カテゴリ:IT関係
今日はホームページの歴史について
それもデザインについてです。 ホームページが登場したのは1990年前後で 日本で一番最初に登場したのは1992年9月30日です。 詳しくはこちらをご覧ください。 もちろんその頃のホームページはhtml言語を使える一部 プログラマが構築しており、デザイン性というものは 考えてなかったようです。 1997年ごろスライス機能を駆使した視覚重視デザイン この頃はPhotoshopをはじめとする画像処理ソフトを 使ってレイアウトデザインを実施し、画像を細かく パーツとして切り出してHTMLを構成していく「スライス 」手法が広まりました。 マクロメディアのWEBグラフィックソフトに 「スライスイメージ」機能が搭載され、デザイナー達が それを駆使してWEBデザインを行いました。 FLASHが登場したのもその頃です。 2000年ウェブユーザビリティ、バリアフリーデザインが登場 今まで見栄えを重視していたWEBサイトが「使いやすさ わかりやすさ」などの概念に注目するようになりました。 きっかけはヤコブ・ニールセン博士の「ウェブ・ ユーザビリティ」という本でした。 2001年にはアメリカでリハビリテーション法508条が制定され それによりWebアクセシビリティが注目されるようになりました。 例えば 「画像などの非テキスト要素すべて に対して、同等な役割を果たすテキストを用意する」 (音声対応のためです。) 「色で伝達されるすべての情報は、その色がなくても理解できる ようにデザインしなければならない」(これは視覚弱者に対する 配慮です。) など16項目が定められています。 アメリカの学校のウェブサイトは このガイドラインに沿って デザインがされているようです。 日本でも総務省がこれを受けて、ウェブアクセシビリティに対する ガイドラインができました。みんなのウェブをご参照ください。 この辺りから印刷デザインとは明らかに異なる概念が要求 されるようになりました。 Webサイトは幼児も高齢者も健常者も障害者も 平等に情報を受けることができるツールであるべきだ。 という考えが広まり、今では地方自治体、国立、公立教育機関等は このガイドラインで制作をされるように呼びかけられています。 (実際はまだ非常に少ないです。これはキチンと制作に反映できる だけの知識とスキルを身につけている方が行政機関にあまりいない ためであると思います。) 2003年 SEO対策 視覚表現だけでないコンピュータに 正しい情報を伝える。 WEBサイトを探すための方法のほとんどがGoogle,Yahooを はじめとした検索エンジンを使用するようになり、 コンピュータ(検索ロボット)に正しい情報を伝えるための 対策、SEO(検索エンジン最適化)を考慮したデザインが はじまりました。 ここからマシーンアプローチとヒューマンアプローチ (視覚表現として使いやすく、見やすい表現で作成する) をデザインしたものが求められるようになりました。 また、GoogleやYahooが検索アルゴリズムを変更すると それに応じた対策が次から次と講じられるようになりました。 2005年、更新が簡単にやりやすい、 Html言語を知らなくてもサイトの構築ができる、コミュニケーションができる 今までのWEBサイトの様々な問題点を解消するCMSの登場 CMS(コンテンツマネージメントシステム)が登場したのは この時期でその代表的なものがブログであると思います。 ブログは当初、アメリカの新聞社がニュースの更新を やりやすいように構築したプログラムに読者の感想を書ける (ブログのコメントです。)機能を付加したものを公開し これが非常に受けたのがはじまりです。 簡単に写真入りのウェブサイトが構築できる、デザイン性も そこそこある。SEO対策もできるという点で瞬く間に流行になり 日本国内で900万人近い人がブログをやっているということです。 現在、ホームページ+ブログという組み合わせが企業でも 非常に多くなっています。 今後も簡単に情報をわかりやすく発信できるツールは 次から次と開発されると思います。 どんな情報をどんな形で発信するか、結局はアナログ的な 発想がバーチャルな世界の中でもいつまでも必要となる ことは間違えありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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