Ｒｏｓｅｍａｍａ気まぐれ日記

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  小人のチューリップ

  皆さん　今晩は～３日ぶりのブログ更新です孫ちゃん達（チッチとｍｏｍｏｋａ）　のお泊りで大変賑わって、疲れきった　あ～ちゃん　です今朝　庭を見ると小人さんのチューリップ　が　咲いていました  「７人の小人のチューリップ」　と名づけられたこのチューリップを我家に迎えてから３度目の春です今年は　３個　しか咲いていませんほったらかし、で越冬ですから止むを得ませんね それに引き換え こちらは　バラの根元に植えてあるのでバラさんの肥料を拝借してか～昨年より花数が増えているようです～庭主（？）のチューリップ posted by (C)nonmama   お行儀良く　咲いています～ 「フォト蔵」　から画像を持ってくる作業がなかなか上手くできません何度　やり直しても画像が二つ出てしまいます～それで～従来どおり楽天フォトから　二つ、持って来ました～研究の余地あり ちまのんさん、教えて～～～   

  April 27, 2008

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  青いバラとピンクのバラ

  先日　紹介しそびれた新入りのバラさんがいます～ｍｏｍｏｋａ　にピンクのバラ　って、言ってるでしょ～んも～～、あ～ちゃん、早く決めてと、たしなめられてあれこれ迷っていた私ははいはい、分かったわよ～～みたいな感じで、ホームセンターで購入しました～ イントリーグこのバラについての詳細は分かりませんでもな、なんと　価格は　￥１，４８０ネットで買うと、北海道は通常料金に更に別料金で送料加算梱包料金も　平均　￥５００～￥1,000　近くかかりますなのでいつも　4～5千円はかけて買っておりましたこんなに安い料金で地元で良い苗を買えるなら購入方法　再検討の余地有　かもしれません今度のお休みに　恵庭の　san garden行ってみようかな～早速植え替えをしてあげました地植えのスペースはもう無いので～8号鉢です上手く　ピンクのバラ、咲いてくれますように～青いバラと違ってこの手のバラは　裏切られることはありません 青いバラ恐るべし～～～￥5000苗購入にかけました～なのに～またしても～バイオレットaoryu-1-2008-4-24 (3) posted by (C)nonmamラベルの写真は　こちらaoryu-2-2008-4-24 (4) posted by (C)nonmama ブルーの証明で　撮ってるんでないかい きっと苗が先祖返り　してるのかも知れませんね素人に簡単に咲かせられる代物ではなさそうです～～

  April 24, 2008

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  出張サービス！？

  ちまのんさんに教わった『　フォト蔵　』早速　登録して　使ってみました～～慣れるまで　操作が面倒ですがこれでせっかくのフォトを削除せずに済むなら頑張って続けて行きたいですね～ちまのんさん、ありがとうございます～　　せっかく　北海道にも桜が咲いて良い季節になったと思ったら～～今日は大荒れ 昨日は　ランチタイムに　ｍｏｍｏｋａ　と　ｍｏｍｏｋａママが　二つのウォールポットを下げてやって来ました昨年植えた１年草のビオラのポットですまた、ア～チャンとお花を植えたい～ｍｏｍｏｋａ　の経っての望みで、ばあちゃんは実践に移します 久々の　ドンキー　で　ハンバーグランチ　を食べてホームセンターで　またまた花苗購入あんまり熱心に実践したものですから　は～とんと忘れておりました ｍｏｍｏちゃんちのチューリップ、枯れちゃったの～寂しく言う　ｍｏｍｏちゃんの為にア～チャン　張り切って　我家のチューリップを株分けして　出張サービス　に出すことにしましたお代は　ｍｏｍｏちゃんの　笑顔　～雪割の時に痛めてしまった葉が、少々痛々しいですがしっかり蕾みを付けてくれましたｍｏｍｏｋａ　用のチューリップ posted by (C)nonmama 夕方パパの食事の仕度をしなくちゃ～と　ｍｏｍｏ親子が　帰った後から入れ替わり～ チッチ　と　チッチｍａｍａ　からあ～ちゃん　お願いがあるの～ちっちゃいのでいいからチッチも　チューリップ　もらっていい はいはい、お代は　チッチの笑顔　で手を打ちます チッチの家に行きます♪ posted by (C)nonmama 　少々　すんなりしてますがこちらは　ちっち亭　に出張サービス　に出すセットですどちらも、寂しいので　アイビーちゃんをカットして挿してあげました２人ともちゃ～んと、学校（保育園のことをそう言ってる）行く前にお水　やってね   我家のチューリップまだまだ、あります 　　 

  April 24, 2008

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  とりあえず笑ってください！

  山デジさん　発エコティシュ～だるまさん　が、私も・・・とブログ掲載されていたので私も～～ 毎度おなじみ・・・・ ところが～～です～～心配していた通り、なかなか思うように切れません最初は　写真の１番下の包丁を使って 上手く行かないので・・・  あ、こっちの方が良いかも～～～と、真ん中の食パンやケーキ用の包丁を使ってみました～  が これは～～大失敗～ なれば我家で１番切れ味が良い・・・・はずの～ １番上の　刺身包丁で け けけ結果は～～～ ジャジャジャジャ～～～～ン運命のエコティシュやはり我家の度量の域では無かったようです～でもま使えないことは　無いでしょう～～ 翼を翻して使ってたも～～～と言ってるみたいです 素朴な・・・楽しい一時でした～ これから少し寝ます 

  April 23, 2008

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  最後の雪山

  先日の休日に山好きな友人に誘われて最後の雪山　官能して 堪能して来ました～と言ってもスキーではなく～～こちら 天然　硫黄温泉泥パックも出来るとか～～で、女性客に人気オーストラリアからのスキー客が増えたと色白なナイスバディの外人女性が入っておりました おっとここに入るのではないですよ～～写真は温泉の裏手にある、自然の湧き湯ですこれが　湯の元　ですよ～みたいな証拠  露天風呂からの風景です  露天風呂は　比較的最近作られたものですが実際はとても古くて～～お～～～と　なるような　何十年も前に建てられたままの　　です でも 途中経過の　景観を楽しむには　最高　 メインは　やっぱり 羊蹄山  こんなに裾野を広げているかと思えば～   いきなり　「おいらが街」　に出没 帰りの行く手も阻みます  あ～～大きいんだな～～～この辺の山としては～～～   ニセコアンヌプリ    余市のフルーツ街道　の一端  ぶどう園　のようです   往路　 道中　敢えて　高速は避けて～～  小樽　ニシン御殿   寄り道して～～  ビールのツマミを　ゲット かまぼこの　香りと言うより、匂い　ムンムン～写してみて初めて気がついたのですが～～映っている　オジサン　は　全く私とは関係ありません 悩んで、悩んだ挙句こんな物を　買いました～すぐに食べるとは限らないので、保存が利くようにね ～  　最後の雪山ドライブに誘って下さった友人に感謝～～   素朴な温泉ドライブ　でした～～ 楽天フォト　容量の関係上　間もなく画像削除させて頂きます自分用は　ちゃ～～んと　保存してますよ 今夜は　久々の夜勤に行ってきます 

  April 22, 2008

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  のぞみちゃん改造計画

  今回のトップを飾るスターはゴロー　ではなく～ｗｅｌｃｏｍｅと書かれた　ココヤシドアマット　ごめんね、ゴローちゃん ベランダから庭への出口のアクセントに置いてみました～ これから、過酷なのぞみちゃん改造計画　が始まろうとしています 改造前の　のぞみちゃん横に建てられた、しかも落雪で折れ曲がった小型オベリスクに無理矢理　強引に誘引させられております助けを求めているような何とも切ない姿に見えて　心苦しい毎日を過ごしておりました そこで　密かに改造計画案を練っていたのです 室内栽培を余儀なくされていた　リージャン・ロード・クライマー　を先日の休日に庭デビューさせましたのでそこに使っていた３枚のフェンスが空いたからです まずこれまでの誘引を全て外してフェンスの中央に株が来るのに都合が良いように少しだけ位置を移動します一口に言いましても、根がしっかり張っているものですから一筋縄では行きません横に穴を掘って、土の改良策に　例のバイオゴールドの土を混ぜ合わせ多少の犠牲は覚悟の　平行移動　です 何とか　移動に成功しました分かりにくいですが～ そこに　３枚のフェンスを　シュートの向きを考慮しながら合わせていきます これがまた、大変手が２本では　とても足りません～急遽シルバーさんの手をお借りしました～便利なシルバーさんはわざわざ　　持参でやって来てくれました～大変都合の良い　シルバーさんですねお陰で私は　断酒　しようと思っていたのに日延べしなければなりません～な～～んちゃってそんな　都合の良いシルバーさんが居るわけないですよね 古い友人が　定年退職して　シルバー登録した　と　言う物ですから～早速　ご用立てして差し上げましたら感動の　お土産が　　 昨夜のブログで　寂しく　　ありませんと書いたのが幸運を呼んだようです～ はい肝心の　のぞみちゃんお蔭さまできちんとフェンスの中央に　根が収まりました　ど根性チューリップしっかり、監視役なぜかしら　彼女だけは　掘り起こせませんでした去年よりは延び延びと　咲くことが出来ますよ～  ポイント 久々に 　マイルス・デイヴィス枯葉 流れています　   決して　誰も居ません 独りでブログ更新です 特に　ナイト・サファリさん、すぐ疑るからな～シルバーさんは　れっきとした　愛妻家フェンスが立ったら、さっさと愛妻の下へ逃げて行きましたよ～誰も取って食べたりしないのにね～～ お土産の　「開かれた部屋」　の先輩に　これも　送ってあげたお礼に頂いたカマンベルチーズ　で飲んでいます  サミシ～～～  明日は日勤です早めにお風呂に入って寝る事にします オヤスミナサイ～  　　  

  April 20, 2008

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  ニシキノ　パキラ

   覚えている方も結構いらっしゃいます我家のニシキノ　パキラ名付け親は　ｎａｏｋｏｐａｎｄａさんｎａｏちゃん、お元気ですか～～救急救命士　が　アンクルガーデナー　さん　でした 昨年の２月末頃だったと思います通販での購入だったのですが、届いた時から縮れた葉がぶら下がっていました それが～～見る見るうちに枯れ始めついに数日後には　こんな姿に～  ショックのあまり『　パキラが～～』とブログに載せたのですがその時のアドバイザーが　アンクルガーデナー　さんｎａｏｋｏｐａｎｄａ　さんの　ニシキノ　パキラ　反響で色んな　パキラさん登場で盛り上がりましたたとえば　コバヤシ　パキラクロサワ　パキラ　ｅｔｃ　 そんな我家のパキラも　なんとか蘇り、気がつけばこんなに成長してました相変わらず　葉を枯らしては落としながら～ではありますがちょっと～～見栄えとバランスが～～～ そこでバラばかり構っていないで　先日ニシキノパキラちゃん　も鉢増しして上げました  植え替えたのは　白い瀬戸のコンテナこれだけ大きな器になったらまた当分　ほっといても大丈夫でしょう～赤と黄色の小石は庭の石に　ｍｏｍｏｋａ　がペインティングしたもので捨てたら叱られます ところが～またせっせと葉を落とし始めました～ちょっとばかり気難しい　パキラさんですが落とした葉っぱも～ｍｏｍｏｋａ　アーチスト　によって変身 ゲゲゲの鬼太郎　に出てくる「一反木綿」だそうです～～～～～なんとも　可愛らしい　一反木綿　が出来上がった物です小さい子の感性には　敵いません 私が出来ることはせいぜい間延びした２本の枝を絡めて見ることです 何とか絵になりそうですがまだ葉は垂れ下がったままです小説にも登場した　西側の三角の小窓今ではこんなに華やいでいます～ ニシキノパキラさん再び盛り返して　お部屋を飾って下さいね～～ 毎度私事の日記　でした        

  April 20, 2008

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  ヴェスターちゃん植え替え

  ヴェスターラント １月２８日　まだ雪深い真冬に購入してしまったヴェスターちゃん３月中頃、何とか開花はしてくれましたが～写真と実際では若干違いが～～やはり、日光不足とか気温の問題とかあったのでしょう～暖かくなったので早速庭に植え変えてあげることにしたのですがなんと可愛そうに～～小さな鉢でしたので根がぐんにゃりと曲げられた状態で入れられておりました～こんな根の状態でも　律儀に花を咲かせてくれたなんて～ありがと～～　急に愛おしくなりました 昨年　枯れてしまった　もう１本のゴールデン・シャワーの居場所が空いていましたからそこの土を掘り起こして　元肥を入れちまのんさん　おすすめのバイオゴールドの土　　を　混ぜ合わせて、根を伸ばして植え込みました～しかし～～葉は　全て枯れてしまい、こんな姿に・・・・またちゃんと芽が出てくれるでしょうか～ごめんね～もっと遅い時期に買ってあげれば良かった～  この辺で明るい話題も盛り込みますね～～と言っても我家にとっては～～と言う事ではありますが～昨年の　ど根性チューリップ今年もパワーアップして　発芽成長の一途を辿っております～  昨年　葉っぱを数枚　土にそのまま差し込んだだけで育てたカランコエ大きく育って　花を咲かせました～ 今日の我家のガーデン情報は　この辺で～～明日は休日またまた、ガーデニング～ガンバリマスワ 今夜は　　ありません     

  April 19, 2008

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  合評会

  今日は理由も無く年休を取っていたのですが丁度　運よく同人誌　「開かれた部屋」　の春季　第６０号発刊後の　合評会　が行われました  メンバーの事故やら、ご家族の病気やらと発刊が大幅に遅れた上に私も　母の退院・施設入所ｅｔｃ　色々あって手元に届くのが更に遅れて・・・合評会と同時のご紹介　となってしまいましたなので～私自身も　皆さんの作品にまだ目を通せないでいる状態です（　投稿メンバーは私も含めて　１０名です　）  恒例の　第一ホテル　での昼食会を兼ねての顔合わせ例のごとく　お上品なお弁当セットで量的には　高齢のご婦人たちに　ピッタリかも知れません  この後デザートに　牛乳プリン　と　サービスの　アイスクリーム最後に　コーヒー　でオバ様達の特権　お持込みの　和菓子とケーキこんな事が許されるのが第一ホテルの人気の元のようです～～帰りのロビーで、会計長と副社長がお友達とのことで職員一同のお見送りが～「お若い方も、メンバーにおられて、素晴らしいですね～」等とお世辞が 何を隠そう、私ともう１人、まだ５０代が居て、私たちの事を言ってるんですね～２人で「ここではね～」と、小声で言って、それでも良い気分で帰って来ました   何名かの方に　ご愛読頂いておりますありがとうございます 今回購読希望して下さる方私書箱あてにご連絡　お待ちしています 他愛無い　熟女以降の女達の同人誌　ですので寄贈させて頂きます、と言ったら返って　お心尽くしでご迷惑をおかけしまして～～高くついてしまったようですごめんなさいそして心から　ありがとうございます で今回からは　送料込みで定価分　￥５００と言う事にさせて頂きたいと思います どうかお暇つぶしに　お付き合い下さいませ～    

  April 18, 2008

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  バラ植え替え

  昨日は４月とは思えない　ポカポカ陽気の休日でした我家のガーデンマスター　ゴロー君も長い冬眠から目覚めさせられました～久々に　ｍｏｍｏｋａ　がお泊りに来てたので保育園はお休みにして　ア～チャンにお付き合いして貰いました早速近くのホームセンターへ　お花の買出し～～ でも～～やはり　昨年より１ヶ月早い滑り出しですし～専門店でもないし～花数はわずかしか陳列されていませんｍｏｍｏちゃん　好みで　この辺で手を打ちました はい　ポーズ　ｍｏｍｏちゃん　ちょっと、上向き過ぎ～（バックに見えるのは　お隣の畑です。私の庭では　あり得ない～） 昨年の失敗は苗をあまりにもぎっしり植え込みすぎた事・・・で今年は　敢えて　ゆったり植えつけてあげました 一株で　大きく増えてくれますように～～ こちらは　寄せ植えチューリップは　昨年からそのまま雪の下で越冬したものです周りに　カーペットカスミソウ　と　ピンクのペチュニア　をアレンジ  ビオラも　どんどん増えるので　ゆったり一株ずつ・・・下に見える枯れ草見たいのはラベンダーですようやく、少しだけ新芽が出たかな～～    実は～　　今日の作業の本命はこちら  室内で育てていた　リージャン・ロード･クライマーいよいよ限界で、葉がポロポロ　枯れて落ちて来ていました気になっていたのですがようやく　植え込む場所のメドが立ちましたと言っても１０号　木製プランターに鉢増し　ですが～もう地植えするスペースがないので止むを得ません 我家で一番高価な（値段が）　ツルバラ　なのですが～～貫禄がありません 先日　雪ちゃんに使って　残ったフェンスを利用することにしました背後の古いフェンスは　そのうち処分しようと思っていたのですがリージャン　が上手くシュートを出してくれたらそのまま使えそうです  娘の　ｎｏｎ　（ｍｏｍｏｋａのママ）　に手を借りましたが寒い～～　と言うのですジーパンの　穴が空きすぎなの～～やれやれ～～  あまりにも細い枝で　余程　切ってしまおうかとも思ったのですが～ダメモトで　このまま誘引しておきました ツルバラの植え替え大変なので　１日　一株ずつです～ 

  April 18, 2008

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  青い薔薇？やっぱりバイオレット！

  噂の青い薔薇「　青　龍　」　　まだ　室内栽培です蕾みを付けた頃から　気候も暖かくなって部屋のストーブを切ったせいでしょうか～硬い蕾がなかなか膨らまない状態で　２週間以上たったような気がします  窓辺から日は差しているのですがやはり、室内の気温のせいだと考え再びストーブを　１８度　設定にして焚き始めました すると、どうでしょう～待ち侘びていたかのように　一気に咲いてくれました～ でも～～～～やっぱり、バイオレットカラー　です～～ 日光が不足だったのでしょうか～それとももっと　　日が差してから撮影するともっとブルーに映るのかも知れませんが～これだと　ブルームーン　とさほど変わりありません 肥料のバランスの関係とかもあるのかしらやはり素人が青い薔薇を咲かせるなんて１０年早いよってことでしょうか～～でも、まあ可愛らしい花姿に　罪はありません    青龍さん、ようこそｎｏｎｍａｍａ　亭　へ～   

