ご存知のように、これら潜んでいる病気は、人の命を奪う可能性が高い病気です。これらの病気は、尿道炎と同じような経路で感染するにもかかわらず、ウチの医院で尿道炎の患者さんに対してその検査はしません。もちろん本人の希望があれば別ですが。そんなことは滅多にありません。（１年間に０～１人ぐらい）それはウチの医院に限ったことではないでしょう。肝炎もエイズも、感染したからといってすぐに発症（症状が出る）わけではないので、本人も気にしていないことが多いでしょうから。性病の尿道炎を、毎年のように繰り返し感染してくる人。そういう人は潜んでいる病気の検査をしたことがあるのでしょうか。繰り返さなくても、１度でも感染したことのある人でも「チェックしなくて大丈夫？」と心配になります。検査して、もしも肝炎やエイズにかかっていたら怖い・・・という理由で検査しない人がいたとしたら・・・。そういう人は誰かと性的な行為に及ぶ際には「私（僕）は病気のチェックをしたことがないけど、それでもいい？」と同意を求めるべきではないのかな、と思います。病気かも知れないけれど、それでも良い。病気さえも共にする。そんな決意のある相手をパートナーとして選ぶべきでしょう。・・・なんてことを、毎日毎日、尿道炎の患者さんと接していると思います。あまりに多い。多すぎる。もっと自分を、もっとパートナーを大切にしようよ！身を守る方法を、ちゃんと身につけようよ！優等生的発言かもしれないけれど、つくづくそう思います。

  2003.07.02

• 気づかないところに

  気づかないところに　思い上がりがいる。少しばかりの成功で　私は正しいなんて思ってる。そんな気持ちを見透かされたみたいで　今日の言葉は痛かった。「人を評価してしまうとそこで終わってしまう。　人は変わるもの。変われるもの。　それを信じているのがカウンセラーだ。」理屈じゃわかってるつもり。頭には　しっかり入っている。何度も聞いたこの言葉。それなのに私はいつも人を評価していた。あなたは○○な人なんだね。でもそれで大丈夫だよ。語尾に「大丈夫」と受容の言葉をつければ良いと、そう思っていたのかもしれない。だからこそ、あなたは○○な人、なんて決めつけてた。私の言うとおりでしょ、と言わんばかりに。会話の中で、ふっと空気が停まってしまうような瞬間、いいようのない違和感を感じる瞬間、そういうことが最近多かった気がする。「あれ？　私、何か間違ったこと言ったかな？　そんなはずないよね。」そう瞬時に自問自答することがあるのを、最近気にはしていた。それが何故おこるのか、よくわかった。人には、ひとりとして同じ人はいない。一般論で「○○な人」とくくれるはずもない。目の前にいるその人と、しっかり向き合っていなかった。だからこそあんな空気が流れてしまったのだろう。相手の言葉を要約することも、相手の性格を「○○な人」とくくることも、全てとても無意味なこと。今その瞬間にはそういう人に思えるかもしれないけれど、その人は「○○な人」ではないから。人は変わる。変わるというよりも、変わったと思えるその部分もその人そのものから出てきたものなのだろう。いろんなその人がいて、ひとくくりになんてできない。知ったような顔をして、「○○な人」と言いすてる。とんでもないことだった。なんという恥。なんという愚かさ。・・・。でも、今気づいて、気づかせてもらえてよかった。

