新米介護士奮闘（のんびり）記

今日は仕事で朝からめちゃくちゃ凹みました。

　早出で7時から仕事入って利用者のお茶配りとエプロン付けをしたあとに朝食介助をしていたんです。
　そしたら介助を行っていたＡさん（「助けてくださ～い」って言う方）が突然「先生、頭の上の箱ば除けてください」って言ったんです。
　最初は何を言っているのかわからなくて「Ａさん、箱なんてのっていませんよ？」って答えたんですけど。
　Ａさんは「箱がのっとるでしょ、何も見えんば～い」って言ったのでどういうことなのかがわかりました。

　暗いっていうのは目が見えないってことで箱が頭にのっているから暗いんだとＡさんは思っていたみたいなんですが･･･。

Ａさんは昨日～今朝にかけて目が急激に悪くなっていたようなんです。
　それを知った時に突然涙が出てきて止まらなくなりました。仕事中に泣くなんて思ってなかったのでビックリしてすぐ拭いて何事もないようにＡさんに話しかけながら介助を行いました。

　こんなことを考えちゃいけないと思ってはいるんですが、Ａさんきっともう長くないと思います(T.T)
　今まで自力でご飯を食べていたのに5日程前から「食器が持てない」と訴えがあってそこから今回の急激な視力の低下･･･。転倒からとかではないADL（http://www2.health.ne.jp/word/d5012.html）の急激な低下はその方の命が燃え尽きようとしている前兆なんじゃないかと･･･｡

　これからＡさんがどのような人生の終末を過ごしていくのかは私達、職員にかかっています。せめて、最後は笑顔で迎えていただけるように･･･｡
私にはいったいなにができるんだろうと考えて、簡単だけれどもできる限りＡさんとお話できる時間を作っていこうと思います。