  April 17, 2008

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  パーゴラ・フェンス・オベリスク

  約半年間nonmama　気まぐれ小説ブログ応援いただき　ありがとうございますコメント下さった皆様、こっそり読んでポチット協力して下さった皆様本当に　ありがとうございます ところで小説が終わってもやっぱり　めざせ北のローズマスター 今年は　昨年より約一ヶ月早い庭の手入れが進んでいます３月末に　早々購入したのが一番安価の　パーゴラ　と　オベリスク　でしたオベリスクは　赤いバラ、ジョン様　（ジョン・ウォルタラー）　用です使用前（左）　　使用後（右）　です～高さは　私の背丈くらいかな～バラの枝は　オベリスクに巻いた分　短くなったような気がしてしまいます 　　　　　　　　　　　　　 もう一台　パーゴラ　の方ですが～設置の様子を　　撮影する機会を逃してしまいました～ と　思ったら、見つけました～パーゴラ設置後の映像ですｍｏｍｏちゃんが来てたんですね～ こちらは　通販で購入した　２ｍの高さのフェンスです ３枚セットですでも狭い庭ですので　２枚で充分のようです このアスファルトの敷地は　お隣の駐車場なのですが家主さんが同じなのでご主人が出勤中に、チョットお借りしています 　　　　 下の写真が使用前で　娘達のブーイングの元でした パーゴラ購入で、無理矢理収めたので横使いだった物を縦に嵌めてみたのです  物干し竿固定用のレンガがまず、みっともない～ あれ、なんとかしたら～～ママ～～ 木製の安物フェンスも、周りのアーチに似合わないし～～ 自分たちは眺めているだけで、クレームだけは立派ですボーナス前で厳しい現実なのに～やっぱり　自分も気になって～～買ってしまいました～苦心の末安全補強の為にも　醜いレンガを少し土に埋め込みました下が　使用後の映像です  　　雪ちゃん（新雪）を　このフェンスとパーゴラの両方に誘引します お金を使ったついでにこんなのも～おまけに買ってしまいました～ソーラーランプが　バラの葉なの真ん中で　三つ点くようになっています 完成した全体像です～せま苦しいなあ～～でも、昨年の庭から見ると　随分、充実したよ  左上の映っているのが　パーゴラですそこに　マーちゃんの黄色いバラが咲く予定です さあどれくらい　咲いてくれるかしら~～ 昨年の映像です

  April 16, 2008

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  再起の予感

   北国にも春の芽吹きがガーデニングも少しじつ忙しくなってきますそこで結果が分かりきった小説モドキは　今夜で最終回にしようと思います困ったな～～どうやって　締めくくろうかしら～～     　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　２０再起の予感 　なんとか冬囲いを終え、長い北国の冬眠期を過ごす私は、純白に降り積もる雪の山を、ただただ見つめては溜息をつく日々が続いておりました。　あ～～、私の人生って、一体何だったんだろう。　私が２歳の時、父は女性と駆け落ちしてしまった、と、近所のオバサンに聞かされ、私は父親を知らずに　「養祖父母」　の元で育ちました。  母は手元に残された３人の娘達（姉と私と妹）　の為に都会に出稼ぎに出ておりました｡　だからかな～？　３人の娘達に、父親のない子にするのに、それ程抵抗を感じませんでした。　それよりも何よりも、夫のサラ金地獄から娘達を守る為に必死で努力して、最善の方法を取ったつもりでした。　それが、以外にも娘達の反感の元になっていたなんて・・・。　まるで、その罪の償いみたいに、以来約３０年間ひたすら子供達のために生きてきたにも関わらず今こうして、独りで孤独な生活と戦っている。　私の娘が自分の娘の為に、と大切にしている、その　「娘の父親」　に値する自分自身の父親からすらも愛されることなく簡単に捨てられ、おまけに里親みたいな生活を余儀なくされ、それでも、これまで一生懸命生き来ました。　なのに、報われる事は何一つ無く、孤独に泣いている。　　この場に及んで、何のために、あくせく生き伸びなければならないのか！　ツルバラ？　そんなもの、事の成り行きに過ぎないただの気休め！　マイナーな私の思考は、落ちる限界を知りませんでした。　　そんな私を支えてくれたのが、何を隠そう　『ログ友』　だったのです。　ある日夜勤に入る前に、私は悲観的な言葉を一杯並べたブログを作成し、仕事に出かけました。　翌朝仕事から帰ってＰＣを開くと、なんと、コメント欄にそれまでにない沢山の励ましのコメントが！　あんたら！　えっらそうに～、何が分かって、ありきたりな励まし書いてんのサ！　頭ではそう思うんです。　でも、現実の私の眼から、嬉しくて、ありがたくて、涙が溢れます。 　もしかしたら、皆、同じなのかも知れない。　皆、それぞれの何か、それぞれの孤独と戦いながら、ブログ生活やってるのかも知れない。　分からない。　興味本位かも知れない。　私よりずっと、ずっと幸せ一杯の人達かも知れない。　逆に、私よりもっと、もっと、計り知れない苦労と悩みと、不幸の中にいるかも知れない。　共通点はただ一つ。　皆、平等に与えられた時間に生きている同じ人間だ、と言うこと。　不思議と、あ～～、独りじゃないんだ、という気持ちが湧いてきました。　　そう、独りじゃないんだわ！　それから、本格的に私のブログ生活が始まります。　雪深い２月。　『光』　開通以来、私は寄る辺無く、くだらないブログを綴り続けます。　やがて雪融けを向かえ、心配していたツルバラ達は、間違いなく大地に根を張り、新芽を芽吹かせ、私に答えてくれたのです。　先輩ブロガーの真似をして、写真を撮ってブログに掲載して、答えてコメント下さる　『友』　と対話して・・・・。いつしか私は、そのことが生活の中の唯一の楽しみとなりました。 　ツルバラを、咲かせたからって何になる！　でも、町内の方から声を掛けられます。　それがどうなの！　お向かいの通りの奥様が、我家のバラに恋して同じ苗をネットで買いました。　通りすがりの皆さんが、綺麗ですね～と、声をかけてくれます。　これが・・・生きることなのですね。　仕事以外の人との関わり。　疎ましいと思っていたことが、バラ栽培によってその垣根が取り去られ世界が広がります。　過去に捕らわれ、悲観的に生きる所には何も生まれない。　何らかの不思議な縁あって、巡り合えたツルバラと、そしてまた何らかの縁あって巡り合えた『ログ友』　が、私の再起の予感を彷彿とさせるのでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　完　）  　 　皆さんの応援に支えられ、一冬　「小説ブログ「登録しましたが本日で一旦終了させて頂きます。　応援、心から感謝です。ありがとうございました～　　  

  April 15, 2008

• 歓迎会

  今日の休日は　とっても良く働きましたまずは月並みに、午前中の掃除・洗濯午後からはバラのフェンス立て午後６時から我が詰所の歓迎会に参加　新年度に入って、看護師　１名ヘルパー　２名　の新メンバーが入社（？）しましたフレッシュな（気持ちが～）新メンバーを囲んで楽しく飲んで騒いで帰って来ました～最後のデザート付きで　刺身や揚げ物　白身のお魚（？）の押し寿司　オソバｅｔｃ　数点のコースでメインの料理は　「豆乳のシャブシャブ」初めて食べましたが～食べるの忙しくて　忘れました～ 帰る時間になって、看護師長の靴がない　　黒いシンプルな靴が一足残っていますがこれ、私のじゃない 先に２名ほど帰っていましたからさすが、酔っていても　副主任のナースが早速　　連絡確認残った１０名ほどのメンバーも　それぞれの足元再確認 私は例のごとく　ピンヒールのサンダルでしたから間違うよしもありません ふと幹事のナースがレジにいたので、私は冗談で○ちゃんは　と　彼女のズボンの裾をめくりましたその時　殆ど同時に已む無く　残った１足を履いて師長が出てきましたすると幹事のナース○ちゃんがあ～～　私の靴あなたね～レジ付近で一同　どっと大笑い 彼女　○ちゃんは、自分の足元ではなく師長の足元を見て、初めて気づいたようでした 彼女　曰く靴が少しきつかったんだけど～飲みながら足を下げていたので（掘りコタツ）足が浮腫んだせいだと思ってた～～ レジ付近で　オバさん達　１０名近くいつまでも笑い転げているものですから～レジのお兄ちゃん　真っ青　 　その後も師長と　○ちゃんは　２人で息絶え絶えで笑い続けて　しばらく立てないほど～それだけ楽しいお酒だったようですね～～ 私は　全く　○ちゃんを疑っていた訳ではなくほんの冗談のつもりで捲っただけだったのですが～  楽しい飲み会のあと、皆　すぐ解散です明日はまた朝からお仕事です楽しく信頼できるメンバーと共に働けることに感謝　です オヤスミナサイ   

  April 14, 2008

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  冬眠期

   久々に　小説モドキに戻りますバラ栽培はまだまだ続きますｎｏｎｍａｍａ　ｗｏｒｌｄ　よろしくお付き合い下さいませ～ 　　　   　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　１９冬眠期 　ツルバラと共に　北都の家に大移動を済ませた私は、来る日も来る日も、庭とダンボール箱の整理に明け暮れました。引越し慣れしてるとはいえ、さすがに　「捨てられない私」　を実感します。　　幸い、家の中は収納の多い設計で、いわゆる　「カクス蔵」　が沢山あったことは救いでした。　ツルバラ達は引越しの後、すぐに冬囲いの準備に入らなければなりません。　　参考にまた載せました　元々地植えしてあった黄色いマーちゃんのバラは、根こそぎ移動でしてそのまま～３日放置された状態でしたから、いち早く土に埋め返してあげなければなりません。　もう、開き直りです。だめで元々。来春間違って芽が出たら、私は北のローズマスターへの道を一歩踏み出したことになるに違いない！そんな密かな期待もありました。　木製のアーチの左側に位置を決め、教科書どおりに直径５０センチの穴を掘り続けます。　５０センチは掘らなければならないのに、３０センチほど掘り進めると、なんとそこはイエローグレーの凝り固まった粘土質なのです。　或いは、宅地造成の為の地盤造りに敢えてそうされたのかも知れません。　人造的な質感も感じられます。　これでは水はけの悪さが証明され、絶対バラ達は全滅ですよ、と物語っているようです。　大家さんには申し訳ないのですが、そのコンクリートにも似た土の塊を、５０センチの深さになるまでとにかく掘り出し、それはすぐさま特大のゴミ袋の中に捨ててしまいます。　実質大きなプランターが土に埋め込まれたような状態になったと解釈して、特大プランターに植え込む要領を参考にして作業を進めます。それ以上大きく育ち過ぎない為の歯止めになって、返って良い結果になるかも知れません。 　まず、穴底を鉢底と想定して、赤玉土（大）を５～６センチほど入れます。　そこへ本来なら掘り起こした土を戻すのですが、それはせず、市販のバラ専用土を入れました。　次にバラ専用肥料と、更に油粕・カルシウム入りの牛糞を適量入れて先に入れた土と混ぜ合わせます。混ぜ合わせた土の上に更にバラ専用土を入れてそこに黄色いバラの大苗を立ててみます。　泣く泣く　１．５ｍまで剪定したので、何とか私の力でそこへ立てかけることが出来ました。『土の中心部を高く盛り上げ、根を四方に広げるようにして･･･』　とありますが、さすがにそこまでは余力がありません。ダメモトですから、ストン！と置いたまま、周囲に土を入れていきます。　困った事は、殊の外大きな穴で、市販のバラ土はあっと言う間に空になり絶対量不足。　重そうなどろどろした畑の土に腐葉土と赤玉土（小）を混ぜ合わせ、ふんわりした質感に変えて大苗の周囲に埋め込みます。　水はけの悪い土地ではこんもりと根を盛り上げるように植え込む。教科書通り盛り上げました。　律儀に教科書通り、バケツでたっぷりの水遣りをするのですが、既に霜が降りている季節です。　このたっぷりの水が凍って、バラの根まで凍り付いてしまうのではないかしら。　言い知れぬ不安もよぎります。　でもやるしかないのです。もう、後戻りは出来ない地点まで進んでしまったのですから。 　黄色いマーちゃんのバラ、ゴールデン・シャワーの植え付けが終わり精も根も尽き果てました。　後の特大プランターの鉢植えの物は、そのまま越冬して貰うことにしました。　写真のように全ての鉢を一箇所にまとめ全ての枝を一つのアーチに固定。全部まとめて梱包です。一口に言っても、小柄な私にとって関取と相撲をとっているような感じでした。　がっぷり四つで覆いを回し、ヒモをかける姿は、さながら　「まわし」　を取った格好です。　なんともみっともない現実ですが、この上を更に例のコーヒー用の麻袋で覆います。　　　土に埋める。それが出来ない私は、とにかくプランターの中で眠っている根が凍ってしまわないように最善の努力をしなければなりません。　一冬明けたらバラが消えていた、そんなご近所のガーデナーの言葉を良く耳にしたからです。　ミニバラ達は、さすがに簡単に土に埋められます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブログでも紹介しましたがこんな感じ　お正月も近づく頃にはさすがに家の中も落ち着いて庭は雪に埋もれ、黄昏気分が増大します。　家も庭も落ち着いて、仕事から帰ってもやることがなくなってから初めて、「あーちゃん、おやしゅみなしゃ～い！」　という、綾香の元気な声がないことに気づきました。　整然と配置された捨てられない家具達に囲まれた私は、日々欝状態に近づき、アルコールの量も増して行きます。　進まなければ・・・でも、何の為に？　ある時から私の生きる目的は子育てが全てでした。が、目的は達成され、３人の娘達はそれぞれの家庭を持って飛び立ちました。　疲労と孤独と、将来の不安と・・・私の心は何処までも内に篭り、全てが悪魔の囁きの闇の中に埋没されて行きます。　ツルバラなんて咲かせたからってどうなるのさ！　少ない収入で無駄金かけて、トゲに攻撃されながら泥まみれ汗まみれになって疲れ果て、彼らが栄える分自分の生命力を奪われてるのよ！ばかばかしいとは思わないの、千秋。　自分の人生、自分で終止符を打つのは自由ではないか。　いつしか私は、アルコールの酔いに任せて幻想に支配され、バラのアーチの下で眠る事を考えるようになって行くのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　） 

  April 14, 2008

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  お出迎え

  ご無沙汰しておりました～  春の兆しが例年より早く訪れたお陰でここの所　にわかに忙しくなりました予定では　４月一杯はのんびり出来るはずだったのですが～この辺で　現実と小説モドキのケジメをつけてブログの形態も整理しなければ～と思いますここ２～３日ＰＣには向かうものの、お脳が回転してくれない状態が続き気がつけば居眠りしてる状態でそそくさとベッドに潜り込む実は~ブログ更新もコメントの書き込みも、凄いエネルギーが必要なんですねブログの更新が出来る＝なんだかんだと言っても元気・健康そんな気がした今日この頃です以下は、９日に書いてそのまま「下書き保存」されていたものです自分自身の記録としての掲載ですのでご遠慮なく　コメントスルーして下さいね～ 　　　　道東編　まだ続きます平成２０（２００８）年４月７日　１５：００目的地である　標茶町立特別養護老人ホーム　「○すらぎ園」　到着現地待ち合わせした　釧路市在住の長女と末の妹が待ちくたびれた様子でお出迎え「この人達のトイレタイムが長くて、遅くなったんですよ～」とドライバーである妹の夫が言い訳をする更に「ワイン城で　４０分　ですからね～」と　補足ワインも買ったしな～～と内心　ゴメン！と思う反面良いじゃない、それくらいとも思うでなければ、もっと早く着けたんですよ～と、言いたい気持ちは分かるよそれでも、私的には予定通り そして次に感動した事は園長初め、園の介護主任さん（？）　看護師さんその他大勢「○○さん、おかえりなさ～い」と大歓迎でお出迎えしてくれた事だ 私が母を強引に札幌に連れて行く前にショートステイでお世話になった事があるとか その４年前の　わずか２週間の間のことを　とても良く覚えていて下さって「お帰りなさ～い」と出迎えてくれたことは、当の母よりも誰よりも娘達である我々の喜びだった ワゴン車から降ろされ、車椅子に座らせられた母の顔も何処まで理解されているかは定かでないが心なし　感無量　と言った感じは読み取れたただ、もともとの母の　「キャラ」　であるすました表情が　今でも印象的に私の記憶に残っている 次に我々を　「お出迎え」　してくれたものな、なぜか　玄関前ロビーにカンガルーが～～～この施設とカンガルーとの関係は・・・これも定かではないでもまるで　孫ちゃんの保育園にでも行ったような～楽しく飾られた園内から病院には絶対ない、アットホーム的な空気がムンムン伝わって来る当然、白衣の看護師は居ないTシャツとジーンズの若者の介護師が数名控えていたデイルームに案内され、若いお兄ちゃん（介護師）に「お茶かジュースをお持ちしますか？」と声をかけられ、一瞬正気に戻ったように背筋をピンと伸ばして車椅子に座る母が「あら～、良いわね～」と　ニッコリあ～～、大丈夫だ良かった～～と安堵せずには居られない私だった  デイルームの　日差し一杯の窓辺には手入れされた鉢植えの花が　爽やかに咲いていた氷ついた湖面を見てきた後だけになぜかとても　ホッとするデイルームから見えるのどかな光景まだ残雪もあるしかし間もなく　緑一杯の散歩道を若い介護師たちが歌を歌いながら　車椅子を押してくれる裏手から遊歩道に続く道があるのだ母の余生を送るには素晴らしい環境に違いない この最果ての北の大地に若葉が香る頃ゆっくりドライブしながら　母さんに会いに来るよ姉妹達が長い長い説明を聞き終えて帰路についたのは夕刻５時近く　黄昏の○すらぎ園を後にした 私の娘や息子みたいな年齢の介護師さんたちオバアチャンを宜しくお願いします貴方達に母を託しますありがとう～～ 帰り道の　凍てつく湖面には　白鳥の群れが思わず携帯のシャッターをお姉ちゃん、どうせゴミみたいにしか映らないから止めときなシビアな妹の一言実際は～ゴミすら映らなかった～～ この後４人姉妹で回転寿司に札幌から地元へ、母の引継ぎ終了　お茶で乾杯 私は３人の姉妹に見送られ１９時０８分発　特急スーパーおおぞら１４号に乗る彼女達に母を返して上げられた満足感を千切れるほど手を振り続ける　姉妹達の姿が満たしてくれる  （２００８・４・７）２２時５５分　新札幌駅到着買いすぎたワインの重みが　明日からのハードな仕事を物語っていた    　

