ナースな日々

[忘れられない人達] カテゴリの記事

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  当直だった

  昨日から今朝にかけて当直でした昨年のＧＷあけから　宅直から当直体制に変わりました自宅でドキドキしながら居るより病院で対応するほうが　気持ち的には安心だけれど夜の病院で　一人で居るのは　怖い～（実際には　病院全体では多くの人が働いているけれど）先日　子どもたちと　ホラー映画の「ミラーズ」を見に行った後だけに　今回の当直は　怖さひとしおでしたトイレに行った後　ソファーベットで寝たけれど．．．『あれ　鍵しめたっけ』と不安になって鍵を確認した私でしたこの年末・年始は　比較的落ち着いていたようで緊急の検査は　ほとんど胃カメラ心カテは　一件も行われていないのが不思議当直に入った時前勤務者が胃カメラ介助についていたのでそこから　交代十二指腸からの出血クリップを２個かけてその回りを固めるためにＨＳＥ（高張ナトリウム・エピネフリン）の局注最後に　トロンビンを散布して終了Ｈｂ５だって～いったい　いつから出血していたやら久しぶりの　胃カメラ介助でしたその後は　ファイバー洗浄をして終了朝まで　のんびりでした（怖かったけれど）今年初の仕事は　無事に終了

  2009年01月03日

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• 辛かったな

  そろそろお昼休みの休憩に入ろうとしていた頃受付事務さんから　電話「Ｍさんって方が　いらしています」とのことあっ！前の職場で関わったお母さん22週で出産されて　今では3歳になるお子さんのお母さん会いに来てくれたんだぁ～いそいそと　受付に行ったけれど　姿見えず「あの～」と声をかけてきたのはＭさんの旦那さんあれ？「実は　妻が流産してしまって．．．」とそうして「甘えているんだと思いますが、是非会いたいので呼んで来てくれって言うんです」注射室に行くと　点滴中のＭさん「どうしちゃったの」から始まって今日までの　いきさつを涙ながらに話してくれましたこちらも涙　涙「何て言っていいのか　わからないけれど．．．．大変だったね。残念だったね．．．」としか言えなかった「葵さんの顔見れたから　よかった」と笑顔をみせてくれた一人っ子じゃ可哀想かなって思って大変な思いをしながら　不妊治療を行ってきたけれど喜んだのもつかの間で．．．．わずかな時間に　心の整理をしていたＭさん切なかったです

  2007年01月16日

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• 胃がん末期

  今日、大腸検査の病棟前訪問に行きました終了して　病棟の廊下の名札を何気なく見ると．．．．「あれ？この名前．．．．何度か　胃カメラに来られる患者さんだよな～」と思いナースステーションで確認すると、やはりそうでしたまだ３０代の男性最初の胃カメラの時に　関わった．．．．「胃がん」でしたこの先　どうなっていくんだろうって思っていたけれど抗がん剤治療が行われ一時は　ちょっぴり太って　元気そうに胃カメラするために　来院されて「よっ！　葵姉さん　」なんて　笑顔で声かけてくれた胃がんの　末期で腹水も貯留していて　転移に伴うイレウスも併発人工肛門造設を余儀なくされたようです本人に告知はされているけれど予後に関しては話されていないようでしたノックして部屋を覗いたけれど　在室されていなかったどうしても　気になったので夕方　仕事終了してから　再び訪室以前と比べたら　痩せていた「葵姉さん．．．．もうダメだよ　」と気弱な発言「波があるんじゃないのかな？」と曖昧な返事しかできなかった切なかった．．．．．

  2006年12月20日

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• 何が一番なのかな？

  咽頭癌の高校生の男の子今回は　頸部のリンパ節転移に対して放射線治療依頼発症したのは　中学３年サッカーに夢中で受験もあり母親は　治療よりも彼の　学校生活を優先していた高校生になって　告知抗がん剤治療や放射線治療を行いつつ高校生活を　送っていて放射線治療が終了した時にはシャイだった彼も　笑顔で　おしゃべりしてくれたそうして　今回　再発放射線治療を悩んでいるサッカーに夢中で部活動を休みたくない！放射線治療時間は　最大でも　７時ぐらい夏に　海外へ遠征に行くらしいそのために　部活は　休みたくない今　治療しなかったら　どうなるんだろう時期を　逃してしまう？でも　彼を支えている　夢を　断念することは彼にとって　よいこと？彼の人生の中で　今　一番したいことサッカー今　それを　中止してこれからの　彼にまた　サッカーができるのかな？彼が　通える時間に治療を行うことが　一番？それが　できたなら　いいけれど．．．どこまで　融通をきかせられるものなのか彼と両親は　どのような答えを持って来院するのかな