  2003.07.01

• かまやつ？

  先日、仕事が休みだったときに、半年ぶりに美容院にいった。伸ばしっぱなしでも大丈夫な髪形にしてあるせいで、ついつい美容院が遠のく。それにしても・・・ということで、カット＆カラーをしてもらった。何年かぶりに前髪をおろした。分け目も左よりに寄せて、今はやりの「ななめ前髪風」にしてもらった。自分では「まあ、こんなもんかな」という感じ。美容師さんには「あー、渡辺満里奈に似てますね♪」と言われ、「２０代の頃は言われたけど、今はオバサンになっちゃったからダメよ～」と言いつつも、内心はニッコリ。なんだかいい感じじゃないの♪結構満足。帰宅後は・・・娘「あー、お母さんカワイイ！」息子「えー、前髪ヘン。前のほうがいい。」夫「なんだぁ？　ムッシュかまやつみたいだなぁ。」トホホ。なんだかなぁ。サッカーの母仲間「あー、切ったの。いいじゃん。似合うよ。若くなったよ。」職場の看護婦さん「いい、いい。より若く見える。」今までは老けてたってこと？うーん。ま、いっか。誉めてくれたと受け取って、素直に喜んでおこう♪それにしても、夫の「ムッシュかまやつ」発言にはドッキリ。実は寝起きの髪形がまさに「かまやつ」だと、私自身でも思っていたから。かくして、毎朝、かまやつヘアーと苦戦し形作る日々なのである。

  2003.06.30

• 「血尿は病気！」をアップ。

  「あの患者さんのこと」に「血尿は病気！」をアップした。今日は息子の学校で「クラスレクリェーション」なるものがあった。前半は校内の窓拭きなどの作業で、後半は「流しそうめん」。ある子のお父さんお手製の、竹製のそうめん流し。なかなか風情があった。こどもたちは夢中になって、流れてくるそうめんへ箸を入れた。そのうちに練習が終わった金管部の子どもたちや、担当の先生まで参加してのにぎわい。なかなか楽しかった。朝までだいぶ雨が降っていたが、午後になった今は日が射してきて気温も上がってきた。明日はまたサッカーの練習日。天気はどうなることでしょう？

  2003.06.28

• 開設１周年！

  ☆★☆　お礼　☆★☆このページを始めたのは、ちょうど１年前の６月２７日。今日でまる１年になる。長いような、あっという間のような。初めの頃は、１日５ヒットぐらいなものだった。それが二桁になり、一日に２０ヒットもあると「スゴイ！」と思ったものだった。今は一日１８０～２３０ぐらい。見てくれる人がいるというのは、とても励みになる。どうもありがとう！☆★☆　言い訳＆サッカーのこと　☆★☆息子のサッカーが忙しくて、しばらくパソコンに向かう時間がとれなかった。今年は役員をしているせいで、平日はコーチとの連絡や練習場の確保に奔走し、土・日は練習＆試合の日々。一日うち、仕事をしている以外の時間のほとんどを、頭の中はサッカーが占めていた。その状態は先日２２日（日）の試合で一区切り。地元テレビ局主催の大会で、準優勝することができたので。一生懸命頑張った子どもたちと共に、喜びも悔しさも共有することができて、とても楽しかった。嬉しかった。また７月下旬には大会があるので、忙しくなるかもしれないけれど、楽しい忙しさなので満足している。☆★☆　サザンのこと　☆★☆私は、６月２５日で２５周年を迎えたサザンオールスターズのファンである。（このページも２５日に立ち上げればよかった・・・ちょっと後悔）この前の大晦日には桑田佳祐の年越しライブに行ったが、この夏もコンサートのチケットをとった。８月３０日、横浜国際競技場。野外ライブである。（同じ日に行く人、いますか～？）久しぶりの「サザン」のコンサート。毛ガニさん（野沢さん）が、ヘルニア再発とのことで出演できないのが残念。でもとても楽しみ。２５周年記念Ｔシャツも注文して、気分はすっかり「サザン」。ワクワク。楽しみ。☆★☆　これからもヨロシク　☆★☆書いたり書かなかったり。ノリノリだったり、落ち込んだり。調子よく更新したり、ブルーになって停滞したり。時間がいっぱいあって何度もアクセスしたり、ずっとネットにつながなかったり。マイペースな私ですが、これからもどうぞヨロシクお願いします。読んでくださって、どうもありがとう♪

