Seagate SSD もらエール・キャンペーンに当選、自作機のSSDを500GB→1TBにしたのですよ。
・Seagate SSD もらエール・キャンペーンに当選したのでFireCuda 510 SSD 1TBを使ってみたメインマシンとして組み立てて数年経つ自作のデスクトップPCですが、ここ最近車載動画の編集やら何やらをやっていたことで陥ったのがSSD容量不足。保存しておくデータであれば10TBオーバーのNASに放り込めばいいのですが、作業用のデータはパフォーマンス的にSSDに置いておきたいのですよねー。まぁ終わったデータをNASに放り込む作業を面倒くさがらずにやればいいのですが、それでもサブで使用しているノートPCのストレージ構成がメイン1TBのM.2 NVMe SSDにサブが1TBのSATA SSDなのに対してメインが500GBなのは少々寂しい感じです。SSDの価格も需要と供給のバランスでここ最近上下しており、買い時はいつなのだろうか・・・と思っていたところで見つけたのが今回参加させていただくことになった「Seagate SSD もらエール・キャンペーン」でした。こちらはSeagateから発売されているM.2 NVMe SSD、FireCuda 510/520シリーズ 1TBを提供いただき、自分の使用している環境で使ってみてレビューすることでSSDがいただけるもので、ゲーミングPCでの使用を想定した高耐久モデルと言うことで競争率も高いのだろうな、と淡い期待にとどめていましたが実際当選の連絡をいただいてびっくりしました。と言うことで届いたSSDを使っていきます。FireCuda SSDのM.2 NVMeタイプは510と520、先日海外で発表のあった530がありますが数字が大きいほど世代が新しくなります。520からはPCI-Express Gen4 x4の高速インターフェースに対応していますが、自作のデスクトップPCで使用しているマザーボードやCPUは第8世代Coreプロセッサということで1世代前のPCI-Express Gen3 x4対応止まりですのでオーバースペックです。今回のキャンペーンではそちらに対応した510もあってそちらを提供いただきました。FireCudaの高耐久たる所以、書き込み可能回数を示すTBWの値が今回提供いただいた1TBモデルで1,300に達します。今まで使用していた他社での同様のシリーズだとおよそ半分程度の数値に留まっており、1万円を切るくらいで販売されている低価格モデルだと1/10くらいの数値のものもあるのでかなり高耐久なことが分かるかと思います。そのため、SSDではできるだけ抑えて運用するべきとされている大量のファイルの読み書きをHDD同様に安心して行えます。またハイパフォーマンスも特徴の一つで、PCI-Express Gen3 x4インターフェースの限界値に近いリード3,450MB/s・ライト3,100MB/sが今回の1TBモデルでは達成されています。ソフトウェアのレスポンスではSATAのSSDとNVMeのSSDであまり差を感じられませんが、大量のファイルの読み書きでは差が出てくるかと思います。ちなみにSeagateのストレージ製品は高耐久HDDのIronWolfを2台NASで使用しており、PS4のストレージにFireCuda SSHDを搭載したりテレビ番組の録画用にBarracudaを使用したりしましたが、SSDを使うのは初めてだったりします。今回のSSDへの交換ですが、現在使用中のSSDからそのまま環境を移行して使い始めることにしました。メインで使用していることもあって環境の構築に非常に手間取りそうですし。Seagateのストレージ製品を使用している場合、同社から「DiscWizard」という環境移行に使用できるソフトウェアが無料で配布されていますのでそちらを使うことで簡単にコピーして交換できます。今回はそのDiscWizardのベースとなっている、Acronis True Imageをすでに使用していたのでそちらのクローン機能を利用して移行しました。移行の前にSSDの取り付けですが、自作機で使用しているマザーボード「ASRock Fatal1tyZ370 Gaming K6」ではM.2 NVMe SSD用のソケットが2つあり、片方に現在使用中のSSDが搭載されているのでもう片方に今回のFireCuda 510 SSD 1TBを取り付けました。スロットに差し込んでネジ止めするだけなので、特に難しいことはありません。取り付け後はWindowsのデバイスマネージャでSSDが認識されていることを確認し、ソフトから環境移行を行います。今回のAcronis True ImageをベースとしているSeagate DiscWizardでも恐らく手順は同様です。基本的には移行元のドライブと移行先のドライブを指定するだけで、パーティションサイズを自動で拡大してもよければ特に考えることなく進めていけます。移行が完了したらWindowsをシャットダウンして旧SSDを取り外し、起動すれば新しいSSDから起動します。旧SSDを付けたままだとそちらから起動してしまうので(UEFIセットアップから起動順序を変えれば新SSDからも起動できますが)取り外してしまうのが手っ取り早いです。交換後のフィーリングですが、交換前からSSDだったのでWindowsの起動やアプリケーションの起動終了については特に変化は無かったですが休止状態への移行と復帰がかなり速くなりました。元々SSDには厳しい休止状態の機能ですが、TBWの大きいSSDなので気兼ねなく使えそうです。なおベンチマークでの比較ですがCrystalDiskMark 8での結果は交換前がこのような感じで、交換後はこうなりました。どちらもゲーミング用途を考慮したスペックと言うことで非常に高速ですが、やはり世代が新しくなったことでライト性能が大きく向上しています。SSD交換を考えるきっかけになった容量についても、空きが100GBを切っている状態から600GB程度の空きとなり非常に余裕ができました。これなら複数の映像素材を扱う場合も空き容量をあまり気にせず済みそうです。最後に温度ですがベンチマーク中にCrystalDiskInfo 8で計測してみた感じだと70℃に届かない状態だったので、ヒートシンクレスにしては健闘していると思います。アイドル時は39℃とハイパフォーマンスなSSDらしからぬ低めの温度です。この辺りは取り付けるPCのエアフローに影響されるところも多々あるので、参考程度とはなりますが。以上がFireCuda 510 SSD 1TBを使用してみた結果で、流石ゲーミング用途を謳ったSSDらしくパフォーマンスも高く発熱は抑えられているなという感想です。5年間保証や3年間のデータ復旧サービスのRescue無償利用権も付与されており長く使用できそうですし、同容量で安いSSDもありますが安心してハイパフォーマンスな環境を利用したい場合にはベストな選択肢となりそうです。最後に以下は購入先リンクです。■Amazonhttps://www.amazon.co.jp/stores/page/638FE241-1B6A-419C-8E30-7C07215FF4CE?channel=AMN_nxuser_2021