  2006年04月30日

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  ＮＩＣＵでの事

  現在の職場に異動になるまではＮＩＣＵに６年間勤務していました成人の病棟からＮＩＣＵ見るもの全てが初めてで子どもを３人産んでいてもこんなに小さな赤ちゃんは　初めてさわる事さえ　怖かったＮＩＣＵとＧＣＵにわかれていて廊下をはさんで　となりどうしチームは二つにわかれていました勤務二日めにして事故抜管に遭遇口元の挿管チューブの固定は　外れていないけれど体位を変えた瞬間に　チューブが口の中で　たわんでしまったようで（後にして　わかったのですが．．．）徐脈になっていきえ～何　どうしたの？　オロオロでしたどうしよう　どうしようこの子の人生に　影響を与えてしまったかもそれは　それは　悲しかったですこの時ほど衝撃的なことは無かったいやはや赤ちゃんは　強い再挿管され　無事に回復その後は　未熟性の徐脈にも慣れたのでしたしかし成人からＮＩＣＵへは　カルチャーショックです新人さんは　もっと　大変だろうな～とふと　思い出した　今日でした　　　　　　　　　在胎週数２４週～３２週ぐらいはこんなふうに　保育器内を加湿していたなぁ～モクモク状態で保育器に　ホッカイロなぞを　置いてくもり止めしてた懐かしい　写真

  2006年04月29日

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  退任慰労パーティー

  昨日　大腸肛門科の医師の　退任慰労パーティーがありました副院長だったわけでだから　退任５５歳になられ　開業されることになりましたこの医師と仕事をしたのは今の職場に来てから出会いは　衝撃的だった(笑)この時の話を　笑い話のようにしました「そっか～　なかなか　俺もやるなぁ」と笑い「本当　緊張しているんだよ」と　しみじみでも　「医者だって緊張しているんだから」この一言は　私にとって目からうろこの　ようでした医師経験　２０年以上トップと言われる医師でも　そうなんだそうして　その事を　素直に　言える（この時は　ちょっと　荒い口調でしたけれど）単に　怖いという印象を持ってはいけないって思えるようになってそう思うと　それぞれの医師に対する見方も私自身の中で変りました口は悪いけれど(笑)患者様は　この医師を本当に信頼していると思える場面も　多々見ることができ短い間でしたがこの医師と出会え　一緒に仕事ができてよかったと思えるのでした慰労パーティーには　多くの医師が　いらっしゃっていました医師会を始め　当院ＯＢの諸先生方遠方から　駆けつけた　後輩の医師全ての科の先生方がいらっしゃいました多くの方々が　慰労＆開業を祝っていましたこれからは「消化器クリニック」として在宅の方面にも　関わっていかれるようです先生の　ますますのご活躍を　お祈り申し上げます開業される　クリニック

  2006年04月16日

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• 大腸癌の患者様　その後３

  先日の「今日は　日が悪いから入院しない」と言った直腸癌で８０代の患者様無事！？月末に入院されていました『前向きに治療をする』ということで．．．直腸の全周性の癌のため直腸より上は拡張しているのでさっそく　下部イレウス管が挿入され減圧がはかられていますＣＴ　ＭＲＩ　骨シンチ等の検査が行われ肺や骨への転移を認めないことから手術方向となりました高齢だけれど旅行も行けるほど元気だから無事に手術を迎えられ一日も早く　退院できるといいなと思います

  2006年04月12日

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  ＮＩＣＵとこころのケア

  今日　パラリンピック銀メダリストの鈴木孝幸君のドキュメンタリー番組を見た彼は四肢欠損症でも　水泳を通して頑張っている両親は　孝幸君が生まれてすぐに育てられないと　育児を放棄してしまったその後　保育園の園長さんが里親となって　彼を育てたそれを知ってＮＩＣＵに勤務していた時のことを思い出した複雑な奇形をもって生まれたお子さん父は呆然としていた祖父母が言った言葉は「この子は　無かった事に．．．」驚いた元気に生まれてくると思っていただけにその　動揺は　はかり知れないものがあるとわかってはいるけれど祖父母の言葉は　あまりにも残酷だった「この子を　誰が　ずっとみてくれるんですか？」そのような言葉を口にした両親もいた一生懸命　面会に来られていたのに仕事に復帰したという理由で足が遠のいてしまった母親もいたどうして？何故？という思いにかられ否定的に捉えがちだけれど一番辛く　葛藤するのは　両親とくに母親に対するケアは　とっても大切とっても　考えさせられる　本ですどのお母さんも　生まれてきてくれて「ありがとう」という思いが　伝わってきますそう思えるようになるには幾多の葛藤や辛さを味わったことでしょうなんだかまた　ＮＩＣＵで働きたいなって思った今日でした．．．