  2003.06.27

• 思わぬ所で・・・。

  医院で知り合いに会うと、対応に困る・・・ということを書いたが、一昨日は看護婦さんがその立場になってしまいました。患者さんのお住まいは、医院からはちょっと離れた市。その市内にもいくつも医療機関はあるでしょうが、性病を疑っての来院ということで、近い所には行きづらかったのでしょう。看護婦のＹさんがその患者さんを見るなり受付にあわててやってきました。「ねぇ、あの患者さんの住所はどこ？」「○○市のようですけど、どうしたんですか？」「私が前に勤めてた病院に関係する人だと思うの。」そうだったのです。Ｙさんは以前、その患者さんの住んでいる市にある病院に勤めていたのです。今は全くの無関係だけれど、患者さんとしてはこんな所で知り合いには会いたくないでしょう。Ｙさんは、その患者さんが診察室から出て行くまで、ずっと物陰にいたようです。知り合いに会ってしまうといえば、患者さん同士が知り合いということはよくあります。「あの人、うちの母の弟なのよ」というおばちゃん。（相手は前立腺癌のおじいちゃん。）「やー、あの人は近所の○○さんだぁ。」と言うおじいちゃん。（お互いに同じ前立腺肥大症のおじいちゃん達。）「おや、こんな所で会うとは・・・。どうしたんだい？」と話がはずんだりします。中には「あれっ？　どうした？」と、居心地悪そうに座っていた尿道炎の男性に声をかける、同僚らしい尿路結石の患者さん。「いやー、病気をもらっちゃったみたいなんだよ」と、知り合いを見つけて明るく語るお兄ちゃん。う～ん。知り合いに会ってドキドキしてしまうのは、職員ばかりではなさそうだ。

  2003.06.07

• コミュニケーション。

  昨夜、テレビ番組中で面白いなぁと思うことがあった。ＮＨＫの「英語でしゃべらナイト」という番組でのことだ。銀座だったと思うが、街で外国人に「日本語を話せますか？」と質問してみると・・・というもの。滞在期間は長短いろいろの１９人の外国人（英語圏の人）に尋ねていた。中には「日本に来てから、まだ１．５日」という人も。その中で「Ｎｏ（しゃべれない）」と答えた人は、何人いたと思いますか？夫に同じ事を聞くと「１９人中なら・・・１５人ぐらいか？」と答えた。私は「５～６人かな」と思った。ところが、なんと１９人中で「Ｎｏ」と答えた人は、０人（誰もいない）だった。ところがその中身は、多くの人が「おはよう・こんにちは・ありがとう・すみません」といった、挨拶語が話せるというレベルのもの。それでも元気良く「a little」と答える。もちろん中には好きな言葉に「立派」とか「頑張る」を挙げる人や、「ちょっとカオをかしてください」なんて「冗談ね！」と笑って付け足して言える人もいた。さて、私たちがもしも「Can you speak English ?」と問われたら、なんと答えるだろうか。「a little」なんて答えられる余裕があるだろうか。「No!」と言い切ってしまうのではないだろうか。外国人は「こんにちは」「ありがとう」が言えれば、日本語が話せると胸を張って言える。でも日本人は、挨拶の言葉はもちろん、自分の名前の言い方、いくつもの単語を知っていてもなお「英語は話せない」としょぼくれる。なんという差だろうか！この番組にゲストとして登場していたデザイナーの山本寛斎が自分の言葉を「熱血語」と自ら呼んでいた。日本語だろうと英語だろうと関係なく「自分の言葉は熱血語」だと。何が熱血なのかというと、言葉というのは「自分が相手に伝えたいと思うことを、一生懸命に相手に伝えるだけ」ということなのだ、と。（もちろんそのためには、伝えたいだけの何かという強い思いや考えがなければならない、とも言っていた。）とにかく伝えたい。自分の気持ちを。考えていることを。伝えたいから、とにかく伝えようとする。それだけなのだ、と。なるほどなぁと感心した。人と人とのコミュニケーションとは、そういうものだろうと思う。いろいろと面倒なことがついてくるが、根本はそこなのだなぁと感じた。伝えたいことがある。だから伝える。当たり前なのだけれど・・・。挨拶の言葉でも、単語でも、とにかく一つでも二つでもその国の言葉を知っていれば、相手とコミュニケーションをとるきっかけになる。きっかけさえ作れば、あとは「伝えたい」という気持ちで臨めば誰にでも「熱血語」は話せるのではないだろうか。「英語・・・少しなら聞き取れるけれど、しゃべるのは・・・」と思っている私でも、英語を話す人とコミュニケーションをとることはできる。少し聞き取れれば幸い！少し単語を知ってれば、相手に伝えることはできる。そんな勇気が湧いてくる番組でした。面白かったなぁ。

