日常、八十七日目。
さて、先週の土曜日は父兄への説明会であった。勿論、ルナー先生にアレルギー反応を起こしている私はさらさら行く気はなし。ラパンを送り込んだ。(まぁ、もともとお役所関係は彼ですが…。)8時15分というとっても早い時間から始まった。私は仕事先に30分くらい遅刻して行くと言ったのだが、実際説明会が終わったのが11時近くで結局1時間以上の遅刻となってしまった…。さて、説明会の内容は?とラパンに聞くと、”うーん、学校の決まりとか、要らなくなったおもちゃを持ってきていいとか、あー!ムートンはクラスで一番小さいんだよ!一番大きい子は9月生まれなんだって。!”と、支離滅裂、パンダ校長先生の言った事とルナー先生の言った事もぐちゃ混ぜにして、自分が面白いと思った事しか背て来ない…。パパなんてこんなもんなんでしょうか…。日課について分かった事というと、授業は年中さんと一緒だったり別になったりする、午前の授業に体育がある、年少さんは10時半に朝のおやつがあるが、これは一人が一人ずつに一つずつお菓子を渡して回るというもので午前の授業の釘目に使っている習慣らしい、お昼ご飯は年少さんは11時半からで、その後に年中、年長さんとなる、お昼ねは1時間ちょっと、午後の授業はグラフィック(保育園のお絵描きとはちょっと違うらしい)算数もどきやアルファベットを習う、4時くらいから帰る支度をして4時15分から迎えに行ける。これが、ムートンの一日である。はー、結構内容が濃いですねー。ところで、私が気になったルナー先生の態度は?と聞くと、“相変わらず引きつった笑顔で、クラスにある机に座って肩を強ばらせながら紙切れを両手で持ってずーっとそれを読んでいたよ。”つまんない先生っぽいなー。面白くなさそーだなー。ルナー先生もパンダ校長先生同様、9月からこの学校に新しく赴任してきた。理由は家から近いから。そのルナー先生、ある父兄からの質問にこう答えた。その父兄の質問はというと、“ウチはお昼ご飯を家で食べるんですが、2時間も時間があるのでご飯を食べ終わってから寝てしまう事がるんでけど、そういう場合、無理矢理起こして学校でのお昼寝まで待たせるか、それともそのまま寝かして、起きてからくる方がいいんですか?”というもの。確かに、2時間というめちゃくちゃ長いお昼時間は困りのもだ。それにルナー先生はこう答えた。”自分の家で気持ちよくお昼寝できるのが一番だと思いますよ。1時半前に起きれたなら学校に戻ってくればいいです。でも、学校のドアが開くのは午後にお昼ご飯の後の1時半と学校が終わる4時半だけですから、戻って来られない日の午後はお家ですね。でなくても、1年目は学校は午前だけの方がいいですから。まっ、共働きの父兄の方が多いですから、他にどうしようもない場合は仕方ないですけどね。それでも延長時間はもう!もう!これは長過ぎますから学校に残さない方がいいですね!”だって。君は午前中しか働きたくないみたいだね。共働きも歓迎じゃないらしいね。とにかく彼女の考え方は変えられないのでテキトーにこなしていくしかないようだ。今朝の彼女も相変わらず、ボンジュールもなしに、”Allez, allez, les parents!et les enfants! dans la classe !!!”(はいはい、お母さん達!あと子供達、教室に入って!!!)と、ムートンを私から剥がしとり、横にいた半べその男の子もお母さんから剥がしとって行った。勿論、苛つきながら。ムートンには厳しい先生であった方がいいのは知っているが、(生まれつき越後屋な彼なので、多少手強い先生の方がうまく行く)もうちょっと愛想がいい方がいいんだけどねぇ。ムートンにとって今、学校には保育園での親友、レッサーパンダ君も、保育園の大好きなタヌキ先生もハムスター先生も、面白いKちゃんパパも、もちろんグランメール(おばあちゃん)も従姉もトントン(伯父さん)もタタ(伯母さん)もそしてパパもママンもいない。猫は家につくというがムートンは人につく。アシスタントのゼーブルさんがいてくれるから心強いが早くお友達が出来て、学校を楽しんでくれるといいなぁ。