What I'm here to do.

今週はやっと、やっと、現場デビューをしました。
でも実は、そんなにうれしいものじゃなかったです。

連れて行ってもらったのは、２番目に紹介してもらった区。
ここの区は行動が早く、区役所に挨拶に行った2日後には現場担当者を紹介してくれ、
雨の中でも現場に連れて行ってくれました。
区によって、対応が全然違うことを実感…。

現場に着くと、2つの地区の地区長さんと副地区長さん、そして公安…が
来られ、話は前日のサッカーの試合「シンガポールvsタイ」の話題で大盛り上がり。
そして、話の内容が全く分からず、気分は撃沈。。。泣きそうなまで気持ちが落ち込む。

今週に入ってからCPが
「ma pouleはホームステイだけど、自炊で家族と共有する時間や場所がないから、
ベトナム語を話す相手がいないんだよ。」
と事あるごとに、いろんな人に言っており、気にかかってた上に話が分からないので、
短時間で沈んでしまいました。

水上生活者を陸に上げる政策のサポートなんだけど、
こんな気分が撃沈した状態で、目の前でサッカーの話題で大笑いしてる
水上生活者を見てると、正直、バカバカしくなってきて、
「なんのために、ワタシいるんだろ。
みーんなTV持ってて、サッカー見てるんだったら、生活に余裕あるじゃん。
しかも、今日は雨だからって仕事行ってないし。
なんでワタシがこんなに悩んで、なにをしないといけないか考えないといけないんだろ」
と負の思考サイクルにどっぷりつかり、悔し泣き寸前。
あほです、私。

実は前日に、所用で水上生活者の船に初乗船してました。
そこの家族は、子供の両親が他界してるため、
おばあちゃんが6人の孫を育ててるという家族で、
船も小型で、子供達の体つきは小さく（6歳児が3－4歳児位に見える）
連れて行ってくれた人から、「ここの家族が一番生活が大変かな」
と言われたような家族で、
前日とのギャップでさらに馬鹿馬鹿しく感じてしまい…。

ちなみに、現場デビューが12月25日（笑）
仕事のモチベーションをどん底までに落としたクリスマスでした。

でも、よくよく考えると、水上生活者に対する支援はワタシがするんじゃなくて、
ここの行政がしないといけないことだし、ここの行政が何をしないといけないかを
一緒に考えて、行動するのがワタシの仕事なんだから、
ワタシ一人で落ち込む必要ないじゃんと思ったのが翌日（笑）
立ち直り、速いです。

CPからは「水上生活者が陸に上がる際の転職に関することをやってくれ」と言われ、
やっと配属先からの要求が読めたと思った矢先、
「あれ？これってCP一人が思ってること？
それとも局長ともコンセンサスがとれた意見なのかしら？」
ということで、金曜の午後、確認しようと思ったのですが、
CPは職場に来ず…。
CPがいないときに局長に直接確認するのも気がひけたので、来週に持ち越しです。

これが配属先の要求だったら、一歩仕事が進むんだけどな～と思いつつ
週末は2ヶ月間の活動報告書を書かないといけないのをすっかり忘れてたので
準備します。そしてすっかり忘れてたJICAの報告書も…（汗）

…と思ったのですが、2番目に紹介してもらった区（面倒だから2区とします）の
水上生活者から「コーヒー飲みにいこ」と電話があったので、大雨の中、行ってきます。
家まで迎えに来てくれるよーで。
ベトナム語の練習もできるし、仕事の話もできるし一石二鳥です。