  2003.06.03

• セレプトなり～。

  やってきました月初め。医院の事務にとっては一ヶ月のなかで一番忙しいレセプト業務です。・・・というわけで、手短に。「あの患者さんのこと」の最新ページ「ペニスの痛み」の患者さんのその後をご報告します。結局、近々包茎の手術をすることになりました。ところが先生がいうには、「手術をしても、（セックスの）やり方も教えてやらないと、きっとできないだろうなぁ」とのこと。初めの診察のときに「女性のおっぱいを見たりすると、むらむらするか？」との先生の問いに「そんなことはない」と答えたとか。「それってホルモン系や、遺伝子系に何かあるのではないですか？」と先生に聞くと、「わかんないなぁ。手術して、それでも全然だめならそういう検査もしないとならないかもしれないなぁ。」とのこと。結婚して２年も経っていたらしい。妻は何とも思っていなかったのだろうか？やはりとても不思議な話である。

  2003.06.02

• 他人事じゃなかった！

  「Ｉさんの悲劇」のことを書いていたが、私も同じ状況になるところだった。今日、前日のカルテ整理をしていたら、何やら見覚えのある名前が・・・。あれっ？なんと息子のクラスメイトのお父さんの名前が。普通同じ保護者でもお父さんを知る機会は少ない。でもその子の場合、お母さんが出産だかなんだかで、参観日も懇談会もいつもお父さんが来ているのだ。保育園時代からの知り合いで、今は道で会えば会釈するぐらいの知り合い。ラッキーなことに、その人は私が帰宅した後で来院したらしい。でもまた来るかもしれない。うーん。困ったなぁ。他人事じゃなくなってしまった。

  2003.05.27

• 「ペニスの痛み」をアップ。

  カルテのチェックをしていると、ときどき驚くような記載が目にとまる。今日はその中の一つから「あの患者さんのこと」に「ペニスの痛み」をアップした。勤務先の医院に知り合いが患者として来院するとき、仕事をしている私たちはとても緊張する。何か失礼があったら・・・という一般的な意味での緊張よりも、私に病気を知られても大丈夫なのだろうか・・・という緊張のほうが大きい。私の場合には、湿疹などで来た患者さんに知り合いがいたことは数回あったが、尿道炎など人に知られたくないような病気の人での知り合いは経験がない。ところが同僚のＩさんは、その「したくない経験」をしてしまった。なんとお向かいのダンナ様が「淋菌性尿道炎」で来院したのだ。私たちは受付にいるので、入り口からの人の出入りがすぐ目に留まる。Ｉさんは、その男性が入ってくる瞬間に気がつき、すぐに患者さんから見えない奥へと引っ込んだ。来院した時点では何の病気かはわからないが、「もしも」ということがあるので、知り合いが入ってきたときはすぐに奥に入るようにしているのだ。そして案の定その男性は尿道炎らしいとのことがわかり、Ｉさんは奥から出てこれなくなってしまった。その男性が帰るまでの数十分間、Ｉさんはずっと奥で仕事をするはめになってしまった。私の場合は自宅と医院が近いので知り合いが来る可能性が高いのだが、Ｉさんの場合は自宅から車で３０分以上かかるのにそんな経験をしてしまった。医院で顔を合わせてしまったら、尿道炎を知られた男性も恥ずかしいし、Ｉさん自身も気まずいだろう。「だいぶ良くなった」と男性が言っていたので、この緊張からも解放されるとＩさんはホッとしていた。だが診察室からは先生のこんな声が・・・「奥さんも治療しないとなりませんよ。」そんな～。ダンナさんよりも奥さんのほうこそ会いたくない！Ｉさんの緊張はまだまだ続きそう。