  April 13, 2008

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  道東ドライブ

  皆さんこんにちは～夜勤明けで、皆さんからのコメントにお返事できていませんごめんなさい 老人介護の問題は、誰でもいずれは体験するもの皆さんそれぞれの深刻な想いがおありのようですね～ともかく我々介護の現場の職員の合言葉はボケるが勝ち辛いのも大変なのも　周りの家族や介護する側に一番大きくのしかかる 特別な事がない限り順番です自分の親を大切に親身に関わる姿は　少なくとも我が子には、ぜひ見せておきたいですねだって～自分も大事にして欲しいもん～～下心でやるんじゃないよ 今回の最大の失敗は　デジカメを忘れて出かけた事～そこで性能の悪い携帯での撮影でしたが春爛漫の地域の皆様本日は我が古里最果ての荒涼とした風景を　見てやって下さいませ～～これは絵葉書　キレイ過ぎ～ 道東自動車道の案内図　小さすぎて見えませんね こんな子が展望台へ案内してくれてます白樺坊や・・・いや？オジサンかな～  手稲金山インターから道央道に乗り千歳恵庭（ちとせえにわ）ＪＣＴから左へ　道東自動車道へと流れを変えますそこから全国的に有名になった夕張を抜け占冠～トマムへと向かいますここが直通になった事で日勝峠を通らずに道東へ抜けられるようになりましたひたすらまっすぐな道を走り続けます真っ白な白髪頭　母の頭です池田インターで降りてちょっくら・・・寄り道母のオムツを替えたいの～との理由で～ 池田のワイン城　ここで重たいのも省みずお土産にワインを５本も買い込みました～ そこから丹頂鶴の里　釧路湿原　を抜けて弟子屈方面へ（これも　絵ハガキです） 目的地は弟子屈町の手前にある標茶町途中　細長く湿原を彩る　塘路湖　がありますが性能の悪い携帯カメラでもはっきり映る白いラインが気になります お姉ちゃん、あれ湖に張った氷だよえ～～　まだ氷が 紛れもなく薄氷　薄くないかも・・・ 最果て道東の春はまだちょっと先のようですデジカメを忘れた事が改めて悔やまれました 

  April 9, 2008

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  道東へ

  母の退院ドキュメント （私自身の記録として掲載）バラ編一時お休みね 平成20年（２００８）4月6日私は夜勤明けでＡＭ10時帰宅妹夫婦が釧路から大型のワゴン車で　1６時頃私の家に到着した そのワゴン車に母の預かっていた荷物を積んで私も宿泊準備をして同行市内の某ホテルで　3人素泊まりチェックインが１７：３０18:00　妹の夫のおごりで居酒屋へ「千秋さん（仮名）　4年間お世話になりました。ほんとに助かったよ」妹の夫が言う「ありがとう、お姉ちゃん、ほんとに　皆、感謝してるよ」続いて乾杯　 4年前、認知症発症した母の介護を巡って、この夫妻は離婚の危機に瀕した認知症初期症状の母は、多くの危険が伴い何処の施設からも受け入れを断られた私は、ほぼ強引に札幌の某精神科病院に入院させた賛否両論、非難轟々平成16年（２００４）3月30日　私とこの妹の手で決行した早くもあれから4年の歳月が・・・母は　気管切開されることもなく　胃に穴をあけられることもなく元気に経口摂取を続けているあの時（4年前、釧路の某病院にて）　「延命治療」を拒んだ成果だ近代医療の魔の手から母を守り切れた喜びが込み上げる（開かれた部屋　『手を振る女』　にて連載）医療現場のナースの本音である 翌朝　６：００　ホテルをチェックアウト７：００　予定通り、母の入院先の病院へ到着母さん、お迎えに来たよ釧路に帰れるよ妹は　感無量で母に抱きつく オイ、オイ、まだ夜勤帯なんだよカンゴフさん、ヘルパーさん、１人ずつしか居ないんだよこれから他の患者さんの朝食が始まる感慨にむせるのは後回しねと私ナースとは冷たい生き物である もう、すっかり準備は出来ていますよ。病院を代表して見送ってねそう言って、夜勤の看護師がヘルパーを玄関まで送り出しに付けてくれた良かったね　○○さん　元気でね気のせいか・・・いや、現実に、だれも皆、目が潤んでいる寒いから・・・と言ってもヘルパーはワゴン車が見えなくなるまで外に立って手を振ってくれた  札幌手稲区から　まず道央自動車道に乗って、道東の標茶町へ休憩時間も考えると７~８時間は見なければならない送り出す病院側も　受け入れてくれる施設側も何時でも構いませんよ　何時でも都合の良い時間に合わせてあげますよとありがたいことだ日頃の誠意が通じたのだろう 果たして母は何を何処まで認知出来て、何処まで状況が飲み込めているのか言葉もままならなくなった今では誰にも推し量る事はできないただ異変は感じている見覚えのある顔が、顔が、顔が・・・感動的な声を口々に発しているのだからきょろきょろと、おどおどとそしてワゴン車の中に敷かれた布団に臥床させると初めて笑顔が浮かんだ母専用の車椅子も積み込む さあ、母さんの大好きなドライブだよ～あら～～、いいわね～～母は　そういったような、表情を見せてくれたここから一路　最果てに近い道東へお天気は快晴　最高のドライブ日和である～ ドライバーは妹の夫当然　妹は助手席へ私は　最後部座席で母の顔色を見ながら出発母さん、専属のカンゴフさんが居て、いいね～と妹良いのは　本とは　アンタだろ～が 平成２０年４月７日　ＡＭ７：２０母　８１歳　医療保護入院解除され、某精神科病院退院　        「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～～            

  April 8, 2008

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  大移動

   日一日と春めいてきて周囲も何かと慌ただしくなって来ました認知症の母を郷里の釧路から札幌の病院招いてから早くも丸4年になりましただんだん寝ていることが多くなり認知障害による悪さをする元気もなくなったようですそこで、かねてから入所申し込み予約をしていた地元近辺の特別養護老人ホームへの入所が出来るようになりました先日の母の誕生日　「3月31日」　に釧路の妹から　喜びの電話連絡が入りました 今夜　夜勤で、明朝　明けて夕方、釧路からのお迎えの妹夫婦が到着します7日月曜日、一緒に母を釧路へ搬送する予定です道中、母の容態が心配なので　私も同行しますそこでブログ更新も　しばらくお休みさせて頂きます 　　　　   　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　１8大移動 　平成18年（2006）11月8日。いよいよ大移動の決行です。　家具類　４ｔ車、庭専用に　２ｔ車。　２台で６ｔ　のチャーター便での大移動です。　家具類は積み重ねられますが、特大のプランターは積み重ねることができません。　何しろ、１ｍ～２ｍに及ぶツルバラの枝が、剪定されないまま束ねられて生えているのですから。　作業員もありがた迷惑です。　いくら束ねてあると言っても、少しでも触れると、容赦なくバラのトゲの攻撃に合います。　「バラは好きだけど～、トゲが恐いからな～」　作業員は口々にこぼしながら、恐る恐る荷台に積み上げます。　皮膚でなくとも、衣類でも鋭いトゲが引っかかると、破れるのではないかと思われるほど、威力があるのです。作業服とて容赦なく引っかかります。　「ごめんなさい。気をつけて！」　私は、周囲でただおろおろするばかり。　２台のアーチとオベリスクとフェンスと、その他諸々積み込みましたが、まだまだ積めない物が～。　「奥さん、これは捨てましょう！もう、積むの無理ですよ」　最後に出るのはこの言葉。　あ～、たった１年ほどで、私は一体どれ程、ガラクタを集めたのでしょうか～　ある意味、この時期の引越しは正解だったかもしれません。　後日、家財道具の中のガラクタも合わせて、廃棄物処理代　￥35,000　也。　新たな出発に犠牲は付き物！　　午後2時からの搬出だった為、荷物が新居に落ち着いた時は、すでに午後8時近くになっておりました。　大きな家具こそ、置き場をあらかじめ決めておいたので何とかなりましたが、数１０個に及ぶダンボールに埋もれて、数日夜を明かすことになります。　マリオネットはパワフルに動き回りました。　職場で食べられる食事以外は殆ど出来合いのお惣菜とビール。（日中はコーヒーですが～）　私の荷物もすっかり出し終わった後、娘夫婦も家のお掃除の手伝いにやってきました。　ムコ殿も、さすがにガランとなった元住居を見て、感慨にむせていたのでしょう。　黙々と、妻が吸ったタバコで薄汚れた壁を拭いておりました。　私が床を磨こうとすると、すかさず「いいよ、ママ。俺がやるから。ママは休んでいて」　と、　ムコ殿は、初めて優しい言葉を私にくれたのです。　男の子を育てた経験のない私が、もっと早く、彼の心を気遣ってあげられたら、意外とまた違った形に進んでいたのかも知れません。　　11月15日。　明け渡しの確認を済ませ、僅か2年と3ヶ月の、ツルバラと出合った家を後にしました。　綾香が言います。　「マーちゃんは？　起きないの？」　私は、一瞬困って、とりあえず　「起きないね～」　と答えます。　「一緒に、行くの？」　今度は、答えに救いが出来た気がしました。　「そう、一緒に行くのよ。黄色いバラさんになって、あーちゃんと一緒に行くのよ。綾ちゃん、遊びに来てね」　「うん、綾ちゃん、あーちゃんのおうちに遊びに行くよ。でも綾ちゃん、本当はここが良かった」　小さかった綾香も、10月末に4才の誕生日を迎えました。　彼女の記憶の中で、「あーちゃんの庭」　と　「マーちゃん」　が生き続けています。　「ママありがとう。独りで寂しいけど、頑張ってね。のん達も分かれないように頑張るから！」　娘が言います。　こうして、お互い新たなスタートラインを出発し始めたのです。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　） 引越し後、11月末頃までにここまで整理しましたアーチはなんとか組み立てましたがオベリスクの設置場所が決まらず、まだ横倒しのままです　　　  「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～～ 

  April 5, 2008

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  蘇生への兆し

  暗い章が続いたのでこの辺で物語りも春に向けなくてはね～ 　　   　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　１8蘇生への兆し 　その夜私は、ビールを飲み過ぎた事もありましたが、翌日は仕事もお休みだった為、この「北都の家」　で泊まることにしました。　幸い、既にガスも水道も開放されていましたし、夜勤のある私は　「お泊りセット」　を持ち歩いていましたから、いつでも何処でもお泊り自由です。　ここでシャワーを浴びて、ムートンを敷物にして眠ることにしました。　まだ家具が入っていない居間は、天窓の高さも手伝って思ったより広く感じます。　部屋の明かりを消すと、晴れた夜空の様子が天窓から伺えます。　暗闇に眼が慣れ初め、そこに星やら月が見え隠れすることに気づきました。　ダークグレイの雲の陰が静かに音もなく流れ、月や星達をもてあそんでいるように見えました。　何となく、キャンプ場のペンションにでも居るような心地になって、私は寂しさから解放され、疲労感とアルコールによる脱力感で、いつしか深い眠りに落ちて行くのでした。 　どれくらい眠ったのでしょうか！　私は、あまりにも明るすぎる光線に、促されるように目覚めたのです。　もう、既に太陽は天井まで登っているとしたら、いくら休日とはいえ、ちょっとばかり寝すぎではありませんか！或いは、蛍光灯を消し忘れて眠った？　そんなはずはありません。　私は、確かに灯りを消した暗闇で、天窓からの月を見届けたのですから！　実は、私を脅かした犯人はその　「天窓」　そのものでした。　早朝の天窓は、まるで消し忘れた蛍光灯の灯りのように、燦々と朝の光を居間に落としているのでした。　しかし、それくらいなら、二日酔いの私にも理解できます。　理解しがたい現象は、西側の三角系の出窓から東側の壁に朝日が降り注ぎ、壁にくっきりと窓枠大の光の痕跡を記している事です。　えっ！　私は一体、何処の部屋を借りたんだったっけ！？　二日酔いと、寝起きのせいで回転の悪い脳ミソを駆使してみます。　どうしても、理解できません。　太陽は東から出るもの。　別に太陽が動いている訳ではないけれど、天動説、地動説、どちらでも構わないけれど、どうして朝日が西から東に注ぐのか！　いずれにしろ、その不可解な現象によって北都の家の居間は、時間的に理解しがたいほど明るさが強調されて二日酔いの私にスポットライトのように迫って来るのです。　私はまず、広い間口の南向きの出窓を覗いてみました。　そこでは何の手がかりも見つかりません。　分かったことは、予想通り、早朝の朝日が庭に燦々と降り注ぐ事実です。　良かった！これでバラの棲家として不服はない。　それにしても、西窓から注ぐ朝日は・・・？　　間もなく残眠から開放された私は、その事実を確認することができたのです。　それは、あまりにも単純でいて、しかもあまり偶然過ぎる現象でした。　この借家を設計したご本人は、そこまで計算していたのでしょうか・・・恐らく彼らにも想定外な現象だったのではないでしょうか。　町内会のアスファルトの道路を挟んだ西側の住居の窓に反射した朝日が、折り返してこちらの西側の三角の出窓に向かい、そこから、あり得ない居間の東側の壁に明かりを届けていたのです。　その奇怪な現象によって、私が昨夜からふしだらに過ごしたフロアーの酒場は、黄昏症候群から見事に脱皮して、まるで黄金の居間に変身したようでもありました。　元々、少々オーバーな私の感性ではありますが、それは今までの人生で体験したことのないエネルギッシュな躍動感に満ち溢れて私に迫って来るのです。 　なんて、ことなんでしょう！　こんな事が起きてるなんて！　その現象は、たまたま私がそこに泊まったから起きた現象ではなく、誰が居ようと居まいと、朝日が昇るたびに繰り返されていた自然現象なのです。当然のことなのですが・・・・。　これこそが、太陽が地球上の全ての生物に与え続けた愛の恵みなのでしょう。　再生・蘇生・・・そんな言葉が、私の脳裏を横切りました。　そうです。　嘆いてばかりいては、前には進めません。　この北都の家で、私は新たに再生しなければならないはずです。　崩れかけた全身の細胞を、この朝日のスポットライトを浴びて蘇生させるのです。　さあ、ボヤボヤしていられません。　ツルバラ達も必ず再生させしなければ！　私は、水に還った魚のように、内から込みあがる躍動感を覚え、階下の洗面所へ向かいました。　これも当然ではありますが、なんと、西側のユーティリティーの窓からも、東側の廊下の壁に向けて、オレンジ色の光の小窓が浮き出されていたのです。　　蘇生の兆しがはっきりと見て取れた瞬間でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　） 　まだ家具が入っていない西側の三角の小窓です 　 　  「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～～    

  April 3, 2008

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  姥捨て山

  この章は非常に暗いですから～精神的に落ち込んでいる方は読まないほうがいいですよ～ポチットだけ、お願いします～  　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　１７姥捨て山 　何はともあれ、更地が完成しました。　後はこの狭い庭に如何にしてアーチやオベリスクを配置しようか。　間違いなく朝日を受け入れるに違いない東側の空き地から、容赦なく冷たい秋風が吹き抜けます。　そこに呆然と佇み、一瞬先の見通しが立たず途方に暮れる私でした。　町内会をマス組するアスファルトの道が、整然と通り抜けるお向かいにも、南側に続くお隣にも民家はびっしりと立ち並んではおりますが、知らない土地と言う物は、その存在感が予想以上に薄いのです。 日差しを惜しむかのように、秋の太陽は西側の民家と民家の屋根の間から微かな長い日を私に届けています。もう、私しか見えない現実の中で、誰一人として道を歩く者もなく、私の影だけが数倍の長身になって庭に延びています。　全く知らない最果ての地に島流しにでもあったような、空しさに襲われ胸が締め付けられます。　　夢中になって、意地を張ってここまで来たけれど、これから私は一体どうなって行くのかしら。　認知症の母を精神病院にまで追いやって、挙句にその母を利用してここまで来ました。　母を捨てた罪で、私は今、自分の娘達に捨てられたのだわ。　産まれてこの方、全く独りになった経験のない私でした。　貧乏人の子沢山の中で、６人姉妹の二女として育ち、口減らしに全寮制の国立准看護学校に入学させられた私は、先輩や同僚・後輩たちと、ワイワイ楽しい寮生活を送って来ました。　卒業後も結婚当日まで看護宿舎で暮らしましたから、それはそれは賑やかな生活だったのです。　結婚して３人の娘を儲けて、幼子を抱えて離婚してからも、いつも娘達に囲まれて、生活は苦しく辛いこともあったとしても、それはそれでとも楽しい毎日だったはずです。　娘達も、ママが大好きなはずでした。なのに・・・・　なのに・・・・　なのに、娘達は私を捨てたのです。　成り行き上仕方がない事とは言え、私をこうして一人ぽっちにしたのです。　いえ、止むを得ず私自身が自ら選んだ道ではありますが。 　娘達は言います。　「我家は母親不在だったわ」　「もうママの言いなりにはならないわ」　「ママのお陰で私の幼少時代は不幸だったわ」　「ママ、母親のくせにその態度は何？！」　「うちのママは、オヤジだから」　（それで楽天さんはハゲオヤジの顔を作ったのですね）　「ママ、うちにはおじいちゃんが居ないものね。パパの実家にはおじいちゃんがいるわ」 更地になった庭です 　乾いたダークトーンの黒土に、ボトボトと涙の染みを落とす足元は、つい先程、根こそぎ掘り起こして引きずって行った菖蒲の棲家。　　死体遺棄にも似たあの不快な感触は、過去の私の魂を捨て去った重圧感。　そう、立ち止まってはいけない。　過去の私は捨てなければ。娘達との生活にピリオドを打ったのは自分自身。　捨てられたのではないのよ。捨てたのよ！　過去の忌まわしい部分は全て捨て去って、未来を見据えて行かなければ！　私の夢。アーチのテッペンにツルバラを満開に咲かせること。　ただそれだけが私の立ち姿を支えるツイタテとなって、目に見えない釣り糸に操られているマリオネットように、私はまた、動き始めるのです。 　しかし、それ程天は、私を強固には作ってくれませんでした。　すっかり日が落ちて薄暗くなった町内会は、相変わらずシーンと静まり返り、私を黄昏症候群へと導きます。　心象と決意と裏腹に、私は過去の歴史の中の　「姥捨て山」　を思いました。　生身のままで山間に捨てられた姥たちは、一体どのようにして余生を過ごし、自分たちの最期を見届けたのでしょうか。　２階の居間に上がり、フロアーにスーパーで買ったお惣菜とビールを並べました。チマチマ運んだ小物達に囲まれムートンに腰を下ろし、いつものように缶ビールをグラスに注ぎます。　一口飲み込むと同時に、涙が溢れ出てくるのをどうしても止める事ができないのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　）　　  「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～～

