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• 加圧

  痰が固くてでない→開放して吸引→吸引前後にジャクソンリースで加圧。まあ、こんなことをやってる病院も少なくないのではないでしょう？うちもジャクソンで加圧するのが好きな人います。特に古株の人。ちなみに自分はやりません。やるとしたら、よほど呼吸器に同調しない場合だけ。排痰目的では絶対やりません。最近、本なんかでも、このジャクソン加圧は否定的になってきている。理由は、一人一人の圧のかけ方が違うし、慣れてない人は圧をかけすぎて、バロトラウマの危険性があること。閉鎖式吸引をやってる場合は、開放することでPEEPが解除されてしまうことなど。そもそも、100%酸素を前後に流して低酸素を予防したいのなら、呼吸器の100%酸素モードを使えばいい(吸引中の2分ぐらいだけ100%酸素が流れるシステム)確実に高濃度酸素が送れる。圧をかけたからって痰がとれるわけじゃないと思う。だって呼吸器だって圧かけてるしね。あとやっぱり、どんだけ圧がかかってるか分からないことかな。たまに先輩とかで両手で思いっきり圧かけてる人いるけど、ほんとに肺破ってもしらんぞ～とか思って見てますけどね。この手技も近い将来、誰もやらなくなるかもしれない。

  2009.03.09

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• 高いだけのセミナー

  この前、久しぶりある看護のセミナーに行ったんだが、イマイチな内容だった。セミナーって最近結構流行ってるけど、まあいいと思うのはなかなかない。2万とか出していくけど、その価値があるものはほんの少数。そんな金出すなら、いい医学書を何冊か買ったほうが全然良かったりする。すごい有名な病院の先生とかでも、教え方がすごく下手な人がいる。逆に聞いたこともない病院の先生がすごく上手に教えてくれることもある。ほとんど運だったりする。教え方と知名度は比例しないね。

  2009.03.06

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• 将来への不安

  最近、ふと今後を考えることが多い。もうすぐ正看護師になってから7年目となる。ある程度の経験は積み、中堅的な立場となった。怒られることもなく、むしろ指導する立場だ。このまま、臨床に残ってやっていくか、それとも・・・・・・しかし、臨床でやっていくにしても、先が見えない。このブログ内でも言ってるように、大きい病院などは若いスタッフがほとんどだ。年配で50歳とかでも働いてる人は管理職ぐらいとなってしまうのが現実。自分は30代だが、それでも部署では上から数えたほうが早いぐらいで、年下の人のほうが圧倒的に多い。集中治療室などでこのまま働いていけるか？自分の体力とかはいいのだが、環境的に不安だ。年配の看護師はどこに行ってるのか？病棟看護師は若い人じゃないとダメなのか？看護師不足が深刻な問題となってるけど、それって結局、働いてる年齢が偏在しているだけではないのか？看護学生仲間(女)は、今ではほとんどが病院を辞めたりして、施設や派遣、パートなどをしてたりする。大規模病院で常勤でバリバリやってる子は1割程度だ。しかし、家族を養っていく自分としては、そういう道は選べない。みんな、もう無難にやりたいよと言う。自分は、そうは言ってられない。ずっと病院でバリバリとやって行こうという考えがないらしいし、とにかくモチベーションがえらく低い。そりゃあ、病棟に若い子しかいないはずだ。まあ、そういう考えに批判的な思いもあるが、若くないと働いてられない環境も問題なんだと思う。今、ようやく病院も復職教育プログラムとかで潜在看護師を掘り起こしてるが、どこまで効果があるか・・・。若い人だけでなく、ベテランも多く働ける環境を作ってほしい。

  2009.03.01

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• 心臓移植

  ニュースで、WHOが渡航による自国外での心臓移植に規制をかけるとあった。日本は小児の移植ができないため、アメリカとかに行って受けることになる。しかし、規制がされたら子供は行き場を失う。なんでこういう流れになったのか・・・・世界的にドナーは少ない。にただでさえ自国でも移植待ちの人は沢山いるわけで、日本から莫大なお金をもって移植を受けにくることは、移植側の国の人から見たらなんなんだという事になりかねない。自国の人が受けられないで、他国の人が受けられる・・・・・確かに問題にもなってくるかもしれない。これで日本はどうするか。小児も移植を始めるのか？でも、そうせざるを得ないだろう。いつまでも他国に頼るわけにもいかない。技術的にはできるだろうし。

  2009.02.09

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• 空しさ

  救急に来て、重症者はほとんど助からないイメージがある。救急とかで重症になるとだいたい多臓器不全になり、手の施しようがなくなる。多臓器不全になると、ほんとに厳しい。助かる感じがしない。それでも、治療を続けるわけだけど、最近はそういうのを見てるともういいじゃんって思ってしまう。みんな分かってんでしょ、助からないの。そう、やりすぎ。最近、そんな感じで色々ガンガンやっても、みんな死んでいく姿を見て、何やってんだろうっていう空しさを感じることがある。燃え尽き症候群？燃え尽きるまでやってないんだけどね。達成感かあ。たしかにないなあ。自己満足しかない。