  2003.05.26

• 24日の日記

  ゆっくりパソコンに向かう時間のない一日だった。買い物と息子のサッカーの送迎だけで終わった気がする。毎年母の日には、夫が夕飯を作ってくれることになっているのだが、今年は都合があわずに今日になった。夫の母も呼び、みんなで夕飯を食べた。平和な一日だったなあ。（終〉

  2003.05.24

• 「妻が・・・」をアップ。

  久しぶりに「あの患者さんのこと」に「妻が・・・」をアップしました。バックナンバーがどうとか言ってる間に、内容を忘れそうなので。いまの医院に勤務して２年４ヶ月。初めは「えー！」「そんなー！」「ほんとにー！」「やだー！」と、いろんな患者さんに驚き、ドキドキしていたものだった。でも、長くなってくると驚くことは減っていく。初めならビックリするような内容の訴えも、「ああ、○○ね。」という感じで、さらりと当たり前に聞き流せるようになってしまった。慣れというのは恐ろしい。それとともに、ここに書くネタがなかなか見つからなくなってしまった。それはちょっと残念。今日来た患者さん、やはり尿道炎だがこちらは「妻が・・・」とは異なり「淋菌性」。１８歳の男性で、母親に付き添われてやってきた。玉が腫れあがってしまい、歩くこともままならない様子。椅子に座って待つことすらできない。なんとも気の毒な・・・というか、自業自得というか。ウチに来る前に、２週間前に病院へ、３日前には医院へ、２カ所も医療機関にかかり「淋菌性尿道炎」だと診断され薬ももらっている。それなのにこの有様。やはり、最近の淋菌は治りにくくなっているのだろうか？クラミジアも合併していることを考えて、検査と薬の処方が行われたようだった。「玉がこんなに（手で大きさを示す）腫れちゃったんです。」と無邪気にしゃべってくれたボクちゃん。早く治りますように・・・。

  2003.05.23

• 難航。

  元気が出ると、ここのページをあれこれいじりたくなる。前から気になっていたのだが、「あの患者さんのこと」が（２０）まで増えてしまったせいで、左側のメニューが長くなってしまっている。これを古いものから別ページに移そうと思っているのだが・・・これがなかなかうまくいかない。もともとＨＰ作成はよくわかっていないから、段取りが悪い。せっかく今日は仕事が休みだったのに、午前中２時間もかけたのに、結局できあがらなかった。うーん。困るなぁ。今日の予定では、（１）～（１０）までをほかにうつして、新しいものをアップする予定だったのだが・・・。予定は未定のままで終わってしまった。あ～あ。

  2003.05.22

• カレー屋に行こう！

  ・・・と誘われました。７７歳の患者さんに。今日初めて来た患者さんだったのですが、検査とかいろいろあってお会計が午前中の最後になってしまいました。「みんなお昼も食べないで仕事してるの？　大変だねぇ。」と、途中何度かねぎらっていただいていました。いよいよ帰るというときになって、「カレーは食べてもいいのかな？」とのご質問。「お食事は特に影響はないので、大丈夫ですよ。」と答えた。「あの角のカレー屋、おいしいんだよね。私は手術して胃を半分とっちゃったから、少ししか食べられないんだけどね。あのにおいが好きでねぇ。」とおっしゃる。「カレーの香りで、食欲がでるんですね。」と言うと、「そうそう。だからこれから行こうと思うんだ。どう、一緒に行かない？」「あ、そ、そうですね。でも、私は家に帰らないと、子どもも帰ってくるので・・・」と、突然のお話にビックリしてちょっとしどろもどろになってしまいました。この医療費は返ってくるのかな？　とおっしゃっていたぐらいだから、私にごちそうしてくれるつもりではなかったのだろうけれど。お腹が空いててカワイソウ・・・と思われたのかな。これはナンパとは言わないよね。（笑）

