宵のC/2023 A3(Tsuchinshan-ATLAS)彗星 2回目 その2
(その1の続きです)さて、ざっくり極軸も合ったことだし、金星はまだ左の木の影か。結構雲も多いから、双眼鏡で観ても見つからないわ。どうせ少し暗くなったらはっきり見えるようになるからあわてなくてもいいんだよ、と嫁さんに説明しているにもかかわらず、動物園のクマみたいに何度も探してしまう。。。ふむ。テンパってるんだな。爆。あ。見えた!「え?どこどこ?」ちょっと待ってね。センタリングするから。同期っと。これでよし。こっからしばらくは嫁さんと金星探し。・・・やっと見えたらしい。私はこっからアークトゥルス探しだ。 : : :よし。入った。同期っと。これで準備オッケーだな。カメラの一次冷却(→10℃)開始。ガイドカメラは今日のセッティングだとだいぶ中心からずれてるな。今日はガイドカメラでの撮影はやらないことにしようっと。いいかげんだな。陽が落ちて西の空が暗くなってきた。金星もギラギラ輝いている。カメラはすでに最終冷却(→0℃)も終わり、あとは彗星を導入するのみ。あ。見えた!たぶんこれだ。0.5sでも背景がオーバーするわ。構図を決めて、結局0.05sから撮像開始。まあ、ゆっくりスタートだわね。双眼鏡で彗星のある辺りを流す。あ。見えた!「え。どこどこ?」・・・しばし、嫁さんと彗星探し。えっとね。前の木の左側に枝が伸びてるじゃん。そこから上に行って、木が見えなくなったぐらいで上から入ってくるよ。「え?見えないよ」枝の先に葉っぱが下の方にピロンと出てるじゃん。今は枝を下に追い出す前に上に見えてきてるよ。「あ。この枝か!わかった。見えた!」違う枝でやってたんか。そりゃ入らないわ。もう大丈夫だな。望遠鏡のところに戻る。例によって、ヒストグラムが半分ぐらいまで来たら、露出時間を倍に延ばす。これが5秒露出。28f分なのでトータル2分20秒。こちらは10秒を22フレームで3分40秒。これが5秒と10秒を一緒にした分でトータル6分。15秒を11f分で、2分45秒。これが30sを34fで17分。実はこれまでに撮ってきた彗星と比べて、A3彗星が明るすぎて、どうやって撮るのが正解か、わからないまま撮影してました。笑。機材はいつもの通り。代わり映えしないですが。笑。Scope:William Optics Megrets80 II ED F7 Triplet APO with SVBONY 0.8x reducer (fl:448mm)Camera:SVBONY SV405CC at 0℃, Gain240, Offset 30Mount:ZWO AM5Guide:PHD2 with SV165(30mm F4)ZWO ASI290MCSoftware:N.I.N.A. 3.1HF2, DeepSkyStacker5.1.6(その3へ続く)