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天使の降りた家

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2019.11.30
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カテゴリ:介護のこと
ようやく一つの山を乗り越えました。
ずっと痛かった椎間板ヘルニア手術が、無事に成功しました。

こんな事をいうと大した手術でもないのに、何を大げさなと思うかもしれない。
確かにヘルニアの手術自体は珍しい手術ではなく、外科医にすれば小さな手術の一つだったかもしれない。

でも、やっぱり手術は怖い。
リスク説明の時に、散々万が一の確率で起こるゾゾゾーっとする話を聞いたからかもしれない。
(神経を傷つけたらどうなるとか、髄液が漏れたら脳圧が変わって何チャラとか、合併症で死亡確率10000/1とかさ)

でも、この痛みを取るには手術で取るしかなかったし、ここは先生に任せて掛けようと、この手術に家族一丸で臨んだわけだ。

で、仕事の主人に代わって母に見守られながら、いざ出陣!と意気込んでその時を迎えたのだが…

ここは、すっぽりと完全に記憶がない。

情けないというか、有り難いというか、
全身麻酔の威力は素晴らしく、痛みどころか記憶のカケラも残っていない。
正に麻酔点滴を入れた瞬間から、「終わりましたよ〜」の声が聞こえるまで、寝たと言う感覚すら切り取られた様にすっぽりとない。

ボーッとしながら、気がついた時には病室のベッドに横になっていました。
後で主治医が来てくれて、手術は無事に成功しましたよと、取ったヘルニアをご丁寧に見せてくれた。
そこには赤い軟骨の塊がゴロゴロと入っていた。
素人目にはわからなかったけど、ここ最近のオペでは一番大きかったらしく、ものすごく大きなヘルニアだったらしい。
先生も開けてビックリした様子だった。
それが神経をパンパンに圧迫していて、全て取り除いたら神経が緩ゆるにたわむ程だったそう。

赤い軟骨の塊を見て、これが痛い原因だったのかぁ、としみじみしてしまった。
元々は私の大事な腰の一部だったのに、私の体の使い方が悪くて、こうやって取り出す羽目になって、申し訳なかったなぁ。

リスク説明で聞かされていた怖い話は何も起こらず、無事にキレイに取って頂きました。
暫くは痛みで寝返りも出来なかったけど、翌日には背中の管が抜けて、尿管が抜けて、ソロソロと歩ける様になった時には感動しましたねー。
まだ神経の修復が追いついてなくて痺れているけど、どんどん痛みが少なくなって治っていく体に
人間ってすごいなぁ!!歩けるって素晴らしいなぁ!!と感激しています。

その頃。
残された子供たちは、とてもとてもよく頑張っています。
特に弦人の頑張りは、胸に詰まるものがあります。

その様子は次の記事で。
まだ入院中なので、ボチボチと書きますね。





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Last updated  2019.11.30 19:44:48
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