  2003.05.21

• 原点。

  今日はカウンセラー養成講座の日でした。先日、研究会総会というものがあり、そこでの発表のビデオを見ました。同じクラスの仲間が一人発表していたのですが、とても良い発表でした。そのビデオを見ながら思ったことは、「原点だなぁ」ということ。今回落ち込んだこともそうだけれど、人間関係においていろいろと余計なことを考えすぎずに、本当の原点、一番大切なことだけをしっかり心に留めておけばよいのだ、ということ。仲間が発表したなかで言っていた、「マニュアルがあるとすれば、この目の前にいるこの子自身がマニュアルなのだ」という言葉。他のいろいろな事柄や人と比較したり、一般的な理論をあてはめたりすることなく、今目の前にいるその人と真剣に向き合うことだけを大切にすべきなのだ、と。それが私にとっては原点だなぁ、と。今回の講座は、私にとっては自分自身の心を見つめ直せたという意味でも、とても有意義な時間でした。

  2003.05.20

• 人っていうのは・・・。

  人っていうのは、温かいですね。いろいろとご心配おかけしました。徹底的に落ち込んでみました。中途半端にうじうじしていたのが、「とことん落ち込むぞ」と決め込んで落ち込んでみました。あれこれ考え込んでみても、あまり良い解決策は出てきませんでした。でも、ここの掲示板のお友達や、身近な友人の、本当に温かい気持ちのおかげで、元気が出てきました。今回のパワーダウンのきっかけは、「八方ふさがり」でした。周囲の人間関係がごちゃごちゃにもつれてしまっていた（いる）のですが、それを何とかこれ以上大きくしないで、私が右へ左へと奔走すれば時間と共に丸く収まるのではないか・・・と思ったのがそもそもの間違いでした。自分では、人間関係をうまくまとめるのが得意と思っていただけに、周囲をわずらわすことなく、私だけの力でなんとかなるだろうと思いこんでいたのです。初めは良かったのですよ。このまま私が頑張っていけば大丈夫と思えていたのですよ。でも、だんだん辛くなってしまって。孤軍奮闘。協力者も同調者もなく、ただひたすらに私だけが私の信じた方法で頑張っていることに、とても疲れてしまったのです。そして、私自身でさえも、その方法や私の考えが正しいのかどうかすらわからなくなってしまったのです。自分を信じることができなくなるというのは、本当に苦しいものなんですね。それで、ここの日記もしばらくお休みさせてもらったわけです。その後「もう抱えきれない」と判断した私は、周囲の人にありのままを話し、協力を求めました。話したときはとても驚かれ、少し嫌な雰囲気がただよいました。けれど、少し経つと同調を示してくれる人が、一人二人と言葉をかけてくれたり、私を気づかってくれる人が出てきたりと、「仲間」という雰囲気ができてきました。昨日も「仲間」「身内」という感じが伝わってくる出来事があったりと、一人で頑張っていたときよりも良い雰囲気になりました。一部分はどうしても私が頑張らないとならない面が残っていますが、それもバックアップしてくれる仲間を得たことで、孤軍奮闘からは解放されました。人っていうのは、本当はとても温かいものなんですよね。その温かさがとても身にしみました。ここの日記をあたたかく見守ってくださった方々。本当にありがとうございました。私がこのＨＰに来ていない間に３００００番も突破して・・・。感謝、感謝です。今日あたりは、仕事をしながら「あ、これは日記のネタにしたいなぁ」なんて思っていました。そんな風に思えるぐらい、元気がでました。というわけで、再開します！どうぞヨロシクお願いします。

