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カテゴリ:GSX-R1000・電装系
昨日測定したヘッドライトのバルブ抵抗。ひとつ2.7Ωでした。計算上の抵抗値2.6Ωとほぼ合ってたので測定は正しそうです。 超簡単に描くとこんなイメージ?今悩まされている、影の抵抗R1がいそう、というかいるんですが、それがどの程度のものなのかが今の関心事です。新車でも超電導体ででも結線されていないかぎり、R1による電圧降下E1というロスはあるはずです。ロス抵抗ゼロなら、両2眼ライトにはそれぞれバッテリー電圧Vが満額かかります。実際はそうじゃないのでラフ考察。中学以来疎遠の電気回路。怪しい計算をしていってみます。 並列回路を分かりやすい?直列回路に直すと電圧降下が計算しやすいです。 ふたつのバルブの合成抵抗Rとロス抵抗R1の直列回路にあらわされます。・・・だったような? で、今わかっている値が・・・、キーオン、ライト点灯時で ・R=2.6Ω(規格値) ・V=12Vくらい(計算を分かりやすくするため丸めます) ・E=8Vくらい(割り込ませた電圧計より) そうすると、2眼のヘッドライトは並列なので、その合成抵抗はそれぞれの抵抗の逆数の和を逆数にすればいいから・・・、1を1/2.6+1/2.6の和で割るからー、1/0.77になって、1.3Ω。同じ抵抗を並列にしているから、見かけの抵抗値はその半分。これは良さそう。 直流は同じ電流Iが流れて、それぞれの抵抗で生じる電圧降下はE=IR。 Iがおんなじだから電圧降下は抵抗値に比例。 今、E=8とすると、E1は12-8で4Vです。 E:E1が2:1だから合成抵抗R:ロス抵抗R1も2:1。ここで合成抵抗Rが1.3オームだから、ロス抵抗R1はその半分の0.65Ωくらいってことが分かります。 ・・・。 この抵抗値・・・。 癖でいろいろバイクから外した電線なんかの抵抗をいろいろ測るんですが、よく見かけるオーダーの値。昨日登場したアーシングケーブルなんかも0.4オームでした。 ってことは、今のGSXはそんなに劣化してないコンディションといえる気がしてきました。ちなみに、先日分解したハンドルスイッチを本日もう一度測定してみます。 すると、昨日よりさらに抵抗が低くなってます。さらに何度かハイロースイッチをガチャガチャ動かしていたら、高くなったり低くなったりして、最終的には0.6Ωを記録しました。 これ以上下がらなかったので、これが下限値とするとさっき推定した自分の今のマシンの抵抗値に近いオーダーです。 じゃあ、車検から戻ってきて分解整備しても現状よりは画期的に改善されないだろうということです。多分、こういう構造、車齢だとヘッドライトには下がった電圧しかかからないことが分かりました。 だから昔はヘッドライトをリレーでバッ直にするのが流行ったんだと思います。 ただ、言わせてほしい。カチャカチャスイッチを動かしただけでこんなに抵抗値が変わるなんて・・・。 構造上、中央をスプリングが押す構造。3点ある突接点のうち2点がきちんと電極に触れるのかも少々疑問。逆に接点側が浮いたりして・・・。 今回いろいろ悩んでいますが、そもそも見てはいけないところの数値を見てしまっていた、というオチ。でも悔しさで意地でもバッテリー電圧を測りたくなってきました。 リレーレスでキーオンに連動させたいのでヘッドライトから取ったんですが、まさかこれだけのためにもう一回リレーを組む???VTRのときはわざわざやりました。おかげで変に悩まずには済みました。 世の中にはこんな自分みたいな人種のための、スマホで見れるBluetooth電圧計ってのがあります。すばらしい!アイディアは買い。でも、通常はナビにしてるし、走行中切り替えるのも嫌。 こういうのって、リアルタイムでモニタリングできるからわくわくするんです。別に後でみるログが欲しい訳じゃありません。スマホを2画面化するアプリを探してみましたが、良さそうなずばりのアプリはありませんでした。 電圧はリアルタイムでみないと、みないと・・・。梅雨の間に何か結論をだしてみます。 ・・・。リレー案が復活しそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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