  2009.02.05

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• 満床の理由

  今日もICUは満床だ。しかし、病棟に押し出しができない。よく満床だから断ったとかいうのがテレビでも報じられているが、その原因の一つに一般病棟が救急の患者を受け入れてくれないというのもあると思う。救急で入ってきて、救急科で見ている患者というのは、なかなか他科の医師が見てくれなかったりする。だから、状態がよくなってるのに、いつまでも救急にいることも多い。重症じゃないのに何ヶ月もいる人だっている。そういう問題を抱えている病院は多いのではないだろうか？科の連携が良くて、すんなり受け渡しができればいいんだけれど・・・・・さらに病棟自体も夜とかに転出を絶対に受け入れてくれない。だから空きベットを作ることができない。テレビとかで満床といっていても、おそらく病院全部がいっぱいなわけではないはず。救急がいっぱいって事。たらい回しには確かに医師不足もあるけれど、こういう病院自体のシステムの問題もあるので、医師さえ増えればいいわけでもない。絶対に救急を断わらないとかいう病院はおそらく、すぐに病棟に転出させることができるのだろう。病院全体が救急を受けるというシステムなんだと思う。某チェーン病院とか・・・・

  2009.01.18

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• マスコミ

  この前、テレビで救命のドキュメントやっていたのを見た。日大の板橋が取材されてたけど、夜勤は医師４名体制だとか。4人もいればいいんじゃないの？とか思ってしまった。うちなんかひどい時は２人だからね～。まあでも、あれだけ大きい大学でもそれしかいないってことだ。夜はどこも手薄なんだな。救急のホットラインを断るシーンがあり、電話に出た途端に「無理です」ガャチャ。あれはいくらなんでもないでしょ～。ちょっとテレビ受けするようにしたかなと思ったりした。しかし、救急の現場をアピールするにはいいきっかけだ。たらい回しばかり取り上げて、現場の忙しさを取り上げないんだもんなあ、マスコミは。

  2009.01.12

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• ボーナス

  もうすぐボーナスだが、今年は減額が決定的らしい。もちろんその理由は世の中の景気悪化。リーマンショックとかも絡んでるでも、病院と世間の景気って相関するものなのか？景気が良くても悪くても、病気の発生率っていうのは変わらないわけだし。なんか便乗で下げられているような気がしてならない。とはいえ、民間企業に比べればかなり恵まれているのは確かだろう。新卒内定者の取り消しが相次いでいるみたいだが、看護の場合は全く逆でまだまだ引く手あまた。ありえないぐらい就職天国だ。甘えているのかもしれない・・・・

  2008.11.29

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• 医師不足

  うちの救急はある大学の医局から医師が送られてきているしかし、その医局が撤退しそうなウワサが流れている。最近の医師不足の影響もあってか、大学で人が足りてないようだ。医局の撤退、それはすなわち、当院の救急崩壊、消滅を意味する。この時代だ、他の医局がすぐに入るわけもないし、募集したって来るわけもない。となると、自分も身の置き場を考えなくてはいけない。正直、この病院に行きたい場所もないし、集中治療看護は継続したい。まだ、どうなるかは分からないが、少しメボシをつけておく必要があるようだ。しかし、自分の周辺にも医師不足の波が来るとは・・・・・先日もニュースで小田原市立病院が、救命救急センターを立ち上げようとしているが、医師が1人しか集まってないというのを聞いた。それだけ救急医というのは少ないし、ましてや公立の安い給料のところに行くはずもないだろう。もう救急やるなら大学か実績のある有名な病院に行くしかないかも。救急なんて医師が多くいないと話にならない。

  2008.11.17

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• 一年たって

  救急に来てから早、一年。あっという間だった。昔は憧れていた救急も実際やってみると・・・・・患者は相変わらず、心肺停止と薬物中毒(薬物過剰摂取による自殺企図)が多い。あと、少しの外傷(それも自殺企図が多い)。ほとんどそんな感じです。なんだか自分が想像していた救命とは違っていた。でも、他の施設の友達にも聞くとやっぱりこういう患者ばかりだという。少なくとも、ドラマERのような激しい患者はほとんど来ない。ごくたまにやばい外傷の患者が運ばれてくる。銃創患者なんてまず来ないしね、日本は。毎日、重症外傷が来る救命センターってあるのかな。日医本院とかなら来てるのかも。心肺停止はやはりまず助からないし、薬物中毒はわけがわからないし・・・・やりがいは感じにくい。ごくたまーに外傷患者が元気になって退院の時に顔を見せてくれると、ああ良かったという感じだ。自分のスキルアップ的にはどうかというと、まあ全身管理は身についてきた。色んな視野から考えられるようになったのはよかったと思う。ただ、一つ一つの病態はとても弱い。色んな病態を浅くかじってるだけなのだ。そういう点で何か不安を感じる。やっぱり自分は器用な方じゃないから、一つの科でじっくり見てたほうがいいなと感じてしまう。もう少しやったら、多分、循環器に戻ると思う。今思うのは、卒業して救命をやりたいと思って大学病院に行き希望がはずれて循環器に配属されてほんとに良かった。

