球状星団は球状星団でそれぞれ趣きが違ってて楽しいんだけど、天の川がすっかり上がってきたから、小口径の友、散光星雲も撮ってみることにしました。なにより、IRCutフィルターを入れた後、火炎星雲と馬頭星雲の写りがうすーくなってた気がしたから、散光星雲にどんくらい影響があるのか、確認しておきたくなっていたのです。
#あくまでも「友」。やっぱり細部まで見るには口径がほしいところなんですよねー。
#小口径SCTの「親友」は二重星。小口径屈折の「親友」は散開星団かな。笑。
でもね、でもね。画像を処理してて思ったんだけど、端に行くに従って星像がすごーく劣化していってたんですよね。球状星団の辺りでは(私には)気にならない程度だったんですけど。なんでだろ?
とりあえず、あんまりにも見苦しい端っこの方は切り落として、2/3ぐらいにクロップしました。いつも場当たり的な対応でスミマセン。解析とか対策はボチボチで。。。でも、正直忘れてしまいたいわ。まったく。
まずは、M8。干潟星雲です。
どうして干潟なんやろ?ムツゴロウが居るというわけでもないし。
英語では、Lagoon Nebulaと言うらしい。なになに?潟、小さな沼、礁湖/サンゴ環礁によって囲まれた海面という意味か。あんまりピンとこんなぁ。(名付けた偉い方々、どうもスミマセン)
そういや「青い珊瑚礁」という映画が。ブルックシールズ主演の。まあいいけど。同じ年ぐらいだったから結構ファンだったわけですが。。。聖子ちゃんファンだった方にはきっとそっちが思い出されたことでしょう。笑。
なお、散光星雲についてはあれこれ言うより写真を見てもらった方がいいかなぁ、と思いまして、与太話でございます。前置きが長くなってスミマセン。今日は謝ってばかりだな。
次がM20。三裂星雲です。英語でもTrifid Nebula。三裂ですね。
私らは「パンジー」って呼んでます。別に、「三裂」の字面がこわいからではないと思うんですけど。イメージで。
80ED(F7,560mm)にSWAN40mmで見ると、M8とM20は同視野に入ってくるので、夏のお気に入りではありますが、私の最大口径であるC5(口径127mm、1250mm)ではパンジーに見えたことは数えるぐらいしかありません。というか、見えてビックリ。見えるのねー、って思ったぐらい。えっと、シーイングがいいときは風がなくて湿度が高い夜が多いので、要は、暑い暑い、汗ビッショリって感じの夜だとバッチリ見えます。笑。
次は、M16。わし星雲です。英語でも、Eagle Nebula。
ハッブル宇宙望遠鏡(HST)のどアップ画像。「創造の柱」はこの中にあります。ドアップで見たくなった人はご自由に画像検索してくださいませ。笑。
ちなみに、最新のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による「創造の柱」はこちらです。HSTの立場がなくなるぐらい高性能なのが、すごいんですけど、オールドファンは同時にさみしさも覚えるような。。。
今日のラストはM17 スワン星雲です。英語だとOmega Nebulaか。もちろんSwan Nebulaと呼ぶのもありみたいね。眼視ではどっちかというとスワン(白鳥)の部分が明るく見えるので、スワンと呼んでます。写真で撮るとΩの形に見える(と言われているが、撮ってみてもよくわからん。笑)ので、Omega Nebulaなんでしょう。
でもね。40cmにネビュラフィルター付けて見せてもらうと、白鳥の首がぶっとくなって、どう見てもアヒルなんだわな。ぜいたくな「アヒル」でございます。
こんな感じでした。