優しい人々。
一昨日ヘコんでいた僕のために、男友達がメインになって「励ます会」を開いてくれた。10人で、のんびりと飲んだ。男6人女4人。そのうち酔って、日本酒を一気飲みしたりしていて、やけに人に触れた。別に恋人でもなんでもないけどそこらの男友達に抱きついて。最終的に眠るときも、途中で2度ほど目覚めたけれど起きるたび横にいる男は違ったけど、つまりはそこに男がいるというだけでよくて。軽く目覚めるたびに、隣にいる男に抱きついて眠った。素面に戻った人は、困っただろう。調子のいい人は、腕枕をしてくれた。起きるまで。それぞれが優しかった。酔っ払った僕の頭を撫でて「○○、かわいいね」と言ってくれた。スッピンになっても「スッピンでもかわいいね」と言ってくれた。みんなが優しかった。一番仲の良い女友達は、「あたし、本っ当に○○のことが大好きなんだよっ!!」と抱きしめてくれた。それから記憶はなくしてしまったけれど、聞いた話によると。早朝5時、アパートの階段で4人ほどで語りあいそのうち泣き始め、「誰も信じられないんだよ~っ」「明日になったら、絶対みんな忘れてしまうんだ」「いつも、終わることを考えてしまう」と泣き続けた。トモダチがそろいに揃って励ましてくれたのに「だけど、わからないんだよ。わからないんだよ・・・」。そしてその後、部屋に戻って吐いた。らしい。全く記憶にないのだけれど。酔ったら本音が出るというから、きっとこれが僕にとって大きいのだろうな。信じられないから、いつでも確認していないと安心できない。人の気持ちは変わってしまうから、信じていられない。「○○、俺のことも信じていないんでしょう?」と話を聞いたあとで言われて、とてもじゃないけど「そんなことないよー」とは言えなかった。黙っていたけど、「でも、俺らはみんな○○のことをずっとトモダチだと思ってる」と優しく言ってくれた。気を遣わせているようで、申し訳なかった。僕の周りの人間は誰もが優しく大らかで自分を持っている私を愛してくれているのに私は彼らを愛せていない信じることがどういうことなのか、まだわからない愛することがどういう状態なのか、まだわからない