  April 3, 2008

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  北都の家

   　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　１７北都の家　　２００６年（平成１８年）１０月３１日。　仕事の帰りに仲介業者の事務所に足を伸ばし、新居のキーを受け取りました。　それからと言うもの、私は日に何度となく、新旧の住居を往復することになりました。　娘一家と戸建に住む前に私が長年住んでいたマンションは、旧米里に近く、昔は盛んな玉ネギ栽培の地だったのに対し、同じ区内でもこちらは稲作が中心だったとか。 　明治４年９月、仙台藩白石領　（現在の宮城県白石市）　の藩士６００余人が北海道への移住を目指し、そのうち６７人が明治４年１１月、原始林が石狩川河畔まで続く現在の白石中央付近に開墾の桑を入れたのが始まりだったそうです。（様々な史実あり）　入植者が真冬の寒さに耐えながら、僅か半月足らずで現在の国道１２号線沿いに小屋４７戸を完成させた開墾ぶりに開拓使が感心し、郷里の名を取って　「白石村」　と命名しました。　それが後の白石区だそうな。　昭和２１年、この地域の函館本線側の農家が　「北斗農事組合」　を結成。　以来　「大谷地」　の北東に位置していた為　「ほくと」　が通称となり、昭和３９年に土地区画整理が行われ、「北都団地」　が造成されたそうです。　私の借家周辺は北都団地ではないけれど、この辺一帯が　「北都」　と呼ばれる名残があるようです。名実共に　「北都の家」　に移り住む事になるのです。　　１０月も会社によっては決算月。　結構、転勤族の移動もあるようで、引越し業者と私の休日の折り合いが悪く、思ったより遅い日取りの引越しとなったものですから、待ちきれないせっかち者の私は、マイカーに積めるだけ小物を積み込んで、せっせとミニミニ引越しを決行しました。　Ａ～Ｄ棟とある中、私が見学したのは中間にあるＢ棟でしたが、さすが西端のＤ棟は、他の棟にはない三角形の出窓が西側についていて、予想以上に可愛らしく明るい居間が広がっておりました。　メゾネットタイプ、とでも言うのでしょうか、一階に洋間が２間とバス・トイレ・ユーティリティー、２階にＬＤＫと寝室風の７畳の洋室が一部屋。　居間の出窓はたっぷり一間半の間口があり、西側のその三角の出窓の他に天窓からも、燦々と余すことなく天然の光線が降り注いでいます。　こんなに明るい部屋なら、独りぽっちになっても寂しくないかも知れません。　２階の出窓から見下ろす位置に、ツルバラ達の住処になるミニミニガーデンがあります。 　しかし、問題が発生しました。　以前の入居者は、いたって純日本風な老夫婦だったらしく、ガーデンの中央と東側の端に、大きな菖蒲かと思われる株が、デーンと陣取っていたのです。　おまけに、ここを明け渡すに当たって、恐らく庭の整理をしたのだと思われますが、肝心のゴミの山が庭の隅に２～３箇所積み重ねられたまま、放置されてあるではありませんか！　ゴミの山は処分するとして、とても可愛そうですが、菖蒲の株を重視すれば、私の２つのアーチと、一つのオベリスクを含む、９株のツルバラの居場所が確保できないのです。　おまけにミニチュアローズも７鉢にも増えておりました（汗）　本当に、可愛そうで、ごめんなさい。　花がない時期で良かった。家主さんにお願いして、菖蒲の株は処分させて頂いたのです。　一口に処分と言っても、大きく成長したその株は、私の体重ほどの重みがあり、それを引きずってゴミ収集場所へ持って行く心境は、まるで殺人犯の死体遺棄、見たいな罪悪感に苛まれる私でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　）　　　　　　　　　　　こんな感じです  ｍｏｍｏｋａが　私の描き損じた物に絵をつけてくれましたあーちゃんの庭　と言っています明るく変身しましたね～ｍｏｍｏちゃん、ありがと～～　レンガも敷いてあります  「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらゴメンナサイ

  April 2, 2008

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  晩秋

  桜咲き、新芽が芽吹く新春になぜか　晩秋のnonmama　です～ 　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　１７晩秋 　2006年10月26日　契約成立した新居への入居は、11月1日からとしました。　今居る借家の契約期限は11月15日。あえて半月の猶予を作りました。　まず、先に家具等の引越しを済ませて、ツルバラたちはギリギリ、11月10日過ぎまで根を張らせておきたいのです。　少しでも寒くなるのを待つためです。　寒くなるとバラの根は休眠に入りますから、少々根を切っても心配ないとのこと。　お手本によると、冬囲いの時期は、日中の最高気温が５℃の日が４～５日続くようになってからと、あります。　しかし、それ位の気温になると結構寒い。 　時は晩秋。　私は、庭に出て開花真っ盛りのコスモスをカットします。　ごめんね、でも、しっかり貴女方の子孫は確保しましたよ。　咲き終わった花から、種をたっぷり回収しました。　このコスモスはまだ私がツルバラに嵌まる以前に、咲いている苗を買って植えたものです。　昨年、どれが種だかも分からないまま採取したモミガラみたいなものを植えたら奇跡的に芽が出て花が咲きました。　（今でこそどれが種か分かるようになったのですが～）　バラの肥料を一緒にかけるものですから、ドンドン成長して楽しませてくれていました。　この種も、新しい庭に植えてあげましょう。　芝生も、素人が一生懸命勉強して、芝の種も肥料も蒔いたので、まだ青々としています。　今年、新しい芝刈り機を買ったばかりなのに、それはこちらに寄贈して行くことにします。　ここの所、刈っていないので延び放題ですが・・・。　　果たして、今年の天候はどうか・・・案外、暖かい日が続いていました。　バラ達の葉は、なんとか切り落とすことができました。　２～３メートルにも及ぶシュートを伸ばした　「新雪」　と、オベリスクに絡みついた　「ゴールデン・シャワー」　の根を、私の力で掘り起こすことが出来るのか否か、そこが心配です。　じっと待って、ギリギリ１０日過ぎ。　肝心なのは、それまでに私自身の腹を決めること！　それとも、１時間でナンボ！の便利やでも依頼しようか・・・・まてまて、そんなことをして、万が一不備なことをされたら、悔やんでも悔やみ切れません。　失敗しても自分のせいなら諦めもつきましょう。　まずは、引越し屋の予約です。それから、電気に電話に水道にガス屋、灯油屋さんに、町内会。　あ～、生まれてこの方、何度も引越しして来ましたが、ここへ来て僅か２年と３ヶ月です。　ついこの間、この戸建を契約して引っ越す為に、三桁の出勤があったばかりなのに、それから老後の為にと、チマチマ溜めていた僅かな預金をまたまた吐き出すのです。　　隣の空き地から、すっかり冷たくなった秋風が、私の懐をかすめて行きます。　なんと言う花なのでしょうか。　野菊系でしょうか。雑草の中で純白の小花が可憐に咲き、私に何かを囁きかけているような気がしました。　私はまた、ここで自然の力に励まされます。 　　　　ママ、頑張って私たちも、寒さに向かって負けないで、頑張って咲いているわ。　　　　この寒い時期に開花する、それが運命なのですもの・・・。　　　　木枯らしが吹いても、大雪の下敷きになっても、真夏の熱い日差しに照り返されても、　　　　必ずまた、来年も咲くのよ。誰の手も借りずにね。　　　　だって、私達は雑草なんですもの・・・。　　そうね、私達は雑草。　晩秋を憂いている暇などないのよね。　新しい年に向かってエネルギーを蓄える準備をする為の大切な時期。　颯爽と、北風を受けて立たなければ　花粉症ではないはずの私ですが、なぜか鼻がむずがゆくなりました。　私は、ジャンパーのポケットに潜めておいたポケットティシュを取り出し、最後の一枚まで鼻をかみ続けるのでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　） 　 　　  「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらゴメンナサイ 

  April 1, 2008

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  ミニミニガーデン

  昨日も一昨日も・・・ その前も・・・準備だけで終わってなかなか次へ進めませんここの所夜勤がないのと孫ちゃん達が続けてお泊りｅｔｃ多忙と過労でブログの更新が出来ないでおりました今朝は取り合えず言い訳～～最新情報はアーチをもう一つ購入した事です分かりずらいですが～雪ちゃん（新雪）用ですこの狭苦しいおもちゃ箱これからどうなって行く事やら～～奥に見えてるのは　ｍｏｍｏｋａ　です 　　  　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　１７ ごめんなさいタイトルだけです～～　  「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらゴメンナサイ 

  March 30, 2008

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  無駄遣い！

  こんな無駄遣い、しました～ なに～　これって～～はい、こちら～すでに、一部はがされてますが～ジャンボシール でこんなことに～～ 我家の窓用レースカーテン、安物だから薄いんです～真夏の日差しには弱いんですよねそこで厚めのレースカーテン買えば良いんでしょうが～～私的にはこんな遊びをして見ました～娘にはえ～～～って　言われましたけどね独りで暮らす特権で、誰にも文句は言われませんから～ こんな事も　しました何やってんの～これは・・・いったい　なんでしょう～～当てたら、景品物です  うわッ正体が～～一部明らかに～～これは、肩たたきと、お掃除用のフローリングワイパー先っちょに、セロテープでジャンボシールが貼り付けられています いよっ真剣な場面です ペタ　　やった～～ついに成功こうなりました。我家の　天窓　ですチビな私は、テーブルの上に椅子を乗せてその上に乗って細工した手を伸ばして～～ペタリ大成功～～な～～にを　やってんだか～～もっと、欲しくなりました え今日　１日、何やってたの～って夜は　ちゃ～んと、お勉強に行って来ましたよ何のお勉強かってそれはモノになるまで内緒ね～ 小説の続きではないので、控えめにランキングのバナー貼りました～ 

  March 27, 2008

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  契約

    　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　１６契約 　女性の一人旅って、ホテルでもお断りされる所があります。　女性独り暮らしの契約お断り、って、理由がそれに近いかも知れません。　家主側から見れば、そんな心配事もあっても当然かも知れません。　私の友人も、借家を何件も持って家賃で暮らしている者がおりますが、入居人をしっかり選ばないと、夜逃げをされたり一人で契約したはずが複数で住んでいたり、果ては契約人と住人が全く別の人だったり、果ては暴力団のアジトみたいに使われたり、入ったと思ったらすぐ出て行ったり、と、なかなか大変なようです。　私は大丈夫ですから！と、いくら叫んでみた所で、相手方には何の立証にもなりません。　　そこで、比較的賢人（？）な私は、入院中の母と同居、という設定を試みたのです。　これなら、普段同居人の姿が見えないで、私独りでも納得いくはずです。　ところが～　この手口もよくあるようで、今度は母の住民票を提出するように申し出てきました。　大家さんとしては、若い新婚さんに入ってもらいたかったのでしょうか。　こうなったら、とことんやります。　釧路在住の妹に即刻お願いして、母の地元釧路から住民票を速達で取り寄せて貰いました。　すぐ二つ返事で協力してくれた妹に心から感謝！　イモオトヨ～＾＾；　そして、現在の私の住民票と、所得証明書と在職証明と・・・、やれやれ、他人様から信頼を勝ち取るってことは並大抵のことではありませんね。　さすがに母の入院証明書も、とは言いませんでした。　私の所得証明と在職証明で、すっかり家主さんも納得して下さったようで、現在母が入院中の病院名のみ、伝えました。アルツハイマー型認知症です。退院の見込みはありません。　実質、私の独居生活。いよいよスタートします。 　2006年10月26日19時。私は仲介業者の事務所で、全ての書類の署名捺印をすませ必要な現金をバッグから取り出しました。　すると担当の社員さんは、ふっくら丸顔の憎めない顔を更にニヤ付かせて言うのです。　「青葉千秋さん、お客様は、本当にラッキーな方ですね」　と。　私は、とっさに意味が呑み込めませんでしたが、きっと、若いカップルを差し置いて契約できたことを言っているのだと思い、単純に　「はい、お蔭さまで」　と答えたのですが・・・・　「実はね、青葉さん。ここの物件は、丁度今年の10月25日で築10年目を迎えたのですよ。そこで、管理事務所から、規約に基づいて築10年を越えた物件は家賃の値下げをすることになっていると、本日、10月26日から5千円、家賃が値下げされたんですよ。昨日までに契約が成立していれば、旧価格での契約となったんです。ついてますね」　楽しそうに、まるで自分の事のように担当社員が話します。　「え～～、そんなことって、あるんですか！？」　まるで小説の中の主人公にでもなったような、あまりの偶然に、ただただ驚きました。 　たかが5千円、されど5千円。　これから数年、或いは十数年、お世話になるかも知れない借家の毎月の支払いが、たった1日の違いで、5千円も差額が浮いた！年間にして6万円。10年で60万円。　本当に、夢のような偶然です。　思えば、独り者はダメ、とか、同居人の住民票を出せ、とか、色々難癖をつけられて手こずったお陰の、契約日延長でした。　捨てる神あれば拾う神あり。正にそんなところでしょうか～～ 　結局、契約金支払いの後、敷金２ヵ月分と仲介礼金１ヶ月分の差額　1万5千円手元に残ったのですが、いつもの私のように浮かれた気分にはなれませんでした。　これから引越しに際して、どれ程の出費が嵩むかを考えると、1円たりとも無駄遣いは出来ません。　既に娘一家が家を出て、シーンと静まり返った我家は、チマチマと夜毎詰め込んだダンボールが部屋のあちこちに山積みされて、索漠とした風景で私を出迎えてくれました。　元来、のんびり優雅な生活をモットーとしていた私は、最後の空間だけは保っておりました。　ただし、連日の飲酒で、既に買い置きのワインも底をつき、侘しい飲み残しのワインで、最後のジョン様と乾杯です。　　　　　なんてラッキーだったのかしら・・・・と思いつつも、なぜか心踊る事のない、孤独感に苛まれ、飲み足りないワインに満足できず、ビールを買いに、深夜コンビニに向かう私でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　）このサランラップは　なんじゃ～～ 　　  「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらゴメンナサイ 

  March 27, 2008

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  マルチング除去

  今日は　疲れ切っての朝帰りと言っても　恒例の夜勤明けでした～家に帰って　まず庭の状況確認もう、すっかり雪はありません今月１０日にブログで紹介した我家の庭ですこちらは　本日撮影実は、午前中２時間ほど休んでから、つい先程まで庭の大掃除をしていました綺麗になったところを　　この大きなアーチが　スッポリ雪に埋まっていたんですよ～奥の方にまだ残雪が見えています せっせと行き割りをしたとは言え僅かに２週間とチョットでこんなに簡単にこの大雪が融けるほどポカポカ陽気が続いたのですね～長年　札幌に住んでいますが　こんな事は初めてのような気がします すっかり　冬囲いも外してパークチップのマルチングはどうしようか～と悩んでいるとなんと分かりますかナメクジです～～～よく見るとクモに、ワラジムシに、ナメクジに・・・ミミズに～～おまけにチップと地面の間にカビが～～～お急ぎで　マルチングを除去することにこれは　のぞみちゃん綺麗に除去したところです 待ちきれないで　芽吹いています  良かった～みんな、元気です～～ 下は　ブルームーン様 さあ、お次は～こちらの出番ですこの際、手軽な市販のもので なんでもかんでも、一緒に撒いてもいいのかしら～でも、気持ち悪いから全部撒きますついでに　オルトラン顆粒　も撒きました 更に　心配なのでバラ専用の撒くだけ肥料　もパラパラと撒きました明日当たり確か　雨の予報だったかも～～程よい雨で撒いたものが地面に浸透して効果が上がってくれると良いけど～逆に大雨になったら、全て水に流される～～園芸って、奥が深いです そうそう、この庭の歴史を（オーバー）綴らなくてはねみなさん、またまた、お付き合いよろしく～～ 