  2006年04月03日

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• 新人だった頃

  ４月ですね♪新入職員が　初々しい　４月です残念！？ながら　私の勤務する職場には異動で新しく来られる方が２名で新人の配属はありませんまっ　新卒で　いきなり　画像診断ってのも大変かもしれません私が　新人だった頃．．．．循環器に配属でした忘れもしない　５月の出来事大部屋の受け持ちで患者様が急変されましたその時に　急変って即座にはわからなくて何か　おかしい...先輩を呼ばなくっちゃバイタル測定しなくっちゃ一人　アタフタして何がなんだかわからなかった患者様は　ＣＣＵへそこからは　先輩看護師達にゆだねて足は　ガクガク立っているのが　やっとだった何もできない何も　わからない私は　看護婦にむいていないんじゃないか...そんなふうに思ったのを覚えている一つ一つの経験がその時　その時の患者様が私を　成長させてくれたこれからどんな経験を積んでいくだろう　新人ＮＳ達みんな　泣きながらも成長していって欲しいなって思う

  2006年04月02日

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• 卒業式

  今日は　上の子の中学校の卒業式でした♪中学の三年間って　あっという間だったなぁ朝　「お母さん　泣く？」と聞かれた「え～！？　泣かないよ」なんて言ったけれどやはり　ウルウルしてしまった当の本人は昨日までは「あ～卒業だなぁ～」としんみりしていたのに今日は　「卒業しちゃった」なんてケロッとしていたそれでも帰宅してからは頻繁に　携帯メールしまくっていた今は　便利になったなぁってつくづく思う会えなくても　文字で繋がっていられるものね人生　まだ１５年これから　どんな人生を歩んでいくんだろう今日は　かなり　母親モードでした

  2006年03月23日

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• 出逢えたことに感謝

  未熟児センターに勤務していた時も　多くの赤ちゃんとの出会いがあった在胎週数２３週から　生存可能と言われている（正確には　２２週だったかしら！？）２６週で　出生した　双子ちゃんどちらも　頑張ったでも　弟君は　天国に....今でも　時々　お兄ちゃんに　会う事があります弟君の分も　元気に　大きくな～れって　願ってます医療の進歩は　スゴイなって思う時々　今　あの二人が生まれていたら助かったかも知れないって言ってはいけない事なんだろうかあの時は　それが　精一杯の治療だったその中で　私も　精一杯の事をしていたはずそれでも　時として　今なら....と思わずにはいられない様々な人達の　闘いや　生き方　頑張りそれらが　私の　経験となって　培われていっているんだなって出逢えた事に　感謝です

  2006年02月05日

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• 生きる意味

  やっぱり　１０年以上前のこと国会議員をされていた　Ｓ氏心筋梗塞で入院されていました病状が悪化し　急変呼吸器管理され　ありとあらゆる治療がされていました「ここまで　頑張ったから　もう　いいじゃん」って心の中で思っていたそれでも　さらに治療が続けられ心臓の機能が低下し　ペースメーカーも挿入された　体中　管だらけ．．．．生かされているだけなのでは？とさえ思っていたその時　「我が家は　代々６０歳以上生きられないんです。親父もあと少しで６０歳。やっぱり　越えられないのかな」と　ポツリと長男が言ったＳ氏が　生きる事に意味がある。たとえ管だらけでも６０歳の誕生日を迎え　それを過ぎることで　Ｓ家の呪縛は解けると知った「もう　いいじゃん」なんて思った事が恥ずかしくなった人は生きるのに意味がある「もう　いい」なんて言葉は思ってもいけないと　学んだ

  2006年02月04日

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• 助けられなかった

  あれは　何年前だろうもう　１０年以上前かな　Ｙ君との出会いは．．．彼の　病名は　「拡張型心筋症」そう　心臓の病気　完治することはなく　心臓移植しかない病気今だったら　心臓移植も可能だろうけれど１０年以上前のことだもの『臓器移植法』なんてものは　無い時代彼が発症したのは　高校２年生の時　１７歳だったそれから　５年間　入退院を繰り返し　彼は２１歳の若さで　この世を去った彼の急変を知らせる電話を受けて　急いで病院へ行ったけれど彼は　すでに息を引き取っていたどうして？なんで死ななきゃいけないの！目を開けて！と叫んでいる私彼のお母さんが「Ｙ　大好きな葵さんが　来てくれたよ」と涙ながらに言っていた「お母さん　ごめんなさい　助けられなくて　ごめんなさい」何もできなかった　助けられなかった　そう思えてしまって辛かったいつも　そう感じてしまう　私には　何もできなかった．．．．．って

  2006年02月04日

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