  2008.11.13

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• 勉強会

  うちの病院では呼吸療法チームというのを立ち上げてるのを前にも書いたが、活動的にはさっぱりで・・・・・活動たって、なかなか難しいわけですよ。そんなに呼吸に詳しい人達の集まりじゃないんだから。人工呼吸器のモードだってろくに分かってない人がチームにいるぐらいだから、人に指導なんてできるわけもないんだよね。先日も勉強会をやったんだが、もうただ教科書を読んでるだけ。これだったら、本読んでればいいじゃんって思った。もうこれなら、ベンチレーターの業者を呼んで勉強会やってもらったほうがいいかも。一応自分としては、新人を捕まえては質問したりして、勉強させようとはしているが、なかなか難しい。もうね、人工呼吸器なんてのは、ICUの教育として病院で責任もってやらんといけませんよ。うちらの勉強会じゃ限界もあるから、最近は院外セミナーを紹介して行くようにすすめている。でも、結局は本人次第なんだけどね～。最終手段は、テストに合格しないと呼吸器装着患者は見せないとかするかね。業務にならなくなっちゃいそうだが。

  2008.11.12

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• 医療崩壊

  先日の妊婦搬送拒否の問題がかなり大きくクローズアップされている。これ、妊婦が死亡してなかったらここまで大きなニュースにはなってなかったと思うけど、潜在的に沢山あるわけなんだよね。拒否したところは、大学病院ばかり。あれらの病院が拒否したらどこも行くところないでしょうね。妊婦でしかも、脳神経系が絡んだとなると、どこも嫌がるでしょうハイリスクすぎて。スタッフがいたとしても受け入れないかもしれませんね。この問題はかなり難しいと思う。産科医を増やすっていってもかなり厳しい。単に待遇を良くしても、訴訟率が高いというハイリスクがあるし。診療報酬を倍にしてもどうなるか・・・・こういう事件を見てて思ったのが病院が患者を選ぶようになってきている。昔なら、救急はどこもガンガン受け入れてたし、消防隊に挨拶まわりに行ってたぐらいなのに、急にこれだ。そのうち、お金を積まないと安心して分娩ができなくなるかもしれない。

  2008.10.25

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• 広告料

  最近、自分のこのブログに看護系の広告のリンクが貼られている。前はなかったのに。楽天はこういうところで稼いでいるのかな。じゃなきゃ無料でやらないよね。自分のところにも少し広告料欲しいものだ。ブログを育ててきたんだから(笑)

  2008.10.10

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• 広告料

  最近、自分のこのブログに看護系の広告のリンクが貼られている。前はなかったのに。楽天はこういうところで稼いでいるのかな。じゃなきゃ無料でやらないよね。自分のところにも少し広告料欲しいものだ。ブログを育ててきたんだから(笑)

  2008.10.10

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• いい環境

  最近、本屋に行くと心電図の本と人工呼吸器の看護向けの本がやたら多いのに気がついた。ほんとに、いつも新しいのが出ている感じがする。数年前まで、ろくな本がなかったのに・・・・これらの本以外にも実にわかりやすい本が沢山でてきている。DVDとかもあるし、いい時代になったなあと思う(そんな年数やってるわけではないが)そしてネットもある。実習とかでも今の子はあらゆる情報を得ることができる。前は資料探すのがえらく大変だった。あとはそれをいかに活用するかにかかってる。結局、そんな環境があっても使わなきゃ意味ないしね。新人にも沢山本を読んだほうがいいといっても、全然読まない人もいるしね。こればっかりは本人次第だ。

  2008.10.07

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• 業務以外の仕事。

  最近、忙しいっす。仕事そのものよりも、係の仕事で。もうね、係りの仕事とかで残るのは正直バカバカしい。残業代をよこせって感じ。仕事自体は定時で終わってるのに、係りの仕事で2時間とか残ってる。仕事が早く終わってる意味ないし。それなのに、病院は係りとかくだらない仕事をどんどん増やしたがる。書類とか増える一方。こんなことやってるから、みんな離れていくのにね。看護師募集で、係りの仕事などは一切ないとかアピールすれば、結構集まるような気がする。

  2008.10.06

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• 疲労

  最近、仕事で疲れてブログを書くになれない。

  2008.09.22

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• 医学部増員

  国は医師不足への対策として、約７８００人の医学部定員を将来的に１万２０００人程度まで増やすようだ。うーん。どうなんだろうね。医師の数を増やせば済むんだろうか？だって、今病院の医師が少ないのは、勤務医を辞めて開業に走る人が多かったりすることだよね。あとは、産科とか、救急とかリスクの高い科を避けてる医師が多いことで、偏りが生じてるわけだよねえ。こういった問題を解決するほうが先決なんでは？それにはまず医療費を増やすことだよね。先進国の中でもかなり低い医療費を増やさないと、医師の数だけ増えても効果は薄い。あと、ネットを見てると医学部の定員を増やすと質が落ちるとかいう意見が多い。でも、思うんだけど、旧帝大でてる人も私立でてる人も臨床的には看護師から見ればあまり変わりませんよ。まあ、研究とかだと差があるんだろうけど、臨床現場においては能力差は感じないですよ。質とかいうのなら、あの馬鹿みたいに高い私立の授業料を安くして、金持ちでなくても入れるようにするべきだと思うが・・・・

