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カテゴリ:星見
撮像に利用しているN.I.N.A.には、北極星が見えないところでも赤道儀の極軸が合わせられるThree Point Polar Alignment(TPPA)がプラグインとして提供されている。
私が使っているZWO AM5は極軸望遠鏡がないので、もっぱらこのTPPAを使って極軸を合わせている。諸氏の動画などを見ると、SharpCapには極軸合わせ機能が実装されておりとっても便利そうなのだが、いかんせんAM5やらSV405CCとかを手に入れてしまったので、先立つものがすっかりない。よって、現状ではフリーで揃えられるものを中心に使っている次第。。。 さて、N.I.N.A.のTPPA。プレートソルブは最初に知ったときに紹介されていたAll Sky Plate Solver(ASPS)を利用していたわけなんですが、ASPSはなかなか遅い。私のノートPCが遅いからか、ローカルのAstrometryを検索する仕掛けが重たいのか、わからないけど、なかなかに遅い。ソルブできるかな?できないかな?とやっぱできないのかなー?というタイミングでソルブが終わる感じ。笑。 TIFの形式について、なんで天文用は16bitなんだろう?どのソフトが対応してるのか、よくわからんなぁ、とかで、ネットサーフィンしていたら、たまたまN.I.N.A.のマニュアルのページがでてきた。ふむふむ、プレートソルバーにもいろいろあるんだぁ。なに?ASTAPはブラインドソルブでも優秀なの?しかもオススメされとる。これはやってみるしかあるまい。ということで早速いろいろな組み合わせで撮っていた画像を持ってきて試してみる。う。「さーてどれくらいかかるだろ?」と思う間もなく、終わっとる!なんじゃこれ?速いなぁ。。。PlateSolver2も試してみたけど、評価のところにある通り、ブラインドソルバーとしては弱い感じね。らせん状に検索するから速いという説明だったけど、通常、要はだいたいの座標が合ってる状態でのプレートソルバーとしてはASTAPの方がスポーンと出てくる感じだったので、ASTAPがすごく好印象! 次回(といっても撮影結果はこの一つ前に上げたんだけど)はプレートソルバーは通常、ブラインドともにASTAPにしてやってみることにした。 というわけで、結果の報告です。 12Pの撮影時のようにまだ薄明が残っている星の数が少ないときはASTAPでプレートソルブできないときでもASPSはソルブできました。ASPSも入れとくのがいいですね。一方、薄明が終わって星の数が多いときはASTAPはめちゃ速です。N.I.N.A.の中心合わせ&再導入と組み合わせるとすごくいい感じです。うまく使い分けるといいでしょう。 ASPSを使っておられる方向けに、ASTAPを使った際のTPPAの様子を動画にしてきましたので、ご参考になさってください。AM5はホームポジションから開始してます。こっから開始すると、90度ぐらい回って、安定化に5秒、撮像(確か2sでやったような)→プレートソルブ→10度ぐらい回って、安定化、撮像って感じです。3回目の撮像ポイントで繰り返し動作になって極軸を合わせる感じです。 一つ目はガイドスコープと290MC。焦点距離は128mmです。 TPPAその1 二つ目は80EDとSV405CC。焦点距離は448mmです。 TPPAその2 こんな感じでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.03.30 18:51:49
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