  March 26, 2008

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  世法の壁

  　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　１５世法の壁 　朝日の当たる庭付きで、しかもロードヒーティング駐車場２台分。　そんな夢のような物件は、名前も聞いたことのないような小さな仲介業者が持っていました。　嬉しいことに、娘達が引っ越したマンションとの距離も、車で１０分ほどの距離なのです。　早速、業者にアクセスして、現地待ち合わせのアポを取りました。　その日の午後２時。　　地理的に非常に分かりやすく、住所を辿ればマイカーで難なく現地に到着しました。　そこには既に下見客が訪れていて、家の玄関は開け放されておりました。　業者らしいスーツ姿の男性に声を掛けると「いえ、私共はそちらの会社ではありません。今、手前共のお客様をご案内している所です」と、言うのです。こちらはかの有名な○○マンショップ！　勝ち目がないかも・・・　そういえば、こんな風に複数の業者に登録している家主さんは結構いるものです。　経済力の証みたいな気がします。　しかも、私と待ち合わせた業者さんがなかなか現れません。　もしかして、間違いなくここだと思ったのは、実は間違いだったのかしら・・・不安になって業者に携帯で連絡を取ってみました。　「申し訳ありません。最初に待ち合わせたお客様が、思いの他時間が掛かっておりまして・・若干遅れますが、もう少しお待ちいただけますか？」　との言い訳です。　さすが、弱小企業です。人手も足りないようです。　あ～、せっかくの理想の物件が～～、先にこちらで契約されてしまうかも知れません。 　どうやら、中で時間をかけてジックリ見学しているのは、若い新婚さん風のカップルです。　業者に連れ立って外に出て来たようなので、私はマイカーの中で惚けておりました。　じっくりと、庭の下見をしているようです。　あああ～、そこは、私のバラ姫たちの住まいになるのよ～～、お願い、貴方たちは諦めて！　若いカップルは、またしても、そちらの業者と共に家の中に入って出てきません。　　祈る思いでじっと待つこと３０分。　ようやく、こちらの業者の到着です。　聞けば、私と約束した社員はまだ時間がかかりそうだとのことで、所長自らのお出ましでした。　所長と言ってもまだ３０歳前後かと思われる、無精ひげの若者です。　不安は一層募ります。　彼は、私を別の棟に案内しました。　説明によると、ここは、Ａ～Ｄと4棟段違いで連なっているのですが、現在入居しているのはＣ棟のみで、Ａ・Ｂ・Ｄ棟と、3棟が空いているとのこと。　「造りは皆同じですし、庭も同じスペースで付いています。こちらの方で契約いたしませんか？」と、若い無精ひげの所長は私を口説きます。　私の目当ては、一番西端のＤ棟です。　ここの庭が、全ての建物の間を縫って、間違いなく燦々と朝日が当たるはずなのです。　Ａ棟も、Ｂ棟も、隣に全く逆方向に段違いに連なる棟の影になって、朝日は遮られてしまいます。 　「私は、Ｄ棟以外に契約するつもりはございませんから」　私の気性ですから、迷うことはありません。Ｙｅｓ，か、Ｎｏ，か。中間はあり得ないのです。　ここで、既に私にとって、ツルバラが全てになっていることに、自ら気がつきます。　肝心のＤ棟では、○○マンショップの業者が、若いカップルと篭ったまま交渉中です。　あ～～、ここで私は、この無精ひげの若い所長を見直すことになったのです。　彼は、迷わず自分の車に戻ると、私も後部座席に座らせました。　そして、携帯電話を取り出し、事務員と思われる部下に　「ここの物件を今すぐ押さえてくれ！・・・ああ、いい。既に決まった、と抑えろ！Ｄ棟だ！」　そんな感じの電話でした。　　素敵！ドキドキします。 　無精ひげの口元に、柔らかい笑顔を戻した所長は、私に向かって静かに言いました。　「これで、上手く行けばお客様のものに間違いありません。どうしますか。中を見学できるまで待ちますか？」　「いいえ、必要ありませんわ。造りは同じなのですね」　私は、爽やかな気持ちで答えました。　「それでは、結果がわかるまで、少々お時間を下さい。お客様が優先になった時点でご連絡差し上げます。もし、私共から何も連絡が入らないときは、残念ですが諦めて下さい」　「分かりました」　こうして、無精ひげの若い所長と私は、あっさり現地解散をしました。　　これは、賭けです。　もしこの物件が、私に縁が無ければそれまでのこと。　しかし、私は賭けに勝ったのです。　夕刻5時。所長ではなく、最初に担当した社員から電話が入りました。　「喜んで下さい。お客様が契約者になれます。お客様が優先されました。早速契約書を・・・」　私は、翌日仕事を終えてから、弾む心で業者の事務所を訪れました。　ところが・・・！　50歳過ぎての単身女性はお断り！とのこと。　「誰でも良いですから、同居家族の名前を連ねていただけませんか～」　担当社員が泣きそうな顔で私に伝えました。　思いもかけない世法の壁が　立ちはだかったのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　） 　  「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらゴメンナサイ 

  March 25, 2008

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  雪割り効果！

  最近の疲労感は只者ではありません辛くて　　ＰＣの前に座っていることすら出来ませんでしたで皆さんに不義理が続いております。ごめんなさいでもやっと、原因が分かりました先週の休日３日間にかけて　庭の雪や氷割りをした為の後遺症だったんですね～～年を取るほど　後から来るって本当なんですね～～数日　身体がだるくてたまらなかったのですがここへきてやっと　　足腰が痛いです こんな風に　カチカチになった雪の氷を割って路上に投げ出すんですそうすることで数倍　雪融けが早まります初日は　１ｍ程高く積もっていた雪山を削って半分くらいまでしました二日目で　ほぼ、１０～２０ｃｍくらいまでになり最後の塊が、ガッシリ凍っていて、それを寄せたら　チューリップが～モヤシ見たいに延びていました～雪融けが早かった場所のチュ－リップは　こんな良い感じに延びてるのに～　　　　苦労の甲斐あってどちら様の庭よりも早く　雪融け進行ところが小型のオベリスクは　しっかり落雪の被害に合っておりました～今年の冬囲いは、竹竿の支えが必要ですくの字になっているのが分かりますか私の力では　とても元に戻りそうにありません仕方がないので、このまま咲いて頂く事にしますまだ雪がふる可能性は大で余談が許せない状況ですが　北国にも　春は着実にやって来ています まだまだ　ガーデニング初心者の域の私です毎年が初体験今年もまた　花たちに多くの事を学ばせていただきます 長くなってしまったので、小説部門は改めて更新しますね～～     

  March 25, 2008

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  朝日の当たる庭（２）

   私のささやかな　「私小説」 いつもお付き合い頂いて　ありがとうございます結論的に言うとそうして引っ越した先が　現在の住まいなんですよ～～だるまさん、ひまわりボンボさん、桜えびさん、小夜子さん、ｎａｏｋｏｐａｎｄａさん、ＫＵＫＵＲＡさん、koolerさん、黄色カタバミさんその他お名前書いていない方はごめんなさい皆さん、それ以前からのお友達ですずっと、ホームページの「ＢＢＳ」で応援メールで支えてくれました現在は、明らかに　ブログでもっと多くの皆さんに支えられてあ～、独りじゃないんだわと幸せ実感しております皆さん、本当にありがとうございます～ 　　　　 　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　１５朝日の当たる庭　（２） あ、ごめんなさいもう、こんな時間　感慨にむせってたら、時間が~~まずは、遅出の出勤行ってきます本文は～後ほど～～   「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらゴメンナサイ　

  March 24, 2008

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  朝日の当たる庭

  因果な商売で祝祭日となると仕事に借り出されますコメント下さった皆様への不義理をお許し下さい～   　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　１4朝日の当たる庭  さあ、大変。　管理事務所に出ます！と言ってしまった以上、もう、後には戻れません。　それからの私ときたら、「アリさんの時間」　にチャレンジです。　これについて、知ってる方は良しとして、知らない方の為に説明を加えますね。　対局して　「ゾウさんの時間」　と言うのがあります。　これはあくまでも千秋的解釈ですが、仮に１時間にゾウさんが歩む歩数とアリさんが歩む歩数を比較対象して見て下さい。　ゾウさんが１歩進む間にアリさんは一体何歩、小さな足を動かさなければならないか！　全生物に平等に与えられた２４時間を、ゾウさん的に過ごすか、アリさん的に過ごすか・・・。　そして私は、アリさんになって働かなければならなくなったのです。　当然、職場のシフトはこなさなければなりません。　夜勤入りは１５時まで、翌朝明けて１０時から、日中はまずは部屋探しです。　ネットで検索して、目ぼしい物件があれば即電話で業者と連絡を取り、その日のうちに現地視察。　ＹＥＳ・ＮＯは即答です。ゆっくり考えている時間がありません。　庭の条件は朝日が当たる事。　１日１~２件の物件を視察しました。帰ってくると庭に出てツルバラの葉をカットします。　一口に葉をカット、と言っても、半端な量ではありません。　２～３メートルにも延びた数本のシュート（枝）を、剪定できるのはせいぜい１メートルくらいです。　勿体無くて切れないのです。だから当然、葉も一杯です。　１日、一株と決め、手元が見えなくなるまで作業しました。　「あーちゃん、綾ちゃんもやりた～い」　と孫の綾香が庭に出て来ます。　すると、娘に　「ママ、いい加減に家に入って、綾香がご夕飯食べないから！」　と叱られます。　はいはい、と切り上げて家に入ったら、今度は引越しの為の準備でチマチマと食器を包みます。　ダンボール箱には不自由しません。　病院でオムツの箱やら、売店から出る箱やら、毎日山ほど捨てられる箱がありますから、それを仕事の帰りに車に積んで持ってきます。　娘一家が入浴を終えた時間を見計らって私も入浴し、それから簡単な野菜炒めなどのツマミを作ってビール缶を開けます。　味わって飲むヒマもありません。　身も心も、ズタズタです。とにかく、身体を横にしたい。　もう、自分の身体の正体は、何処でどうなっているのか、自分でも自覚できないほど、機械的にそれは行われていました。自分の意識の認知可能な範囲から脱線した、ずっと奥深くの刹那的何かに支配され、動かされてでもいるような、そんな感覚でした。 　娘は、やつれた私を見て、「ママ～、どうしたの～？　こんなに老け込んでしまって～！」と、悲しい顔をしました。　私が、愛する娘に向かって、「おまえらのせいだべ～～！」　等とは言えません。　辛い所です。　「朝日の当たる庭が、なかなか見つからないのよ～」　と、答えます。　「ママ、ごめんね、こんな事になって・・・・」　のんが悲しそうな顔で言います。　「バラの最低の日照時間は３時間。でも、理想は朝日なの。バラは朝日が好きなんですって」　　私は、にわか知識でその件の立証をします。　「そうなんだ。ママ、朝日の当たる庭付きの家、早く見つかるといいね。何も出来なくてごめんね」　無口なのんの、精一杯の誠意です。私はそう受け止めました。　ムコ殿は相変わらず　「俺には関係ないね」　の世界です。 　やがて、晴れた日の休日、娘一家は、引越し屋の手を借りずに、ムコ殿の会社のトラックで、弟やら会社の同僚とやらで引越しを済ませ、出て行きました。　綾香が、「あーちゃんは？　綾ちゃん、あーちゃんが好きなの～、あーちゃん行かないの？綾ちゃん、あーちゃんとここに居る。ここがいい！」　とごねました。　綾ちゃん、いい子ね。それだけで、あ～ちゃんは、充分勇気をもらったよ。頑張るよ。　「ママ、また来るから・・・」　娘は綾香をなだめながら、私に気遣っていました。　のんも、良い娘です。　分かっているのです。我が子を、自分達のような片親にはしたくない、その気持ち。　大好きだったパパを、のんから取り上げたのは私です。　今私が孤独と戦うことでその罪が償えるなら、こんなありがたいことはないでしょう。　そう、必ず、どこかに存在する、朝日の当たる庭付きの借家。　そこに辿り着いたら、私は必ず元気になって暮らせるから・・・、心配しないで・・・。　それは、強がりでも見栄でもなく、私自身の希望でもあったのです。 　  「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらゴメンナサイ　　　 　   

  March 23, 2008

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  移動大作戦

  　ＣＬ・コンパッション　 大分暖かくなって、雪も随分融けました。　まだ早いかな～と思いつつ、　冬囲いを外してみました。 　新芽が出る前に、しっかり誘引しておかなければ　枝が硬くなって曲がらなくなります。　昨年延びた太いシュートを何とか少し斜めに誘引　することが出来ました。　まだ寒波は来るかも知れませんが、何とか持って～　　　　ジョン様の逞しいトゲも、健在でした       何を植えたか忘れてしまいましたが、逞しい芽が　今年は何でも発芽が早い　  　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　１3移動大作戦 　娘一家が出た後、私１人でこの大きな家に住むには、やはり無理を感じます。　第一、冬場、雪に埋もれてしまって車を出すことすら出来なくなりそうです。　なんと言っても、経済的にも勿体無い。　やはり、ここを出ようと決めました。　一番問題なのは、９株にも及ぶツルバラ達の大移動です。　欲を言えば、そこそこの庭付きで、最悪の場合は、コンテナでベランダ栽培でもするしかありません。　もともと、特大のコンテナで育てていた、ピエールさん、ブルームーンさん、パッションちゃんジョン様と、こちらはそのまま移動できるので問題ないでしょう。　適度に剪定すれば良いだけです。　問題は、しっかり地植えにして、スクスク延び過ぎている　「新雪」　と、オベリスクにガッシリ絡み付いてテッペンまで生え揃ってしまった黄色いバラ、ゴールデン･シャワーです。　せっかくここまで延びた枝を切り落としてしまっては、来年の楽しみがまた１年先送りになるのと、この時期の植え替えはどうなのか、と言う問題です。　　一般的な教科書は、大苗の植え替えは１２月～２月とありますが、これは元々無理な話し。北国は丁度深い雪に埋もれて、地面も当然凍りついているのですから・・・。　では、この１０月の植えかけは、と言うと、北国のバラ師の業が載せられた　「北海道花本」によると、「この時期の移植はあまりおすすめしません」　とあるのです。　理由は、北海道では根を切ることにより凍害を受けやすくなるから、とのこと。　つまり北海道での移植は、春に地面の凍結が抜け、目が吹き出すまでの短い期間しかない。　どうしても移動しなければならない時は、枝を３分の２から２分の１ほど切り詰めて、葉は全て取り除き、穴を掘って埋めます。　穴を掘って埋めます。穴を掘って埋めます。穴を掘って・・・。 　あ～～、やっぱりこの問題が～～！ 　やはり、一冬辛抱するしかないのか・・・。　果たして、孫と楽しく暮らした思い出の家でもあり、座敷わらしが同居しているかも知れないこの不気味な家で、私１人で一冬耐えられるのかしら。　もぬけの殻の２階から物音でもしようものなら、私のアルコール依存症発症間違いないのです。　果ては、バラのアーチに首でも釣って凍えているかも知れません。　堂々巡りの逡巡が続きます。　もう、耐えられません。　私は、冷蔵庫から缶ビールを出して、マイグラスに注ぐと、グイッと呷りました。　頭が冷えた所で、もう一度数冊の園芸雑誌を出し、隅々まで学習に入ります。　なんと、良く見ると、土に埋められない場合は・・・とあるではありませんか！　土に埋められない場合は・・・、案ずるには及びません。　私が昨年行った方法で、何とか乗り切れるかもしれないのです。 　平成１８年（２００６）１０月１５日。　私は管理事務所に、一月後の１１月１５日でここを出ます。と連絡報告しました。　勿論、それから家を探すのです。　ママを残して行くのが・・・と心配している娘にも伝えました。　「ママも、今月中に庭付きの家を探してここを出るわ！」　娘はあきれた顔で言います。　「ママ、今月中と言っても、あと半月しかないのよ～」　「いいのよ、やるったらやるんだから！」　こうして、「頑固オヤジママ」　に火が付いたのです  　  「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらゴメンナサイ 　

  March 22, 2008

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  ローズ･セラピー

  家の中のアブラムシ対策こんなのを買って見ましたついでに手軽そうなバラ用のばら撒く肥料効果の程は　如何なものでしょうか～ 　　 　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　１２  ローズ・セラピー 　翌朝も、私は早朝に居間のソファーで目覚めました。　酔い潰れて・・・もありますが、娘夫婦が荷造りを始めた部屋の、廊下を挟んだ向かい側に位置する自分の寝室に行きたくないのです。　そのドアから飛び出した顔を想像すると、恐ろしくなるのと同時に、さすがに冷戦中の敵陣に入り込むような気になって、２階に上がれないのが現状でした。　こうして思えば、元々２世帯住宅用ではないのですから、無理があって当然です。　２ＬＤＫのマンションでは、襖１枚挟んでの生活ですから、ストレスも極限に達し、喜んで越して来たはずだったのですが、広ければ解決できる問題ではなかったようです。 　ゴミ出しだけは、自分達のゴミが多いので、朝早く出勤するムコ殿の仕事になっていました。　でも、ガーデンのゴミは別です。全て私の責任。　まだ４時を少し回っただけの薄明かりの庭に出て、昨日剪定したバラの枝を捨てに行きました。　ゴミステーションは町内会で私が戦った産物で、一区画となりの角地に網カーテン付きの立派な小屋が建てられています。　なぜかと言うと、元のゴミステーションが、実はマーちゃんを埋葬した黄色いバラのすぐ隣の電柱を中心に、ただただ無防備に放り出されて、山積みになっていたからです。　せっかくのバラもゴミの悪臭でたまったものではありません。　町内会の回覧板に、ゴミステーション建設（オーバー？）の要望を書いて回しました。　この勇気ある行動に、心ある町内会の役員が立ち上がり、早速の建立となった訳です。　そんな訳で、ゴミステーション周辺も、整然と整理されつくし、決して悪臭が漂う事はないのです。　でも・・・　剪定ゴミをステーションに置いて家の前に戻った私は、ふと、周囲の空気が急に軽くなったような気がして、足元がふわっと軽くなったのです。　気のせいかしら・・・何だろう、今のこの感触は・・・。　不思議に思った私は、もう一度ゴミステーション辺りまで戻ってから、ゆっくり家の前まで歩き直してみました。　何の変哲もない、早朝の静寂な時間帯です。　風もない穏やかな朝の冷たい空気が、二日酔いのぼ～っとした頭を洗浄してくれるようでした。　早い人は、ペットの犬を連れて散歩に出始めておりました。　サンダル掛けの足の歩を、ゆっくりと一歩ずつ我家に向けて進めるうち、ふっと、私はまたしても異変を感じたのです。　間違いなく、我家の周辺の空気が違うのです。　それは、どう表現して良いのやら・・・・そう、背中に突然天使の羽でも生えたかのように、全身をふんわり包み込むように・・・、まるで、無重力空間にでも足を踏み入れたかのように・・・、　あ～～、なんて心地良い空気なのかしら。　　そのまま、昨日剪定したツルバラのそばに進み寄り、朝の香りを楽しみました。　「新雪」の、長く延びたシュートが私にささやきかけます。 　『ママ、気がつかないの？　私達がママの為に出しているオーラよ』 　私はその時、改めて我家のツルバラたちを意識しました。　あ～～、そうなのです。　いつも、この中で必死で汗を流して働いて、そうすることで娘達との忌まわしい関係を忘れようとして、肝心な事もすっかり忘れていたのです。　早朝の、風のない滞った空気だからこそ、ツルバラ達が発する芳香が、流されることなく我家の周辺で、メルヘンの世界を作ってくれているのです。　バラの香りが、こんなにも素晴らしい威力を持っているなんて・・・・！ これこそ、まさしく　ローズ・セラピー　　打ちひしがれて、先行き真っ暗だった私の中で、何かが目覚め初めました。　そう、まだ、始まったばかりなのよ。　何も終わってはいない。落ち込んではいられないのよ。　これからが、本当の戦い。　私も、娘一家も・・・。　重荷になりつつあった収集したツルバラ達に、その朝私は、香り一杯の勇気をもらいました。　さあ、これからのことを考えなければ！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　）  　 「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらお許しを～ 　 