  2008.08.28

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• 看護師集め

  http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080820/lcl0808202150001-n1.htm大阪の府立病院で看護師230人を募集してる中、まだ10人しか応募がないという。昔なら絶対に考えられない話。採用担当者が驚いてるのも無理はない。まあ、橋下知事が公務員の給料を下げるという方針を出していることを抜いてもかなりひどいんではないかな。今年から、7:1の基準も厳しくなってだいぶ変わってくるかなあと思いきや、まだまだ看護師不足は止まらない。今年も看護学生はウハウハですな。どこ行っていいか迷うんでは？でも、ちゃんと吟味して選ばないと、結局すぐ辞めてしまうハメになるので要注意。特に今は有名な病院や大きい病院も入りやすいだけにね。うちの病院もあの手、この手を考えて看護師を集めようとしてます。インターンとかやりだしてるし。看護学校にもかなりアピールしに行ってるみたい。でも、自分から見ると、甘いんだよね、アピールが。うちの病院はある分野で全国的に有名なんで、その実績をフルに活用するとかすればいいのに。あと、休みが多いから、それも最大限訴えればいいのなと思った。福利厚生もいいのがあるのに、全然知らせてない。全くもって看護部は何やってんのよって感じだ。自分が採用担当をやりたいぐらいだ(笑)大阪府立病院もあれかな、昔は何もしなくても沢山集まってきただろうから、そのツケが今来たのかな。

  2008.08.25

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• カリスマ看護師

  集中治療ケア業界で、有名な道又という看護師がいる。その業界ではカリスマ的存在だ。自分もかなり尊敬していて、よくセミナーなどを聞きにいっている。その講義はとても分かりやすく、論理的だ。重症集中ケア認定看護師の講師もやっていた。しかし、今年の四月から杏林大学病院に就職した。結構、衝撃的だった。この先生に教えてもらいたかっただけに残念だ。この先生が杏林に移って、杏林の認定看護師がかなり増えているようだ。なにしろ、この先生は認定看護師の教え子も多い。この先生の元で仕事ができるとなれば、集まってくるのも不思議ではない。正直、自分も杏林に興味がある(笑)なんとか家から通えなくもない。今後、杏林の看護は変わるかもしれない。杏林はいい人を確保したものだ。どこまでこの人がやるのか、見物だ。

  2008.08.24

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• 脳外科の切なさ

  脳外科の患者が非常に多い。夏ってこんなに多かったけか？冬のほうが多いイメージがあるのだが。うちは、クモ膜下出血の手術は結構多く、地域で一番やっている。昔いた、個人病院の時も脳外だったけど、それよりはるかに多い。前はSAH(クモ膜下出血)がくる!!!とすごく緊張したものだ。だけど、今は普通に観てる。でもやっぱり思うのは、脳外科は切ない。とても切なくなる。循環器と違って、どうにもならない事が多くあるからだ。手術しても意識が戻らないとか、手術のしようがないとか・・・・それてこの人はこれからどうなっていくだろうかとか、家族は介護していけるだろうかとか、考えさせられる場面がよくある。そんなことからも、達成感もあまり得にくい。SAHの場合、患者も比較的若い。40～50台の働き盛りが多いので、家族の衝撃もかなりのものだろう。早く元気になってよと、意識のない患者にしきりに声をかける家族。医療者から観れば、まず見込みがないのは分かりきってることだけに辛いものがある。もう無理ですよ、とも言えないし。脳外科はやはり、できれば避けたい科ではある。

  2008.08.16

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• 看護師の裁量

  医師が少ないとニュースでもよく言われているが、それは当院でも同じことであり、常に募集中だ。特に救急医は足りてない。研修医をなんとか駆使して成り立ってる状態だ。結構救命救急センターでも医師不足で崩壊寸前のところもあるようだ。研修医がいなくなったらもうアウトだ。かといって医師を大学の医局から派遣してもらうと言っても、大学も人が足りてないわけで。医師なんて派遣してくるわけもない。じゃあどうするかだ。医師の負担を減らすことを考えたほうがいいと思う。とにかく、医師の負担が多すぎる。うちの病院はいまだに薬のIV(静脈注射)もできない。静脈確保もできない。大学病院でもできるようになってきているのにだ。胃管もいれないし、バルンカテーテルも入れられない。もう、そんなのは看護師がやればいいじゃん。いちいち医師呼んでさあ、入れてもらうことはないんだよ。もっともっと看護師の裁量を広くすべき。看護教育4年制なんてことよりも、臨床で色々できるようにすることこそ、看護師の地位向上につながっていくと思うんだけどな、自分はね。

  2008.08.13

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• 認定看護師

  そろそろ、認定看護師をとりに行こうかなと考えている。重症集中ケアの分野の認定だ。前から気になってはいたが、やっとそれを受験できる経験年数に達することができた。一応、病院もバックアップしてくれるという。ただ、これをもし病院のバックアップで行くとなると、暗黙の了解で数年間は辞められない。給料もらいながら行くわけだから、まあお礼奉公みたいなのが必要になってくる。それがためらう一つのポイントだ。ここの病院に長居はしないと考えており、他の病院に気になるところがある。循環器で実績のある病院でやってみたいという希望はいまだにある。しかし、自分の年齢的にもそうそうチャンスはない。結婚もしてるし、子供ができれば、学校なんていってるヒマはない。今がチャンスかもしれない。将来を考えると、やはり認定はあったほうがいいもんな。

  2008.07.17

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• CPA

  CPA(心肺停止)の患者は相変わらず多い。心拍再開して、ICUに上がってもたいていは24時間以内ぐらいになくなってしまう。やはり一度止まった心臓は相当弱ってるんだろう。その間血流もいかないわけだし。今まで、一年間ぐらいだけど、1人だけ一般病棟に上がった人がいる。その後はどうなったかわからない。ただ社会復帰はかなり厳しい感じだった。どうなんですかねえ。CPAの治療って。結局、いくら救命救急センターに連れていっても倒れてからすぐに目撃者が心臓マッサージしないとダメってことか。