  2003.05.19

• ・・・。

  カウンセラー講座の日から、少々落ち込んでいます。自分の中にいる「攻撃的な自分」を強く感じています。人の話が（心に）入ってこないのです。特に講座ではつらかった。聞きながらも「どうしてそんな状況を耐えている必要があるんだろう！」と状況のほうに腹が立つばかりで・・・。話している人の気持ちの部分が、なかなか入ってこなかった。自分を信じることは大切なことだと思っているけれど、過信もまたとても危険なもの。少し思い上がっている自分が見える。自分が信じる通りに行けば間違いない、なんて考えている自分が恐ろしい。なんだかとても嫌な気持ち。※・・・※・・・※・・・※・・・※・・・※・・・※・・・※・・・※・・・※掲示板に書き込んでくださったみなさんへ。いつも本当にありがとうございます。ひとつひとつにお返事したいことがあれこれ浮かぶのですが、どうにも言葉が出てきません。エネルギーが出てきません。すぐに元通りに元気になれると思うので、それまでゴメンナサイ。

  2003.05.10

• 好天よ続いて！

  天気が良いというのは気持ちがよい。今朝はスッキリ起きられたし、早くにゴミ出しにも行かれた。洗濯も外に干して（花粉症の夫にはナイショ）、爽やかな気持ちで朝のひとときを過ごしている。今日はカウンセリング講座の日なので、家を出るのは９時５０分。仕事は午後から。今日はどんな一日になるだろうか。

  2003.05.06

• ３連休最終日。

  午前中、夫は合唱の練習のため近くのホールへ。夫のいない間に家事を片づける。昼に夫を迎えに行ったついでに、昼食＆セルフスタンド＆本屋へ。珍しく私の車を使用。というのもガソリンを入れないとならなかったため。ついでに洗車＆内部掃除をする。・・・とても久しぶり。（笑）子どもが欲しいマンガがあるというので、中古本屋へ。マンガはたいてい中古だ。子どもも「安く買えていいよね」と思っているらしい。ゲームソフト＆マンガは、正規の値段で買うと損だ・・・と刷り込んである。（親の事情なのだが・・・）お目当てのものはなかったようだが、その替わりに１冊１００円のマンガを２冊ずつ買ってもらい満足したようだった。午後は庭の手入れ・・・と思っていたのだが、睡魔に襲われてしまった。なんとグウタラな連休だったことか。まぁ休養も大切さ・・・と開き直る私であった。

  2003.05.05

• ３連休２日目。

  今日は朝９時に家を出で、車で１５分ほどの某公園に行った。いつもゴールデンウィーク中は、駐車場に止められないほどの混雑になる。覚悟して出かけたが・・・幸いなことにかろうじて駐車場にとめることができた。駐車場が無理だと、公園のある山を少し下った広場に停めないとならない。そこから公園まで登るのがなかなかキツイ。なのでラッキーなことだった。でも、夫は花粉症。気の毒に公園に入ったとたんに、くしゃみ＆涙が止まらない。子どもたちが元気に遊具で遊ぶそばで、シートで昼寝を決め込む夫。「オレは一体何をしにきたんだ？」とムナシイ言葉。１１時頃に持参したお弁当を食べ、夫は車の中へ。子どもたちと私だけ、ちょっとした動物がいる場所を見て回り、早々に退散。「今度は春にくるのはやめよう。秋にしよう。」と夫。子どもたちも、あまりの夫の気の毒な姿を見て「そうしようね」と納得。その後スーパーに立ち寄り、子どもの要望であった「ポケモン映画の前売り券」を購入。子どもたちは満足そうなので、何より。

  2003.05.04

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