  March 22, 2008

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  おきざり

  排他的な文章が続くと日常の気分までそのようになってしまいます今日もお休み・・・いくら、シフトを作るのが大変だからと言っても １８・１９と二日休んで、２０日の祭日に仕事そしてまた　今日・明日とお休み１Ｗに４日のお休みですよ～、後が辛いんです～どうせなら続けてお休み下さいな～～師長！そしたら、ゆっくり旅行でも出来たのに～～、コーヒーとビールばかり胃に入っているような気がする～～ 　　 　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　11 おきざり 　１０月に入って、娘達の動きに活気が出てきました。　引越しの準備に取り掛かったようです。その日は、家電製品を見に行くようでした。　「ママ、冷蔵庫、もらっていい？ママは、小さいのがあるからいいでしょ」と娘に頼まれ、私はＮ０、と言いました。　「炊飯器・洗濯機は持って行って。冷蔵庫は、ママが使うわ。ママの家は実家なんだから、たとえ独りになっても大きな冷蔵庫が必要よ。電子レンジも、貴女方が今風なのを買えば～」　それがまた、私の精一杯の強がりでした。　娘夫婦は、何もない所から私の家財道具で暮らしていましたから、そんなことでショッピングを楽しむのも、新婚さんみたいで、良い思い出になるかも知れない、と考えたからです。　綾香を連れて３人で出かける様子を、私は実際、好意的に見ていたのです。　　私は、と言えば、ただひたすら職場のシフトをこなし、朝な夕な機械的にバラの水遣りをして、西日が傾き、芝生もお隣の影にスッポリ包まれる時刻となり、ふと目に留まった光景が！　なんと！西日に映し出されくっきり浮き出された新芽に、わんさとこびりついたアブラムシ！　ど～しよう！　手で潰せ、と教科書には書いてあります。そんなこと、私に出来る訳がありません。　娘達のことに気を取られて、消毒を怠った結果です。　ディスポのグローブを履いた上から軍手をつけて、切ない神頼みで、アブラムシに挑みます。　あ～～～、気持ちが悪い～～！　全身に、身震いが走ります。　アブラムシをねじり取ったグローブも軍手も、そのままビニール袋に密封して捨てました。　消毒、消毒。　はッ！　それどころではありません。　こいつは、コガネムシ！？　なんと、甘い香りの黄色いバラの蕾みを、スッポリ半分食べつくしているのです～　こうなったら、時期的にはどうなのか、さっぱり分かりませんが、思い切って剪定することにしました。老眼鏡で良く見ると、あちらにも、こちらにも、アブラムシははびこっています。　『ママが、私たちをないがしろにしていたからよ～、どうしてくれるの！』　ツルバラ達の、悲しくも怒りのオーラが漂います。　ふ～～、出るのは溜息ばかりです。やっぱり・・・私のような軟弱者がツルバラ栽培なんて・・・娘達が愛想をつかすのも、止むを得ないのかも知れません。　特大のゴミ袋一杯に選定したツルバラの枝を明日のゴミの日に出そうと思い、駐車場の横にポイと置き、疲れ切ってデッキに腰を降ろしました。　日はすっかり沈みかけて、心地よい秋風が、汗ばんだ私の肌をなぜて行きました。 　そこへ、食材を一杯買い込んで、娘一家が帰って来ました。　「あ～ちゃん、ただいま～！」　綾香が真っ先に駆け寄ってきます。　「ママ、両開きの、とってもお買い得な冷蔵庫が見つかったの。大家さんから鍵を頂いたら、マンションに運んで貰うよう、予約してきたわ。レンジは、フツーのよ。ふふ・・・」　娘は、楽しそうに・・・そして、幸せそうに、「オヤジ」　としている母親に話して聞かせます。　「その分、借金だけどね。現金は家の契約で使っちゃったし・・・」　「綾香、おいで！家に入るよ！」　ムコ殿は、私に挨拶もせず、綾香を連れ去り、家の中に入ってしまいました。　いいのよ。　それでいいのよ。　そうやって、自分達が無計画に　「出来ちゃった婚」　をしてしまった責任を取りなさい。　貴女方がそれを出来るようになるまで、私は手助けしようと、最初から思っていたのだから。　でも・・・　それは、私が考えていたより、はるかに早くやって来てしまっただけのことです。　「ママ、あとで、ゆっくりね」　娘は私に気遣いながら、夫に伴って家に入りました。　おきざりにされた、薄暗い庭のデッキで、やがてはこの大きな家に、独りおきざりにされる日が刻々と近づいているのを実感します。　キリギリスが鳴き、秋の夜長が始まろうとしていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　） 　 　 「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらお許しを～

  March 21, 2008

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  アルコール依存

   私小説なんてそもそも自分の恥をさらけ出すものだと思っていますダメな主人公こそ読者に可愛がられるとか・・・・ホントかな～～ 　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　10 アルコール依存 　２番花だか３番花だか、真夏の　「摘心」　の意味が呑み込めなかった私は、真夏もそのまま蕾をつけておりましたから、四季咲きのツルバラ達は、常に、代わる代わる花を咲かせておりました。　やはり、黄色いバラが一番勢いが良く、摘んでも摘んでも咲き続けます。　赤いバラの　「ジョン・ウォルタラー」　も、これまでに見たこともない、そう、花屋さんで売っているバラでは考えられない、大きな数え切れない花弁を幾重にも広げ、花径は１２～３センチにも及び圧倒的な情熱を鼓舞しています。　休日の早朝に水遣りを終えた私は、コーヒーポットを持ち出してウッドデッキに越し掛け、その優美な姿に酔いしれます。　ウッドデッキの右手には、ぐんぐんシュートを伸ばし緑だけが目立ち、たま～に１～２輪花をつけた「新雪」が、清楚な純白さを誇っています。　娘たちは部屋探しを始めました。　この　「新雪」　を庭に植え込む時に、何とも言いようのない不安感がよぎった事を思い出しました。　　このツルバラ達と共に、ここで根を張りたいのよ。そう思う反面の不安感。　良くぞ、この家に住んでくれたわね～、と言う、精霊の悪戯。　ああ、こういうことだったんだ～　コーヒーをすすりながら、肩から力が抜けて行きます。　芝生の芝も伸びてきました。　刈らなくちゃ～　でも・・・・。　　「この家を出て行きます」　「ああ、そうしな」　そんなにあっさり、私は娘に答えたのです。　「ママを独りにするのが心配」　「え～っらそうに～！」　私は、強がりました。　ど～～しよう。　今後、私は、ど～～したら良いのかしら。　この、ツルバラ達は、いったい、ど～～なるの！　マーちゃんの黄色いバラは・・・？　全て、自己責任です。　ムコ殿に、庭なんてそんなの関係ないね、と言われても当然のことです。　だから、かどうか・・・、当然のように彼らは、協力を無視して放棄を選んだのです。　それはそれでいいよ。私も心から賛成なのです。　自分達の生活消費分が、直接自分たちの収入に反映したら、自分達で節約を考えるだろう。　　しかし・・・ 　娘一家が出て行った後、私は、どうすることがベターなのかしら・・・・。　ツルバラ達と、ここで頑張る！　ツルバラを全て処分して、私独りで暮らすマンションでも探す。　休日も、就業中も、２４時間私はそのことで悩み続けました。　夜は眠れずビールの量が増します。　買い置きがなくなれば、車で近くのコンビニに走りました。　飲みながら気がつけばソファーで夜明けです。　飲み残したビールを口にした時、ふと思いました。　アルコール依存症で入院する患者が、朝からアルコールを口にする現実。　あ～～～、こういうことなんだわ～～。 　娘夫婦の為に、と思って選んだ道が、まさか、自分自身を廃人にするのだろうか・・・・。　夜明けと共に、私はバラの水遣りと消毒に明け暮れ、夜毎、ビールとワインをあおり、理性を失いつつも毅然と職場に立つ。　いつまで持つのだろう・・・。　　　　「あ～ちゃん」　　と、綾香が私の傍に来ると、ムコ殿が　「綾香、おいで！」　と連れ去って行きます。　私の生まれつき不幸な人生の中で、これほど不幸を感じたことがあったでしょうか。　今は、耐えるしかないのです。　きっと、闇が晴れる時が、必ずやってくるはず・・・。　仕事と、ツルバラの世話と、アルコールと・・・・。　私は、このまま、アルコール依存症になっていくのかしら・・・・・。 　９月末。　娘が、　「部屋が決まったの。１０月中に出るわ」　と、私に伝えて来ました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらお許しを～

  March 20, 2008

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  旅立ち

  「旅立ち」　別れ・・・独立・・・色々考えた結果のサブタイトルです  　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　9  旅立ち 　毎日の生活の中で、私にとって何が辛い訳でもないのです。　苦心の末のツルバラ達は、思った以上にぐんぐん成長して、自分たちのみならず、町内の方達にも喜ばれ、可愛い孫に囲まれ、それはそれは幸福なはずなのです。　ただ最近、頓に考えるのです。　家庭を持って生活する意味を知らないまま、この若夫婦の年齢を嵩ませてはいけない、と。　例えば些細なことです。　どれ位の家電消費でどれ位の電気料金が掛かって、どのような水道の使い方で水道料金がどの様に推移して、部屋の温度を何度で設定したら、どれ位の割合で灯油タンクの目盛りがへって、１ﾘｯﾄﾙがいくらで料金がいくら掛かって・・・とか・・・。　トイレ掃除はどうしなければならないか、お風呂やユーティリティーの掃除は・・・配管の掃除は等など、細かな事は、実際に自分達だけで生活して見なければ分からないのです。　私は若夫婦に、家賃折半にプラス１万円弱を私の方へ収めさせて暮らしています。　そこに、電気光熱費を全て含むのです。　ムコ殿の実家の母親は、そのことで私を攻めているようなのです。　「守銭奴」　みたいに。　「私なら家賃は取らないで置いてやるわ」　見たいに・・・。　そんな綺麗ごと、抜かさないで欲しいものです。自分の家には置くことも出来ないくせに！　ムコ殿の反抗的な態度は、どうやらその辺から来ているようでした。　　私はムコ殿の実家とは一切お付き合いをしていません。　ムコ殿の母親に、最初にとても失礼な事を言われたからです。　　自分のダンナが息子たちの結婚祝いを兼ねて一杯やりませんか？と私を誘ったことがあるのですが、それを、貴女方２人でやましい事をしようとしている。と、凄い剣幕で電話でまくし立てられたのです。おかしな話だと思いませんか？　ならば、ご夫婦で一緒に飲もう、と言えば良いことではありませんか。　娘の婿の父親と、何が悲しくて私がやましいことをしなければならないのですか。　結局、私が独り身だからです。　あちらの両親とは以来１度もお会いしていません。　そんな悔しい思いは、過去に何度もありましたから、こちらは別に気にしていませんがね。 　そんなことは別として、娘夫婦とこのまま同居生活を続ける事は、本当はお互いのために必ずしもプラスとだけは言えないのではないか。　メリット・デメリットを考えた時に、つくづく思うようになったのです。　「下にいる時は、２階の電気消してきてね。せめて豆電気にするとか・・・」　と、私。　「だって、真っ暗にしておいたら、上がっていく時に、なんか～寂しいでしょ～」　と、娘。　「お水、出しっ放しで作業しないで、必要ない時は止めてね」　と言えば　「ママだって、じゃんじゃん、バラに水撒いてるじゃない」　となります。　冬場、１階は２階よりどうしても寒いので、セントラル暖房の温度設定も高めにしていますが、２階は暖かいのだから、お部屋でバルブを締めて調節して欲しいと思うのですが、彼女達は真夏のような温度のまま、当然タンクトップとか、真夏の服装で過ごします。　本当に些細なことです。　別に家計が赤字になっている訳ではないのですが、私の現在の安定した収入も６０歳定年まで、しかも健康であっての保証でしかないのです。　辛抱して暮らすことを、身をもって体験することなくヌクヌク過ごすことの、将来的な危険性を片親なればこそ、考えてしまうのです。　でも、娘は私と一緒に暮らしていたいに決まっています。　だからこそ、狭いマンションでケンカをしながらでも、私の元を出ようとしませんでした。　そんな、険悪なムードが何となく漂う中での、先日のガーデン焼肉パーティーでした。　　この家を夫名義で買いたいから、ママ協力して。そんな娘の申し出にＮＯと答えてから数日後の夜、娘達夫婦は２階で口論していたようでした。　大声を張り上げる、ムコ殿の怒鳴り声が階下に響きます。　やがて、娘の叫び声と共に、綾香の悲しそうな泣き声も聞こえてきました。　私は、じっと、階下で成り行きを見守りました。　どうか、２人で最高の結論を探り出して欲しい。　祈るしかありません。　　そろそろ、秋風を感じる季節になった頃です。　娘が、私の過ごす居間に来て、身構えて一息飲んでから言いました。　「私達、独立することにしたの。ママには悪いんだけど、ここを出ることにしたの・・・」　「そう、それがいいんじゃない」　「パパが、出ないんなら、別れるって・・・。綾香が大好きなパパなのに、そんなに簡単に離婚できる訳がないでしょ。偏に、綾香の為なの」　「そうね、そうやって、本当の意味の、自分達の家庭を築いた方がいいよ」　「ママを、独りにするのがとっても心配だけど・・・」　「な～～にを、えっらそうに！」　ニイッと、のんが久々に、笑顔を見せてくれました。 　のん、２５歳。ようやく、私の元から旅立とうとしていました。   　　　 「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらお許しを～

  March 19, 2008

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  別れの予感

  出会いと別れ背中合わせの人生劇 ・・・私達は人生の女優なのですお雛様・・・まだ仕舞えません 　　　　　　　　　 　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　8別れの予感 　私は自分で冷たいセリフを吐いた後も、頭の中で事態の整理はしていたのです。　決して、行き当たりばったりで、言ったつもりはないし、冗談のつもりでもないのです。　次にのんが取った態度に、私は彼女の成長を見た気がしました。　あの、かつては不登校児で拒食症で、抑うつ状態が激しい非行少女だった娘です。　確かに、ネイリストとして、ブライダルコーディネーターとして、社会でで活躍するまでになってからの結婚ですから、親が思っているより、ずっと大人になっているのかも知れません。 　のんは、一瞬、眉を引きつらせた後、ニイッと、幼い頃から私に見せるあどけない笑顔を作りました。そして、彼女の言える精一杯のジョークを言ったのです。　「大丈夫、ママ。その時は、慰謝料としてこの家、もらっちゃえばいいでしょ」　そして、爽やかな笑顔でワインを口に運びました。　そんなことはあり得ないから、そんな自信にも満ち溢れているようでした。　私は、「それもそうだね！」　とは言わず、またしても、彼女の爽やかな笑顔を無残に踏みにじったのです。　　「出来ない相談だね！」 　私は、今、熱々の幸せ絶好調の若妻に対して、残酷なセリフを吐き続けます。　「あなた、じゃあ、その時、分かれる夫を無残に独りここから追い出せる？その後、平気でママとここで暮らして行ける？」　「ママ、それじゃあ、私達、必ず離婚するって言ってるように聞こえるけど！」　のんはせっかくの笑顔を修羅の形相に変え、憤慨してワインを煽りました。　その勢いでむせ返るほど、のんは傷ついたのです。　「あなたのパパとママだって、最初から嫌になったら別れましょう、なんて言って結婚した訳ではないのよ。共に白髪の生えるまで・・・当時の流行り言葉のように、絶対そう信じて一緒になったわ。人生なんて、いくら自分達で切り開いて行くもの、と言っても、先のことなんて誰にも分からないものなのよ」　のんは無言になりました。　のんの、大好きだったパパは、今は会うことすら叶わないのですから・・・・。 　私は、更に決定打を放ちます。　「それにね、ここを借りるのだって、私の僅かな預金を投げ出して借りたのよ。何が悲しくて計画性もなく無責任に人の娘をはらませたよそ様の息子の為に、私が犠牲にならなければいけないのサ。借家のままの方がいいのよ。好きな時に出入り自由だから・・・」　なんて薄情な母親なのでしょう。　でも、どうしても、このままムコ殿が、私のスネをかじりながら、ヌクヌク胡坐をかいて年齢を重ねて行くのが許せなかったのです。　彼は、私に対して感謝どころか、なぜか、とても反抗的でしたから。　そう、平たく言えば、この家に居てやってるんだ！とでも言わんばかりに・・・。　私は、ワイングラスを見つめて残酷なセリフを吐きながら、思い出してしまいます。 　真夏の日差しの中で独りで芝を刈っている休日、娘一家はそれを横目に遊びに出かけます。　「たまには、貴方たちも芝くらい刈って手伝ってよ～」　ムコ殿が答えます。　「嫌だね。俺たちそんなの関係ないね。庭なんて！」　いくら、若いと言えども、その言葉に私はカ～～～ッとなります。　「ママ、ごめんね。今度、のんがやるから～」　「あ～ちゃん、バイバイ！」　可愛らしい声が最後に余韻となって残り、私は辛うじて救われるのです。　よりに寄って、私の可愛い娘は、なんて非常識な男に捕まってしまったものか・・・・。　 　ブラケットの柔らかいオレンジ色の光が、しばしの静寂を包みました。　いつでも、比較的無口なのんは、決して多くを語りません。　「分かったわ、ママ。もういいわ。このお話しは、なかった事にして！」　飲みかけのワインを、グラスの底に僅かに残したまま、のんはオレンジ色の居間から立ち去りました。眼の周りが真く色付いているのを、私は見逃しませんでした。　私の脳裏に鮮明に蘇ったもう一つの影、あの夜の精霊のいたずら・・・。　――　よくぞ、この家に、住んでくれたわね　――　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　）　　 　 「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらお許しを～

  March 18, 2008

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  変貌！

  夜勤から、一夜明けて帰ってくると変貌してしまったヴェスターラントが～～～決してバラとして、美しいとはおもえませ～～ん写真を見て購入するってこういうことなのですねでも見ようによってはなんとも　可愛らしいですあの、真っ白い物体は、いったい何なのかしら～って表を眺めているように思いますあなたは幸運にも　この北国に買われてきたのですよ～～心して寒さに迎えるよう今年１年頑張ってくれたまえ～～お～～ほっほほ・・・・・  久々に早々と、　～   「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらお許しを～