  2008.07.15

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• 早すぎる夜勤

  もう四月に入った新卒が普通に夜勤に入ってる。救急で5月から夜勤始めるのはどうかと思う。ほとんど分かってないのに、入れてもらっても困る。師長は人数的にまわらないから、しょうがないとは言うけれど、現場で直接指導するのはこっちなんだけどね。それで、結局新卒は使えないとかいう話にもなるから、新卒もプレッシャーになるしね。教育なんてもんじゃないよ。ここの就職のページにも書いてるけど、いくらご立派な新人教育マニュアルとかあっても、能力も考えずにすぐに夜勤に入れるようなところは、教育はダメだね。

  2008.07.11

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• 脳外科看護

  最近、脳外科の患者が多い。クモ膜下出血とかの患者がよく来る。この前は20歳台の子がクモ膜下出血で来ていた。この年齢でもなる人はなるんだなと驚いた。でも、30歳とかで心筋梗塞になる人もいるから、ありえなくもないか。昔、脳外科病棟にはいたので、多少分かる。しかし、ここの病院の脳外科の管理は実にズサンだ。血圧管理も水分管理も超アバウト。これじゃスパズム(クモ膜下出血の合併症の一つ)起こしちゃうだろって思うことがよくある。循環器をずっとやってきた者として、ありえない水分管理。うーん、前の病院で見てたときはこんなんだったけかなあと疑問を抱く。それか、心臓手術術後とかに見慣れたせいもあり、感覚が違って見えるのかもしれない。点滴の量とか全然違うしね。脳外科の点滴はいたってシンプル。でも、何が起こるか分からないのが脳外だ。循環器みたいに数値としてはっきり出ればいいんだけど、脳外の場合はなんとなくおかしいとかあいまいな情報が多い。手の動きが若干鈍くなったとか、瞳孔が若干大きいとか・・・・非常に観察力が物をいう科でもあると思う。ってことで最近は脳神経の勉強に力を入れている。

  2008.06.10

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• 心電図を覚えさせる

  前にも書いたけど、うちのICUはみんな心電図が読めなさ過ぎる相当ヤバイ。なにが洞調律か分かってない人が結構いる。VT、VF、PVCぐらいしか分からないって感じだ。うちの病棟には勉強会係りというのがあるが、それに自分から参加して心電図担当になった。こりゃあ、基礎から叩きなおす必要があるなと。12誘導の虚血性変化が知りたいとかいう人もいるけど、そんなレベルではない!!みんな人工呼吸器とかはよく勉強するんだけど、なんか心電図は勉強したがらないんだよなあ。呼吸器よりもはるかによく見てるものなのに。

  2008.05.31

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• 療養型削減失敗

  長期入院する慢性病の高齢者向け施設である「療養病床」（２５万床）を１１年度末までに４割減らす計画について、厚生労働省は削減を断念し、現状維持する方針に転換した。都道府県ごとに需要を調査した結果、２５万床前後の確保が必要と判断した。厚労省は療養病床削減により医療給付費を３０００億円削減する方針だったというニュース。結局、こういう療養型の病院を無くすとどこも受け入れがなくなっちゃうんだよね。で、結局急性期病院にずっと慢性期の患者が入院することになる。うちでも、いますよ、そういう患者が。どこも引き取り手がなくて、何ヶ月もうちの病院にいる。かといって、特別養護老人ホームとかはいまだに少ないし、何年待ちとかいうレベル。そのツケは救急までまわってくる。空きベットがないからだ。国は全然あとのことを考えてないんだな。減らすだけ減らして終わりなんだもん。これじゃあうまくいくわけがない。医療費削減なんてもう無理。っていうか医療費アップさせないといけないような状況なんだよね、今は。まっいずれは自己負担が5割ぐらいになるのも、近いかなって思う。

  2008.05.24

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• 呆れた救急車の使い方

  昨日、テレビ東京で救急医療のドキュメンﾄやってましたね。横浜で妊婦が救急車呼んで、着いた病院が浜松・・・・・ってすごすぎ。東京で呼んで栃木とかね。終わってるね、救急。それにしても、すごいのが救急車の使い方。猫の具合が悪いとか、ひどいのはストープの付け方がわからないなんてのもあった。冗談だろ？って感じ。モラルなさすぎ。なんなんだろうね、このひどさは。昔ってこんなことなかったと思うけど。これじゃあ、もう救急車は有料にするしかないでしょ。それか救急での受診は特別料金をとるしかないかもしれない。救急崩壊の加速させてるのはこんなモラルのない人達の影響もあるはずだ。

  2008.05.13

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• 辛抱の末に・・・

  最近、仕事をとてもやりやすい。何故かっていうと、ちょっと前に超嫌なスタッフが辞めたから～。今の職場はまあ多少色々あるが、雰囲気はそこそこにいい。完璧にいいところなんてないしね。少なくとも自分の意見が通せるところだ。これは仕事をしていく上で非常に大事だ。やりがいもでてくるしね。師長も変わって、これまた意見を聞いてくれる物分りのいい方。風向きがずいぶん良くなった。やっぱりね待てばいいことある。待ってれば次第に自分の居場所もでてくる。それまでが大変だけどね。

