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2023.03.14
カテゴリ：星屑ほどの憂鬱
＃神宮外苑の樹木伐採に反対します
 ■「日本の行政は「みんながのびのび楽しむ」を病的なほど嫌っている」これ、 わかるわ。そんな金が儲からないことより、土地があったらとにかく「開発」 を理由に箱物作りたい。そうしたらその土地は永遠に「再開発」ってことで、 利権を生み続けられると考えているからかも。私が参加した住民運動も残念な 結末になり、福祉目的で使われるはずだった建物は解体され、この辺では珍し く鶯が飛来する、建物周辺の数十年経ったまとまった樹木も伐採され、商業施 設になってしまった。人口は増え続けているが、災害時の避難場所は一坪も増 えない。”豆腐の上”と言われている土地なのに、この辺りは自治体の住民の 安全を考えた災害への危機感が、とても乏しいと思う。
■「再生エネルギーのために自然破壊するのは絶対おかしい」同感だけれど、 Googleで航空写真を見ると、私が同じくとても嫌なのはゴルフ場。「娯楽の ために自然破壊するのは絶対おかしい」と思う。こんな狭い国に、どんだけ ゴルフ場を作れば気が済むのよというくらい、日本列島が虫食い痕のように 禿げている。うちの田舎も例外じゃなく、だいぶ昔実家の裏山にもできて、 因果関係は解からないものの、私はそのせいでうちの実家の地域が土砂災害 警戒区域になってしまったんじゃないかと思っている。当然地価は下がるし 売るときには「瑕疵物件」になってしまうのだ。だから、ソーラー発電会社 くらいしか買い手はいないだろうと不動産業者に言われた。そのゴルフ場が できて、地元が潤っているわけでもなく、あちこちにできているゴルフ場の 潰れたところでは、メガソーラーの設置場所になっているところもある。新 たに山を削らずに済んだ点では、良いと思う。原発の推進には反対だが、こ の先メガソーラーができたばかりに、土砂災害警戒区域になってしまい、実 際に災害が起きてしまったなんてケースが、あちこちに出てこないといいが と思うくらい、山中に木が無くて土がむき出しになっている不可解な、広大 な場所が何か所もある。特に地方は航空写真の更新が頻繁にはされないので、 今はどうなっているやら。
■ここにある一連の画像を見たときは、あまりのことに震撼した。大型化する 最近の台風の影響などを考えると、えりも町のようなケースはどこでも起こり うるので、危険なのは土砂災害だけではなさそうだ。
■「景観では1円にもならない」本日、先ほど新たに見つけた記事。こちらは↑と 比べると、多少人里を離れてはいるようだが、記事にある写真があ…(；ﾟДﾟ)
■こんなずさんなことをしても、強行して山を切り崩すなんて言語道断。金が絡 むとどんなに酷かろうが狡かろうが、何でもする部類の人間がいる。この国に合 った新たな発電方法は、まだないんだろうか？もしそんな研究があっても、原発 を進めたい国が、研究費を補助するはずないしな…。
■建物を建築することだけが開発ではないのに、金・金・金。とにかく金を生 まないものには目もくれない。何をもってして、どう成功したのか私には全く わからないまま、東京五輪は終わった。そのあとの金の亡者たちの醜い顛末は、 どなたもご存じだろう。けれど、まだ終わらせてはいけない（始めさせてはい けない）ことがある。この愚かな開発計画が、止まってほしい。木々が織りな すあの美しい、世界中の人が愛したあの場所にしかない貴重な景観を奪わない でほしいと心から思う。木々からの、目に見えぬ絶大な恩恵を理解できない為 政者ばかりの国に、八百万の神は果たして存在し得るのだろうか？
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最終更新日
2023.03.20 02:00:18
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