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カテゴリ:弦人11歳
酷かった我が家の胃腸炎も、何とか乗り越えてくれまして。
心配していた弦人は、一日しっかり休養したお陰で何とか悪化せずに復活。 今日は楽しみにしていた学校での校外学習の日なので いつもの元気100%ではないけど、何とかゆるりゆるりと参加出来たかな。 良かったね! 一番酷かった遥音は、食事を3日程食べられなかったので、体力の消耗が激しい。 フラフラだったけど、ようやく少しずつ食べられる様になりました。 何とか脱出できそうで、明日にはようやく学校へも行けそう。 私もホッと一安心ですわ。 話しは変わるけど・・・ 少し前のリハビリの時の話。 いつもの様にリハビリに行くと、若いお姉さんがやって来まして。 「今日弦人君のリハビリを見学させて下さい。」と。 どうやら、看護学生さんが現場実習をされている様です。 弦人は、途端にニヤニヤ顔。 若いお姉さんにもにやけちゃうし、一緒にリハビリなんて照れちゃう。 そんなドキドキ嬉しそうな顔をしていました。 「弦人君、よろしくお願いします!」なんて言われて 張り切って右手がさーっと上がってたよ。 リハビリはマッサージ中心なので、弦人にすれば極楽リラックスタイム。 いつもお任せ~って感じで、されるがままにウトウトしている。 それが! やっぱり若いお姉さんの前では、張り切っちゃうねぇ(笑) 上になっている方の腕をぐーーーっとお姉さんの方に伸ばし 握手を求めて手を広げて伸ばす! おぉ~!(私だけの時は、そんな事した事ないぞ) 更に、本を読んで欲しいと、本をお姉さんの方に押し お姉さんと一緒にめくろうとする! おぉぉ~!(ナンテ意思表出が分かりやすい!) 指もしっかり伸ばし、指の力でページをめくろうとしている。 更に更に! お姉さんの動きが止まると、 「あー!あー!(早くやろうよ!)」と催促までする(笑) 言葉がなくたって、初めての人にも分かる程の要求っぷり。 お姉さん効果で、完全に出来る子になり切っています(笑) リハビリの先生は、弦人が1歳の時から担当して下さり これまでの彼の成長や色んな悩みなどを見て下さった一人ですが。 「今日の弦人君は張り切ってますねー(笑)」と言う程 若い看護学生のお姉さんと遊びたい!の意欲で溢れていました。 本をめくろうとすると、腕が伸びる。 これがいいリハビリになる。 少し前までは何かしようとすると、肩が後ろに引けてしまって なかなか前に伸ばす事が出来なかったけど 目的物まですっと伸びる様になったのは、日頃の学習の成果だね。 リハビリの先生が、彼の体の歴史(?)を看護学生に解説してくれて そういえばそんな事もあったなぁ~、と振り返っていました。 弦人君は普段は低緊張ながら、 何かしたい時や刺激に対して強く反り返る動きがありました。 音や見たいものに対して、過敏に情報が入り体が反応してしまう。 小さい頃は刺激に過敏で泣いている事が多い子でした。 呼吸も苦しくなる事が多く、一時はエアウエイを検討していた事もありました。 苦しい呼吸や強い緊張で、胸郭のせり上がりや首の狭まり、円背や湾曲、 股関節の脱臼や足の変形など・・・ 小さい頃から将来の変形は免れないと思っていましたが、今現在大きな変形もなく ここまで成長出来たのも、日々の頑張りのお陰です。 学童期に入り、学校やデイサービスを活用する様になり 漢方の効力もあって、力のコントロールを学習して上手になって来ました。 腕のコントロールや手の操作性も上がって来て、今は学校でも 手や声、視線入力などを使ってコミュニケーションの練習をしています。 ・・・あんなこと、こんな事あったな~と。 私も横で聞きながら、ほほぉ~と聞き込んでしまいました。 まぁ、短時間でよくここまで弦人の事をまとめて下さいました(笑) 脳性麻痺児の体の事、ケアの事、何もかも分からない事だらけだった私は、毎回怒濤のごとく質問して、その度に丁寧に教えてくれた先生。 未来のナイチンゲールさん。 1時間だけですが、ご縁があって弦人と過ごしてくれて、ありがとう。 彼との触れ合いの中で、何を感じたでしょう。 色んな社会問題がありながらも、看護と言う道を選んでくれたお姉さん。 どんな想いで志され、どんな未来を目指しているのでしょう。 将来、どこの科に付くかは分からないそうですが 厚かましいかもしれないけど、 頑張ってね!立派なナースさんになってね!とエールを送りたい気分でした。 若い学生さんに、幸あれ!! また会えるといいなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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