  2008.05.12

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• 200000

  200000アクセス突破!!知らず知らずの間にこんな数字になってしまった。あんまり日記更新してないのに、来てくれてるのがすごい・・・・でも、自分で看護のことなんかで検索すると、このブログがヒットすることが度々ある(笑)300000までこのブログがあるか分からないけど、のんびりやっていこう。

  2008.05.06

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• 県立病院

  友達が循環器では全国的に有名な病院から、ある県立病院に就職した。やっぱり楽みたい。定時で帰れるし、休みも多いって。何より、スタッフがのんびりしてていいと。確かにうちの近くの市立病院ものんびりしてる感じするもんなあ。友達のそこの病院は平均年齢が40だって。すごい。でもまあ、それだけ辞めないってことだよね。民間でバリバリやってるところなんて若い子ばかりだもんね。年とっても働ける環境。看護師にとってこれは重要なこと。そんな病院が増えてほしいものだ。

  2008.04.25

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• 麻酔器って？

  神奈川県立がんセンターは２０日、同市内の４０歳代の女性の乳がん手術中、人工呼吸を管理する麻酔器からつながる管が外れ、女性が意識不明の重体。看護師が約１５分後に血中酸素量のモニターが示されていないことに気づき、戻った麻酔科医が管が外れているのを確認した。管を接続し直して酸素と薬剤を投与したが、女性は心停止した。心臓マッサージなどをして、２０分後に心拍は安定したが、現在も意識不明のままという。 麻酔器扱ったことないから、わからんけど麻酔器ってアラーム鳴らないの？麻酔科がすぐ傍で管理してる状況だから、これはまずい。もう明らかな過失となってしまう。

  2008.04.21

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• 救急隊

  救急は救急隊の要請から始まるわけだが、救急隊の情報というのがイマイチ情報の伝え方に疑問があることが多々ある。今回は呼吸困難で酸素飽和度も低い。でも、呼吸音はクリアだし、レベルもクリア。二次病院がとってくれないから、受けてくれと。で、患者が来てみると、レベルは悪いし、全身チアノーゼ。しかもよくよく聞いてみると胸痛があったと。挿管したらピンク色の泡沫状痰・・・・これって心筋梗塞からくる肺水腫じゃないのかあー。それからバタバタと処置が始まるのであった。こういうのをアンダートリアージとか言うけど、結構多い。医師もなんだよ、話が違うじゃないかと救急隊に怒ることもある。救急の現場でもアセスメントって重要なんだよね。

  2008.04.19

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• 流行の自殺

  酸性とアルカリ性の洗剤をあわせて有毒ガスを発生させて自殺を図るのが流行しているようだが、残念ながらうちの救急にも来ていた。幸い、死には至ってなかったが・・・・・なんなんだろう、この自殺願望の多さは。4月は特に多い感じがする。とても多い。電車への飛び込みも連日のようにある。ただ、全体的には本当に死んでしまった人よりも自殺未遂で終わった人のほうが多い感じだ。それも何回も繰り返しているケースが多い。さらにやった後や、やる前に家族や友人に告知するケース。おそろく本当に死にたいわけではないんだ。周りの目を引きたいんだろう。自分に気にかけてほしいんだろう。だからこういう手段をとってしまうのではないかと思ってる。本人にも問題はあるのかもしれないが、やっぱり家族の関係が非常に起因しているように感じる。だいたい見ていると家族の関係が良くなかったりしている。あとはこの社会システムか。物は豊かだけど、ストレスの多い環境。自分だって先が見えないし不安だらけだしね。この先、この国はどうなっていくんだろう。

  2008.04.16

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• 看護助手を入れてくれ

  うちの病院(病棟)には看護助手がいない。さらにクラーク(病棟の事務)もいない。そのしわ寄せは看護師にくる。雑用が多いのだ、とにかく。カルテ整理なんてうちらの仕事じゃないでしょ。電カル化してるならいいけど、うちは電カルもないから大変。看護助手がいないと物品の補充とかも全部やらなきゃならない。ICUだったら看護助手は絶対必要だと思うんだが。結局、雑務の追われてベットサイドにいる時間が少なくなるし、帰りも遅くなる。7:1をとるのに必死みたいだけど、まずこういう環境を整えることが先だよね。こういう体制は意外に公立系に多いようだ。前にいた民間病院のほうが助手も沢山いたし、雑用も少なかった。就職活動のページにも書く予定だが、これから就職する皆さん。看護助手やクラークの充実は要チェックですよ!!