  March 17, 2008

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  続　不協和音

   驚き こんなに雪があるのに～お隣のロードヒーティングのお陰で、早く雪融けした庭の片隅に（上の写真の右下の部分）　チューリップの芽を発見　こんなに早い発芽は、私がガーデニングをして、初めての体験です 　　　　　　　　　 　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　7続　不協和音 　それは、些細なことの積み重ねでした。　「６×６×１２ＬＤＫ」マンションから、「６×６×7.5×８×１８ＬＤＫ」　広い庭付き戸建に引っ越した私達ですから、それはそれは天国に移り住んだように快適な毎日でした。　勿論私は、ツルバラ三昧の日々ですから、ワインもビールの殊の外美味しかったのです。　６畳一間で暮らしていた娘一家には２階の　「７×８」　を与えました。　彼女達は８畳を居間代わりとし、7.5畳を寝室にして使いました。　6畳の洋室は私の寝室に、6畳和室はそのまま仏間件客室に、あとは一応共同空間です。　ダイニングは殆ど娘一家が中心で、一階の広い居間は普段は私1人の空間となりましたが。 　プライバシーを守る為に、ダイニングと居間の繋がる空間に両面ハッチを置いて、私の居間空間と娘一家のダイニング空間をさりげなく間仕切りました。　キッチンからそのままユーティリティー、浴室へと繋がり、廊下に抜け階段を上がると、居間で過ごす私とは全く顔を合わせることなく、娘一家は自分達の時間を自由に過ごせます。　そんな訳で、ワイワイ、けらけら、孫の綾香を囲んだ娘一家団欒の証は、しっかり私の耳に届いて暮らしています。　最後に、パジャマ姿の綾香が元気に私の傍に走り寄って来て、　「あ～ちゃん、おやしゅみなしゃい！」　と言って２階に上がって、喧騒が静まります。　　その幸福な喧騒の中で、私は独りワインを傾け、パソコンに向かって時間をつぶし、娘一家が寝静まるのを待ち、それから徐に、自分の入浴の準備にかかります。　たま～に、ムコ殿と綾香が眠った後、娘ののんが階下の居間に降りて来ます。　「はい。今日も一日、無事故で無事終了！　お疲れ様でした」　と、２人で乾杯し、それぞれの情報交換をするのです。　娘を主婦として育て上げたと実感する、充実した一時でした。　　その夜も、明日はお休みだから、チョットゆっくり出来るの、と、のんが降りてきました。　そして、「ママ、相談があるんだけど・・・・」　と、いつになく慎重に話し出しました。　「いつもね、パパとお話してるんだけど、私達ね、ママの老後も、ずっと私たちで面倒見ようって・・・」　「まあ、それはそれは、ありがたいお話しね。でも、まだまだ、ママは元気よ」　「そりゃあ、今は元気だけど･･･いずれは働けなくなるでしょ？」　「うん、そうね。でも、そうなったら、老人ホームでも入るわよ」　「そんなこと、言わないで、ママ。のん達、ずっとママと一緒に居たいよ。だって、ず～～っと、一緒だったでしょ。綾香も、あーちゃん大好きだし」　「ありがと。気持ちだけは嬉しいわ」　この子は、本当は何を言いたいのだろう。そんなことを考えながら、私はチビチビ舐めるように飲んでいるワインから、ビールに切り替えてグイット、飲みたい心境を抑えました。　のんも、ワインをチビチビ舐めるように口に含んで、コクン、と飲み干し、話しました。　「それでね、この家を買いたいの。パパの名義で買いたいの。ママ、協力して！」　そう言う魂胆だったのか。　「この家、長く住んでたら買えるかも知れないって、言ってたよね」　「そうね、確かにそう言ってたわね・・・」　確かに、仲介業者はそう言っていたのです。しかし・・・・。　私は、はたと悩みました。　離婚暦のある私は、不純な考えしか浮かびません。決して酒に酔っていた訳ではないのです。　次に言った私の言葉は、ぞっとします。　「それなら、もし、貴女方が離婚したら、私達はこの家から出て行かなければならないのよ」　「そんな～、ママ、突然そんなひどい事を言うなんて～」　のんは、手にしていたワイングラスを、カタンと、音を立ててテーブルに置きました。　若干２０歳で、「出来ちゃった婚」　をして、私のスネを半分かじりながら数年経って、当時まだ２４～５才の若いカップルです。　私には、とても危ないつり橋でも渡るようにしか、思えなかったのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　） 　 「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらお許しを～

  March 17, 2008

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  続　不協和音

  室内のツルバラヴェスターラント 　開花！  しかし・・・花弁が内側に巻いて、普通のバラとは逆です鉢が小さくて根がいじけているのでしょうかそれとも、元々　こういう種類なのでしょうか～今までにない　濃いオレンジ色が印象的です 　　 皆様から、熱い、内容の深いコメントを沢山頂きとても感謝しております今夜は夜勤なのですが午前中に　「看護師の会」　の集まりに出かけます皆様のブログの訪問時間がありませんどうか　お許しを～ 　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　6続　不協和音 　不協和音の続きは・・・　「ママ、私達、この家を出ようと思うの・・・」　娘のそんな告白へと続いていくのです。　そこまで辿り着くには　それなりのいきさつがありました。　「ああ、それがいいわね。その方が、貴方達の将来性はあるわ」　私は、力なく・・・それでも、確実にそう信じて答えました。　その詳細は、また後ほどゆっくり綴らせていただきますね。　お暇な方、お付き合い下さい　　 そろそろ、出かけないと～～～     「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらお許しを～

  March 16, 2008

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  不協和音

  　　　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　５不協和音 　すっかりバラに魅了されてしまった私は、それまでペチュニアとかチューリップとかを植えていた、畳１畳ほどの花壇にでさえも、ミニバラを買って埋め尽くしました。　その中に、唯一、可愛らしいミニチュアのツルバラ　「のぞみ」　を植えこみました。 　これまでの大輪のバラと違って、花径わずか１～２ｃｍのものです。　写真では白く映っていますが、淡いピンク色です。　（実は娘と同じ名前だったんです＾＾）　こんな一重咲きの小さな花も、バラの仲間だったなんて、そんな想いが私を引きつけた様です。　これで大小１０株のツルバラが揃いました。　町内会で話題にならない訳がありません。ご近所さんは勿論、小学生の子供達も立ち寄るようになりました。私の満足度は満点でした。　そんなある日の日曜日。久々に私は入院中の母のお見舞いに出かけました。　娘達はそれぞれの家族連れで、海やら山やら、ショッピングやらと出かけたようです。　アルツハイマー病で入院中の母は、当然のように私を娘とも認知できないようですが、それでも元気な笑顔で出迎えてくれました。　老いた母を見て、自分の老後を想像すると、何とも言えない物悲しさに襲われます。　遺伝説が重要視されている昨今、自分はこの母の遺伝子を継いでいると思うと、いずれは私もアルツハイマー病発症の可能性は大なのです。　しかし、１００パーセント発病する訳ではないのですから、発症を避けるべくライフスタイルを考えなければなりません。お見舞いに来て、そんなことを考える娘の不謹慎さをすまないと思いながら母に別れを告げ、どうせ気侭な独身生活。どこかで外食をして返る事にしました。　ついでに、普段着でも買おうと思い、ふらふらとショッピング。　自宅に帰り付いたのは、午後の８時を回っておりました。　その時です！　不協和音の兆しが高鳴ったのは！ 　なんと！　噂の我家のガーデンで、３人の娘達がそれぞれの夫や子供達と、楽しそうに焼肉パーティーをしていて、しかも既に終わろうとしていたのです。　「まあ～、貴方たち、いいわね～、ママも仲間に入れてよ」　私はマイカーを駐車場に止めると、すぐに降り立ってその中に入ろうとしました。　ところが！　「ママ残念だね。もう、お仕舞いだよ」　ムコ殿はそう言って、さっさと綾香を連れて家に入ってしまいました。　「え～、だって～、せっかくママも帰って来たのに～、もう少しいいでしょ？」　そう言う私に、長女が答えました。　「でもママ、もう、チビ達が限界なの」　　そう言いながら、彼女もせっせとウッドデッキのテーブルの上を片つけます。　私は、か～～～！！っと切れました。　「そう、それって、どう言うこと！　ママには何のお誘いの声もなく、人が日頃から独りでせっせと手入れしてる庭で、自分達だけで楽しんで、ママも仲間に入れて、と言ったら、はい、お時間です～？！　許せないわ！ど～言うことなの　」　「ママの携帯に電話しても出なかったのよ。仕方ないでしょ」　そう言うと、長女も２才の娘を連れて家の中に入って行ってしまいました。　私の慰め役に、次女夫婦が残ったのですが、慰めどころか説教が始まりました。　「ママ、なんて大人気ないの？何度かママの携帯に電話してるんだから、そんなに怒らなくともいいでしょ！　皆、せっかく楽しくやっていたのに」　それが次女のサチネェの言い分です。 　「冗談じゃあないわよ。芝生の草一つ刈りもしないで、誰のお陰で庭で焼肉なんてやれてると思ってんの。だいたい、この家を借りる時だって、こっちは泣きの涙で有り金叩いて借りてるのに！そのママをのけ者にして、貴方達だけで楽しんでるなんて、許せないわ！」　私は負けずにまくし立てます。　分かっているのです。大人気ないと・・・。　喜んであげればいいんです。良かったね、皆で楽しい時間が持てて、と・・・。　でも、母を見てきた直後で、余計に寂しさと切なさが込み上げるのです。　「もう、ママ、勝手にして！」　ついにはサチネェも家の中に入ってしまいました。　「ママ、風邪引くといけないから、そろそろ家に入りましょう」　サチネェの夫が優しく声を掛けてくれました。　「ありがとう、ゴメンネ。せっかく楽しんでいたのに・・・。もう少し遅く帰ってくれば良かったわ」　そんな私に、やがて彼も言葉に詰まって家の中に入って行きました。　　ああ、こうして私も、娘達から徐々に見離されて行くのだわ・・・。　知っているのです。自分の欠点は・・・。　我がままで、子供みたいに駄々をこねて・・・・。　娘達の飲み残しの缶ビールを開けて、私は街灯にうっすらと映し出されるバラ達に目をやりました。この時、私の周りの全ての草木が、ただの空しい産物と化したのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　）　　 「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらお許しを～ 

  March 15, 2008

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  私は貴方の愛の奴隷に～

  　　　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　4私は貴方の愛の奴隷に～ 　ツルバラに夢中になっているうちに、孫の綾香もしっかり育っていましたね～。　だんだん、自己主張が強く現れて来ました。　ある時バラの水遣りをしていると、庭にトコトコ出てきた彼女に言われてしまったのです。　「あーちゃん、ピンクのバラないの？ピンクのバラ、アヤチャンのバラ。マーちゃんのバラ、黄色いバラ～？　ピンクのバラは～？」 　が～～～ん　　そうだったんです。　気がつけば、黄色いバラから始まって、赤いバラ、クリーム色のバラ、紫のバラ、白いバラと確かにピンクのバラがないのです。　ピエールさんは、綾香にとってはピンクと認められないようです。　仕方がありません。彼女の視界からでは、白いバラにしか映らなのでしょう。　孫ちゃんに嫌われてしまうことは、バラがみんな枯れてしまうことより、ずっと悲しいことです。　こうしてはいられません。私は勇んで近くのバラを扱っている園芸店に出かけました。　そろそろ１番花も終わる頃でしたから、「お礼肥」　の為の肥料も買わなければなりません。　車で２０分程の、この辺りでは大きめな園芸店へ行って見ましたが、バラ専門ではないのでパッとしたものがないどころか、うどん粉病に枯れ葉病・黒点病と、ろくな苗がありません。　それでも、切なく花をつけている物もあるのですが、これに数千円をかけようとは、とても思えないのです。　　ネットで高額で買った苗が一層素晴らしく感じました。　しかし、綾香のピンクのバラを買わなければ・・・・。　そこで目に付いたのが、処分品として「￥1,000」　の札が付いた　ＣＬ・コンパッション　だったのです。どうせ病気持ちなら、いっそ処分品でも同じではないの。　　私は、密かに自信があったのです。　だって、家の軒下で、半分死に掛けていたツルバラを見事に蘇らせることが出来たのですから～。　基本通りに植え替えれば、必ず蘇る！　あまりにもひどい枝は思い切って剪定して、唯一、名札に付いている写真だけが、これはピンクのバラですよ、と物語っていました。　綾香に　「アヤチャンのピンクのバラよ」　と、ただ30センチほど枝が伸びているだけの苗の写真を見せて、無理矢理3才児を説得したのでした。　「アヤチャンのピンク？　アヤチャンのバラ？」　ピンクのバラの写真を見て、無邪気に喜ぶ天使の笑顔に、私は虜になるのです。 　こうして、私の　「愛の奴隷」　生活に拍車が掛かります。　日勤（８：００出勤）の日は、朝早く起きて出かける前に水遣りして、帰ってきてからも又水遣り、消毒、花柄摘み。病気の葉や枝はないか点検して、見つけたら剪定です。　私が夕刻庭にいる頃、決まって綾香が保育園からママと一緒に帰って来ます。　庭をぐるっと一回り点検するのが、綾香の日課になりました。　私がこちらのツルバラをかまっていると、「あーちゃん、こっちも～」　と声が掛かります。　「はい、はい」　と従う私。　既に、9株にも及ぶツルバラが、家の周囲に点在しておりました。　どんどん延びるシュートも、風に煽られないように、シュロ縄を使ってしっかりアーチやフェンスに止めてあげなければなりません。　下手をすると、「うっもう、何やってるの！」　とバラのトゲの攻撃に合います。　グローブを履くと上手く作業できない私は、素手で行いますから、あちこち血が滲みます。 　果たして私は、本当にツルバラが好きなのでしょうか。　そもそも10年間も飼い慣れたマーちゃんの死から始まって、マーちゃんの為に、とたまたま買った黄色い花がツルバラで、家主が捨てて行った花もツルバラで、バラは元々好きだったけど、なぜ、ツルバラなの。　綾香がピンクのバラ、アヤチャンのピンクのバラ、と言ったからって、なぜ又、ツルバラなの！　攻撃を受ける度に、疑問が湧くのです。　疲れ切って、居間に戻ると必ず、ビールかワインを開けます。　あ～～～、でも、酔いの世界に支配された私は、やがてアーチ一杯に花咲くツルバラを夢見て、言い知れない幸福感で満たされるのでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 あーちゃん（千秋）の水遣り風景  　 「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらお許しを～

  March 14, 2008

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  蕾み　ヴェスターラント

   逆光なので、綺麗に撮れませんが～  室内のツルバラ ヴェスターラント　蕾が色づきました 今日はシトシト全国的な雨雪融けが進みそうで、嬉しい雨です～  　　　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　３  まだまだ続く　ツルバラ欲しい病　 肥料を買いに行った園芸店で　処分品　ツルバラ￥１０００　でゲットしますそれがＣＬ　ツル・コンパッション　でした～～時間がないのであとは仕事から帰ってからか書きます～短い方が　読みやすいかも～いつも応援　ありがとうございま～ス  　　 「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらお許しを～ 　 

  March 14, 2008

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  発病！

  　　　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　２発病！ 　平成１８年５月。ツルバラ栽培２年目が明けました。　５月の桜咲く時期をメドに、ご近所でも一斉に庭の手入れが始まります。　肌で空気が冷たいと感じなくなった頃合を見て、私も２株の大苗を庭に出す準備にとり掛かりました。　地面に直接置くと、鉢底からも地面に根を張ってどんどん延びるんです。と説明書にありましたから、２階のベランダまで伸ばしたい私は、その手を利用することにしましす。　借家ですから、大きく根を張る木みたいなものを勝手に地植えする訳にもいきません。　１０号では物足りない気がして、特大のプランターを２個買い求めました。　勿論、それに伴った土類も必要です。お小遣いは皆、そこへ注ぎ込まれました。　果たして、いかにして２階のベランダまで誘引したものか・・・。　植え替え作業をしながらも、私の頭の中はそのことで一杯です。　そしてついに、もう一個、アーチを買うことに決定。　鉄製のものは高価で手が届かないので、スチール製で妥協しておきましょう。 私が購入したアーチです　 アルスグランド アルスグランド 　　　　　　　オベリスクの奥の方に見えるのが購入したアーチ。 　２年目を迎えた黄色いツルバラは、見事に期待に答えてくれました。　ツルバラは３年で一人前になる、と説明にありましたから、いよいよ来年こそ、アーチ丸ごと黄色い花で一杯になる訳です。人生５０数年の中で、一番心躍る春でした。　これで、ツルバラが６株揃いました。　しかし、私は既に発病していたようです。　ツルバラが買いたい病　家を囲む　「コの字型」　の庭には、まだまだ充分のスペースが残っていましたから・・・。　ネットでのツルバラ探しは夜毎進められました。　購入に当たって、最低の条件が必要です。　耐寒性であること。越冬可能であること。初心者でも安心して栽培できるもの。　色・花形が好みに合っていること。　ワイングラスを傾けながら、悩みながらも夢膨らむ一時。　ナルシストな私は、こういう時ほど、自分が単身であることに感謝するのです。　だって、夫がいたら、夕食の支度、はいオフロの仕度と、自分が飲む前に夫の身の周りの世話をしなければなりません。　妻の務めを終えた後に、このような瞑想的な時間を持つ気力は、決して残らないでしょう。　こうして心地よい眠りに就く毎日は、座敷わらしの悪戯もすっかり忘れ去っておりました。　　「ママ、もう止めておいたら、手入れが大変よ」　との娘の怪訝なる忠告をよそに、次に購入したのが　「新雪」　と　「ツル・ブルームーン」　。 　　  　　 　ツルバラ病を発症した私は、ついには花壇の手前の砂利も掘り起こし始めました。　直径５０センチ、深さ５０センチ。　黄色いバラの植え付けは、とてもいい加減でしたが、今回　「新雪」　の植え込みは、しっかりと基本を重視して進めて行きました。　にもかかわらず、作業を進めながら感じるこの不安感は何なのでしょうか。　私は、ここに根を張りたいのよ。　借家の契約をする時に、仲介業者が言っていたんです。　『長く住めば、買い取る事も可能ですよ』　と。　私はこのツルバラ達と共に、老人ホームへ行く年まで、ここで根を張って暮らしたい。　そんな思いを覆すように、あの夜のホラーな夢が蘇るのです。 　――　よくぞ、この家に住んでくれたわね～　――　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　）　　　 「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらお許しを～ 　

  March 13, 2008

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  Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　（酒とバラの日々・１）

