|
テーマ:大河ドラマ『篤姫』(422)
カテゴリ:篤姫
【脚本】田渕久美子 【出演】宮崎あおい,瑛太,原田泰造,堀北真希,高畑淳子,中嶋朋子,高橋由美子,稲森いずみ,片岡鶴太郎,北大路欣也ほか 無血開城の日が近づいた江戸城では、天璋院(宮崎あおい)が大奥の住人たちとの別れを惜しんでいた。静寛院(堀北真希)は、徳川宗家が再び江戸城に戻ることができるよう朝廷に嘆願するつもりだという。そして、ついに天璋院たちが江戸城を去る日がやってきた。天璋院は、大奥で過ごした懐かしい日々の思い出に浸りながら、一人、大奥じゅうを歩き回る。そして、花を生けている本寿院(高畑淳子)を見て、ふとあることを思いつく。 ---------------------------------------------------------------------------- タイトルの通り明治前夜の話でした。前回、無血開城との条件で城を明け渡すことになり、次々に大奥をさる女中達。そう、もはや大奥最後の時だったんですね。その中でも滝山との別れが印象的でした。滝山は16の時に大奥に嫁ぎ、そして大奥総取締役にまで成り上がった御年寄り。彼女にとっては家庭を持つという幸せもふれずに、大奥の総取締役として徳川家を守ることが無血開城にいたるまで、それが青春の全てだったに違いないです。 今思えば、天璋院と滝山は決して第一印象はよくありませんでした。むしろ、徳川家の跡目争いで天璋院が慶喜派、滝山が家茂派として争ってた身なのですが・・・・。大老を井伊直弼にする嘆願書を天璋院に差し出した時に、身分的に後押しはできぬがそなたの好きなようにするが良いという言葉。それは、滝山に敬意と威厳を保たせる天璋院にとって一番の思いやりであり、その日以来、滝山は天璋院を慕いだしたんじゃないのかなという印象を見て思いました。そんな滝山は天璋院なればこそ、こたびのことを乗り切れたのでないかと、自らの運命を知った大奥があなた様を呼んだに相違ありませんと、そしてそんな大奥に使えた私は今まで嫁いだどんな御年寄りも幸せだったと天璋院につげる・・・。滝山役は稲森いずみが演じてますが、とても良かったです。まさか、ここまで演じられる女優だとは思ってませんでしたからねw そして、城を明け渡し一橋邸に移る天璋院たち。その元に小松帯刀が訪問する。かつての天璋院への思いを打ち明け、今となってはお互いが幸せになれたんだと語り合う。そして、『次に会うときまで元気でいます』という天璋院の言葉に帯刀の目から涙が流れる・・・・。そう、帯刀は足の病が日に日に悪化し次などないということを実感していたんだが・・・、笑顔で次に会う日までと笑顔を返す・・・・。 さて、次回は最終回。西郷隆盛、大久保利通、小松帯刀、そして天璋院の最後が描かれ完結となるんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.12.07 23:26:48
コメント(0) | コメントを書く
[篤姫] カテゴリの最新記事
|