  2008.04.14

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• 悪口大会

  最近は、職場の人たちと飲み会には行かないようにしている。行っても、結局職場のスタッフの悪口大会だってわかってるから。もうね、ウンザリなんですよ、こういうの。酒もまずくなる。でも、昨日は断りきれなくて行った。やはり、案の定考えてたとおり。延々と悪口ばかり。しかもかなりの長時間。自分が悪く思ってなくても、そういう話を聞くとなんか見方も変わってきちゃうし、みんながみんな信じられなくなる。こういうのは聞かない、知らないほうがいい。ほんと知らぬが仏とはこういうことだ。

  2008.04.06

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• 大変な時期

  新人が来た。まっさらの新人は２人。あとは経験者。そんで新しい研修医。しばらくは大変な状況が続く。ミスがおこりやすいので、注意しなくては・・・・

  2008.04.02

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• 救急はドラマ

  救急やってるとさまざま患者に遭遇する。重症患者という以外に、背景がすごい状況に出くわす。ちょっとここでは書けないような事件性のあることとか・・・ニュースに出てたりすることもあったり。なんかドラマだなあと思うことはよくある。単に身体的な面だけでなく、社会的面のフォローなども必要なんだと感じてきた。もちろん家族の看護も重要であり、家族とのかかわりは以前よりも深くなったような気がする。

  2008.03.30

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• 再会

  先日、大学病院時代の同期と久々に会った。結婚してる子もいたりした。8割は辞めて、残りの子達もそろそろ辞めるという感じ。でも、辞めたみんなに共通してるのは、第一線を退いてしまったこと。あるものはクリニック、あるものはパート、あるものは老人施設。大きい病院の急性期でやってるのは自分だけだった。少なくとも、前の大学病院以上に激しいところにいる人はいない。これは看護学校卒業の仲間にも言えることだ。みんな急性期でバリバリやるようなところは退いている。だから、よく言われる。「よくそんなところでずっとやってられるね」えっでも、何十年もやってるわけではないんだけど・・・・・結局、現場に看護師が足りないというのはこういうことなのかもしれない。そして、大きい規模の病院などは若い子しか残らない。この対策をしない限り、いくら看護師を増員したところで看護師不足は解消しないだろう。年をとってもずっと働きたくなるような、また働きやすい環境を作らない限りね。しかし、男はそんなこととは関係なく家庭を養うために前に進むしかない・・・・

  2008.03.29

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• 早期から腸に栄養を。

  バクテリアル・トランスロケーション。最近よく見る言葉である。腸管の粘膜などが何らかによって劣化し、粘膜バリアが破綻して腸内細菌が血管内などに進入してしまうこと。敗血症などの原因の一つだ。長期間を絶食をしたりすると起こりやすくなる。つまり、重症患者で絶飲食の人はなりやすいというわけだ。それに対し、早期から経腸栄養を始めて予防することが重要になってきている。循環器にいたときは、あまり気にしてなかったし、医師もなかなか経腸栄養を始めていなかった。ところが救急だと、かなり重症でもすぐに始める。さすがに全身管理は長けている。最近、よく思う。全身を見なければいけないなと。

  2008.03.24

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• 人工呼吸管理の上手さ

  救急の先生はさすがに人工呼吸管理が上手い。ほとんどPSVで管理する。極力自発呼吸を残すやり方だ。循環器の先生だったらまず、最初はSIMVからだけど、救急の先生はいきなりPSVから始める。それで抜管までもかなり早い。ポンポン抜いていく。循環器の先生だともうじれったい程ゆっくりウィーニングする。

  2008.03.22

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• 呼吸療法

  うちの病院でも最近、呼吸療法チームなるものを立ち上げて活動している。一応、呼吸療法認定士で構成されている。別にこの資格もってなくてもいいとは思うんだけどね。院内に10人ぐらいいるらしい。今年は中心的にやってくれと頼まれ、嫌々引き受けた。別に何するわけでもなく、勉強会とかをするだけなんだけどね。それに資格あったからといってとりわけすごい知識をもってるわけでも、技術をもってるわけでもないわけで。また、これで帰れなくなるよー。うちの病院はスクイージング信者が多い。すぐ痰が出ないとかでスクイージングをやりだす。その前にもっとやることあるんでないかい？とか思うんだけど・・・・ね。前の病院でも何かというと、よしスクイージングだ!と張り切ってるベテランナースがいたけどね。肺水腫の患者にspo2が上がらないかといって、なんとか痰を出そうとする人もいるけど、痰っていうより水でしょ。すぐ痰を出せ、出せとなる。それでがっつり吸引をした日にゃ、余計にspo2は下がるわけだ。もちろん、痰は出したほうがいいけど、必要以上に痰に固執しすぎの傾向があるように思う。そういう傾向は改善させていきたいなと考えているが、なかなか難しそうで。あとはアセスメントとかかな、やっぱり。まずこれでしょ。あと、呼吸器のモードとかをちゃんと理解しているか？。最近は新しいモードもでてるからね、APRVとか。基本を抑えることが重要だと思う。そもそもこの呼吸療法認定士はなんとかしたほうがいいと思う。もっとレベルを上げるとかしないと、名前だけが１人歩きしてるような気がする。あんなに大量生産してどうするんだろう？国家資格とまでは難しいけども、もっとエキスパート的な存在になれるようにしてもらいたいものだ。

