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2009/02/03
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カテゴリ:映画
只今海外(主に米国?)にて気になる独逸絡みの映画が3本公開されていますが(<恐らく順次日本公開予定)、全て第2次世界大戦…と言うかナチス・ドイツ絡み(汗)。
ただ、どれも典型的な独逸=極悪…と言う図式の映画では無さそうですが。

1本目の映画は、とうとう3月20日に日本での一般公開が決まった、ブライアン・シンガー監督作品のスター・とむとむ主演映画(<本命はもちろんトーマスさんですが/苦笑)『ワルキューレ(原題:Valkyrie)』。

映画公式HP
http://valkyrie.unitedartists.com/
独逸版公式HP
http://www.walkuere-derfilm.de/
日本版公式HP
http://www.valkyrie-movie.net/

タイトルには実際に使われた(実行された)作戦名を冠した、総統暗殺計画の中心人物のひとりシュタウフェンベルク陸軍大佐を主人公にした歴史サスペンス…ですかね。
それにしても独逸版のHPのトップはかなり雰囲気が重々しい…でもってタイトルは米国版とは少し異なり『OPERATION WALKURE』になってました。

既に米国では昨年末に公開されていますが、どうやら評判は悪くない様子。
とりあえずこれを機に事前学習をしたかったので、先日『ヒトラー暗殺計画』(小林正文 著/中公新書)と言う本を購入し真下。
まだ読書途中ですが、まるでドキュメンタリー映画を観ているような感覚で読めるので大変わかりやすくしかも面白いです。
これを読み終えたら、今度は本場独逸の著書の邦訳本を読んでみたいです。

事前学習と言えば、2004年に独逸で制作された同じ総統暗殺計画を題材にした独俳優セバスチャン・コッホ主演のTV映画『オペレーション・ワルキューレ(原題:STAUFFENBERG)』を先日DVDで観ました。
1番印象的かつ切なかったのは、聖林映画ではあり得ないぐいらいに淡々と進行した反乱側の最期のシーン。
シュタウフェンベルクの副官が最後の最後まで大佐に忠実な部下だったのにも泣けました(涙)。
(あるイミ想定内と言うかどうやらトーマスさんの出番はかなり少なそうですが/爆>)題材そのものに興味があるので、とむとむの映画版も楽しみです。

それにしても“上級大将”って階級名がモロ銀英伝…てか、銀英伝が真似してるのか(爆)。
イマサラですが銀英伝って結構史実をモデルにしてるんだな~と思ったと言うか第1巻に出てきた皇帝暗殺未遂エピもまさにこの総統暗殺計画がモデル…ですよね???
銀英伝を初めて読んだ10代の頃には全くわかりませんでしたが、社会人になって世界史に興味を持つようになってからは、参考にしていると思われる元ネタが何となくわかるようになってきたので、また違った見方が出来て面白いです。

2本目の映画は、先日ケイト・ウィンスレットがゴールデングローブ賞で助演女優賞を受賞し、アカデミー賞にもノミネートされているスティーヴン・ダドリー監督作品の英国映画『愛を読む人(原題:THE READER)』。

映画公式HP
http://www.thereader-movie.com/
独逸版公式HP
http://www.dervorleser-film.de/
日本版公式HP
http://www.aiyomu.com/

原作は作者自身の少年時代が題材になっていると言う独逸小説で、主人公ミヒャエルが15歳の時に恋に落ちた年上の女性ハンナは、実はナチス・ドイツの重罪人だった…と言う物語。
日本では今年の夏に公開予定ですが(<遅っ!)、『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク著/松永美穂 訳/新潮社文庫)と言うタイトルで邦訳本が出ているので、映画が公開される前にはゼヒ読みたいです。

ところでハンナ役のK・ウィンスレットも大人になったミヒャエルを演じているレイフ・ファインズも英国出身ですが、彼らの周りには独逸で活躍している俳優たちが多数出演しています。
しかもR・ファインズの少年時代を演じているのは、昨年ドイツ映画祭2008で観たダークファンタジー『クラバート』に主演していたダフィット(<ファーストネームのスペルは“David”なので英語読みだとデイヴィッド)・クロスくんですYO。
そのせいか米国版のトップにも日本版のトップにも主演ふたりの名前しか無いのに、独逸版公式HPのトップには堂々と彼の名前がありましたYO。
これで少しでも彼の顔が売れれば、そのうち『クラバート』も一般公開されるかも…てかゼヒして欲しいんですが~。
ちなみにどうやら映画本編の主要言語は英語のようなんですが、やっぱりD・クロスくんの役名は“マイケル”になるんですかねぇ…(苦笑)。

3本目は、デイヴィッド・シューリス(<ルーピン先生!)が主人公の少年の父親役で出演しているマーク・ハーマン監督作品のこちらも英国映画『The Boy In The Striped Pyjamas』。

映画公式HP
http://thefilmfactory.co.uk/boy/

原作は愛蘭土の小説で、独逸人将校の息子としてベルリンから見知らぬ土地へ引っ越してきた少年が、巨大なフェンスの向こう側にいる縞模様の服を着た少年と仲良くなるが…と言う物語。
この映画はまだ日本での公開は決まっていないようですが、『縞模様のパジャマの少年』(ジョン・ボイン著/千葉茂樹 訳/岩波書店)と言うタイトルで邦訳本が出ているので、こちらもいずれ読みたいです。
ただ、これはいたいけな子供目線での物語っぽいだけに、他の2作品よりももっと悲しい内容…かも。
『ブラス!』や『リトル・ヴォイス』を撮った監督の作品なので結構期待はしているんですが、公式HPのトップで公開している予告編や画像を見ただけで切なくなりますよ…。

おまけ。
実は他の3作品よりも日本公開間近な(2月14日)独逸絡みの映画がもう1本あって、こちらはまさに独逸(…と言うかナチス・ドイツですが)=極悪だと思われるエドワード・ズウィック監督作品でダニエル・クレイグ主演映画『ディファイアンス(原題:DEFIANCE)』。

日本版公式HP
http://defiance-movie.jp/

内容はユダヤ人たちを助けてナチス・ドイツと戦ったレジスタンス兄弟の実話…が元になっているそうなので気になると言えば気になるんですが、実は敵なんて誰でもいいんジャン?と言いたくなるようないかにも~な聖林的英雄譚かつドンパチ復讐劇ならあんまり観たくないんだよなぁ…(汗)。
どうやら単館系上映っぽいので、観るかどうかは公開後の評価次第…かな?





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Last updated  2009/02/03 11:12:25 PM
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 mocchi45@ サッカーバカですねホントに(; ̄▽ ̄A Martha姐さん オグさん、マケドニア系…
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