さて、今回で4回目となりましたこのシリーズ。
事態は収束を迎えそうな、迎えなさそうな、更なる新しい事件を引き起こしそうな、そうでないような、英語が駄目なおいちゃんにはその辺のニュアンスが掴めないのであります。

さて、本日は、良いニュースと、良いニュースと、悪いニュースと悪いニュースと悪いニュースがあります。

まず良いニュースから。

FDAのペットフードリコール問題ページが更新されて、読みやすくなっております。
（そしてどなたか、FAQのページを翻訳して下さったりしないだろうか………）

次の良いニュース。
4月3日付けで、問題の小麦（グルテン）を輸入した会社（ChemNutra Inc.,）が公開され、問題のグルテンがリコールになりました。
グルテンリコールのページには、どのように今回の問題に取り組んだかが公開されており「問題の中国の会社から購入したグルテンは3カ所に卸したけれども、もう通知してあるよ」みたいな事が書いてあると思う。
人が食べるものには使われてないだろう、と念押し。


ここから、悪いニュース。

問題のグルテンが判明した事で、Menu Foods社がリコールの範囲を拡大致しました。
US向けのリコール追加のページ
カナダ向けのリコール追加のページ
今回のリコール拡大は、「問題のグルテンが購入された期間に作成された、グルテンの入っている商品」という範囲での自主規制だそうです。
ブランド名は増えてないよ、商品は増えたけど、とリリースは書いてあるように思います。
Menu Foods社のリコールページ


次の悪いニュース。
新たに1社、商品にメラニンが混入しているとして、リコールを開始しました。
サンシャイン ミルズ （Sunshine Mills, Inc.）です。
FDAのサンシャインミルズリコールページ
サンシャインミルズといえば、プリンシパルシリーズですが、今回のリコールは犬用ビスケットです。
（今回の問題では、このビスケットに限らず、おやつ関係が結構多いです。フードならいつもあげているのが確実にわかりますが、おやつとなると、ましてや数ヶ月前に買ったおやつとか確認がとりにくくて大変ですよね）
（サンシャインヒルズのサイトが見付からないよう！！）

そして、サンシャインヒルズも他ブランド製品を作っており、その中には Wal-Mart ブランドがあったりして大変みたいです。


さて、そろそろ家に帰るので、ここいらへんからグデグデに箇条書きです。

・今回の問題とは別に「American Bullie A.B. Bull Pizzle Puppy Chew and Dog Chew (made from all American beef pizzle)」に、サルモネラ混入の恐れ有りという事で、FDAからリコールでてます。

・スゴイBlogみつけた「食品安全情報blog」
今回の事件も載ってるし、医療関係からのピックアップもある。
要チェックだ！！

・今回の問題をきっかけに、手作りでペットフード作る人が増えてるってニュース見つけた。
食品安全情報Blog経由で、手作りでペットフード作るのに注意、って文書見つけた。
って、キシリトールは入れちゃ駄目って書いてあるじゃん！！
やっぱり、アメリカの獣医師の間だと、キシリトールは犬に有害って共通認識があるんじゃないの？
ちょっと前に書いたエントリ、犬とキシリトール参照。

・この問題の、時系列順サマリーを見つけた。
Pet Food Recall: Recent Dog Food and Cat Pet Food Recall Summary 9
こまめに更新されているっぽい。

・このニュースによると、FDAが今回の今回の問題で確認した死亡したペットは15頭、よせられた問い合わせが12,000件、最終的に被害に遭うのは数千から数万頭ぐらいという予想、ということ。

・最後に、日本ヒルズからからでた今回の問題についての、ニュースリリース第2弾です。