  2008.03.17

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• 余計な業務が多すぎる。

  また退職シーズンが来た。多くの人が辞めていき、そして四月に新しい人が入ってくる。来月はバタバタしそうだ看護師不足は相変わらずどこの病院でもあるようだが、病院って看護師の退職についてどんな対策をしているんだろうか？と思う時がある。この厳しい状況では給料を増やすことは難しいだろう。休みなどを増やすのももちろん厳しいと思う。もし、看護部長とかこのブログを見てたら言いたいんだけど・・・・まず看護研究(事例研究)の強制はやめたほうがいいと思う。何が嫌だって、やっぱり仕事以外のことで時間を潰されること。看護研究なんてプライベート時間をかなり潰れされるし、その分の給料も出ない。好きで自主的にやってるならともかく、一応にやらせるのはどうだろうか？。あと、係や委員会の業務。これもやたらと時間を使う。仕事はとっくに終わってるのに委員会の仕事があって遅くまで残ってるとかよく経験した。しかも、その内容もどうでもいいようなものばかり。看護部内で専門の人を作ってもらいたい、こういうものは。あとはシステムかな。効率良く仕事が進むようにシステムを作ってほしい。たとえば、点滴の混注作業を薬剤部でやるとか、看護助手を増やして雑務を減らすとか。なんか看護師が忙しいのはこれらのことが原因のような気がする。特に大学病院とかそうだね。こういうのがなければ、自分は大学病院はまた行きたいと思ってる。

  2008.03.16

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• いつの間に

  ブログをやり初めて、いつの間に5年を経過していた。カウンターも20万近くにもなり、多くの方々に訪問していただいた。ここまで行くとは正直思わなかった。やっぱり人に見てもらえるとうれしい。最近、内容はあまり更新してないけど、時間があれば増やしていきたい。

  2008.03.09

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• 二次救急から三次へ

  またまた、救急受け入れ困難が続いている。二次救急がどこも受けいれてくれないと救急隊から電話。もう8件目だという。ここは三次救急の窓口だけど、先生もしょうがないと受け入れていた。最近、二次の受け入れがないというのがかなり増えている。そのしわ寄せが三次救急にきているということだ。うーん、どうなるんだろうね、この先。四月からの診療報酬改訂では救急医療は手厚くなるみたいだけど、これだけで解決するわけもないだろうし。

  2008.03.07

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• 敗血症

  救急にいると、やたら敗血症という病態にでくわす。とにかく、多い。毎日のようにこの敗血症をきたした患者と関わってるような気がする。そして、重篤化して亡くなる方も多い。いかに敗血症にならないかは、集中治療領域において重要なことだと思う。敗血症が重症化してしまうと、もうどうにもこうにもならない。ARDS、DIC、多臓器不全・・・・・怖い病態だ。最近はもっぱらこの領域ばかり勉強している。

  2008.03.03

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• 救急崩壊

  救急のたらい回しがかなり問題になっている。日本の救急医療はかなり深刻な危機的状況にあると思う。まあ、たらい回しっていう言葉はどうかと思うが。実際はたらい回しにしているわけではない。要は、受け入れできる病院が一発でわかるシステムを構築すればいいことだ。それを、一件一件しらみつぶしに電話で探しているからこういうことが起きるわけだ。実に効率が悪いやり方だ。コンピューター管理にして、病院と消防局をネットワーク化して空いてるベッドがあるか分かるようにしたらいいんではないか。まっそれだと病院にとって都合悪くなってしまうかもしれんが(ベッドが一杯といって断れなくなるから)あとは、なんでこんなに受け入れが悪いかというと、結局訴訟が多くなってきたことや、マンパワー不足だ。救急の現場で確実な診断をしろといってもなかなか難しいと思う。それでも訴訟、訴訟となれば救急医をめざす医師も少ないと思う、リスク高すぎて。救急医が揃ってる病院なんて大学や有名な救急病院ぐらいのもので、あとはどこも足りてない。研修医をこき使ってなんとか凌いでるんだとおもう(うちがそう。)いずれにせよ、このままだと、救急にかかりたいときにかかれないとかいう事も多くなってくるのではないか・・・・・

  2008.02.06

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• 循環器に戻りたい

  正月だけど、あんまり救急はこない。不思議だ。もちを詰まらせて死亡なんていうニュースが多いけど、やっぱりあるみたい。あれだけニュースになっててもあるんだよね。さてと救急にきて数ヶ月経つけど、まだ頭は循環器モード。なんか抜け切れない。たまに心不全の人が来るとなんか気合い入ってしまう自分がいる。で、不整脈をみつけたりして報告するんだけど、周りのスタッフで心電図を読める人がほとんどいない。まず用語がわからないという。救急の先生だって逃げ腰だ。心電図って当たり前のようにあるけれど、読める人って少ないんだなと改めて感じた。それと循環器以外はそれほど重視してないとも思った。前だったら不整脈出現時は必ず12誘導をとってたけど、今はそんなことする人もいない。医師なんかも、12誘導とれと指示しないし見もしない。モニターだけで薬投与しちゃったりする。そういういい加減さがなんか耐え難いときもある。実はいうとここの救急は立ち上げてまだ2年しかたっていない。スタッフもなれてないし、寄せ集め感は否めない。システムもまだ整っていない。新卒のみなさん、やはり新しいところとか新しく立ち上げるところは控えたほうがいいと思う。

  2008.01.05

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• 感情を抑えろ

  なんか疲れちゃった。最近、わけもなく感情的にあたってくる先輩がいて・・・あと、コロコロ感情が変わる人とか。振り回されたくないよね。もっとさあ、情緒安定した人達と仕事がしたいよ。ほんとに。なんで看護師が人間関係が重要かって、やっぱチームワークでやってるからだよね。雰囲気悪いと相当仕事もやりにくいわけだ。1人でやれる仕事ならそんな気苦労もいらないかもしれんが。といって次々に職場変わるわけにもいかないしね。耐えて自分が上の立場になるしかないわけさ。

  2007.12.25

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