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カテゴリ:夢ばなし
なんて暑い日だったのか。 春はどこへ行ってしまったんだ。 桜が咲き始めたけれど、去年の秋に桜切るバカが張り切って学校の桜を ばっさばっさと切ってしまった。 伸びすぎて、他所へ迷惑にならないようにと言う配慮でないのは、 その切った木の位置でわかる。
これなら用務員は、落ち葉の掃除が楽だなあとわかる切り方だ。
容赦ない音が無遠慮に入ってくる。 いいんだ。もっとひどくなれ。 ここからの景色、環境。 私がもう一時(いっとき)だって居られないと思うほどになればいい。 私は田舎の庭にいた。 祖母が亡くなって、だいぶ経った頃のようで、あちこちで雑草がはびこって 見る影もなく荒れていた。 『アイツは、手入れさえしてないのか…』 足元に、蓮華草が咲いていた。 それから、花びらの縁に薄く緑色が入ったドクダミがあって…。
一度しかその土地に足を踏み入れたことがない。 けれど、私はその夢の中でこう決意したのだ。
まったく、なんて皮肉なんだろう。 現実ではその願いを、私のこの手で握り潰さなければならない。
それぞれの幸せ。 それぞれの不幸せ。 終わる場所…。
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私を強く抱きしめていてくれないか…Sting。 あれから幾度陽は昇り、 夕闇に傷口を舐めてもらったことだろう。 ★ Craig David - Rise & Fall featuring Sting ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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