★☆タック派?ノータック派?☆★
こんにちは!フォーマル専門店ノービアノービオのサコウです。前回、ナローラペルのスーツについて書かせていただいたとき、そのパンツについて「パンツもスリム目に作っているものが多いようです。」とだけ紹介しましたが、実際どのようにスリムなのでしょうか。ナローラペルのようにスリム目に作られたスーツに、ダボっとしたパンツだと合わないのはジャケットのシルエットと同じ。このようなスーツのパンツはノータックで作られている事が多いようです。タック(ヒダ)は元々、着席しているときにお腹まわりがゆったりするという役割で作られました。ヒダを作る分、ゆとりができる分、自然とパンツは太くなる傾向があります。お腹まわりが苦しいとおっしゃる方はタックありがオススメではあるのですが、昨年、僕もノータックのパンツのスーツに替えたところ、ノータックだとお腹まわりが張るのですっきり。「痩せた?」と聞かれたりしてちょっと嬉しかったり。ちょっと、お腹が気になる人も、思い切ってノータックいかがでしょう?鏡の前に立っている時間が自然と長くなるかも?ノータックのパンツの場合、タック入りのパンツと逆でパンツが細くなるので、裾幅とワタリ幅(太もものあたり)の差が少なくなるので、足がスッキリ長く見える傾向にあります。「脚長パンツ」や「美脚パンツ」なんて呼ばれ方のするパンツがこの仲間ですよね。しかし、タックが多いことが悪い、ノータックが良いということではありません。痩せ型の人で腰とウエストの差が大きい場合、タックなしでは細いウエストまでパンツを絞りきれず、バランスを取るためにタックが必要なケースもあるようですし。機能か見た目か、結局は好みになってくると思うんですけどね。僕が中学生の頃は、いくつか上の、ちょっと怖い先輩たちの学生服のパンツには「4タック」なんて代物もありましたけど。そのシルエットから「土管」なんて呼び名もありましたっけ?今では博物館行きのようなものになっている気がしますね。