   　　　めざせ北のローズマスター　Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　（酒とバラの日々・１）    平成１８年１月。　私は、居間の窓から、深々と降り積もる雪の山を、これまでの５０数年間で味わったこともないような感慨で眺めています。　宮田屋珈琲館で手に入れた麻袋を、スッポリかぶせられた黄色いバラのオベリスクが、降り積もる雪の中で凛として立ち尽くしているからです。　前年のこの頃はまだ、私の耳元で、マーちゃんのさえずりが響き渡っておりました。　早いものです。　マーちゃんの為に！　夢中になって動き回った約半年間。　悲しくもあり、辛くもあり、また、楽しく充実した日々でもありました。　気がつけば、時間さえあれば、あれほど通いつめていたパチンコ店にも、このヒマな時期になっても、足を運ぼうとも思えないのです。　これは、マーちゃんが私に最後にくれた、最高のプレゼントなのかも知れません。 　罪な私です。　亡きマーちゃんを偲びながらも、この逸る気持ちは何なのでしょう。　僅か４株ではありますが、無事冬囲いを終えることが出来、こうしてじっと春を待つという不安と期待と、達成感とが不思議にブレンドされて、初体験しているからでしょうか。　お隣の奥様が、「私もバラが大好きで随分沢山植えたのよ。でも、全部駄目になったわ。　春には消えてなくなったのよ。だからバラは止めたの」　と言っていました。　もし、雪融けと共に姿を現した麻袋の中で、バラの枝が凍って消えてしまっていたら・・・、残っていたとしても、春になっても芽が全くでなかったら・・・芽が出他としても、花の蕾が全くつかなかったら・・・・、付いたとしても、１個か２個だったりしたら・・・・。　　でも、間違って、私の願いどおり、オベリスク一杯に花をつけてくれたとしたら～～♪ 　気が逸らない訳がないのかも知れません。　まるで、初めて恋心を知った乙女のように、気持ちが高ぶるのです。　それにしても・・・庭仕事がなくなった冬場の、なんと退屈な事・・・。　やがて私は、その逸る気持ちを、ネット内のバラ巡りで紛らすようになりました。　勿論、娘一家は２階の自分達の居間で団欒しておりますから、私は独り暮らし同然。　パソコンンの傍のワゴンには、常にワインかビールが置かれてありました。　　そして、多くの情報の中で、一際私の心を捉えて離さなかった魅惑のツルバラには、「２階のベランダまで届きます」　とのキャッチフレーズが添えられてありました。　淡いクリーム色を帯びたようで、それでいてどこまでも純白な花弁を幾重にも重ね、その中央は恋の香りを秘めたピンクの花弁が可憐に息づく、あ～、なんて表現すれば良いのでしょうか～、私の少ない言葉の知識では言い表しようがないそのツルバラ！　可憐であり、ゴージャスでもあり、２階までも延びるというその姿は、天高く聳える王者の様でもあり・・・。　そして、わたしはついに、生まれて初めて、ネットでバラ苗をオーダーしてしまったのです。　その誇り高きツルバラこそ、ピエール・ドゥ・ロンサール！　（少々オーバー？）もうひとつおまけの魅惑のツルバラ「ロココ」　姫 残念ながら、この苗を購入した園芸店は既に通販を止めてしまいました。 　今にして思えばとても立派な苗です。　我家に届いたのは３月末ですから、札幌の庭はまだまだ雪に埋もれておりました。　親切な添え書きに　「花が咲き終わったら、庭に植え替えて下さい」　とありましたので、何も知らないが故にか、何の不安もなく室内で一番花を咲かせることが出来た時の喜びは、何に喩えて表現したら良いか～～。　一番嬉しかったことは、娘も孫の綾香も、我が事のように一緒に喜んでくれたことでした。         こうして、私の　「Ｄａｙｓ　ｏｆ　Ｗｉｎｅ　＆　Ｒｏｓｅｓ　」　酒とバラの日々が開幕していくのでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　）　　 　　 「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらお許しを～

  March 12, 2008

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  ささやかな夢を求めて・・・

   雪融け、進みましたね～２～３日の暖気で、こんなに～ やっと、春が近づく予感がしてきました～～  　　 　めざせ北のローズマスター　ささやかな夢を求めて・・・ 　私のバラ元年、初めての冬囲いの時期が近づいてきました。　まず、教科書通り、枝についている葉を全て切り取らなければなりません。　理由は、バラは自分で落葉することが出来ないから。なのだそうです。　秋に葉をはらはらと落とす木々達は、越冬の準備を自ら行っているのですね。　バラが女王に喩えられる所以が分かるような気がします。　次々と咲き続ける花柄を剪定するだけでも大変な作業で、高く伸びた上の花を切るために三脚も購入しました。　三脚の上段に上って剪定する気分は圧巻で、既にローズマスター気分は上場でした。　しかし・・・葉を全部カット、となると、そうそう気分を味わうどころではありません。　何しろ、霜が2回ほど降りてから冬囲いをするように・・・とありますので、時は11月初旬。　しかも、日中の平均気温が５℃以下になってから、と言うのです。　不思議なものですね。冬の寒い時期から気温が５℃にもなると、とても暖かく感じるのに、夏の暑さから徐々に寒くなっての５℃は、それはそれは寒く感じてしまうのですから。　寒さが身に染みて、手が冷たくて、指も思うように剪定バサミを握れません。　手袋を嵌めると、不器用な私は思うように作業が出来ないし、素手で行うとチクチクとトゲの攻撃に合います。 　んも～～お、不器用ねぇ、何をやってんですか！チクッ！ 　そんな、傲慢なバラの女王の苦情が聞こえて来るようです。　寒さで鼻水がジョロジョロ！　身体はブルブル。　手はガチガチ！　もう、涙ボロボロです。　なんで、私はこんな思いまでして・・・。いいじゃない、一度花も満開になった事だし、充分マーちゃんの供養も出来たことでしょう。適当に済ませて、来年また咲いたらラッキー！で。　悪魔の声が囁きます。　いえいえ、せっかくここまで来たのだから、出来れば完璧に。でないと娘達に言われる言葉は決まっている。　　だから～イワンコッチャナイ。　とりあえず、一株ずつ、少しずつ、休日には決まってバラの葉との葛藤が続きます。　そういえば、我が　「白石区の花」　は、薔薇なのです。 　環状線の中央分離帯に植えられている薔薇並木は、こんな風に葉を落としていた記憶はありません。ただ短く切って束ねてあったような気がします。　でもあれはツルバラ仕立てではないからな～。自問自答の作業がの中で一つひらめきました！　何か私ならではの楽しみをチョイスしてトッピングすればいいんだわ！ 　私のひらめきは、それはそれは楽しいもので、私自身に大いに夢を与えてくれました。　これは私だけの拘りです。他の人が見ても、何も感じないかも知れません。　でも、それでもいいんです。肝心なのは、自分自身がウキウキできること、なのですから。　まず、娘を誘って、コーヒー専門の喫茶店を訪れました。　黄色いバラのオベリスクには市販のムシロではなく、新鮮なコーヒーの香り漂う、コーヒー豆用の麻袋を選んだのです。喫茶店のオーナーにお願いして手に入れようと考えました。　毎朝、マーちゃんは私と一緒に、引き立てのコーヒーの香りを楽しんでいたはずです。　だって、いつも私の傍でさえずっていて、私の傍には必ずコーヒーがあったのですから。　逆に、どこにでも飲みかけのコーヒーカップが置いてあったら、近くにママが居ると思え！が、娘達の合言葉にすらなっていたのです。マーちゃんが喜ばない訳がありません。　私は時々娘達をここへ誘います。　東苗穂にある　「宮田屋珈琲」　です。（クリックして出る店は豊平店ですが、造りはあまり変わりません。もっと古いイメージかも）　店舗入口のドアを開けると、右手に古い焙煎用のセットと思われるものが置いてあります。周囲に古くなった（？）コーヒー豆やら空の麻袋が無造作に展示されてあり、コーヒーファンにとってはたまらない香りを漂わせています。　そこに、たま～にですが、「自由にお持ちください」　とメモが添えられた、麻の空袋が置いてある事があるのです。それが狙いでしたが、あいにくその日は置いてありませんでした。　娘が、がっかり肩を落とす私の為に、店員に尋ねてくれました。優しい娘です。　「今度、空きましたらお取り置きしておきますよ」　とマスターからの言付けを持って、店員が薫り高いコーヒーを運んで来た時の喜びは、今でも忘れられません。　　　↓こちらです。　　　　　　　　　　　単純な私は、こんなことで、辛い冬囲いに夢を添えることが出来たのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　） 　　 「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらお許しを～

  March 11, 2008

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  気分を一新して～蕾みが！ｖ＾＾ｖ

  　　気分を一新して、春らしく～～室内園芸、こちらの苗にも、ついに蕾が出来ました～たった一輪ですが咲いていただきますだって～花が見たいですものね～ 真冬の庭の光景です 今はまだ～こんだけ～～屋根からの落雪分も積み重なるので～通常の積雪量の倍になります（　２～３日前の映像です。今日はもっと溶けています）春はまだまだ遠いですが～これ　誰かさんも病気が～～～と嘆いていたけど～わたしも～ また買ってしまいました～　いいよね、自分の責任の範囲でのお買い物ですから～しかし～～「上級者向けの・・・」　と、コメントあります 大丈夫かな～～ なんとか青いバラ　拝む事が出来ますように～   

  March 10, 2008

• おわび

  昨日は私の愚痴に近いブログに皆様の暖かいコメント、心から感謝します夜勤泣けの疲れきった頭で何も考えずにダラダラ書いてしまったことを深く反省しています 家に帰ってもたとえば・・・・いや～～今日ね、大変だったのよ～～とか話す相手もない物ですからついついそんな思いで書いたのですが一部　不愉快な思いをされた方もお出でのようです＜掌編＞とは・・・と、ご批判を頂きました不勉強な掲載を深く反省し皆様から暖かいコメント頂きましたが大変申し訳ありませんがページごと、削除させて頂きました 今後のブログに向かう姿勢を少々考えたいと思います やっぱり、バラの事だけ描いているのが良いようです   

  March 10, 2008

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  ホラー体験！？

  　　　めざせ北のローズマスター　 ホラー体験　　　　我家の４株のツルバラ達は次々と開花し、私を大いに満足させてくれました。　目覚めと共に、２階の寝室の窓から庭を覗くのが、唯一の楽しみになりました。　窓を開けて、バラの香りを乗せた、早朝の清んだ空気を目一杯吸い込むと、も～お、たまらなく幸せな気分になるのです。わずかな空間のことではありますが。　　　　　　　　　　　　　 　 かつて、忘れ去られて、黒点病とうどん粉病でボロボロだったツルバラも、見事な花を満開に咲かせてくれました。　日夜、愛犬と散歩を繰り返すご近所さん達も、思わず足を留めて下さいます。　こちらが、蘇ったツルバラです。 元気なシュートも伸びています！ 　そんな至福の一時を味わっている頃の、ある夜のことです。　娘ののんが奇妙な事を言い出しました。　「この間ね、のんが１人で２階に居た時ね、ママも誰も居ないはずなのに、誰かが階段を登って来るような音がしたの。パパが何か忘れ物でもして帰って来たのかと思っても誰も居ないの。薄気味が悪かったわ。その後もね、チャイムがなって出てみても誰も居なかったり・・・」　また、この娘は何を言い出すやら～。　「チャイムが鳴って誰も居ないのは、セールスでも回って、軒並みチャイム鳴らしてるのよ」　私は、この世間知らずの若奥様にそう言って、相手にしておりませんでした。　「でも～、セールスが来る様な時間じゃないのよ。それに～足音は？」　「あなた疲れてるのよ。お仕事にダンナや子供の世話にと・・・。今夜はゆっくりお休みなさい」　実際、彼女は疲れていました。　娘時代は、家の事は何も手伝うことなく遊び歩いていた子が主婦をやっているのですから・・・。 　やれやれ、と思いながら、私も少しばかり妙な気分になり、ビールを飲んで休む事にしました。　娘一家も二階で物音がしなくなり、どうやら休んだようです。　私はテレビを付けるでもなく、ビールとささやかなツマミで、深夜の静寂を味わっていました。　すると何やら遠くから、リズムとも、コーラスとも・・・また泣き声とも思える音が聞こえるのです。　わたしは、口に含んだツマミを噛むことすら止めて、耳を済ませました。　風の歌が聞こえる・・・そんな小説があったような～。　そう、それは、遠くから届く、風の歌に違いありません。　しかし、それは、決して楽しいリズムではなく、どこか物悲しく、助けを求めてでもいるように感じられるのです。一定のリズムは絶え間なく続きます。　カーテンをそっと寄せて、暗闇の中のバラのオベリスクを覗きましたが、葉も揺れることなく、静かな眠りに就いているようでした。　全身に鳥肌が立つのを覚え、残ったビールを一気に飲み干し、私は戸締りを再確認して急々と自分の寝床に潜り込みました。　　少しか眠ったでしょうか。　私は、就寝前にトイレに行かなかったせいで、すぐに目覚めてしまったようです。　まだ辺りは真っ暗です。　階下のトイレに向かおうと思い、自室のドアノブに手を掛けたその時です。　その、ドアの中央部から、突然、奇怪な顔が飛び出したのです！　ドアの色は残されていましたが、その顔は無彩色で、どちらかと言うと青味を帯びています。そして、言葉を！ 　「よくぞ～、この家に住んでくれたわね～～」 　きゃ～～！！　私は、尿意も忘れてドアをバタンと閉めて、慌ててベッドに戻りました。　　そう、確かにそう言ったのです。　ガクガク、ワナワナ、震えが止まりません。　「ごめんなさい、ごめんなさい。私、ここが気に入ってるのよ！」　私は布団の中で丸くなって叫びました。　　この騒々しさに、のんが起きてきました。　「ママ、どうしたの、何があったの？」　「ごめんね、貴女が変なお話しするから、おかしな夢を見たんだわ。きっと」　「そうだったの、大丈夫よ、ママ（これは私の事）、パパもいるし～（これは娘のダンナ）」　それは、アンタは大丈夫かも知れないけど・・・。　あれは、決して夢ではない。酔って幻覚を見るほども、飲んではいなかったのですから。　そうして、眠れない夜は明けて行きました。　窓を開けると、またいつもと変わらない爽やかなバラの香りが漂ってきました。 　ふと、黄色いバラが根を張る光景を想像しました。　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　５０センチの土の中で、バラの根の手はスクスクと伸び、きっと、マーちゃんの遺体に絡みつきマーちゃんのエキスを吸い込んで成長しているのかも・・・。　マーちゃんの苦しみの叫びだろうか。　それとも、あまりにも心地よい空間に蘇らせたことに嫉妬した、噂に聞く　『座敷わらし』　の悪戯なのか・・・・。　あ～～、よそう、考えるのは！　でないと、せっかくマーちゃんの為に、とバラを植えたことを後悔してしまいます。　気分転換に、のんと一緒の休日に、岩見沢ローズ・ガーデン　　に出かけることにしました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　つづく　） 管理人の方に一応お断りを入れてリンクさせて頂いております　 ポチット、応援　よろしくお願いします～   

  March 8, 2008

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  台風が！

  　　　めざせ北のローズマスター　 台風が　　庭の風通しの良い場所にアーチを立てた事で、初めて分かったことがありました。　そこは、通常から、いつでも風当たりが強いことです。　東側のお隣も丁度庭になっている為、「北の郷」の風さんは、お隣の庭を吹き抜けてから我家の東南東のオベリスクを抜け、南向きのベランダの前を疾風のごとく通り抜けると、真正面から、東に向かって弧を広げるアーチに叩き付けるのです。　オベリスクは、ムコ殿がレンガを埋めて固定してくれたので、多少のぶれはあっても、びくともしませんが、そこに誘引されたバラ苗は、葉をこれでもか、とばかり揺すられることになります。　アーチと来たら、芝生の上に大型の釘みたいなもので固定してあるだけですから、まともにギシギシと揺れて、時にはビビビ～と小刻みに振動して、今にも根こそぎ倒れそうになるのです。　そうなると、両サイドに添えた１０号のプランターの安全性も保障できません。　あまりにも風が強い日には、私は斜めになってアーチの支柱を支え、ただただ呆然とするのです。　「北の郷」　でのツルバラ栽培は、予想外に大変なものでした。　　まさか、せっかくのアーチに支え木を添えるには、あまりにも景観を損ね過ぎます。　何も、そこまでして、ツルバラに仕立てなくたって・・・・、そんな、ご近所の園芸先輩達の陰の声が聞こえて来そうです。　娘達があざ笑い、斜め目線を向ける顔が浮かびます。　双曲性うつ傾向の私は、悩み始めるとどこまでも被害的に悩みます。　ビュ～～～！！　強風に煽られ、支える両腕に力が入り、斜めに両足を突っ張り、いっそ私はこのまま化石になる・・・と思って見るが、まてまて、ならばその後のツルバラの運命は、ただの粗大ゴミ。　何か良い方法はないものか・・・。 　考え抜いたひらめきが、大型のプランターに土を盛って支えに置く、と言うものでした。　土ならそれなりの重みがあって、大型のプランターなら倒れる事はない。　土が安定するように、ついでにそこへ寄せ植えをする。　我ながら名案が浮かびました！　少なくとも、私はそう思い、近づきつつある台風に備えて、早速実行することにしたのです。　またまた、思わぬ出費です。　大型のプランター２個に、そこへ入れる培養土や草花を買い求まなければなりません。　外食も控え、大好きな温泉通いも自粛しました。　涙ぐましい努力です。 　しかし・・・・、しかしですよ。　出来上がった姿を見て、娘の一言。　「ママ、何やってるの！　みっともない。そんなとこに、コブみたいにデカイプランター置いて！」　ですと～～　　病むをえません。彼女に私の悩みも苦労も分かろうはずがないのですから・・・　　かくして、景観の思い、アーチ周辺が整いました。　　日を置かず、台風の襲撃にあったことは言うまでもありません。　マンション暮らしが長かった私にとって、直接窓に吹き付ける激しい雨風は、まるで龍の怒りにでも触れて襲われてでもいるような、恐ろしさと不安に駆り立てられるのです。　せっかく付けた蕾みも一つ一つアーチやオベリスクに固定してはおりましたが、心配で、心配で。咲いている花は切り取って家の中に非難させましたが、その時の私は、まだ蕾みを切る覚悟は出来ていませんでした。　ああ、神様、私のささやかな楽しみ、バラたちをお守り下さい。　ここに大きなビニールハウスを建ててあげられるだけの財力が私にあったら・・・、きっと、来年はバラの温室が完成していることでしょう。　私の妄想は膨らむのです。　　一夜で嵐が去りました。　キラキラと輝く朝日に照らされたツルバラ達は、勝ち誇ったように尚一層、輝いて見えたことは言うまでもありません。                                                                                    （ つづく） 当時の庭です。見慣れた方もいますね　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 「小説ブログランキング」　参加してますポチット、応援　よろしくお願いします～誤字・脱字・入力ミス、ございましたらお許しを～ 

  March 7, 2008

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